街で目を引くおしゃれな自転車といえば、ルイガノ。2019年のミニベロも、小径車の愛らしいフォルムによくマッチしたポップなカラーリングのモデルが揃う。なかでも注目は「EASEL 6.0」と、「ASCENT e-sports」の2モデル。前者は久々の登場となった折りたたみミニベロ、後者は今トレンドのe-bikeで、取り回しのよい小径車でのデビューだ。ベーシックな街乗りタイプからスポーティなミニベロロードまでそろう、見た目だけじゃないルイガノのミニベロを紹介しよう。
目次
ルイガノのミニベロの特徴
ルイガノは1983年、カナダのケベックで設立された自転車総合メーカーだ。創業者でもあり現在の経営者であるルイ・ガノーはもともとトラック競技の選手だった。個人パシュートでカナダ王者にも輝いたこともあり、1984年のロサンゼルスオリンピックにはカナダ代表選手として出場した。
いっぽうで、大学の芸術学部に通っていたルイはアーティストでもある。アートとしての表現の情熱と、サイクリストとしての品質の厳しさが生んだブランド。それがルイガノである。
この色合いこそルイガノ、だけどそれだけじゃない
サイクリストであると同時にアーティストでもある。そんなルイ・ガノー自身を象徴するかのように、毎年旬なカラーバリエーションで登場するのがルイガノのバイク。おそらくこの見た目だからルイガノに決めたという人も多いだろう。
もちろんデザインだけではない。スペック十分なスポーツミニベロもしっかりラインナップしているのだから、走りも妥協したくない人にも選択肢がある。また、このあと紹介するフォールディングミニベロ(折りたたみ)やe-bikeまで、幅広いニーズに応えてくれるだろう。
2019年は久々登場の折りたたみモデル&トレンドのe-bike
ルイガノの2019年ミニベロは、愛らしいフォルムとマッチしたポップなカラーリングのモデルが揃う。なかでも注目は折りたたみタイプの「EASEL 6.0」と、e-bikeの「ASCENT e-sports」だ。
ワンタッチで折りたたみ可能で、折りたたみ時のサイズは70cm×80cm×40cm(縦×横×奥行)。車での持ち運びにも便利で、室内収納でも邪魔にならないサイズ。なお輪行には純正の専用バッグがオプションで用意される。
小径タイヤは漕ぎ出しも軽く、街の景観に馴染むデザインは、思わずポタリングの回数が増えてしまいそうな1台だ。
トレンドのe-bikeは、男女問わず乗りやすいミニベロからリリース。
おすすめミニべロ全8台
現在は、アーバンライド用のスポーツサイクルを中心にモデル展開されるルイガノのバイク。シティサイクルとして隙がないラインナップはミニベロも同様だ。
2019年ミニベロ全8台を紹介していこう。
EASEL 6.0
コンパクトな見た目以上にしっかり走れるフォールディングバイク。折り畳むことで置き場所に困らない携帯性とは裏腹に、シマノ製の7段変速や制動力の高いVブレーキを装備し、街中を快適に走ることができる。軽量なアルミフレームと豊富なカラーバリエーションも魅力。
価格 | 49,000円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・ターニー |
サイズ | 290mm |
カラー | LGホワイト、LGブラック、マットブリリアントグリーン、マットラベンダー |
EASEL 7.0
街中での走りやすさを追求したアルミ製ミニベロ。タイヤが小さいので狭い道でも小回りがきき、信号によるストップ&ゴーも得意だ。前後のホイールの間隔(ホイールベース)は長めで、タイヤが小さくてもふらつきづらい設計になっている。またキャリアをヘッドチューブに直接固定しているため、荷物を積んでも安定した走行が可能。
6/1に登場したばかりの新色は、アプリコット、LGネイビー、ブライトブルーの3カラー。店頭での発売開始は7月末頃を予定している。(予約は受付中)
価格 | 50,000円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・ターニー |
サイズ | 370、410、450mm |
カラー | LGホワイト、アンティークグレー、ネプチューン、ラベンダー、アプリコット、LGネイビー、ブライトブルー |
EASEL 8.0
長めの車体後部に丈夫なフレーム一体型のキャリアを装備した、荷物を運びやすい実用的なアルミバイク。安定性に優れた両立スタンドにより、重い荷物を積んでも倒れにくい。耐荷重は27kgまで対応。フロントにもキャリアが取り付けられており、とにかく荷物の多いライダーには重宝するだろう。
新色ダークアメジストは、6/1に追加されたばかり。店頭での発売開始は7月末頃を予定している。(予約は受付中)
価格 | 65,000円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・ターニー |
サイズ | 410mm |
カラー | LGホワイト、LGブラック、マットオリーブ、ダークアメジスト |
EASEL 9.0
ミニベロならではのハンドリングの良さと安定性に優れるジオメトリーで、街中をスポーティーに走りやすいアルミバイク。走りのレスポンスを損なわずに使い勝手を高めるため、キャリアマウントをヘッドチューブに装備している。コンポーネントはシマノ・クラリスで、前2段と後8段で計16段。シティライドには十分な仕様だ。
価格 | 75,000円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・クラリス |
サイズ | 410mm |
カラー | マットLGホワイト、マットLGブラック |
EASEL ADVANCED 1
20インチのホイールが街中でのタイトターンやストップ&ゴーなど、キビキビした走りを得意とするミニベロ・ロード。クロモリ製のダイヤモンド型フレームは、適度なしなりでロングライドからスポーツライドまで幅広く活躍する。一見コンパクトに見えるバイクだが、長めに設計されたホイールベースは優れた直進安定性を提供。
価格 | 85,000円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・クラリス |
サイズ | 460、500、540mm |
カラー | LGホワイト、ゴールド |
EASEL ADVANCED 2
細かなハンドル操作が得意なフラットバー仕様で、アップライトなポジションを得ることができるクロモリバイク。泥除けを標準装備し、シティクルーズからサイクリングロードでのスポーティーな走りまでマルチに頼れるだろう。凛としたデザインが精悍で魅力的なおしゃれな一台。
価格 | 69,000円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・ターニー |
サイズ | 460、500、540mm |
カラー | LGホワイト、チャコール |
ASENT e-sports
街中での取り回しがしやすいミニベロに、パワフルなドライブユニット「SHIMANO STEPS」を搭載した電動アシスト自転車。大容量バッテリーと3段階のモード切り替えで最長115kmの走行が可能だ。ハンドル中央部にあるサイクルコンピューターでは、バッテリー残量、速度、走行距離、時刻など、様々な情報が確認できる。
価格 | 330,000円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・デオーレ |
サイズ | 410mm |
カラー | LGホワイト、マットLGブラック |
ASENT mini
実用性とスポーティーさを兼ねたデザインに、高品質なドライブユニットを搭載した20インチ電動アシスト自転車。大容量の12.3Ahバッテリーを装備し、ロングモードで最長77kmの走行が可能だ。安定感のある低重心なフレーム設計は小柄な女性でも乗り降りしやすく、街中を颯爽と走れる小回りの利きやすさも魅力の一台。
価格 | 129,000円(税抜) |
コンポーネント | シマノ・インター3 |
サイズ | 365mm |
カラー | LGホワイト、マットカーキ、ディープオレンジ、ライラック |
クロスバイクも見てみる
初めての1台にピッタリな定番クロスバイクや、オトナカジュアルなコンフォートバイクがあるかと思えば、本格フラットバーロードにツーリングモデルなど、アーバンバイクとしての幅広さはさすがの一言。2019年はここに通勤・通学のために考え抜かれたマルチウェイシリーズが加わり、新生活のあらゆるスタイルに対応できるラインナップとなっている。
今年もポップなカラーで街を彩るLOUIS GARNEAU(ルイガノ)のクロスバイク。初めての1台にピッタリな定番モデルや、オトナカジュアル... 2019年最新!LOUIS GARNEAU(ルイガノ)クロスバイクおすすめ全13台 - FRAME : フレイム |
まとめ
アーティストとしての創業者ルイの表現力を追求するかのように、流麗なデザイン、そして豊富に揃ったカラーリングがルイガノの魅力。しかも総じて価格が抑えめで、コストパフォーマンスにも長けている。
個人的に選ぶなら「EASEL ADVANCED 1」。ドロップハンドルの見た目からしてスポーティー、走れるミニベロを体感できそうだ。次点はロングセラーの定番「EASEL 7.0」、手に入れやすい価格設定が嬉しく、自然体で乗れる一台になりそう。
その他、いずれのモデルもライダーのハートを鼓舞するバイクばかり。初夏の季節がやってきた。ルイガノのミニベロで、爽やかな風を楽しんでみてはいかがだろうか?
All photos(C)ASAHI
LINK:LOUIS GARNEAU