MIYATA E-BIKE

E-BIKEは国産メーカーMIYATA(ミヤタ)に注目。ラインナップは?

E-BIKEの購入を考えているならば、国産メーカーMIYATA(ミヤタ)のチェックは欠かせません。海外においても華々しい実績を持つMIYATAと、搭載されるシマノSTEPSについて知っておきましょう。クロスバイク型とマウンテンバイク型の2種類のE-BIKEの詳細も紹介します。

MIYATAの基本

E-BIKEの購入を考えている人の多くが『MIYATA』に注目しています。MIYATA製E-BIKEには、どのような魅力があるのでしょうか。まずはMIYATAについて基本を確認しましょう。

歴史ある国産自転車メーカー

100年を優に超える歴史を持つMIYATAが創業されたのは1890年です。当時のMIYATAは『宮田製銃所』でした。ここに修理が必要な自転車が持ち込まれたことから、自転車メーカーとしてのMIYATAの歴史が始まったのです。

やがてMIYATAはその技術を高め、1976年に日本初の世界へ参入した自転車メーカーとなりました。その3年後の1979年には海外へレーシングバイクを供給し始めます。

今でも語り継がれるのは1981年のツール・ド・フランス、第17ステージをMIYATA製バイクに乗ったピーター・ビネンが制したことでしょう。

こうしてブランドを確立したMIYATAの人気は徐々に高まり、やがて数々の選手がMIYATA製バイクに乗って輝かしい記録を打ち立てるようになりました。

海外でも高評価のスチールフレーム

MIYATAのスチールフレームは海外でも高い評価を受けています。MIYATAはスチールフレームを日本で初めて工場生産し、その開発に力を注いできたのです。

先に述べたピーター・ビネンの乗ったバイクのフレームは、MIYATAが独自に開発したクロモリバテットチューブを採用していました。このチューブに改良を重ね、振動吸収性、ウィップ感に優れた、強くしなやかなフレームを作り上げています。

S.S.T.B.(スパイラル・スプライン・トリプル・バテット)チューブによって構成されるMIYATAのクロモリスチールフレームは、MIYATAの技術の結晶と言えるでしょう。

MIYATAのE-BIKEラインナップ

老舗自転車メーカーとして古い歴史を持つMIYATAからも、2018年に満を持してE-BIKEが発売されました。安心の国内生産メーカーから出ているE-BIKEについて紹介します。

ラインナップは2種類

2018年1月、新製品発表会で登場したのは『CRUISE』と『RIDGE-RUNNER』の2種類。

サイクリングを楽しむ人口が増えつつある日本でも、おそらくE-BIKEは広がりを見せていくでしょう。この波に乗り、MIYATAは日本におけるE-BIKEブランドとしての立場を確立させるべく、手始めにシティユースとトレイル走行用の2種類を発売しました。

日本初のシマノSTEPS E8080搭載

『シマノSTEPS』の名前は、自転車乗りであれば耳にしたことがあるかもしれませんね。海外ですでに発売され、多くのスポーツバイクに搭載されていたE-BIKE用アシストコンポーネンツです。

MIYATAのCRUISEとRIDGE-RUNNERにも、このシマノSTEPSの『E8080』が採用されています。何においても先陣を切るMIYATAは、シマノSTEPSを搭載したのも日本で初めてのメーカーとなりました。

シマノSTEPSとは

Image : Shimano

『シマノSTEPS』は、電動アシスト自転車であるE-BIKEのキモとも言える部分を担うアシストコンポーネンツです。

シマノ製電動アシストコンポーネンツ

海外ではすでに4シリーズが発売され、それぞれシティユースタイプから本格的なトレイル走行対応タイプまで、必要なアシスト力を選ぶことができます。

海外モデルは規制が日本とは異なるため、そのまま日本に持ち込んで使用することができませんでしたが、2018年1月に日本のレギュレーションに最適化したシマノSTEPS E8080が、MIYATAのバイクに搭載されて発売開始されました。

シマノSTEPSの特徴

視認性の高いワイドディスプレイを、シャープなデザインのスイッチユニットで直感的に操作できます。充電式のバッテリーは大容量で、険しい山道でもロングツーリングでも楽々こなせるでしょう。

油圧式のディスクブレーキは制動力に優れ、状態の悪い路面でも安定したブレーキングが可能です。アシストフィーリングはスムーズで、ほとんどストレスを感じることなく走行できます。

クロスバイクタイプ CRUISE

MIYATA CRUISE
Image : MIYATA

クロスバイクタイプの『CRUISE』について詳細を見ていきましょう。

通勤や通学に対応する汎用性の高い性能

すっきりとした外見のため、街乗りでも違和感がありません。駆動音もそこまで目立たないため、閑静な住宅街を走っていても気にならないでしょう。

施錠はサークルロックを採用し、チェーンキーを持ち歩かなくてすむため、通勤や通学といった日常使いとしても勝手のいい仕様です。バッテリーと共通なのでキーは1つですみます。スペアキーにも対応しているため忙しい時間に紛失したときに助かりますね。

115km走行可能で様々なシーンに対応

ECOモードで走ると最長で115km走行可能です。軽量で頑丈なスチールフレームをシマノSTEPSに合わせて設計したCRUISEは、日常使いだけではもったいない性能を持っています。

アシストフィーリングも快適で、絶妙なバランスで配置されたバッテリーはスポーツバイクとしての性能を損ないません。ほかのクロスバイクに比べてやや重心が低いものの、ハンドリングも問題なく行えます。

アシストを受けているというよりも、まるで自分の筋力が上がったかのように軽快に進むCRUISEは、長距離のロングツーリングにも最適です。

アシストを必要としない場所では、アシストオフにして普通のスポーツバイクと同じような軽快なライディングができるよう設計されているため、1台であらゆるシーンに対応できるでしょう。

制動力が高い油圧ディスクブレーキ搭載

一般的な自転車に乗っているとき、雨などで道路が濡れると、ブレーキが効きにくくなることがありませんか?こうした自転車では、シティユースはもちろんのこと、長距離のサイクリングではさらに危険が伴います。

CRUISEは制動力が高い油圧ディスクブレーキを搭載しており、ローターは160mmです。路面の状況が悪いときや急勾配の下り坂でも軽く握るだけで安定したブレーキングができます。

走行距離の目安など基本スペック

CRUISEの走行距離目安は3つのモードによって異なり、ECOモードで115km、NORMALモードで106km、HIGHモードで78kmです。

クリアブラックとピュアホワイトパールの2色で展開され、デザインはいたってシンプルです。フロント部分でMIYATAのヘッドバッジがアクセントになっています。

サイズは430mmと460mmの2つが展開されており、それぞれ適正身長は150~170cmと160~180cmとなっています。大柄な男性だけではなく、小柄な女性でも無理なく乗ることができるでしょう。

シフト段数はフロント1速とリヤ9速、長時間走行を可能にする36V/11.6Ahバッテリーを搭載していながら、完成車の総重量は460mmサイズで18.6kgと軽量です。

CRUISE
CRUISE Image : MIYATA

  • 商品名:CRUISE(クルーズ)
  • 価格:¥269,000(税別)
  • 重量/フレームサイズ:18.7kg/43cm, 18.7kg/46cm
  • 走行可能距離:115km(ECOモード時)
  • 公式HP:MIYATA

MTBタイプ RIDGE-RUNNER

MIYATA RIDGE-RUNNER
Image : MIYATA

次は、本格的にオフロードやトレイル走行を楽しみたい人向けに開発された『RIDGE-RUNNER』について紹介します。

坂もグングン進む力強い性能

より長く、より遠くへ走るためには、脚に負荷のかかる坂道でいかに体力を温存できるかにかかっているといえます。シマノのモーターがもっともアシストしてほしい坂道で、いかんなくその力を発揮するでしょう。

急勾配な坂道だけではなく、意外に体力を削られる長く続くゆるやかな坂道でも適正なアシストを受けられます。

山道も楽々 セミファットタイヤ

日本はヨーロッパ諸国と比べると国土に対する山岳地帯の比率が高く、マウンテンバイクを乗り回す最高の環境が近場にあると言えます。

山道を制するためにRIDGE-RUNNERは、シマノのモーターに合わせてワイドタイヤを組み込みました。2.8インチのワイドタイヤのグリップ力がさらに登坂性能を高めます。

最大140km走行可能な大容量バッテリー

リチウムイオンバッテリーは36V/14AhとCRUISEよりもさらに大容量で、ECOモードで走行すれば最大140km走り続けることが可能です。急勾配が続く山道でもスムーズにライディングできるでしょう。

走行距離の目安など基本スペック

CRUISEと同じく、RIDGE-RUNNERの走行距離目安も3つのモードによって異なり、ECOモードで140km、NORMALモードで130km、HIGHモードで95kmです。

RIDGE-RUNNER
Image : MIYATA

カラーはクリアブルーメタリックとクリアブラックの2色から選べます。ドロッパーシートポストを採用しているため、手元のレバーを操作するだけでサドルの高さを容易に変更することができるでしょう。

シフト段数はフロントが1速とリヤが10速、完成車の重量は430mmサイズで21.3kgです。サイズは380mmと430mmの2種類があり、適正身長はCRUISEと同じく、150~170cm・160~180cmとなっています。

  • 商品名:RIDGE-RUNNER(リッジランナー)
  • 価格:¥639,000(税別)
  • 重量/フレームサイズ:21.3kg/38cm, 21.3kg/43cm
  • 走行可能距離:140km(ECOモード時)
  • 公式HP:MIYATA

まとめ

長い歴史を持つ国産メーカーであるMIYATAから発売されたCRUISEとRIDGE-RUNNERは、独自開発のフレームとシマノSTEPSを搭載による性能の高さを誇るE-BIKEです。

シティユースメインで使い、週末にロングツーリングへ出かけるのもよし、本格的なクライムヒルに挑戦するのもよいでしょう。自分の目的に合わせたタイプを選び、快適なE-BIKEライフを楽しんでください。

画像提供:MIYATA, Shimano

FRAME編集部

WRITTEN BYFRAME編集部

FRAME編集部はロードバイク、MTB、ミニベロ、トライアスリートなど、全員が自転車乗りのメンバーで構成されています。メンテナンスなど役立つ情報から、サイクリングのおすすめのスポット情報、ロードレースの観戦まで、自転車をもっと楽しくするライフスタイル情報をお届けします。

他の記事も読む

関連記事