スマホ×駐輪場!?立川市の新しい駐輪場サービスがすごい!

駐輪場がWeb化する!?

駐輪場がWeb化するとは一体どんなことなのでしょう。何のことかピンと来ない方は、バーチャルな世界で自転車を乗り、コンピューターがそれを管理する姿を想像したかもしれません。冗談はさておき、今回取り上げるのは「ECOPOOL」というサービスのお話です。

「ECOPOOL」は駐輪場のサービスで、日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社が提供しています。どんなサービスかというと、web上のシステムを使って、駐輪場を管理し、利用者が安全で簡単に利用しやすいような形にしていくというものです。

「日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社のプレスリリース」

日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社(代表取締役社長:下條 治、本社:東京都品川区、以下 NCD)は、埼玉県さいたま市および東京都立川市の駐輪場の指定管理者として、約1.5万台の駐輪場の管理・運営を、4月1日より開始しました。

NCDは、10年以上に及ぶ駐輪場の管理運営ノウハウと独自の管理システムを元に、駅ごと・駐輪場ごとに最適な対応策を実施し、システム化によって得られる利用実績データを活用して、駐輪場の適切な管理運営を実施しています。

今回このサービスを初めて自治体が導入したことから、これを契機に今後、駅などの公的空間にある駐輪場の形が変わっていくのではないかとにわかに注目を集めているのです。ちなみに今回このシステムを導入したのはさいたま市(計6施設/3,219台)と立川市(計18施設/11,687台)です。今年の4月1日より稼動しています。

駐輪場の現状とは?

まず駐輪場の現状を見ていきましょう。都内でよく見かける光景ですが、従来の駐輪場は整備されています。しかしながら一時利用者の需給バランスは、需要の方がオーバーしており、放置自転車がたくさんあります。また定期利用者に関しても、収容台数に対し利用希望者が上限一杯になる状態が続くなど、駐輪場を利用したくても利用できない人が出ている状態になっています。

こんなに便利に!システム導入のメリット

さて、では「ECOPOOL」を導入することで、駐輪場にどのような変化がもたらされるのでしょうか。利用する側と運営する側の両方の視点から見てみましょう。

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まずは駐輪場を利用する側です。
利用する側にしてみれば、駐輪場が一杯になっている現状に対し、「利用したいのにできない」という不便さが常に存在しています。駐輪場が空いているだろうと駅まで自転車で出かけてみたものの、一杯で止められず、仕方なく路上に止めてしまうこともあるかもしれません。ECOPOOLを利用すれば家を出る前に駐輪場が空いていないことがわかりますし、事前に予約すればほぼ100%駐輪場に止められるようになります。定期契約に関しても空いている駐輪場を周辺から検索できますから、わざわざ駐輪場をはしごする必要もありません。

決済に関しても、PCやスマホから、24時間いつでもどこにいても駐輪場の契約や更新、解約ができ、支払いもクレジットカード、コンビニ、銀行ATMでの支払いが可能になります。つまりいちいち駐輪場に行って、契約をして、お金を払って、更新して…といった煩わしさから解放され、より安全・安心な施設利用が可能となるわけです。

一方、駐輪場を運営する側はどうでしょうか。
彼らにとってみればいかに駐輪場を効率的に運営し、コストを掛けずに利益を最大化するか、というテーマがあります。システムの利用によってその管理効率が格段に上がりますし、いままで人を使って管理していた部分も、ECOPOOLが担ってくれるおかげで人件費の削減につながるのです。

人を雇う場合、駐輪場の見回りから整理、集金も利用者から直接手渡しで受け取る手間、会計やそれに伴うミスの発生も、人が担当するからには想定しなければなりません。つまり駐輪場のオーナーにとって、駐輪場の運営に人を使うことは、彼らに支払う給料という金銭コストだけでなく、駐輪場の効率的な運用、スムーズな会計処理に対しても運用コストとなる可能性を示唆しているわけです。

システムの導入を行った場合、運営側では駅ごと、駐輪場ごとに発生する様々な問題を一括管理でき、適切な施策を策定できます。さらに利用データを蓄積し、空きの出ない効率的な運用も可能ですし、1年中、24時間システムとつながったサポートセンターを設置することで、利用者にとってもより便利で安全な駐輪場を利用できるようになります。運営側にとってみればこれらは大きな魅力となるでしょう。

「ECOPOOL」HP

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駐輪場の未来とは

さて、この「ECOPOOL」の有効性が認識できたところで、自分の暮らす地域と自分の自転車の利用実態について一度考えてみましょう。おそらく、駅には放置自転車が溢れ、歩行者の通行を妨げている場所が多いのではないでしょうか。

「ECOPOOL」で駐輪場の利便性が向上することで、駅前に乱雑に置かれ、歩行者の邪魔をし、街の景観を損なう放置自転車が少なくなると予想されます。そして駅前に放置することで、大切な自転車が盗難に遭ったりパンクさせられたりといったリスクを下げるというメリットも出てきます。

現状の駐輪場は、利用しにくいという声が多く、いちいちお金を払ったり駅から離れた位置に自転車を置くよりは、駅前に止めてしまう人も多いのです。少しの時間なら駅前に止めてもいいだろうという気持ちも出てきやすくなりますね。ただ盗難のリスクは、ほとんどの人が感じているでしょう。

「ECOPOOL」によってスマホなどとリンクし、生活の質を高めてくれるものと認識されれば、いつでも好きな時に駐輪場を利用でき、人々にとってもっと身近な存在となっていくのではないでしょうか。

ECOPOOLのほかに、当社サービス「PEDALRest(ペダレスト)」もWebを活用した駐輪場サービスです。目的地周辺の駐輪場の検索や、オンラインでのお申込みや決済などが利用できます。

さいたま市や立川市の試みが成功すれば、こういったシステムを導入する自治体が増え、駐輪場はますますweb化していくのではないでしょうか。利用者のメリットも大きいので、早いうちにどこの駅でも利用できるようになってほしいものです。

FRAME編集部

WRITTEN BYFRAME編集部

FRAME編集部はロードバイク、MTB、ミニベロ、トライアスリートなど、全員が自転車乗りのメンバーで構成されています。メンテナンスなど役立つ情報から、サイクリングのおすすめのスポット情報、ロードレースの観戦まで、自転車をもっと楽しくするライフスタイル情報をお届けします。

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