キャノンデールは、ロードレース界で一般的に使用されているプラスチック製ウォーターボトルに代わり、100%堆肥化可能な素材を使用したボトルを発表した。EFエデュケーション・イージーポストは今週末開幕するジロ・デ・イタリアから使用を開始し、そして、EFエデュケーション・ティブコSVBはバスク(スペイン)で開催されるイツリア・ウィメンで使用する予定。
環境フットプリントを最小限に抑えるためには、何が影響し、どこに原因があるのかを理解する必要がある。プロロードレースの世界では、毎年、約630,000本ものウォーターボトルが使用され、そのうち約70,000本がグランツールで消費されている、と考えられている。そして、EFエデュケーション・イージーポストと、EFエデュケーション・ティブコSVBの両チームだけでも約34,000本のボトルが使用されている。そのため、キャノンデールは毎レースで1度きりの使用で使い捨てられるボトルに代わり、優れた材料をしてより持続可能なソリューションを提案したいと考えた。
キャノンデール100%コンポスタブルボトルは、植物由来の素材で作られている。バルブ、キャップ、ボトル本体すべてが完全に堆肥化可能で、プラスチックやゴムなどの可塑剤、金属、BPAをいっさい含まないため、人にも環境にもやさしいウォーターボトルだ。
このボトルは、微生物、熱、湿気にさらされると、工業用堆肥システムで3か月以内に分解可能。また、欧州堆肥規格EN13242によって認定されている。家庭用コンポストでは、約10〜12か月で分解可能だ。
このボトルの一般販売は予定していない。キャノンデールは、プロロードレース界にとってより持続可能な未来を創造するために、2023年シーズン以降、このボトル製造ライセンスをワールドツアー全体に公開する予定だ。
LINK:キャノンデール・ジャパン株式会社