ロングライドの魅力って? コツや準備をベテランロードバイク乗りが伝授
ロードバイクの楽しみ方はさまざまですが、中でもロードバイクならではのライドスタイルがロングライドです。
- ロングライドの魅力ってなに?
- ロングライドをしてみたいけれど準備はどうすれば?
- ロードバイクは何を選んだらいいの?
ベテランのロードバイク乗りが、初心者にロングライドの醍醐味をたっぷりお伝えします。
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目次
つむりさん、ロングライドの魅力を教えて!
こんにちは。自転車ブログ「つむりの悠々自適ライフ」管理人の神楽坂つむりです。
自転車が大好きで、中でもロングライドが大大大好き。
学生時代に初めてロードバイクで100kmを走ったことは今でも良い思い出。それから10年以上、何十回何百回とロングライドをしてきました。
中嶋友里
ランニングタレント、モデルとして活動。ランニングでもウルトラディスタンスを好む。スペシャライズドライダーとしてこの秋からロードバイクに挑戦。
ロングライドって何kmから? 誰でもできる?
おそらくほとんどの方が100kmと聞くと、ものすごく長い、遠いと感じますよね。でも驚くことに、ロードバイクに慣れてくると100kmという数字が現実味を帯びてきます。
100kmを走りきったときにはものすごい達成感が得られたことを今でも覚えています。
ロードバイクはとても軽くてよく進む自転車なので、がむしゃらに漕げば誰でも30km/h近い速度を出すことができますが……
初心者におすすめの速度は20km/h程度。これくらいの速度であれば、息も上がらずにリラックスして走ることができます。
【準備】ロングライドに必要なもの&あると便利なもの
ロードバイクでのロングライドでは、自分の身体状態と同様に、自転車にも気をかけてあげないといけません。
こうなってしまうと走れなくなりますので、修理が必要です。必要なアイテムは主に3つ。タイヤレバー、スペアチューブ、携帯ポンプ(空気入れ)です。いずれも自転車店であれば入手できるはずです。
いざ出先でパンクした時にぶっつけ本番だとミスすることも……これは経験談ですが……。
はじめてのロングライド持ち物リスト
- ヘルメット
- フロントライト
- リアライト(もしくは反射板)
- ベル
- ボトル
- 現金
- スマホ
- パンク修理キット
とくに走った距離や走行速度、時刻や標高と言った走行データをリアルタイムで確認できるサイクルコンピューターは、ロングライドをする際にはとても便利なアイテムです。
【コツ】ロングライドの距離と時間の目安
先ほどおすすめの速度を「20km/h」としましたが、この速度で走ると1時間で15kmほど進むイメージです。単純に1時間で20kmにならない理由は、信号待ちや交通渋滞、休憩を考慮する必要があるから。
3時間を目安にすると、初心者の方でも距離にして40kmほどは走れるはずですよ。
速度を出してしまうと、とっさの場面でブレーキが間に合わなかったり、カーブや交差点で状況判断が間に合わずに落車してしまうリスクも高まります。まずは無理のない速度で、マイペースに走ることをおすすめします。
一定のペースを保つために変速機を活用しよう
「平坦な道をラクに漕ぎ続けるペダリング」、この軽さをイメージしておくといいですよ。上り坂でも、信号停車からの漕ぎ出し(ゼロ発信)時でも、同じようにラクに回せるように意識してこまめに変速をするのがポイントです。
まずは慣れるまで、たくさん操作して感覚を掴んでみてください。
【ケア】身体の痛みは? 食事はどうする?
そもそもフィジカル的な問題として筋肉不足や体幹不足もありますので、これはもう鍛えるしかありません。筋肉はすべてを解決します!
ライド中もこまめにストレッチ!
同じ姿勢でいる時間が長いロードバイクでは、首や肩が凝る、腰やヒザが痛い、などはよく聞く悩みです。おすすめの対処法としてはこまめなストレッチ。
信号待ちの際に腕を高く伸ばす、休憩のタイミングで必ず屈伸をする、首を回す、といった具合に、「身体が痛くなる前」に意識してストレッチを挟んでおきましょう。これだけで痛みを軽減することができますし、何より簡単なのでおすすめです。
走行中は思った以上に水分を失いますので、いつもよりコップ1〜2杯分、多く水分を飲んでおくことも大切。とくに夏場は脱水症状のリスクが高まりますので、水分補給は忘れずに!
みなさんロングライドの前の食事を気にされますが、じつはあとの食事も超重要なんです。翌日の疲労度がぜんぜん違いますから。たくさん走ったご褒美と思って、思いっきり食べてください!(食べ過ぎには注意)
ロングライドに最適なロードバイク『エンデュランスロード』
エンデュランスバイクはその中でも、ラクに長距離を走るための工夫が施されたロードバイクで、初心者の人にとっても扱いやすく大変人気のあるジャンルです。
これらの特徴のおかげで、長時間乗っていても首や腰が痛くなりにくかったり、視界が広く安全に走行できたり、身体全体が疲れにくいなどのメリットがあります。
初心者の人におすすめできる要素が盛りだくさんですね。
・リラックスした姿勢で走りたい人
・長距離をラクに走りたい人
・速さよりも快適性を重視する人
・ポタリングやサイクリングなどマイペースで自転車を楽しみたい人
スペシャライズドのエンデュランスロードバイク『ルーベ』の魅力
じつはエンデュランスロードだけで見ても、各ブランドにより特徴はさまざまなのですが、このルーベは当初レースで勝つために開発されたバイクです。
フランスで「パリ〜ルーベ」という有名なレースがありますが、ひどく荒れた路面を走る過酷なもの。このパリ〜ルーベに勝つために誕生したのがルーベなのです。
「勝つ」ための要素として掲げられたコンセプトが「Smoother is faster」。つまり快適であれば速い、ということ。
この快適性をもたらすルーベの特徴が以下の3つ。どれもほかのブランドには見られない、スペシャライズド独自の機構です。
①フューチャーショック
簡単にいえばハンドル周りについたサスペンション機構で、クッションのように地面からの衝撃を軽減してくれる効果があります。
でこぼこの路面を走ったときには明らかに効果を感じられます。ロングライドで少しでも疲れや痛みを抑えたい人にとっては、とても魅力的なシステム。
②アフターショックテクノロジー
シートポスト、つまりサドルを支えている棒ですが、これがしなることでお尻や腰周りへの負担を軽減してくれます。このあたりの痛みを抱えているサイクリストは非常に多く、それは長距離を走れば走るほど顕著になるので、これもフロントのフューチャーショック同様にとても魅力的なテクノロジーです。
ハンドルまわりのフューチャーショックと、サドルまわりのアフターショックテクノロジーによって、他社の同クラスのエンディランスロードバイクと比べて衝撃を53%もやわらげるといわれているんですよ。
③エンデュランスジオメトリ
ルーベのジオメトリは快適に乗るために設計されていることが良くわかります。ショートリーチのハンドルに、低重心のBB、高めのスタックハイトなどライダーの疲労を軽減する具体的な解決策が盛り込まれています。
リラックスした姿勢で乗車しやすいので、身体の柔軟性に自信がない人や、まだロードバイクに乗り慣れていない人、これから自転車を始めたいという人にもおすすめです。そういう意味でも、ルーベは非常に懐の広いバイクといえるでしょう。
太いタイヤもロングライド向け!
中でも一番のメリットはやはり乗り心地の向上。タイヤが太い=空気量が多くなり、それはそのままクッション性の良さに繋がります。その結果として振動が軽減されますし、バイクのコントロールも安定して疲れにくくなります。腰が痛い、首が痛い、肩が痛い、そんなお悩みの解決もしてくれます。
何より一台のロードバイクでこなせる役割が増えるというのは嬉しい限り! 舗装路メインのライドには28Cタイヤをセットしたホイールを使用し、未舗装路をメインのライドには38Cタイヤをセットしたホイールを使用して、一台でさまざまなライドを楽しむ……なんてこともルーベは許容してくれます。
「楽に」「遠くまで」走ることができるこれらのテクノロジー満載の新型ルーベは、ロングライドや快適にサイクリングをしたいサイクリストにぜひ体験していただきたいところです。
ルーベで初ロングライド! いきなり50km走れちゃった!?
ゆりさんがさっそくスペシャライズドのルーベSL8に乗ってロングライドにチャレンジです! 湖沿いで走りやすいつくば霞ヶ浦りんりんロードに場所をうつし、初ロングライドの目安「3時間」に挑戦しました。
結果はなんと、まさかの50kmオーバー!
ロードバイクに乗ること自体がほぼ初めてのゆりさん。走行感に慣れず最初はおっかなびっくりの走りで、スピードもかなりスローペースだったのが、後半は目を見張るほどのペースアップ! 1時間半の地点で折り返してもらいましたが、帰りは30分もタイムが縮まる結果になりました。
▼FRAME編集部のおかだくんもルーベSL8に乗って10時間耐久チャレンジ!
ロングライドはロードバイクならではの楽しみ方! 誰でも気軽にレッツトライ
ひとつの大きな目標である100kmも必ず見えてきますし、ルーベなら思った以上に早く到達してしまうかもしれませんね! 楽しみです。
※ゆりさんの使用バイク:スペシャライズド・ルーベ SL8(EXPERT SRAM RIVAL ETAP AXS)
>> スペシャライズドHP
>> スペシャライズド公式オンライン
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WRITTEN BY神楽坂つむり
ブログ「つむりの悠々自適ライフ」の管理人 大学時代に自転車と出会い、暇があれば各地をツーリングする日々。 最近では海外旅にも挑戦中。機材ネタや旅のノウハウ、旅レポートを執筆中。 http://tsumuri5.com/