寒いエリアの自転車乗りに学ぶ「寒さ対策」


本格的な冬到来。わたしの住んでいるロンドンでも明日の朝は2度という予報が出ました。今シーズン一番の冷え込みです。明日は早朝からライドなので、真冬用アイテムを引っ張り出してきて、頭から足先までコーディネイトを用意したところです。

万全のコーディネートでライドを楽しむ

万全のコーディネートでライドを楽しむ


さて、最近はウエア類はかなり性能の高いものが増えてきて寒さ対策に困ることは少なくなってきましたが、それでも悩ましいのが手足の冷えではないでしょうか。冷えからくるあの痛みほど辛いものはないと思います。冷えて感覚が麻痺してくると、レバー類の操作さえおぼつかなくなって、危険も増します。今回はその手足の冷え対策をご紹介します。

良質でジャストフィットのグローブを探そう


まず手指。これは基本的には良いグローブを見つけて投資するしかありません。各社薄手のものからスキー用手袋のような真冬用まで、段階的に暖かさの違うものが出ているので、目的に合わせて揃えておきましょう。

重ね着けのススメと注意点


それでも辛い場合は、ウールやシルクのインナーグローブを下に重ねてみてください。グローブが厚くなると、とくに手の小さい人は指先が余ったりしてレバーの操作がしにくくなるので、フィットのいいものを根気よく探すこと。でもあまりキツくても血行が悪くなるのでご注意。

フィット感の良い物を根気強く探すのがカギ

フィット感の良い物を根気強く探すのがカギ



▲【Rapha メリノライナー】メリノ素材のスリムなフルフィンガーグローブ。RaphaのWinter GlovesやDeep Winter Glovesの下につけるライナーとしても。

▲【Rapha ディープウィンターグローブ】気温の低いコンディションのために厚めのパッド、多めのインサレーション(中綿)、ベルクロ留めを備えた機能性サイクリンググローブ。ハンドルバーやブラケットを握りやすい形状を持たせたグローブには、防水性と通気性に優れたメンブレンと、手のひらには耐久性の高い素材を使用

もっと寒くなったら


保温効果を高めるためにバルタン星人のような3本指ミトン形状のグローブやオーバーグローブも出ていますが、わたしは自分が試した範囲ではあまりつけ心地がよくなくて使っていません。終日氷点下などのライドなどをすることになったら必要になりそうですが…。

正攻法から裏技まで、つま先の防寒対策


つま先の防寒対策

ソックスは素材に注目


足の防寒対策は冬用の暖かいソックスから。コットンを含まない、ウールと化繊のものがいいでしょう。次に靴の上から履くオーバーソックスやオーバーシューズを気温に合わせて選びます。真冬なら、ウェットスーツのようなネオプレーン製のものや、保温材が入ったものを。

カラフルなオーバーシューズでオシャレを楽しむのもいい

カラフルなオーバーシューズでオシャレを楽しむのもいい



▲【Rapha ディープウィンターソックス】前面とつま先が防風になっている冬用ソックス。密なアーガイル編みで暖かさを保つ。


▲【Raphaディープウィンターオーバーシューズ
▲タフな冬のライドのために創られたオーバーシューズ。防水で頑丈、三層構造の生地は暖かさを保ちながらも汗による蒸気を逃がし、足首の動きも自在な上に耐水性も最高レベル。

ガムテープを活用


ガムテープを活用

ガムテープを活用


もっと暖かさが欲しいと感じたら、シューズの通気孔を、内側から小さく切ったガムテープで目張りします。底にも通気孔があるかもしれないので、インソールをめくってチェック。

アルミ箔で足を包む


奥の手は、靴下を履いたつま先全体をアルミ箔で覆ってシューズを履くという裏技。アルミ箔が体温をはね返してくれる効果が期待できます。アルミ箔がない出先などでは新聞紙でも効果あり。サランラップやビニール袋を使うという人もいます。

アルミ箔でつま先を巻いてからシューズをはく

アルミ箔でつま先を巻いてからシューズをはく



最終手段はウィンターブーツ


これでも足りない人は、防水でくるぶし近くまであるサイクリング用ウィンターブーツという最終手段もあります。じつはわたしもこれに手を出してしまいました……安くないわりに必要な時期は短いし、重いし、見た目もイマイチなのですが、つま先は天国です。

ゴツい見た目でもつま先は天国、数年来愛用中

ゴツい見た目でもつま先は天国、数年来愛用中


【Northwave Flash GTX Winter Boots】今シーズン日本で入手しやすいのはNorthwaveの新作のこちら。比類のない足首の自由度は、クライマフレックスカラー構造で足首が自由に動き、柔らかく、冷気の遮断効果のあるネオプレーン素材と、Gore-Tex生地のコンビネーションが防風と防水バリアーとなり足を温かく快適に保つ。

体幹の保温と適切な補給で冷えを防止


体幹も温めることが重要


あとは、手足の冷えは、じつは体幹の冷えが原因ということもあります。からだは、体温が奪われていることに気づくと、体の表面や手足の血管を収縮させて血流を減らし、体温の損失を減らそうとします。汗をかくほど着込んでは逆効果ですが、手先足先だけでなく、しっかりと体を保温してあげることも大切です。

適切な補給と給水は不可欠


エネルギー不足、軽い脱水などでも手足の冷えは悪化します。きちんと補給食をとり、寒いと給水も忘れがちですが意識してドリンクを飲み、エネルギーを全身に届けるように。

エネルギーの補給が冷えを防止する

エネルギーの補給が冷えを防止する



トウガラシ成分は諸刃の剣


また、トウガラシの成分などが入った、塗るだけでポカポカしてくるクリームを足先や脛に塗るのも試してみる価値はあります。ただ、刺激が強いので目に入るととんでもないことになるのでご注意を。ライドから戻り、熱いシャワーを浴びると塗ったところが痛いほどに熱くなって思わず悲鳴を上げた…という話もよく聞きます。

▲【Rapha ウィンターエンブロケーション】効能が高い、寒い時期用サイクリングエンブロケーション。Raphaエンブロケーションはヴァントゥー山で育つ芳香性植物やハーブから作られ、ウィンターグリーン、カプサイシン、バニラの3つの温熱有効成分入り。最大6時間効果持続。

寒さに負けずライドを楽しみましょう


どうでしょうか。寒い中に自転車で飛び出していくのには意志の強さが必要ですが、朝もやの立った風景など冬ならではの格別な楽しみもあります。今年は冬もコンスタントに走ることを目標にしてみてはいかがでしょう?

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