ロードバイク初心者にもやさしい定峰峠でヒルクライムに挑戦してみよう
埼玉県の奥武蔵グリーンラインの北側に位置し、アニメ「頭文字D」の聖地の一つにもなっている定峰峠(さだみねとうげ)。
今回は、勾配が一定で走りやすく、女性や初心者からトレーニングをする人たちまで非常に人気のある「定峰峠」をご紹介します!
目次
定峰峠へのアクセス
定峰峠は、埼玉県の東秩父村と秩父市の間にある峠です。
輪行の場合、最寄駅は東武東上線「小川町」駅になり、定峰峠への入り口になる「落合橋」交差点までは約9km程になります。駅にはコインロッカーがあるので、余分な手荷物は預けることができます。
また、車の場合は関越自動車道「嵐山小川IC」もしくは、「花園IC」からのアクセスになります。
出典:東秩父村公式観光サイト
駐車場は、道の駅「和紙の里ひがしちちぶ」(普通車130台)や「おがわまち」(普通車96台)などがあります。
道の駅 和紙の里ひがしちちぶ
道の駅 おがわまち
定峰峠コース詳細
通常「定峰峠」というと東秩父側のことで、秩父市側は「裏定峰」と称されています。
表側も裏側も距離は5km程度、勾配は平均5%程度で急な勾配変化はなく、非常に登りやすいところです。平地を意識した重めのギア比の自転車でも登れるくらいで、登りに慣れていない方や女性にも易しいコースです。
下りではコーナーが多いので、Keep Leftを守り、道路脇の段差などにも注意しましょう。
東秩父側~定峰峠
距離:5.1km
最大標高差:267m
平均斜度:全体5.1% 上り6.6% 下り2.7%
獲得標高:上り271m 下り8m
起点は「白石車庫(しろいししゃこ)」というバス停からで距離は約5kmになります。
「落合橋」の交差点からスタートする場合も多く、その場合は距離約11.3km、平均勾配約4%になります。寒い時期はアップを兼ねて小川町側から走って身体を温めておくのもいいでしょう。
峠道は路面は比較的きれいですが、コーナーが続きます。週末はバイクや走り屋の車をはじめ、通行車両が多いので対向車に十分注意しましょう。
▲落合橋交差点を左に入ってすぐにある「落合の店」。サイクリストが多いせいか、補給食になるような羊羹やパン、ゼリー飲料などがあります。左側には公衆トイレも有るので便利です。
お疲れ様でした。自販機やお手洗い、サイクルラックがあるので、安心して休憩することができます。お友達と登って先に着いてしまっても(あるいは待たせてしまっても)凍えないですむのが嬉しいですね。
秩父側~定峰峠
スタートは林道定峰線終点からにしていますが、手前のバス停からスタートすることもあります。勾配は表側とそんなに変わりませんが、距離が長いためか、それとも開けた場所が多いためなのか、裏の方が勾配が易しく感じられます。
表側に比べて日向の場所が多く、眼下に秩父の景色を見ながら走れるところもあります。
距離:5.5km
最大標高差:300m
平均斜度:全体5.4% 上り5.4% 下り3%
獲得標高:上り283m 下り3m
ヒルクライム後のお腹を満たすグルメ
峠の茶屋
定峰峠頂上にあるお店。手打ちうどん、おでんや郷土料理の「あずきすくい」などの軽食が摂れます。
ジェラテリアHANA
定峰峠を秩父市側に下りきったところにあるジェラテリア。オリジナルのジェラートはその日のメニューが看板から選べます。
他にもピザやホットドッグ、ワッフルやシナモンロールなどの軽食が楽しめます。
LINK:ジェラテリアHANA
道の駅「和紙の里ひがしちちぶ」
平成28年にオープンした道の駅。食事処やフードコートがあり、麺類やお団子、おやき、イワナの炭火焼きなどが食べられます。
LINK:和紙の里
サッパリしてから帰れる立ち寄り湯
定峰峠のヒルクライムでかいた汗を流したり、ダウンヒルで冷えた身体を温めたい時に行きたい立ち寄り湯。小川町に2件あります。
パトリア小川
小川町の総合福祉センターですが、日帰り入浴施設、屋内プール、食堂があり、誰でも気軽に利用できます。
〒355-0327 埼玉県比企郡小川町腰越618
営業時間:10:30~18:30(浴室・交流室)
定休日:月曜日
LINK:和紙のふるさと 小川町
花和楽の湯
小川町駅から徒歩8分ほどの所にある日帰り温泉施設。源泉かけ流し風呂や高濃度炭酸泉など、いろいろな種類のお風呂が楽しめ、食事処もあります。
〒355-0316 埼玉県比企郡小川町角山26−2
営業時間:10:00~23:00(月曜~金曜)、10:00~0:00(土曜、日曜)
定休日:不定休
LINK:花和楽の湯
定峰峠はビギナーにも上級者にも愛される懐の深い峠です
峠デビューしたい人におすすめは?と聞かれたら、まず候補に入るのが「定峰峠」。
距離が5km程度で勾配変化も少ないので、手始めに登るところとしては最適です。また上級者のトレーニングにも最適で週末には多くのサイクリストさんが登っています。あなたもぜひ行ってみませんか?