あのマドンやDi2搭載機種まで乗れちゃう! 名古屋サイクルトレンド2017面白総括

名古屋駅から各駅停車の電車で25分。はるばるやってきた感があるぽーとメッセなごや1号館前にはブォンブォンという重いエンジン音が響き渡り、旧車のスポーツカーがずらり。カーマニア垂涎の風景が広がっているのを見て「なんか場違い」などと、ここでひるんでいけません。なぜならこの先に自転車乗りの天国が待っているからです。見て・乗って・買うことができる東海地区で最大級の自転車イベント「名古屋サイクルトレンド2017」、FRAME編集部は今年もウォッチしてまいりました。そこで、今年参加しそこねたアナタのために、今年の見どころをかいつまんでお送りします。

とにかく試乗!試乗!試乗!

名古屋サイクルトレンドの最大の魅力はなんといっても試乗が出来ること。首都圏でのイベントと違い、試乗枠が午前中で全部埋まりました、ということは基本的にありません。 自転車ブランド各社が最高機種を惜しみなく試乗車として提供、さらにブランドによっては秘蔵の「隠し玉」も持参しているのです。


試乗は1周のみ。憧れブランドをゆったり味わうように走る人が多かった。


人気のスペシャライズド、さすがの長蛇の列。

試乗するには、試乗誓約書にサインした書類を試乗受付カウンターに渡し、リストバンドをパスを発行してもらったのちに、お目当てのブランドのブースで「ドルチェに乗りたい!」などとリクエストするという手順。自分のサイズに合った機材とヘルメットを借り受けるのですが、スペシャライズドにはマイヘルメット持参の人も多く、本気度が伝わります。

試乗の待ち時間には、イベント会場だけで販売しているブランドアイテムもチェックするのがツウ。


サガンのポスター、カード、店舗リストなど入り、しっかりした生地のサコッシュ500円はお得。

近くのトレックのブースもやはりひっきりなしに試乗希望が訪れる盛況ぶり。なんといっても目立ったのはこれです。昼間からのピカピカライト。

https://www.youtube.com/watch?v=R1IJgYVf8pg

さすが(引退したとはいえ)きらびやかなカンチェラーラ様を擁していたブランドだぜ、と感心していると、キラキラピカピカにはきちんと理由がありました。「ウチの試乗車は安全啓蒙のために昼間でもライトをつけて貸し出しています」(トレック関係者談)。

マドンのような最上級機種の貸出はやはり多かったようですが、女性もちらほら。しかも「一台目はなんとなくエントリーモデルを買っちゃったけど、今度は吟味して二台目買いたい」という本気の女性サイクリストがほとんどだったようです。

今回の隠し玉(?)その1 Di2

シマノでは最新のDi2を展示。どこが新しくなったかというと、フロントをインに落とすと、チェーンへの負担を防ぐため、リアのギアが自動的にアップ。なんて賢い!このコンポーネントがあれば、アンディ・シュレクはコンタドールとの勝負で”運命を変えたチェーン落ち”をしなかったかもしれません(暴論です)。ブースでは、これを体感できる展示に人が集まり、関係者に質問が相次いでいました。


賢すぎるコンポーネント、Di2。

今回シマノではDi2を搭載した試乗車の用意はなかったのですが、よくよく聞いてみると「ピナレロさんが一台持ってきてらっしゃるみたいですよ……」との耳寄り情報が。これが今回の隠し玉その1です。

今回の隠し玉(?)その2 ビアンキの電動クロスバイク

女子にも大人気のビアンキで発見した隠し玉。それは日本オリジナル仕様の電動クロス。会社設立から132年を迎えリスペクトを集める老舗ブランドの電動というところに、いつの時代も最良・最先端の自転車を提供してきたブランドの自負がうかがえます。10万円台でこのチェレステカラーの電動クロスバイクでさっそうと坂道を登れる(汗をかかずに)と想像すると、乗ってみたくてしょうがなくなる、はず。

乗ってみたい!(個人の感想です)

ビアンキブースの隣は、伊勢志摩の観光ブースが。よくよく話を聞いてみると、実は伊勢志摩のレンタサイクルはビアンキのクロスバイクなのだとか。もう絵柄が素敵すぎます。おみやげに名産のあおさ海苔とおかきもいただきました。

左下の写真に写っているのが、レンタサイクルのクロスバイクです。

最後の〆はこれだニャン!

イベント会場に必ず現れるというWave Oneのキャラクターウェイブニャン。会って一緒に写真を撮ると幸せになれるとか、なれないとか。中の方はフツーに会社員(広報ご担当の男性)なのですが、何か吹っ切れたようにノリノリで、たしかにエネルギー充電させていただきましたよ。


にゃん!

今回訪れて感じたのは、とにかく試乗するには最高のイベントだということ。その合間に出展ブランドの方やショップの方と話をすると、意外な情報や新しい商品にも出会えました。


一番手前がブロンプトンの新色。シックなグレー。


ライトで有名なオーストラリアのブランドKnogのベル、ハンドル周りのデザインを邪魔せずシンプルでカッコいい。

来年もぜひ名古屋サイクルトレンドへ!

駆け足でのご紹介でしたが、イベントの楽しさが伝わりましたでしょうか。今年行けなかった方、来年はぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。正直、試乗に夢中になりすぎてメインステージでのイベントは見逃してしまいましたので、FRAME編集部、来年にリベンジします。(注:味噌煮込みうどんは会場内にはございませんので、街中で食べてくださいね)。

ヤマショウ

WRITTEN BYヤマショウ

FRAME編集長 山祥ショウコ マガジンハウス『GINZA』を経て英国遊学から帰国後女性サイトの草分け「Cafeglobe.com」の立ち上げに参画。その後『Casa Brutus』『GQ Japan』「Variety Japan」など、雑誌やウェブのスタートアップ時の編集に携わる。自転車歴9年目。四国出身、湘南在住。

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