今さら聞けない、自転車乗りのための道路標識まとめ

普段道路で目にする道路標識。あなたは以下の標識のうち、正確な意味を知っているものはどれだけありますか?

h

なんとなくは知っているけれど、正確な意味になると少し怪しい、という方は多かったのではないでしょうか?道路標識はやみくもに設けられているのではなく、事故を防ぐために道路の交通状況などを考え、理由があって設置されたものです。

これらの標識は、安全に走行するために覚えておきたいもの。今回は自転車乗りが覚えておきたい9つの道路標識についてご説明します。

これがあったら走ってはいけない!

まず最初に注意しておきたい標識は、歩行者専用と「通行止め」の標識グループ。基本的に、この標識がある道路を自転車は走ってはいけなかったり、走行が限定されたりします。このグループに属するのが以下の5つの標識です。

歩行者専用道路

歩行者専用
この標識の意味は、道路交通法では「歩行者の通行の安全と円滑を図るため車両の通行を禁止する」(交通法第9条)とあります。
通行許可を得ている場合を除いて、この標識が掲げられている道路は歩行者しか通行することができません。自転車も軽車両扱いになるため、もしこの標識が掲げられている道路を通る場合は自転車から下りて、歩いて通行しましょう。

一方通行

一方通行
この標識がある場合、車両は記されている方向へのみ通行ができます。もちろん自転車も軽車両扱いになるため、進行方向を守る必要があります。見かけることが多い標識ですが、守らずに進んでしまう人も多いのでは?

車両進入禁止

進入禁止
この標識が掲げられている場所からは車両が進入できません。これは、先ほど紹介した、「一方通行」の標識の出口などに設けられていることが多い標識です。こちらも、この標識が掲げられている方向から自転車は進入することができません。

車両通行止め

車両通行止め
自転車を含む全ての車両はこの標識が掲げられている道路を通ることができません。あまり見かけない標識ですが、見かけた場合は標識を守り、通行しないようにしましょう。

自転車通行止め

自転車通行止め
こちらは、自転車のみ通行ができない道路を表し、大型トラックなど大きな車両が通る道路で見かけることができます。この標識が掲げられている道路は上記の理由で走行が危険な場合が多いので、素直に指示に従いましょう。
 

これがあったらスピード注意

次に注意しておきたいのが一旦停止やスピードに関わる標識です。これらの標識は、車両の停止や徐行の指示を行います。

一時停止

一時停止
この標識があった場合、道路に引かれた停止線の手前で一時停止する必要があります。停止線が見当たらない時は、交差点の手前で一時停止が必要です。

徐行

徐行
この標識が掲げられている道路では、すぐに停止できる速さに速度を落とさなければいけません。すぐに止まれる速度は自動車で時速10kmと言われていますが、徐行とは「その時に応じた形で、すぐに止まれる速度を保つこと」とされています。
自転車の場合は、広く閑散とした歩道でも時速8km以下、狭い歩道や交通の多い歩道では時速4km以下と言われています。

ここは通行OKです

次にご紹介するのは、自転車の通行OKを表す標識です。

自転車及び歩行者専用

自転車及び歩行者専用
この標識は、「もつぱら自転車及び歩行者の一般交通の用に供する」道路と定められています。(道路法第48条の13第2項)
一番最初に紹介した「歩行者専用」標識と違い、この標識の場合は自転車も通行可能です。歩行者も通る道になるので、スピードの出しすぎには気をつけて走行するようにしましょう。

自転車横断帯

自転車横断帯
交差点などで自転車が横断できる「自転車横断帯」を記した標識です。この標識と共に、道路に誘導線が引いてあるはずなので、その範囲内を走って横断しましょう。
 

標識以外にも独自の看板や注意書きにも注目

施設内通行禁止やマンション内進入禁止など、今回ご紹介した標識以外にも独自の看板を設けた場所も多く見受けられます。その際も標識同様に遵守する必要があります。

道路標識を守って安全な走行を!

ここまでご紹介した道路標識の中には、あらためて正確な意味を知る標識もあったのではないでしょうか?

冒頭でもご説明しましたが、道路標識は意味なく設置されている物ではなく、その道路の交通量や事故率などを考慮したうえで、道路を安全に通行できるよう設置されたものです。海外では、交通ルールが守られていない場所もありますが、日本では周りへの配慮と同時に標識を守ることによって事故に遭う確率は減ると言えます。自転車も車両です。車の運転と同じように今一度、標識に目を向けて、安全に走行してみませんか?

(参考)海外の自転車事情についてはこちら
17カ国を走ったサイクリストが教える!海外で自転車事故に遭わないための3つのポイント

(photo via:staticflickr.com

スズキ ガク

WRITTEN BYスズキ ガク

1986年生まれのライター・編集ディレクター・元自転車屋の店員/ 大学を卒業後、自転車日本一周と、ユーラシア大陸輪行旅行を行う。 編集ディレクターとしての担当媒体は「未来住まい方会議 by YADOKARI

他の記事も読む

関連記事