ロードバイクのおすすめシューズカバー5つと上手な選び方
寒い中ロードバイクに乗っていると、足先が冷たくなり、感覚がなくなってきますよね。そんな時は、「シューズカバー」を使いましょう。冬のライドが快適になるだけでなく、空気抵抗も減らせます。
シューズカバーの用途ごとの使い分けや、筆者おすすめのシューズカバーを紹介します。
目次
用途ごとにシューズカバーを選ぼう
シューズカバーとは、その名の通り靴にかけるカバー。主に雨や風からシューズをカバーする目的で使います。とは言え、厚手でモコモコしたものから、薄手のものまで様々あります。
真冬の防寒用
シューズカバーの用途として一番ポピュラーなのが真冬の防寒。防風性に富んだ厚手の生地を使ったシューズカバーで、つま先を冷気から守ります。製品によっては-5℃まで対応しており、極寒期のライドに欠かせない存在です。
春先や秋の防寒用
これも同じく防寒を目的としてシューズカバーを使うシチュエーションですが、気温10~15℃前後のそれほど寒くない時期は真冬用だと暑過ぎるので、薄手のシューズカバーやつま先部分だけのもの(トゥカバーとも言う)を使用します。
空気抵抗軽減のため(エアロシューズカバー)
ツールドフランスなどを見ていると、プロ選手が夏なのに薄手のシューズカバーを着けていることがありますが、これは空気抵抗軽減のためのシューズカバーです。ストレッチ素材のピタッとしたシューズカバーはタイムトライアルやトラック競技で目にすることがあります。
雨を防ぐため
雨を防いでシューズ内を濡らさないようにするためのシューズカバー。雨を防ぐタイプは様々あり、先ほど出た防寒タイプのシューズカバーの表面を防水素材でコーティングしたものや、エアロシューズカバーのフィット感を活かし、隙間から水が入りづらい仕様になっているものまで様々。
シューズカバーを使う目的は主に防寒だと思いますが、これらを頭に入れて選べば、最適なアイテムが見つかるでしょう。
シューズカバーのサイズの選び方
シューズカバーにはストレッチ性の高いフリーサイズの商品と、S・M・Lなどサイズが分かれている商品があるので、購入時には気を付けて下さい。
では、サイズがある場合はどのサイズを選べば良いのでしょうか。
サイズは「フレンチサイズ」で選ぶ
日本では靴のサイズは「センチメートル」で表記することが多いですが、自転車の世界では”40”など「ヨーロッパ(EU)サイズ」でシューズやシューズカバーのサイズを表記していることが多いので、この数字を基に選びましょう。
商品に「40」と記載されていれば、センチ換算で25cm、「42」なら26cmを表しています。サイズ表記に注意しながらサイズを間違えないように選びましょう。
ちなみに、シューズカバーのサイズがヨーロッパ(EU)サイズではなくS~Lで表記されている時はだいたい目安として
- S=24~25cm
- M=25.5~26cm
- L=26cm~
(※正確なサイズについてはメーカーごとに異なるので、詳しくは商品詳細やメーカーホームページをご確認下さい)
秋冬におすすめのシューズカバー5選
筆者が普段から使っており、これは素晴らしいと思えるものを集めました。
SHIMANO ソフトシェル トゥカバー
比較的暖かい時に重宝するトゥカバー。その中でおすすめなのがこのSHIMANOのトゥウォーマー。ストレッチ性が高く着けやすいうえに、風をしっかり防いでくれます。また、シンプルなデザインで目立ち過ぎない所がまた良いです。
デフィート スリップストリーム
真冬用のシューズカバーでは暑過ぎる時はこう言う靴下タイプのシューズカバーが重宝します。
SHIMANO S2100D シューズカバー
パーツからウェアまで手掛けるSHIMANOのシューズカバー。表面に厚さ2mmのネオプレーン素材を使った防水コーティングが施されており、この加工が抜群の防風性・防水性を発揮しています。
オフセットシームとアナトミックパネル構造により、ペダリングを邪魔しません!アキレス腱部分には大きめのジッパーがあり、脱着が比較的しやすいのもありがたいですね。
veloToze トール2.0
ぴったりとしたデザインのシューズカバー。そう、空気抵抗を抑えるためのシューズカバーです。1秒を争うプロ選手は、タイムトライアル時に着用しています。
ラテックスゴム製ですが、底部とつま先部に補強が施され、耐久性も向上。水分が侵入する隙間がないほど足首とフィットすることで、高い防水防風性能を発揮します。
パールイズミ ウィンドブレーク ウィンター MTBシューズカバー
珍しいマウンテンバイク用設計のシューズカバーです。足裏の部分は靴底が多めに地面に接地するように工夫されているうえに、MTBシューズにシューズカバーを着けるとつま先部分が捲れ上がることがあるので、これを防ぐ形状になっています。
つま先が捲れ上がるのを防ぐラバープロテクションなど、MTB用ならではの工夫が盛りだくさん。
パールイズミ ヒーターシューズカバー
最後にご紹介するのはパールイズミのヒーターシューズカバー。業界初のヒーター付きシューズカバーとして登場してから2回のモデルチェンジを経て完成度が高まったアイテム。実は私はひと世代前のアイテムを使っていますが、それでもやっぱり温かいですね。
氷点下を下回るような厳しい環境下では特にヒーターの効果が実感できます。本当に寒い時はこれですね。
まとめ
いかがでしょうか。ひと口にシューズカバーと言っても、目的が異なれば形状も異なります。しかし、その違いをよく理解して、自分の使い方にピッタリのものを選べば素晴らしい性能を発揮して、足もとを快適にしてくれるので、ぜひこの記事を参考に選んでみて下さい。
First edition by 向山浩司
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WRITTEN BYFRAME編集部
FRAME編集部はロードバイク、MTB、ミニベロ、トライアスリートなど、全員が自転車乗りのメンバーで構成されています。メンテナンスなど役立つ情報から、サイクリングのおすすめのスポット情報、ロードレースの観戦まで、自転車をもっと楽しくするライフスタイル情報をお届けします。 https://jitensha-hoken.jp/blog/