ロードバイクに乗り慣れてきて、少し余裕が出てきたときが危ない! 変な見栄や競争心で「イキりサイクリスト」になっているかも……?
“イキりサイクリスト認定されないためのご法度4カ条” を紹介しましょう。
①ヘルメットで自己アピール!逆さかぶり
え、やらないって?
目立ちたいからといってヘルメットを前後逆にかぶってはいけません。
ローディーでなくても「なんかあの人変じゃない?」と思うぐらいには違和感があるので、確かに目立つかもしれません……が、ヘルメットは安全面を最優先で!
正しくかぶりましょう。
だから、やらないって?
- 前後を正しく
- 眉上まで深めにかぶる
- あごひもは指一本入る程度
>> ヘルメットをワイズロードで探す
②追い越されてイラッ! ムキになって追いかけっこ
ロードバイクの魅力はなんといってもスピード感。誰もいないサイクリングロードで風をきって走る爽快感はたまりませんよね。
とはいえ道路はみんなのもの。ロードバイク以外にも、クロスバイクやママチャリ、子乗せ電動アシスト車までたくさんの自転車が走っています。
信号待ちをしていたら、一度抜いたクロスバイクに追いつかれて妙な競争心がフツフツと……? 電動ママチャリを余裕で追い越したのに、坂で抜かれて気まずい?
いえいえ、そこは平常心で。
混みあう交通状況のときこそ、スピードを抑えた余裕のある走りがクールです。安全第一の自転車乗りはカッコイイのです。にじみ出る余裕こそがスマートなサイクリストの証なのです。
「あ、抜いていかれますか」
「どうぞどうぞ」
「僕、抜かれても余裕なんで」
「全然気にならないタイプなんで」
……強がりではありません。
③俺、脚長くってさぁ。サドル高すぎ案件
サドルとハンドルの高低差、それが示すのは前傾姿勢の深さ。シンプルにカッコイイですよね、わかります。速そうだし、脚長アピールにもなるし。
しかしサドル高はフィッティングの基本です。高すぎるとフラフラ走行になり、腰が安定せず疲れやすくなります。少しばかりの見栄がカラダの故障につながってしまうおそれも。
一番はお店でフィッティングをしてもらうこと。自転車を購入する際に、お店で自分にあったサドル高を出してもらいましょう。
- サドルは適正な高さで
- 購入時に正しくセットしてもらおう
>> 目安を知りたい人はこちらの記事をチェック
④後ろにこっそりつく忍者野郎
空気抵抗を減らすべく、前の人にピッタリくっついて走るドラフティング(風よけ)走行。後ろを走る人は、前の走者が風を受けてくれるおかげでラクに走ることができます。
この恩恵にあずかろうと、見ず知らずの人にピッタリくっついて走行するのはマナー違反。自転車でなくたって、道を歩いているときに知らない人がすぐ後ろにくっついて歩きだしたらイヤですよね? 身の危険すら覚えます。
特に公道だと、路面状況や交通事情でとっさにスピード調整や進路変更が必要なケースもあります。
互いに信頼関係のあるグループ走行ならハンドサインや声掛けで意思疎通が可能ですが、知らない人がいつの間にかついてきていた、となると話は全く別ですよね。想像以上に危険な行為なのです。
- 前の人とは距離をあけて走行する
- スピードがあわないときは追い抜く
- 道路状況をよく確認する
- 道が狭いときは声かけをしてから追い抜く
- 追い抜きの際は左手をあげてお礼のハンドサインを
>> 動画でハンドサインを勉強しよう
マナーを知ってスマートなサイクリストに
スピードが出るロードバイクだからこそ、周囲の理解を得て気持ちよく走りたいものです。ストレスの多い交通事情のときだって、余裕を持ってスマートに。
プロに聞くロードバイクの「やってはいけない」NG事項5つもあわせてチェックしましょう!