阿蘇のグルメを食べ尽くせ! グルメライダーが往く絶品&絶景ルート

こんにちは、デザイナーもとい、もぐもぐライダーのayumiです!
先日参加したライドイン阿蘇にて獲得標高3,000mを果たした私ですが、ハードな道のりを登る前にも後にも必要なのはエネルギー!とにかく美味しいものをたくさん食べて消費したカロリーを補いました。
阿蘇は本当に美味しいものがたくさん!今回行ききれなかったお店を含め、モデルルートと併せて阿蘇のグルメと魅力的なスポットをお伝えします。

グルメ満喫のモデルルート

阿蘇の名物グルメを網羅するため、阿蘇駅からぐるっと南阿蘇をまわって瀬田駅に向かうルートを組んでみました。
阿蘇駅前には道の駅阿蘇があり、テイクアウトメニューもあるのでここでもグルメを楽しめますよ!

馬肉コロッケで食べ歩き!阿蘇とり宮

熊本といえば馬肉ですね!馬刺としての食べ方を思い浮かべる方が多いと思いますが、「阿蘇とり宮」さんの一番人気のメニューはコロッケなんです。その名も「馬ロッケ」!
注文してから揚げてくれるので、外はサクサク、中はホクホク。

「阿蘇とり宮」さんは、阿蘇神社参道の一の宮門前町商店街にあり、地元に根ざした老舗の精肉店。自転車を押しながら馬ロッケを片手に食べ歩きも楽しそうですね。

阿蘇とり宮

阿蘇神社

とり宮さんで馬ロッケを食べたら、その足で阿蘇神社へ。
阿蘇神社は2000年以上の歴史ある神社。五穀豊穣を祈り稲の生育に合わせて数回に分けて取り行われるお祭りは、国重要無形民俗文化財に指定されています。神社を通して地域の風習に触れるのも面白いですね。
※2016年に起きた熊本地震による被害が大きく、現在も境内の半分ほどの建物が復旧工事中です。

阿蘇神社

阿蘇を見渡す絶景の箱石峠

阿蘇駅周辺から高森方面に抜けるにはどうしても峠を超えなければいけません…!
ライドイン阿蘇のコースにも入っていた箱石峠は、遠くに阿蘇山を眺める美しい峠道。訪れた11月にはススキが山肌を覆い、幻想的な風景が広がっていました。

高森田楽と郷土料理

阿蘇山の南東に位置する高森地区では鎌倉時代から続く田楽料理が楽しめます。
囲炉裏で焼いたお料理をいただくなんて貴重な体験!同じ火を囲っているとなんだか仲間との絆も深まるような気がしますね。
高森田楽と郷土料理がいただけるおすすめのお店2件を紹介します。

田楽 奥阿蘇

田楽奥阿蘇さんは茅葺屋根の立派なお屋敷。

時間の流れを忘れてしまいそうな空間でした…!

火を入れている間にお漬物をいただきます。これがまた美味しいんです。

串焼きを焼いている間、「暖かいうちにどうぞ」と出された生揚げ。調べてみると生揚げは厚揚げと同じものだそうですが、よく見る厚揚げよりも皮の部分がふわっと厚くて、中身は滑らかで柔らかい…!

溶岩焼き定食では、阿蘇名産の赤牛がいただけます!溶岩プレートでじっくり焼かれたお肉は柔らかくて甘〜い!

高菜めし定食には、やまめの甘露煮と、だご汁がついてきます。
熊本名物の高菜の中でも、阿蘇の高菜漬けは特別に美味しいんだとか。
その高菜漬を使った高菜めしは、高菜の旨味と香りが口いっぱいに広がって、油っこくなくさっぱりといただけました。ごはんにはきびが入っていて、甘みと香ばしさがまたたまりません。箸が止まらない美味しさです…!

阿蘇たかな漬けの一番の特徴は、シャキシャキとした歯ごたえとピリッとした辛味です。他の高菜が葉っぱも含めて全部、漬物に使うのに対して、阿蘇高菜は3月中旬~下旬にかけてのわずかな期間に“とう立ち”した、細い茎の部分を中心に使います。しかも、機械を使わず、1本1本手で折りながら収穫されるので、阿蘇地方では高菜の収穫作業のことを “たかな折り” と呼びます。 – 阿蘇たか菜漬け協同組合

やまめの甘露煮は6時間たっぷり煮込まれていて、柔らかく頭まで食べれてしまうほど。柑橘のような酸味がほのかにあってご飯がどんどん進みます。お酒にも合いそう!

だご汁は熊本の郷土料理として必ず名前の上がる名物。
小麦粉を練って作られただんごを具沢山のお味噌汁に入れた料理です。
だんごの形は各家庭によって違うそうで、ほうとうのように幅広に切られていたり、すいとんのように丸くちぎられていたりします。
田楽奥阿蘇でいただいただご汁はヨモギが練りこまれていて香りよく、ウドのたっぷり入ったお味噌汁もたまらなく美味しかったです。

他のお料理に舌鼓を売っている間に、炭火にかけた串焼きが焼きあがりました。
阿蘇の清流で育ったヤマメは、まだ生きたまま火にかけられたもの…!
川魚ですが臭みは全然なくて内臓まで食べられました。

里芋は阿蘇でしか栽培されていない「つるの子芋」という品種です。この里芋を美味しく食べるために高森田楽が始まったのだとか。大きくて尖った形が特徴的。ねっとりほくほくで甘みがあって美味しいです。

阿蘇のおいしいお水で作られたお豆腐は、水分が飛んで大豆の味がぎゅっと凝縮されていました。お味噌とも相性抜群。

田楽 奥阿蘇さんは、お店のお婆ちゃん達がお料理一つ一つを丁寧に説明してくれてとっても居心地のいいお店でした。

田楽 奥阿蘇

高森田楽の里

もう一軒ご紹介するのは高森田楽の里。

なんとお肉や野菜を焼くのは農作業に使う鋤(すき)です!
こちらの名物は地鶏の焼肉。漬け込みだれに寝かせ込んだ地鶏は、コリコリっと弾力のある食感。味が濃くてライドで消費したタンパク質もしっかり補給できそうです。
自家製の柚子胡椒と合わせてもさらに美味しくいただけました。

高森田楽の里

SNS映え!めるころパン工房

お腹いっぱい食べた後ですが、後に控える峠の前に補給をしておきたい!
という方はめるころパン工房でおやつタイムを。

天然酵母を使用したパンや自家製のジャムが人気ですが、SNS映え抜群のフルーツタルトにも注目。
熊本の美味しいフルーツがゴロゴロ飾られていて、見た目のインパクトもすごい!
こんなの美味しくないわけがありません!

めるころパン工房

風車と夕日の俵山峠

最後に待ち構えるのは絶景の俵山峠。
東側のルートは距離は3.5kmほど、平均斜度7.2%で最大斜度9%ほどの手頃な峠。
ススキの美しい峠道を登ると、俵山峠展望所から阿蘇山を見渡す絶景が拝めました。

俵山峠展望台から

俵山峠には、何機もの風車が並んでいて、自然と人工物との組み合わせがいい雰囲気を演出しています。

峠の東側は夕方になると暗くなってしまうのですが、大丈夫。西側に出ればゴールデンアワーです。

扇坂展望所付近まで下ると、有明海が遠くに見える最高の絶景が待っていました…!
関東よりも日没時間が遅い九州。心なしか日が落ちるのもゆっくりで、赤く染まっていく街並みに目が離せませんでした。

山田さんちの牧場

旅の〆には牧場スイーツ!最高の夕焼けにお腹がいっぱいではありますが、阿蘇に来たからには牧場スイーツも味わっておきたいですよね。
山田さんちの牧場は、牧場直送の新鮮なミルクをたっぷり使ったアイスやジェラートが人気です。これからの寒い時期にはチャイやバナナミルクなどのホットドリンクもありますよ!

山田さんちの牧場

Y’s Road オンライン アウトレットコーナー

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WRITTEN BYAyumi

FRAME姉妹サービス「RoadQuest」のデザイナー。ポタリングしたりレースにでてみたり、全力で"チャリ充"しています。

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