FUJI クロスバイク 2020

2020年FUJI(フジ)クロスバイクおすすめ全8台

FUJIクロスバイクの2020年モデルのニュースは4つ。シングルスピード車の名機「FEATHER」をよりマルチパーパス仕様にしたFEATHER CX、そのフラットバーモデルが新登場した。さらにフラットバーロードの「MADCAP」、定番クロスバイク「RAIZ」のディスクブレーキモデル、FUJIらしいe-bike「FARPOINT/MOTIVATOR」と、トレンドを汲んだ2020年モデル群。その特徴と最新モデル全8台をしっかり解説していこう。

FUJIとは

2020年のFUJIのフラットバーモデル、目玉はMADCAP(左)とFEATHER CX FLAT(右)

FUJIとは日本発祥のグローバルな自転車メーカー。遡ること1899年、産みの親である岡崎久次郎が日米商会を創業した。電灯類などの米国商品の輸入販売を主にしながら、1906年から英国ラーヂブランドの自転車を取り扱うようになる。1928年に商標をラーヂから富士に改称して、その歴史がスタートすることになった。

▶FUJIをもっと知る。
→「FUJIというブランド

2020年モデル4つの注目ポイント

2020年モデルのロードバイクでは、グラベルロードでおなじみ「JARI」にカーボンモデルが登場したり、エアロロード「TRANSONIC」がフルモデルチェンジしたりとトピックスも豊富だったが、フラットバー勢も負けてはいない。大きく4つのポイントに分けて見ていこう。

①FEATHER CX+にフラットバーモデルが登場

FEATHER CX+にフラットバーモデルが登場

シングルスピードの定番モデル「FEATHER」のフレームをベースに、グラベルライクに仕上げたバイクが「FEATHER CX+」。そのフラットバーハンドル仕様が新登場した。
スポーツバイク初心者でドロップハンドルに怖さを感じていたり、街中を小回りよくスピーディーに走りたいという人に適した一台になっている。シャープなクロモリバイクらしく、ホリゾンタルフレームの美しさにも目を魅かれるだろう。

カラーは左から Ivory、Bright Silver、Clouded Blue の3色展開
カラーは左から Ivory、Bright Silver、Clouded Blue の3色展開

②フラットバーロードは「MADCAP」が新登場

FUJI MADCAP フラットバーロード
2020年のフラットバーロード「MADCAP」

各社フラットバーロードの展開が年々少なくなっていくなか、FUJIではスピード重視のフラットバーハンドル車をしっかりと用意。2019年にラインナップされていたアルミフラットバーロード「ROUBAIX AURA」の後継機だ。

アシンメトリックシートステーという大きな特徴を携えたロードバイクジオメトリーのフレームはそのままに、新たなカラーをまとって新登場した。

よりアルミらしい質感を演出するシルバーミラー(左)とマットブラック(右)の2色展開

③RAIZにアースカラーのディスクブレーキモデルが追加

FUJIの定番クロスバイク「RAIZ」にディスクブレーキ版が登場した。リムブレーキモデルは例年どおり鮮やかなカラーがそろうRAIZらしい展開であるいっぽう、ディスクブレーキモデルはアースカラー中心の3色展開。マット仕上げで自然志向なイメージが印象的だ。

ディスクブレーキモデルはアースカラー中心の3色展開。

「RAIZ」同様のダイナミックなライドフィールをもたらし、ライザーハンドルはひときわ軽快にコーナーリングを決めることができよう。

こちらはリムブレーキモデルのFine Blueカラー。写真はカスタム車だが、RAIZ DISCもハンドルはライザーバーだ。
こちらはリムブレーキモデルのFine Blueカラー。写真はカスタム車だが、RAIZ DISCもハンドルはライザーバーだ。

④FUJIが送るe-bike「BOOST U」

最後は電動アシスト式バイクの「BOOST U」シリーズ。いわく「ユーザーであるあなたをBOOST(後押し)したい」というテーマで開発されて、今季「FARPOINT」と「MOTIVATOR」の2機種を投下している。

FUJIのグラベルロード「JARI」をベースに開発された「FARPOINT」(左)と、ダウンチューブ内臓式バッテリーを搭載しスムースなルックスをもつ「MOTIVATOR」(右)
FUJIのグラベルロード「JARI」をベースに開発された「FARPOINT」(左)と、ダウンチューブ内臓式バッテリーを搭載しスムースなルックスをもつ「MOTIVATOR」(右)

コンセプトは「E-BIKE×FUJIらしさの融合」。ライフスタイルに溶け込むデザインと機能性、失われることのない個性を醸し出している。

おすすめクロスバイク&フラットバーロード全8台

今回紹介するのは、同社の2020年フラットバーハンドル車とクロスバイク。ニーズに合わせてカテゴリー分けされており、紹介ラインナップは「LIFE STYLE」と「E-BIKE」から。以下、各々のシリーズ概要を記しておこう。

  • LIFE STYLE
    • STREET CROSSOVER:ロングライドからアドベンチャーライドまでこなす多目的バイク
    • VINTAGE STYLE:クラシックな佇まいが美しいスタイリッシュな街乗りバイク
  • E-BIKE
    • BOOST U:FUJIらしさをコンセプトに開発された電動アシスト式クロスバイク

FEATHER CX FLAT

FEATHER CX FLAT
カラー:Bright Silver

ワイズロードで完成車を見る

ツーリングからコミューティングまで、幅広い目的での乗車を可能とするクロモリ車。ディスクブレーキと35Cブロックタイヤを標準装備し、悪路もより高いパフォーマンスで走破できる。コンポーネントはシマノ・ターニーとアルタスのミックスで、ギヤは11-32Tの8段変速。サドルは味のあるFUJI RETROを採用している。

  • 価格:78,000円(税抜)
  • フレーム素材:クロモリ
  • コンポーネント:シマノ・ターニー&アルタス
  • サイズ:43、49、52、54、56、58cm
  • カラー:Ivory、Bright Silver、Clouded Blue

RAFFISTA

RAFFISTA
カラー:Olive

ワイズロードで完成車を見る

アドベンチャーライドにも使用できるSUB(Sports Utility Bike)の一台。トップチューブがエアロシェイプされ、高強度フレームを堪能できる。グラベルやアドベンチャーでは定番の1×10速のドライブトレインと油圧式ディスクブレーキの採用により、荒れた道も難なく走破できるだろう。ホイールは650Bで、タイヤサイズは27.5×1.75。

  • 価格:89,000円(税抜)
  • フレーム素材:アルミ
  • コンポーネント:シマノ・デオーレ
  • サイズ:15、17、19、21in
  • カラー:Olive、Matte Black

MADCAP

MADCAP
カラー:Silver Mirror

ワイズロードで完成車を見る

コンポーネントにシマノ・クラリスを搭載したアルミ製フラットバーロード。アシンメトリーなチェーンステーを採用したレースジオメトリーとなっている。フォークはカーボンで、ケーブル類はインナールーティング仕様。華麗なフレームワークにスムース処理された溶接箇所が美しく高級感を演出する。

  • 価格:92,000円(税抜)
  • フレーム素材:アルミ
  • コンポーネント:シマノ・クラリス
  • サイズ:46、49、52、54、56cm
  • カラー:Matte Black、Silver Mirror

RAIZ

RAIZ
カラー:Aurora White

ワイズロードで完成車を見る

気分を高揚させる乗り心地がコンセプトの新型クロスバイク。バイクとライダーの一体感を目指すべく、フレーム設計からアッセンブルされたパーツひとつひとつまでこだわった一台だ。駆動系はシマノ製パーツで統一され、優れた操作性とメンテナンス性を実現。ビビッドで多彩なカラーリングもテンションが上がる。

  • 価格:59,000円(税抜)
  • フレーム素材:アルミ
  • コンポーネント:シマノ・ターニー&アルタス
  • サイズ:15、17、19、21、23in
  • カラー:Matte Black、Tangerine Gold、Fine Blue、Brilliant Red、Aurora White

RAIZ DISC

RAIZ DISC
カラー:Matte Lime/Black

上記「RAIZ」のディスクブレーキ仕様車。ドライブトレインとブレーキはシマノ製パーツで統一され、卓越した操作性、制動力、メンテナンス性を実現している。カラーリングは全色マット仕上げされており、街中で品のある見た目をもたらすだろう。リムブレーキモデルと同様に、センタースタンドの台座が用意されている。

  • 価格:65,000円(税抜)
  • フレーム素材:アルミ
  • コンポーネント:シマノ・ターニー&アルタス
  • サイズ:15、17、19、21、23
  • カラー:Matte Black、Matte Lime/Black、Matte Wine

BALLAD

BALLAD
カラー:Navy

ワイズロードで完成車を見る

アーバンクロモリバイクとしてFUJIが誇る一台。スキンサイドタイヤやポリッシュリムなどクラシカルなパーツを多用しているが、設計はロードジオメトリーで組まれている。そのためクロスバイクとは異なる、スポーティーでスタイリッシュな走行を楽しめるだろう。女性にも乗りやすいサイズ展開で、カラーリングも秀逸なものがある。

  • 価格:74,000円(税抜)
  • フレーム素材:クロモリ
  • コンポーネント:シマノ・アルタス
  • サイズ:43、49、52、54、56cm
  • カラー:Bordeaux、Black、Navy

FARPOINT

FARPOINT

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電動アシスト式クロスバイク。FUJIのグラベルバイク「JARI」のフレームをベースに、軽量かつEバイクとして耐えうる強度で仕立てられた一台だ。ドライブユニットはシマノ「STePS」シリーズの中でも最新・最小・最軽量のE5080を採用。545mmのロングリヤセンターを持ち、オプションの専用キャリア*を装備することで大幅な荷物積載量を確保している。

*)オプションの専用キャリア:18,000円(税抜)、予約可。

  • 価格:279,000円(税抜)
  • フレーム素材:アルミ
  • コンポーネント:シマノ・アリヴィオ
  • サイズ:M、L
  • カラー:Champagne Gold

MOTIVATOR

MOTIVATOR

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FUJIらしさを感じさせる電動アシスト式クロスバイク。軽量かつ振動吸収性に優れた6061番アルミチューブで仕立てたフレームは、何と言ってもバッテリー内蔵式のダウンチューブが特徴だ。5段階のアシストモードを有し、さまざまなシーンに合った選択を楽しめる。小型ディスプレイにはUSBポートが装備され、電子機器への電源供給が可能。

  • 価格:229,000円(税抜)
  • フレーム素材:アルミ
  • コンポーネント:シマノ・ソラ
  • サイズ:S、M、L
  • カラー:Matte Black

2019年モデルはこちらから

まとめ

層が厚いFUJIのフラットバーハンドル車&クロスバイク。スポーツバイク初心者からベテランライダーまで納得するラインナップと性能の高さを誇示している。スピードを求める人。乗り心地を求める人。街乗りで目立つ足がわりを求める人……様々なニーズに応えるバイクが揃い、どれも品質の良さを感じさせるものばかりだ。丁寧な自転車作りに定評のあるFUJI。そんなメーカーの死角がないモデル群に注目してみよう。

All photos © AKIBO
公式HP: FUJI

増渕俊之

WRITTEN BY増渕俊之

出版社勤務を経て、フリーランスの編集/ライター。編著に『これがデザイナーの道』『自転車ファンのためのiPhoneアプリガイド』『岡崎京子の仕事集』がある。現在、編集を手がけた岡崎京子の単行本『レアリティーズ』が発売中。

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