ロードバイク+ミラーでヒヤリハットを制す。ダサくならない厳選11アイテム
ブルベライダーなど意外と愛用者が多い「自転車用のバックミラー」。実際に使っている人は、いざなくなるとものすごく不便に感じると言う。後方確認のための一連の動作として身体が覚えるということもあり、一度使うと手放せなくなるのだろう。
安全のための必須動作「後方確認」をより確実にしてくれるミラー、“ダサくならない”アイテムとともに紹介しよう。
目次
- 自転車ミラーの必要性とメリット
- 意外と多い!役に立つシチュエーション
- やはり気になる「見た目」
- おすすめミラー11選
- ドロップハンドルのバーエンドに差し込むタイプ|BEAM ( ザ ビーム ) CORKY サイクルミラー
- ドロップハンドルにもフラットバーにも|CAT EYE BM-45
- フレーム装着タイプ|BIKE-EYE
- 取り付け場所を選ばない|ZEFAL(ゼファール)SPYミラー
- 角度を細かく調節できる|GIZA(ギザ)DX-2500R36 サイクルミラー
- フラットバーのエンドバーを兼ねたミラー|TOPEAK(トピーク)バーンミラー
- スマートな角形バーエンドミラー|ZEFAL(ゼファール)SPINミラー
- ライトで視認性UP|VELO GARAGE(ベロガレージ)イルミラー
- ヘルメットに取り付けるミラー|ZEFAL(ゼファール) Z EYE
- 腕につける時計タイプ|REARVIZ(リアビズ)アームミラー ユニバーサルバンド
- アイウェア装着型
- まとめると
自転車ミラーの必要性とメリット
ロードバイクやクロスバイクで走るということは、他のスポーツ同様、集中力が必要だ。周囲を常に警戒し、安全を確保しなくてはならない。また車両ということから、前方だけではなく左右、そして進路変更するときなどは後方にも注意を払わなくてはならない。この後方というのが難しく、後ろに目がついているわけではないので、振り返って目視せざるを得ないのだが、そこで便利なのがミラーだ。
サイクリングロードでも車道でも後ろに追尾車がいる場合、進路変更の際には後方を注視しないと追突・接触など思わぬ事故が起きかねない。サイクリングロードでは分岐や追い抜き、車道では駐車車両を避ける際など、後方確認を怠ったため「ヒヤッ」とした経験がある人も多いのではないだろうか。ミラーがあればそうしたリスクの軽減につながる。
ミラーに頼りすぎないこと
ミラーはあくまでも補助だ。見方によっては死角がある。前後左右の視線移動の回数を最小限に抑えるために使うのがベストだろう。姿勢を変えることなく、後ろを目視したときにバランスを崩すこともない。不意な事故を起こす前にミラー導入を考えよう。
意外と多い!役に立つシチュエーション
前述したように進路を変えるときに加えて、意外と重宝する場面はある。ざっとあげてみても、
- 路駐をさけるために右にふくらむときなど、事前の後方確認
- 峠を登っている際など、余裕がないときの後方確認
- 夜間を含め長時間走って集中力が欠けやすいロングライドやブルベで
- ナイトライドでは、後ろからの自動車をライトで確認できる
これだけのシチュエーションが挙げられる。もちろん目視は必須だが、その前の心構え、後方からのクルマ・自転車との距離感の把握、前もって確認するクセがつくなど、安全性への貢献度は高い。
前を走る自転車を追い抜くときも、追従車に追い抜かれるときも後方確認は大事だ。クルマを運転するときと同様にミラーで周囲を確認し、ときにはハンドサインを行なって自分の行動をはっきりさせて走るクセをつけよう。
やはり気になる「見た目」
余計なものはそぎ落としたくなるのがロードバイク乗りの性。シンプルに美しく仕上げた自転車に、オートバイのごとくガッシリとしたミラーはちょっと……というのも頷ける話だ。
ではロードバイクやクロスバイクにミラーを装備する際、どこにどんなものを取り付けるのがよいのか? 以前はママチャリに付けるような大振りのミラーしかなかったが、いまはハンドルバーエンドに取り付けられるもの、ヘルメットに取り付けられるもの、腕に取り付けられるものなど、選択肢が広がっている。見た目にもスマートで、決してダサくはならない。下記、商品紹介を参考に自分に合ったミラーを探してみよう。
おすすめミラー11選
外観を過度に損なうことなく、実用的なミラーを集めた。取り付け方法に分けて紹介していく。
ちなみにレースに出場する場合は、ミラーは取り外さなければならないと覚えておこう。
ドロップハンドルのバーエンドに差し込むタイプ|BEAM ( ザ ビーム ) CORKY サイクルミラー
ドロップハンドルのエンドに差し込むだけのスッキリしたモデル。ミラーを使用しない時には畳んで、エンドキャップとして使用できます。カラー展開が豊富なため、自分のバイクに似合う色を選べます。
参考価格:税抜1,980 円(Amazon価格2021/02時点)
ドロップハンドルにもフラットバーにも|CAT EYE BM-45
ドロップハンドルとフラットバーに適したバーエンドミラー。レンズサイズは直径45mmで、ハンドル内径16~25.4mmに対応する。
参考価格:1,500円(税抜)
フレーム装着タイプ|BIKE-EYE
フレーム(ダウンチューブ先端)装着型のバックミラー。簡単に取り付けられ、後方の視野が遠くまで広がる。スタンダード・サイズとラージ・サイズあり。イングランドの商品だが、日本へのシッピングも可能。日本で使用するなら、左側通行用としてバイクの右側にとりつける「Right」を選択しよう。
価格:£16.95(本体のみ/別途送料必要)
取り付け場所を選ばない|ZEFAL(ゼファール)SPYミラー
フレーム、ハンドル、フォークなど、取り付ける場所を選ばないミラー。パイプ径22~60mmに対応する。
参考価格:1,250円(税抜)
角度を細かく調節できる|GIZA(ギザ)DX-2500R36 サイクルミラー
バーエンドに取り付けて使用する小型凸面ミラー。ボールジョイントの採用により、角度の微調節が可能になった。
参考価格:991円(税抜:Amazon価格2021/02時点)
フラットバーのエンドバーを兼ねたミラー|TOPEAK(トピーク)バーンミラー
バーエンドバーとして使えるミラー。手首を曲げてにぎるフラットバーで起こりがちな手首の痛みを解消してくれるバーエンドバーにミラー機能がついたアイテム。クロスバイクやマウンテンバイクにおすすめ。
参考価格:3,800円(税抜)
スマートな角形バーエンドミラー|ZEFAL(ゼファール)SPINミラー
丸型のミラーが多い中、角形で見た目もスタイリッシュに。折りたたんで収納が可能、降車時もサッとたたんで邪魔にならない。スタイル性と機能性のどちらも譲れない人へ。
参考価格:1,500円(税抜)
ライトで視認性UP|VELO GARAGE(ベロガレージ)イルミラー
ワンタッチ装着ができるゴムバンドでハンドルなどへ簡単にセット、付属パーツでバーエンドへの装着も可能。外枠がスイッチ操作で光り、夜間のクルマへのアピールに一役買ってくれる。ポールジョイントでアングルも自由に調整できる。
参考価格:2,400円(税抜)
ヘルメットに取り付けるミラー|ZEFAL(ゼファール) Z EYE
参考価格:1,200円(税抜)
腕につける時計タイプ|REARVIZ(リアビズ)アームミラー ユニバーサルバンド
時計のように手首に巻いて使用するアームミラー。伸縮性のあるバンドで、手首だけでなく腕に巻いたり自由度は高い。ミラーは凸面鏡で歪みも少なく、本体は360度回転し、レンズの角度も簡単に調整できる。
カラー展開も豊富で、カラーディスクのみの販売もあるので気分によって色を楽しめるのも魅力。
参考価格:3,800円(税抜)
アイウェア装着型
アメリカでサイクリストが装着していたものを欲しいと探したが、類似品は右側通行用で日本には適さないことから自作したという便利品。車体についていないので、ブレの少ない視界が得られる。
価格:2,000円(税込)
まとめると
おしなべて「安い!」というのが印象だ。この程度で安全が買えるのであれば、導入しようという人も多いのではないだろうか? 繰り返すが自転車は「車両」だ。前方だけではなく後方、そして左右にも注意を払うようにしよう。
小さいミラーが大きなメリットをもたらす。ただしミラーだけに頼らず、自分の五感も働かせて注意を怠らないことが前提だ。一度使うと手放せなくなるバックミラー、導入してみてはいかがだろうか。
Top photo (C) FUKAYA