けんたさんと一緒に走る「WAKAYAMA800」。世界遺産の地でヒルクライム
こんにちは、mizoです。
今回は自転車YouTuberのけんたさんに加え非ルクライマーな松村さん(FRAME編集部)と一緒に、絶景を求めて妙法山 阿弥陀寺をヒルクライム。そして、世界遺産「那智の滝」目指しました。
目次
DAY03:世界遺産「那智の滝」を目指して、熊野ヒルクライム
3日目にご紹介するのは和歌山県の南部。那智勝浦町の紀伊勝浦駅をスタートし、妙法山 阿弥陀寺へと登り、世界遺産「那智の滝」へ。そして紀伊勝浦駅に戻って来るヒルクライムコースです。
【上級向き:距離 34.2km、獲得標高 567m、最大斜度 約12%】
熊野ヒルクライム
前半は木陰を縫うように登っていきます。
所々キツイところはありますが、基本10%以下の緩やかな斜度なので、のんびり登れます。4kmほど登ると平坦基調になりますが、その後激坂区間に入ります。
世界遺産「那智の滝」へ
阿弥陀寺から6kmほど下ると「那智の滝」に到着します。那智の滝は熊野那智大社の別宮、飛瀧神社のご神体として古くから祀られてきました。落差133m、落ち口の幅13m、滝壺の深さは10m。日本一の落差を誇る名瀑です。
サイクルラックもあるので自転車で来てお参りできます。ただし、上の写真の場所に行くには石段を下って行く必要があるので、クリートカバーも忘れずに。
那智の滝入り口付近の売店で販売していた、那智勝浦町の名産・那智黒飴を使った「黒飴ソフト」。那智黒飴は黒糖を使った真っ黒な飴。甘いけどしつこく残る甘さではありません。おいしいです。
熊野古道「大門坂」へ
熊野那智大社への参道である大門坂(だいもんざか)は熊野詣で栄えた昔日の面影を残しており、全長約600m、高低差約100mの石畳が続きます。
SPD-SLシューズなどでは登るのはしんどい。スニーカーなど歩きやすい靴に履き替えることをおすすめします。
もっと走りたい!もっと世界遺産を見たい!そんなあなたにおすすめスポット
那智勝浦から約50kmほど山間部に入ると熊野本宮大社へ行けます。本宮には那智の滝に負けない世界遺産があるので、走り足りない方は少し足を伸ばして行ってみてはいかがでしょうか。
鳥居のスケールに圧倒!熊野本宮大社 大斎原(おおゆのはら)
高さ約34m、幅約42mの大鳥居が目印の大斎原は、その昔、「熊野本宮大社」(世界遺産の一部)があった場所です。明治22年に起こった大水害で旧社殿が破損、その跡地になります。
世界遺産の一部となっている「つぼ湯」
熊野本宮大社からほど近くにある湯の峰温泉は日本最古の温泉とされていて、「つぼ湯」は熊野詣でと密接な関係があるということで世界遺産の一部となっています。なんと今でも入ることができ、そのお湯の色は時間帯によって色が変わるのだとか。温度はかなり熱めなので薄めるために水が出る蛇口が備え付けられています。
「マグロの街」那智勝浦町でマグロ三昧
日本有数のマグロ漁獲量を誇る那智勝浦町。食べるのはもちろんですが、漁港で水揚げされたばかりのマグロのセリを見学することも可能です。はえ縄漁で獲れた天然マグロを活け締めして船内で冷水保存することにより、 漁獲された直後の新鮮さと品質を保った「生マグロ」が那智勝浦町の名産です。
勝浦漁港魚市場でセリを見学
魚市場の活気ある風景を見学できます。尻尾の切り口を見て、マグロを目利きするのだそうです。
マグロと言ったらここ!名店「桂城」で生マグロを食す
上マグロ丼(1,500円)はとにかく絶品。ヒルクライム後でお腹が空いていたので、一気に口にかきこんじゃいました。
朝に競り落としたばかりのマグロの解体も見学できました。部位の説明など詳しい解説もあり、とても見応えあり。ちなみにネギトロってネギとマグロをつぶしたものを和えたものと思っていましたが、実は背骨などについたマグロの肉を削ぎ落としたものです。ここで得た有益な知識は飲み会などで有効に活用します。
太平洋を一望!本州最南端「串本町潮岬」
コンタドールも訪れた絶景スポット「古座川」
昨年元プロロードレーサーであるアルベルト・コンタドールもサイクリングした古座川町。「道も整っていてサイクリストにとって天国のような場所、景色もとても素晴らしい」と彼に言わしめた天然の絶景の中をサイクリングできます。
恐怖の石段!?「神倉神社」へ
神倉神社は熊野速玉大社の摂社(本社に付属し、その祭神と縁の深い神を祀った神社)で、五百数十段のとても急な石段を登りつめたところに御神体のゴトビキ岩があります。2月には松明を持った男たちが急な石段を駆け下りる「お燈祭(おとうまつり)」が行われます。
老舗「うなぎ料理 鹿六」
和歌山県南部は昔からうなぎの名店が多かったのですが、今残っているお店でオススメするのが鹿六です。国産うなぎを皮はカリッと、身はふわっと、継ぎ足しのタレで仕上げています。
まとめ
最終回も妙法山 阿弥陀寺へのヒルクライム、那智の滝、生マグロ、本州最南端、一枚岩、滝の拝、神倉神社、鹿六のうなぎ、大斎原、湯の峰温泉のつぼ湯、盛りだくさんでお送りしました。
正直、まだまだ紹介したい場所がいっぱいあります。走行距離的にもWAKAYAMA800の800kmの1/4も走ってません。こんなに盛りだくさんのWAKAYAMA800。ぜひ一度走りに来てください。
【これまでの『けんたさんと一緒に走る「WAKAYAMA800」』シリーズ】
DAY01 けんたさんと一緒に走る「WAKAYAMA800」。和歌山県のおすすめフォトジェニックスポット
DAY02 けんたさんと一緒に走る「WAKAYAMA800」。絶対行くべき海の絶景と歴史ある町並み
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WRITTEN BYmizo
和歌山市在住のサイクリスト。中学3年の時に近畿一周してからサイクリングの非現実感のトリコになり、大学ではサイクリング部で近畿や長野を駆け巡りました。趣味で和歌山の自転車系フリーペーパーRe;Cycle(リ;サイクル)を和歌山、大阪の自転車店などに配付中! http://t-j-bike.com/recycle/