2020年|JAMIS(ジェイミス)ロードバイクおすすめ全14台

JAMIS ロードバイク 2020 おすすめ

アメリカのサイクルブランドJAMIS(ジェイミス)。TREK、SPECIALIZED、Cannondaleとグローバルメーカーがひしめくアメリカで、乗り手のことを第一に考えた実直さで確かな評価を築いてきたメーカーです。今回はアドベンチャーロードの充実度が目立つJAMISのロードバイク現行モデルを一挙紹介していきます。

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JAMIS(ジェイミス)とは

JAMIS(ジェイミス)

はじまりはビーチクルーザー

1979年にフロリダ州タラハシーで誕生したサイクルブランドです。ビーチクルーザーの開発から始め、MTB、そしてロードバイクの開発にも着手。

1979に誕生した「Earth Cruiser」は、ビーチクルーザースタイルに最新パーツを装備し、性能と乗り心地が楽しめる一台。まさに「サイクリストのためのバイク」だ。
1979に誕生した「Earth Cruiser」は、ビーチクルーザースタイルに最新パーツを装備し、性能と乗り心地が楽しめる一台。まさに「サイクリストのためのバイク」だ。

現在ではMTB・アドベンチャーバイクを主軸とし、レーシーなピュアロードや、アーバンライドに最適なクロスバイクまで幅広く展開しています。

どのサイズでも同じ乗り心地を。独自のSST/SSD技術

乗り手第一と語るJAMIS。その象徴ともいえる技術がSSTです。
SSTはSize Specific Tubingの頭文字をとったもので、フレームサイズごとにメインチューブやシートステーの厚さを太くあるいは細くします。
剛性や乗り心地がどのサイズを選んでも同じになるように設計され、SSTはシリーズが体現したい走りを各サイズで等しく実現するための技術です。

たとえばアルミレーシングロードの「ICON」。カーボンフレームに肉薄する走りは、SST技術によりサイズの変化に関係なくシルキーな乗り心地を実現している。
たとえばアルミレーシングロードの「ICON」。カーボンフレームに肉薄する走りは、SST技術によりサイズの変化に関係なくシルキーな乗り心地を実現している。

そしてこのSSTをもう一歩進めたものが、SSD(Size Specific Design)です。チェーンステイの長さとBBドロップ(BBのある位置のこと)をフレームサイズに合わせて適正化する技術で、チェーンステイ長には3種類、BBドロップには4種類の寸法バリエーションが用意されています。

フロントフォークのオフセットもサイズごとに異なる設計に。
フロントフォークのオフセットもサイズごとに異なる設計に。

これらの背景にあるのは「どのフレームサイズでも同じ性能・乗り心地を発揮する」というメーカーの工夫・こだわりです。JAMISがライダーから堅実な評価を得ている秘密とも言えるでしょう。

2020年はレネゲードの年!

レネゲード

2020年は、アドベンチャーロードのラインアップ充実化が図られています。アドベンチャーバイクシリーズのRENEGADE(レネゲード)だけで10種類(!)。カーボンモデル2種、クロモリモデル7種、アルミモデル1種が用意されています。クロモリモデルのラインアップが最も充実しているのも印象的ですね。

アドベンチャー用コンポ「シマノGRX」搭載モデルが続々登場

RENEGADEシリーズでは、昨年シマノが発売したグラベル向け最新コンポであるGRXが数多く採用されています。変速段数も2×11や2×10、そしてフロントシングル化された1×11などバリエーション豊かです。

シマノGRX RX400(ピュアロードでいうとティアグラグレード相当)を搭載し、17万8,000円(税抜)という価格を実現しているRENEGADE S3。高コスパな性能とワイルドな見た目で、初めてのグラベルロードとしてもおすすめできる。

▶GRXって何?という方はこちらから

2020年モデル全14台

JAMISのロードバイクは以下3つのシリーズで展開されています。

  • ICON:レーシングアルミバイク
  • VENTURE:パフォーマンスロード
  • RENEGADE:アドベンチャーロード

ここからはシリーズごとに1台ずつ紹介していきましょう。

気になるモデルがあったら、JAMISが認定する全国のバイシクルショップへ。

JAMIS ディーラーリスト

ICON:レーシングロード

ICON PRO LTD

ICON PRO LTD

ダブルバテッドのアルミフレームとカーボンフォークが採用されたロードバイクです。
SYNTHESIS(シンセサイズ)と呼ばれるフレームがこのロードバイクの魅力のひとつで、カーボンフレームに負けないフレーム剛性や重量8.1kgの軽量さが注目要素です。コンポはシマノ・105、シートポストはカーボン製と抜かりありません。ブレーキはデュアルピボットキャリパーの馴染み深いリムブレーキ 。

  • 価格:オープン価格
  • フレーム:アルミ
  • フォーク:カーボン
  • コンポーネント:シマノ・105
  • サイズ:48、51、54、56、58cm
  • カラー:チーム(カスタムブルー)
  • 重量:8.1kg

VENTURE:パフォーマンスロード

VENTURE:パフォーマンスロード

通勤や週末のサイクリングでの使い勝手を考えて作られたロードバイク。同じアルミバイクであるICONと比べ、手の届きやすい10万円前後とお手頃な価格がポイント。

VENTURA A2

VENTURA A2
カラー:アノ ディープ シー

ダブルバテッドアルミフレームとカーボンフォークを組み合わせたロードバイク 。選択肢の多い16段変速、段差の多い街中にも安心して飛び込みたくなる700 x 28cサイズのタイヤ、そして10万円を切る絶妙な価格帯がグッドです。

  • 価格:97,000円
  • フレーム:アルミ
  • フォーク:カーボン
  • コンポーネント:シマノ・クラリス
  • サイズ:48、51、54、56cm
  • カラー:アノ パラディウム、アノ ディープ シー
  • 重量:10.2kg

VENTURA A1

VENTURA A1

コンポーネントにシマノ・ソラを据え、ブレーキは機械式ディスクブレーキを採用した1台。シリーズ唯一のディスクブレーキモデルながら、重量はVENTURA A2より700g軽い9.5kg。

  • 価格:121,000円
  • フレーム:アルミ
  • フォーク:カーボン
  • コンポーネント:シマノ・ソラ
  • サイズ:48、51、54cm
  • カラー:チャコール
  • 重量:9.5kg

VENTURA RACE

シリーズハイエンドであるVENTURA RACEは、シリーズトップの軽量性に、シマノ・ティアグラの20段変速、タイヤサイズも700 x 25cと細く、より走行性能を重視したモデルです。フレームカラーのメカらしさが所有欲を強く刺激してきますね。

  • 価格:オープン価格
  • フレーム:アルミ
  • フォーク:カーボン
  • コンポーネント:シマノ・ティアグラ
  • サイズ:48、51、54、56cm
  • カラー:アノ ギャラクシー グレー
  • 重量:9.0kg

RENEGADE:アドベンチャーロード

RENEGADE:アドベンチャーロード

あらゆる悪路で走破性を発揮するロードバイクがRENEGADE。キャリアやラックを装着するために必要なダボ穴が標準装備だったり、これまで紹介したモデルよりも太いタイヤが装着されていたりと、アドベンチャー色豊かで荷物をどっさりと積んで走り出したくなる設計となっています。

RENEGADE A1

RENEGADE A1
カラー:アーマーグリーン

RENEGADEシリーズにおけるエントリーモデル。アドベンチャー系のアルミロードバイクやMTBなどは重量が重くなる傾向にある中、A1は重量10.8kgとこの手の自転車としては優れた軽量性を備えています。44と48サイズのタイヤは650 x 36c、51から上のサイズは700 x 36cと、サイズごとのセッティングがJAMISらしい1台です。安心感のあるタイヤ幅で砂利も岩もへっちゃら。10万円を切るリーズナブルな価格帯も魅力的です。3つのカラーリングからお好きなものをどうぞ。

  • 価格:99,800円
  • フレーム:アルミ
  • フォーク:アルミ
  • コンポーネント:シマノ・クラリス
  • サイズ:44、48、51、54、56、58cm
  • カラー:アーマーグリーン、アノブラック、フラットスチール
  • 重量:10.8kg

RENEGADE S4

RENEGADE S4
カラー:スモーク

A1のひとつ上のグレードに位置するモデル。ここからJAMISお得意のクロモリフレームが続きます。A1よりも600g重くなっていますが、フォークはカーボンとなっていますし、耐久性や衝撃吸収性に優れるクロモリ製フレームで長時間のサイクリングはもちろん、転倒しても何とかなりそうな安心感が良いですね。18段変速でギアの選択肢も増えています。フレームサイズ44と48では650x36cのタイヤ、51から上のサイズでは700 x 36cとなっている点はA1と同じです。

  • 価格:130,000円
  • フレーム:クロモリ
  • フォーク:カーボン
  • コンポーネント:シマノ・ソラ
  • サイズ:48、51、54、56、58cm
  • カラー:ルートビア、スモーク
  • 重量:11.4kg

RENEGADE S3

RENEGADE S3
カラー:デザートストーム

こちらもダブルバテッドクロモリフレームにカーボンフォークの組み合わせ。この価格でコンポにシマノ・GRX RX400が採用されています。20段変速仕様で、ディスクブレーキも油圧式となり、より軽いタッチで高い制動性能を体感できるでしょう。

  • 価格:178,000円
  • フレーム:クロモリ
  • フォーク:カーボン
  • コンポーネント:シマノ・GRX
  • サイズ:44、48、51、54、56、58
  • カラー:デザートストーム、アノディープシー
  • 重量:11.3kg

RENEGADE S2

RENEGADE S2

限定商品モデル。こちらもダブルバテッドクロモリフレームとカーボンフォークの組み合わせです。重量は10.6kgと10kg代に突入、フロントシングルによる恩恵が大きいと言えるでしょう。フレームサイズ44と48のタイヤサイズは650 x 36cで、51-58サイズでは700 x 40cを採用。これまで紹介したモデルと比べると51-58のタイヤ幅が厚くなっています。

  • 価格:255,000円
  • フレーム:クロモリ
  • フォーク:カーボン
  • コンポーネント:シマノ・GRX
  • サイズ:48、51、54、56、58
  • カラー:ダークアッシュ
  • 重量:10.6kg

RENEGADE S1

RENEGADE S1

完成車に加えてフレームキットでの販売も行われている受注生産商品です。最も注目なのが重量で、9.8kgとひとつの基準と言われる10kgを切っています。なおかつ油圧ディスクブレーキの採用です。こちらもフロントシングルとシマノ・GRX RX810の組み合わせで11段変速となっています。タイヤ幅は44-48サイズで36c、51-61サイズで40cです。

  • 価格:完成車350,000円 / フレームキット150,000円
  • フレーム:クロモリ
  • フォーク:カーボン
  • コンポーネント:シマノ・GRX
  • サイズ:44、48、51、54、56、58、61cm
  • カラー:デザートストーム
  • 重量:9.8kg

RENEGADE C2

RENEGADE C2

ワイズロードで完成車を見る

S2と同じく限定商品となっているC2。フレームとフォークのどちらもカーボン仕様です。さらにケーブルがフレーム内蔵式になったことで見た目もスッキリ。重量9.3kgという軽量性にも注目です。22段変速でギアの選択肢は広いです。タイヤサイズは700 x 35cに統一されています。

  • 価格:310,000円
  • フレーム:カーボン
  • フォーク:カーボン
  • コンポーネント:シマノ・GRX
  • サイズ:48、51、54、56cm
  • カラー:アノプライマーグレー
  • 重量:9.3kg

RENEGADE C1

RENEGADE C1
こちらも受注生産商品。RENEGADEシリーズの中で最も高価なロードバイクです。フルカーボンフレームに、シマノGRX最上級グレードのRX810を搭載し、価格に恥じないハイスペックバイクとなっています。フレームキットでの購入も可能。700 x 37cのタイヤが採用され、ギアは22段変速。

  • 価格:完成車460,000円 / フレームキット270,000円
  • フレーム:カーボン
  • フォーク:カーボン
  • コンポーネント:シマノ・GRX
  • サイズ:48、51、54、56、58、61cm
  • カラー:デザートストーム
  • 重量:8.6kg

RENEGADE EXPLORE

カラー:クリームスタウト

アルミフレーム×カーボンフォークの組み合わせで、重量は10.4kg。RENEGADEシリーズの中でカラーバリエーションが一番多くなっています。タイヤは 650 x 36c (44-48サイズ)と 700 x 36c (51-61サイズ)。18段変速仕様で、通勤や週末のオフロードサイクリングまで幅広くカバーしてくれるでしょう。

  • 価格:120,000円
  • フレーム:アルミ
  • フォーク:カーボン
  • コンポーネント:シマノ・ソラ
  • サイズ:44、48、51、54、56、58、61cm
  • カラー:アーマーグリーン、ウィンターダスク、デザートストーム、クリームスタウト
  • 重量:10.4kg

RENEGADE EXPAT Claris

クロモリフレームとカーボンフォークを組み合わせたロードバイクです。マット仕上げのパープルカラーが美しく、ロゴに反射素材が採用されているので夜間走行時の視認性向上が図られています。タイヤは650 x 36c (44-48サイズ)、 700 x 36c (51-56)、変速は18段。通勤や通学などで暗い時間帯に走る機会が多い人におすすめの1台です。このスペックで125,000円は十分アリ。

  • 価格:125,000円
  • フレーム:クロモリ
  • フォーク:カーボン
  • コンポーネント:シマノ・クラリス
  • サイズ:44、48、51、54、56
  • カラー:パープル
  • 重量:11kg

RENEGADE EXPAT

RENEGADE EXPAT

クロモリフレームにカーボンフォーク、コンポにシマノ ・ティアグラを採用したEXPAT。RENEGADEはシリーズを通して44サイズが用意され、女性や小柄な方にも選択肢があって嬉しいですね。タイヤは650 x 36c (44-48サイズ)、 700 x 36c (51-61サイズ)で、変速は20段。スポーティな走りも、グラベルライドも妥協したくない、だけど予算は抑えたい。そんな人にはピッタリな1台です。

  • 価格:148,000円
  • フレーム:クロモリ
  • フォーク:カーボン
  • コンポーネント:シマノ・ティアグラ
  • サイズ:44、48、51、54、56、58、61
  • カラー:フラットジャックパイン
  • 重量:11kg

クロスバイクも見てみる?

クロスバイクでもアドベンチャー色豊かなJAMISらしいモデルがそろいます。こちらからチェック。

まとめ

JAMISのロードバイク2020年モデルはアドベンチャータイプへの力の入れようを感じます。レーシングロードやパフォーマンスロードは程よい価格帯とそれに見合った高いスペックを持つ車両が充実。カタログを見ているとアドベンチャーロードが欲しくなりそうですね。

All photos © JAMIS BIKES
公式HP:JAMIS BIKES

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WRITTEN BYJ・スミス

加速大好きスピードフリーク。自転車・バイク・自動車にいたるまでタイヤのついている速く走る乗り物に乗るのが趣味。機械のメカニズムへの興味・関心も強く、いろいろ調べながら整備も自分で行っています。愛車はビンディングペダルを装着したGIANTの型落ちクロスバイク。

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