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古賀志林道が雨より激しいファンの思いで震えた!ジャパンカップ・ロードレース2017

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今年はコンタドール来日でも盛り上がったジャパンカップ。その3日目、メインイベントのサイクルロードレースの様子をジャパンカップ初観戦のCheeが、フォトライター松村誠也さんのたくさんの写真とともにフォトログでお伝えします。

スタート前:雨対策万全のファンとスタッフ、「その時」を待つ選手たち

10月22日、予報通り朝から雨。前日のチャレンジ/オープンクラスの時よりもかなり強まった雨脚にちょっとげんなりしながら会場に向かいました。

悪天候など物ともしない会場の雰囲気と、スタッフやボランティアさんの熱意にこちらまで気分が高揚してきます。

あいにくの天気ですが、8時ころにはたくさんの観客が集まってきました (C)Chee
ここが、ジャパンカップロードレースのスタート&フィニッシュ地点 (C)Seiya Matsumura
以前FRAMEの記事に出演していただいた、トレックの野口さん。雨など吹き飛ばすとびきりの笑顔! (C)Seiya Matsumura
補給所ポイントでは落ち葉を拾っているボランティアさんが。雨の中、この落ち葉一枚で落車が起きないようにとのきめ細やかな心配りに頭が下がります (C)Chee

レース前のチーム紹介で意気込みを語るトレック・セガフレードの別府史之選手。2015年と2016年のジャパンカップクリテリウムレースで優勝している (C)Seiya Matsumura

あるじを待つレース前のバイクたち (C)Seiya Matsumura

チーム・ディメンションデータのネイサン・ハース選手とアタッキ・チーム・グストのベンジャミン・ヒル選手 (C)Seiya Matsumura
選手がスタートラインに並ぶ「その時」が来た (C)Seiya Matsumura
こちらは昨年度のジャパンカップロードレース優勝者であり、今年度のブエルタ・ア・エスパーニャの山岳王、キャノンデール・ドラパックのダヴィッデ・ヴィッレッラ選手 (C)Seiya Matsumura
お茶目な表情のキャノンデール・ドラパックのアレックス・ハウズ選手 (C)Seiya Matsumura
ブリヂストンアンカー サイクリングチームの西薗良太選手(左)と石橋学選手(右)。西薗選手は年内の引退を表明している (C)Seiya Matsumura

スタート直前変更:周回数14周から10周となりスピードが上がる

スタート15分ほど前、「本日の周回数は10周に変更になりました」と先導車のアナウンスが響きます。くぅ、熱意はあってもやはり台風には敵わないのか…。
短くなった分、スピーディーなレース展開が予想されます。

レーススタート! (C)Seiya Matsumura

ジャパンカップ名物の九十九折れの手前で待機していると、下方で鳴らされた、車が来たことを知らせる笛の音とともに白バイが現れ、つづいてコミッセールのワゴン、そしてシマノの真っ青なワゴン、マビックの黄色いワゴンが通り過ぎます。そしてカーブの向こう側でカウベルが鳴り響いたと思ったらどわっと道いっぱいに自転車が!けっこうな斜度のある坂のはずなのにぐいぐい登っていく選手たち。実は前日チャレンジ/オープンクラスも観戦していたのですが、それとはスピードレンジが違う、さすが世界基準!

山で集団を引く別府選手 (C)Seiya Matsumura
豪雨の中、路面コンディションは悪い (C)Seiya Matsumura
前日のクリテリウム優勝者のニッポ・ヴィニファンティーニのマルコ・カノラ選手 (C)Seiya Matsumura

雨の中駆け上がる姿が後続車に照らされドラマティックにさえ見える (C)Seiya Matsumura

しばらく山を登ると待ち受けるのは、ジャパンカップ名物つづら折り (C)Seiya Matsumura

大人気スポットであるため、声援がすごい。選手に届け! (C)Seiya Matsumura
ファンも気合いマックスで応援 (C)Seiya Matsumura

レース中盤:山岳賞が決まる瞬間を狙う観客の大移動

レースの展開とともに次の見どころへ移動する人々 (C)Chee

今回、周回数が10になったことで、山岳賞が2・4・6・8周になりました(通常は3の倍数)。スタートを見届けた観客が、次は山岳賞のアタックをひと目見ようとぞくぞくと登ってきます。それぞれカッパやポンチョに身を包みフードをかぶっているので、てるてる坊主の大群みたいです(笑)。もちろんわたしもその一人。

キツイ斜度、滑る路面をものともせずダンシングで駆け上がる (C)Seiya Matsumura

山を登りきると、山岳賞ポイント地点 (C)Seiya Matsumura

6週目の山岳ポイントを取ったチーム・ロットNL・ユンボのアントワン・トールク選手 (C)Seiya Matsumura

会場に集うてるてる坊主の願いは空には届かず、周回を重ねるごとに雨は強さを増し、レインウェアのフードをたたく雨音がうるさくて隣の話し声すら聞こえないくらい。

選手たちの表情もどんどん余裕が無くなってきました・・・

レース後半:あっという間の10周回が終わり、勝者は・・・

6周回ころまではトマ・ルバ、初山翔、アントワン・トールが3人で先行し第2集団に2分半ほどの差をつけていました。


▲強い雨のなか、山岳賞をかけてのアタック。これは6周めの模様。ユンボのアントワン・トルークが獲得

このまま3人の逃げが決まるのかと思われましたが、そんなに甘いはずもなく、ぐんぐん差を縮められ最終周回では5名の争いになりました。

ゴールスプリント前、少しでも路面のコンディションを良くするために、スタッフが雨の中慌ただしく溜まった雨水の対処をします。ホントに頭が下がる! (C)Seiya Matsumura


▲レヴィルテルをかわすカノラ、それにルバ、トルーク、少し遅れて雨澤が猛追しています!

優勝が決まった瞬間! (C)Seiya Matsumura

前日のクリテリウムの覇者ニッポ・ヴィーニファンティーニのマルコ・カノラ選手(写真中央)がここでもスプリントを制し完全優勝を果たしましたね!

チャーミングに舌を出し、タフなレースを感じさせないマルコ・カノラ選手 (C)Seiya Matsumura
少し遅れてゴールする別府選手 (C)Seiya Matsumura

別府選手の、泥水でぐしょ濡れのその背中が、レースの過酷さを物語る (C)Seiya Matsumura

2位はチーム右京のベンジャミン・プラデス選手、3位は地元の宇都宮ブリッツェンの雨澤穀明(あめさわ たけあき)選手 (C)Seiya Matsumura

カメラに手を振ってくれた那須ブラーゼンの柴田雅之選手 (C)Seiya Matsumura

レースの前後:ジャパンカップで見かけた素敵な人・モノ

年に一度の自転車のお祭り!毎年出店しているところも多く「ここに来るとジャパンカップに戻ってきたって気がする」と楽しみにしている方も。
現地で見かけた素敵な人や物をご紹介します。

特設ブースでは、なんと弱虫ペダルの作者渡辺航先生とも写真を撮れちゃいます! (C)Seiya Matsumura
ビアンキカフェ。冷えた体に温かいコーヒーがありがたい (C)Seiya Matsumura
頂上ではサイクルウェアブランドのラファがアイテム販売とあわせて、SNSでシェアしてくれた人へのコーヒーサービスを (C)Seiya Matsumura
カーブに設置してあったシューティングスポット。無事にボトルをゲットできたのでしょうか? (C)Chee
熱烈なファンの私設応援ブース。畑中、鈴木、初山、岡本選手たちはこれを見てさぞ気持ちを奮い立たせたことでしょう! (C)Chee
ジャパンカップ非公式キャラクター?「餃子タン」らしいです。雨の中、このかぶり物は結構つらそうでした。「水餃子にならないようがんばります☆」とのコメント (C)Chee
中根英登選手の張り子をかぶったファンも! (C)Seiya Matsumura
可愛らしい「悪魔ちゃん」たち。雨にもめげず、キュートに応援されてました (C)Chee
キャノンデールのブースでは、ついさっきまで走っていた選手がサイン会を行なっています!熱い!熱すぎるファンサービス! (C)Seiya Matsumura

まとめると、ジャパンカップは最高でした

あいにくの悪天候で周回数が短縮され、残念ではありましたが、この厳しいコンディションを物ともせず猛スピードで駆け抜けていくトッププロの力を目の当たりにし大興奮の1日でした。頑張る選手をお腹の底から声を出して夢中で応援するのはとても気持ちがいいですね!

来年も防寒対策を万全にしてぜひ観戦に行きたいと思います。

B!

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