東京イルミネーションライド | 一度に回れるおすすめスポット6つと撮影のコツ
12月になり、周囲はクリスマスムード一色。「イブの予定がない」「デートが楽しみだ!」「自分は仕事だ…」さまざまな方がいると思います。
せっかく街が美しく彩られているのですからこの季節、自転車でイルミネーションを巡ってみませんか? 一人で走って孤独を慰めるもよし、彼女や奥さんを誘ってデートライドをするのもよし、仲間を誘って走るのもよし。都内のイルミネーションスポットを6つご紹介します!
さらに、イルミネーションと共に愛車を美しく撮るためのコツや方法をご紹介していきますね。
目次
表参道イルミネーション|賑わいある街を走り抜ける
1991年にスタート、中断を得て2009年から本格的に復活した「表参道イルミネーション」はクリスマスイルミネーションのいわば“老舗”。150本のケヤキ並木にLED約90万球が装飾され、神宮橋交差点から表参道交差点までの1.1kmを彩ります。
表参道を自転車で走り抜けるとイルミネーションに包まれるようで非常にロマンチックな気分に浸ることができます。
場所:神宮橋交差点から表参道交差点まで
開催期間:2017年11月30日から12月25日まで
点灯時間:日没から22時まで
青の洞窟SHIBUYA | 渋谷・原宿からのアクセス抜群
表参道から代々木公園まで少し走ると、青い幻想的な光に染まった一帯が目に入ります。この青く美しいイルミネーションは代々木公園のケヤキ通りから渋谷公園通りまで800m続いており、都内でもトップクラスの知名度があり、多くの人で賑わっています。
屋台などストリートフードも充実しており、凍えた身体も温めることができるかも。私は肉まんを一つ食べましたが、あんに筍や椎茸が入った本格仕様で大満足でした。
公園通りは自転車で走ることができますが、代々木公園内は押して歩きましょう。
場所:代々木公園ケヤキ並木から渋谷公園通り
開催期間:2017年11月22日から12月31日まで
点灯時間:17時から22時まで
目黒川みんなのイルミネーション|夜に浮かぶ桜並木
五反田駅近くの大崎橋から居木橋まで、1.1kmの目黒川の遊歩道沿いが、約40万球の桜色のLEDイルミネーションで照らしだされます。目黒川沿いは春には桜の名所として知られていますが、冬のイルミネーションの様子もまるで闇に浮かぶ桜並木のようです。
五反田駅側にあるふれあい水辺広場は少し開けており、愛車を撮影したり一息ついたりするには最適です。
このような写真を撮影するには一眼レフや単焦点レンズ(ズームのできない明るいレンズ)で撮影するのが一番ですが、スマートフォンで撮影する場合は
1 ピントを合わせる被写体とカメラの距離が近い
2 ピントを合わせる被写体と背景の距離が遠い
以上二つの条件を満たせば、普段より背景がぼけるのでお試しください。
車体全体ではなくなりますが、ヘッドチューブの写真のように、どこか一部の部位をピックアップして撮影するイメージです。カメラの設定は変えていないのですが、一枚目のロードバイク全体の写真よりも背景のイルミネーションがボケているのがわかると思います。
場所:大崎橋から居木橋まで
開催期間:2017年11月10日から2018年1月8日まで
点灯時間:17時から22時まで
目黒川みんなのイルミネーション公式サイト
けやき坂イルミネーション|六本木ヒルズの美しい坂道
六本木ヒルズや東京ミッドタウンのような複合商業施設があるオシャレな街として有名な六本木。ブランドショップが並ぶ400mのけやき坂を彩るのは、120万球のLEDでライトアップされら65本のケヤキ並木。この坂を登りきって後ろを振り返ると、あたかも東京タワーがイルミネーションに彩られているような美しい景色を見ることができます。
場所 六本木けやき坂
開催期間 2017年11月7日から12月25日
点灯時間 17時から23時
東京タワー|ベストスポットを自転車で探し回ってみた
大阪出身の筆者からすると、東京タワーといえば東京を代表する観光スポット。通天閣であれば、どこから見ればどういうふうに見えるのか知り尽くしていますが、東京タワーがどの辺りにあるのか/どこから綺麗に見えるのか知りません。そこで、クリスマス限定のライトアップをされている東京タワー周辺を走り回ってベストスポットを探してみました。
国道1号線から東京タワー方面に走ると、道の先にある東京タワーが、徐々に大きく見えてくるので、「おおおお!」と気分も盛り上がりながら走れます。
この芝公園からの東京タワーの写真を見たことがある方もいると思いますが、この場所は芝公園の中でも4号地というところになります。
公園内にまっすぐと伸びた道は、東京タワーを美しく見せるために作られたのでしょうか。理想的な東京タワーの写真を撮ることができます。
ところで、自転車を入れ込んで東京タワーを撮影する際は、タワーの上部が切れないようにカメラを地面ギリギリのところで構えて撮影する必要がありますが、スマートフォンであれば、上下逆さまにすれば容易に地面ギリギリで撮影することができます。
このような構図の写真を撮る際は、自転車がカメラの画角の中で水平になるようにセッティングする方が美しくキマるかと思います。
ライトアップ時間:日没から19時30分まで
24時から明け方まで
クリスマスライトダウンストーリー:19時30分から19時45分まで
*外階段のイルミネーションがBGMに合わせて変化します
ハートのライトアップ時間:19時45分から24時まで
丸の内イルミネーション|93万球のシャンパンゴールド色
東京駅近くのブランドショップ立ち並ぶ丸の内仲通りでは、200本を超える街路樹が1.2kmに渡りLED93万球の光でシャンパンゴールドに輝きます。
12月28日までは11時から21時まで車両通行止めになるため、自転車で走行はできませんが、人の少ない時間帯なら押しながら歩いても満足な美しさです。ウールのサイクルウェアを着て、クロモリバイクなんかだとより一層映えるかもしれませんね。
場所:丸の内仲通り
開催期間:2017年11月9日から2月18日まで
点灯時間:17時から24時まで
撮影テクニック|イルミネーションと愛車を美しく撮るための方法
撮影する際は、実際にカメラを構えてシャッターを切るまでの工夫が効いてきます。先ほどの写真であれば簡単に工夫できるポイントが5つあります。
①ギアはアウタートップ、前も後ろも一番重く
本来であればクランクをチェーンステーやシートチューブに連続するようにセッティングするのが理想ですがヘルメットで自立させるために割愛しました
②タイヤのバルブが前後共、下に位置するように
そうするとホイールのデザインが綺麗に揃います。タイヤ側面にデザインがある場合は、はめる際に合わせておいた方が良いです。
③見栄っ張りな人はサドル高を高く
そうでなくてもすこし高めにした方がかっこいいです。ただ、ポジションが狂う可能性もあるので、元の高さを忘れないようにしましょう
④背景に人を配置
人物がいた方が物語性や、写真に動きが出ます。
⑤季節感の演出
実は落ち葉を集め、ロードバイクとカメラの間に配置しました。
画像で番号を振ってはいませんが、ロードバイクに迫力が出るのでなるべく下の方から撮影しています。また、イルミネーションは木の上部をメインに装飾されているので、下から見上げた方がよりイルミネーションを写真内におさめることができます。構図もかなり変わるので、どこからどの角度で撮るのかが非常に重要になってきます。
この写真ではフラッシュを使ってはおらず、明るく撮っているだけです。
まとめ
いかがでしょうか? 自転車であれば、クリスマスシーズンだからこそ楽しめるイルミネーションの光溢れる街を、生身で走り抜けることが可能です。さらに、細かな移動が可能なのでさまざまな光を楽しむこともできます。例えば東京タワーを例に挙げると、自転車で走り回ることによって、いろいろな角度から東京タワーの違う表情ことができます。
ただし、イルミネーションに気を取られてよそ見運転をしないように。鑑賞したり、写真を撮ったりするときは必ず自転車から降りるようにしてください。気温も低く寒さが辛い季節ですので防寒もお忘れなく。
では良いクリスマスを!
今回紹介したスポットを一気に巡るためのルート
All photos by Seiya Matsumura