マクラーレンとはそもそもどんな会社なのか
「マクラーレン」と言えば誰もがF1を思い浮かべるように、マクラーレンとF1の歴史は長い。
イギリス人F1ドライバー、ブルース・マクラーレンによって設立され、1966年からF1に参戦し続けているマクラーレンは現時点でグランプリにおける優勝回数、ドライバーズタイトル獲得回数、ともにフェラーリに次ぐ歴代2位、コンストラクターズタイトル獲得回数ではフェラーリとウィリアムズに次ぐ歴代3位の記録を持ち、F1を代表する名門チームの一つである。
なぜF1チームとスペシャライズドがコラボして「自転車」を作るのか?
そんなF1チームとスペシャライズドがなぜコラボして自転車を出すのか? 実は、いわゆる「クルマブランドのエンブレムを付けた自転車」と、根本から大きく違っているのだ。
“人類最速マシン”を毎年生み出すマクラーレン社の頭脳の中枢と言われているのがマクラーレン・アプライド・テクノロジーズ(MAT)。同社はヘルス、エネルギー、金融とまったく異なる業界をクロスオーバーして事業を急速拡大している。このMATの一角にあるデザインラボとスペシャライズドは今までもコラボした製品を生み出してきた。
テレメトリー、データマネージメント、アナリティクスなどF1テクノロジーの粋をカスタムした技術を転用し、一緒に開発を行った自転車第一号が「Venge(ヴェンジ)」。2015年にはマーク・カヴェンディッシュがこのヴェンジに乗ってツール・ド・フランスで勝利を上げたことなども記憶に新しい。
SPECIALIZED(スペシャライズド)社とMcLaren(マクラーレン)社との関係は強く、これまでにない考え方やデザインでパフォーマンスの限界を押し広げているのだ。
マクラーレンF1参戦50周年記念の特別モデルのロードバイク
そしてスペシャライズドは、McLarenのF1参戦50周年に敬意を表してS-Works Roubaix McLaren limited-editionを用意した。
バイクデザインを通じてレースカーらしさを再現するのが大変であることは理解しているが、このRoubaixはレースカーからできるだけ多くのディテールを取り入れ、その難題に挑戦した。
ヘッドバッジは美しい輝きを放ち、このモデル専用のRoval CLX 32 ホイールは、昨年McLarenのレースカーが履いていたシルバーのホイールを模倣し、キラキラと輝くポリッシュのハブで組まれている。
ペイントにはHeritage Orangeと呼ばれるカラーを使用。McLarenが1966年にレースカーをペイントした時と同じカラーをあえて選んだ。
コンセプトをできる限り忠実に再現し、本革のバーテープには美しいHerigate Orangeのステッチが施されている。
このバイクはコスト度外視で作られ、細部のディテールにまで妥協を許さないことで名高いMcLarenとSPECIALIZEDのこだわりを完璧に体現している。
→ McLaren Applied TechnologiesとSPECIALIZEDの取り組みについて
S-Works Roubaix McLaren Dura-Ace Di2
サイズ:49×1本、52×2本、54×1本、56×1本(日本限定5台)
販売価格:1,050,000(税抜)
納期可能時期:即納