サイクルキャリアを付けようと思った時に、必ず候補に挙がってくるのがTerzoですよね。カーキャリアブランドとして有名なので、Terzoのサイクルキャリアを検討している方も多いでしょう。
今回は、Terzoが販売していサイクルキャリアの種類や積載方法などを紹介していきます。サイクルキャリアにはそれぞれ使い方に合った製品があるので、自分の求めている機能や乗っている車に合わせて最適なものを選びましょう。
目次
Terzoはどんなメーカー?
Terzo(テルッツォ)は、自動車部品などを販売している日本の会社・PIAAが展開するカーキャリアブランドです。サイクルキャリア以外にも、ルーフボックスやスキーキャリア、レジャー製品なども販売しています。
Terzoは日本車に適合する製品を中心としており、軽自動車や国産コンパクトカーに利用できる製品が豊富なのも特徴のひとつです。
日本で販売されているカーキャリアブランドでは、「THULE」「INNO」と並ぶ3大メーカーの1つとして有名ですね。国内でも多くの人が利用しているブランドなので、信頼性も抜群です。
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Terzoのサイクルキャリアには3種類がある
Terzoのサイクルキャリアは「ルーフキャリア」「リアキャリア」「車室内キャリア」の3種類です。
積載方法によって積み込む際の手間や走行時の安全性などが変わってくるので、それぞれの特徴を知った上で適したものを選んでみてください。
ルーフキャリア
ルーフキャリアは車の上に自転車を載せるためのアイテムです。利用できる車種が多く、車の上に積むため盗難にあいにくいなどのメリットがあります。
また、ルーフキャリアを取り付けるには、車の屋根にベースキャリアが必要です。一度ベースキャリアを取り付けてしまえば、サイクルキャリア以外にもルーフボックスやスキー・スノーボードなども載せて運べます。アウトドア趣味の方にもぴったりですね。
ただし車高が高くなるため、高架下や立体駐車場など高さ制限があるところは注意しなければいけません。
リアキャリア
リアキャリアは、車のバックドア部分に取り付けて自転車を載せるアイテムです。位置が低いので、載せたり降ろしたりの作業が楽に行えます。牽引装置を取り付ける必要もありません。
リアキャリアはコンパクトに折りたためるため、使わないときは外してたたんでおけるのも便利なポイントです。ただし、リアキャリアは後方の視界が悪くなるので、取り付ける際は安全に走行できる状態になっているかを必ず確認しましょう。
Terzoのリアキャリアは、セダン・ワゴン・ミニバン・ワンボックスに取り付けできます。
車室内キャリア
車室内キャリアは、自転車を車内に載せるためのアイテムです。車内に載せておけば、走行時の砂埃や雨などによる汚れが防げます。
また、人目につきにくい車内は盗難のリスクが低いのもメリットの一つ。ロードバイクなどの高価な自転車は盗難にあいやすいため、心配な方は車室内キャリアがおすすめです。
ただし車内が広い車でなければ載せられないのと、乗車人数や積める荷物が減ってしまう点がデメリットです。
Terzoのサイクルキャリアを使った車載方法
Terzoで販売されているルーフキャリア・リアキャリア・車室内キャリアを使った、自転車の車載方法を紹介します。
ルーフキャリア
- ベースキャリアにサイクルキャリアを取り付ける
- 自転車の前輪を外し、フロントフォークをステイ部分に固定する
- リアタイヤをベルトでサイクルキャリアに固定
ステイ部分にはTerzo独自のラチェットレバーが搭載されているので、クルクルと回すだけで簡単にフロントフォークを固定できます。
注意点として、TerzoのベースキャリアのバーはTHULE、INNOとサイズが違います。互換性の低いものを組み合わせると確実に固定できない可能性があるので、ベースキャリアもTerzoの製品で揃えておきましょう。
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リアキャリア
- 自転車の前輪を外す
- トップチューブをリアキャリアに引っ掛けるように載せる
- トップチューブ2カ所、シートチューブ1カ所の、計3カ所をベルトで固定する
トップチューブとシートチューブをベルトで固定するだけなので、簡単に載せることができます。前輪を付けたままだと車の側面から自転車がはみ出る可能性があるので、なるべく前輪は外しておきましょう。
シートチューブがない自転車でも、下記のようなオプションパーツを使えばリアキャリを利用できます。
リアキャリアは利用できる車種が限られるので、購入前に適合車種を調べてみてください。
車室内キャリア
- 自転車の前輪を外す
- 車室内キャリアを車に設置する
- フロントフォークをステイ部分に固定する
- ベルト・ストラップで自転車を車に固定する
ステイ部分にはクルクル回して固定できるクイックリリースが付いているため、フロントフォークの固定は簡単です。
ただし、これだけだとフロントフォークが固定されているだけなので、カーブの際などに自転車が転倒してしまう可能性があります。そのため、オプションのベルトやストラップを利用して、車体を車に固定しておくと安心です。
車のハンドグリップにバーを渡して、自転車のハンドル部を固定する方法もあります。
Terzoのサイクルキャリアをつける際の注意点
サイクルキャリアを使って自転車を載せると、車高や車幅が大きくなったり後方の視界が悪くなったりします。
道交法を守ることはもちろん、車を安全に走行させるためにもサイクルキャリアの注意点を知っておきましょう。
車高・車幅が大きくなるので確認しておく
ルーフキャリアを使用する場合、車高が大幅に高くなるので注意してください。普段は通れている高架下や立体駐車場、自宅のガレージなど、高さ制限があるところで自転車をぶつけてしまう可能性があります。
そうならないためにも、ルーフキャリアに自転車を載せた状態の車高を把握しておきましょう。軽自動車は積載物も含め、高さ2.5mを超えての積載はできません。
高さ制限がある場所には高さ何mまでが通れるか標識などが出ているので、車高を把握しておけば通れるかどうか判断できます。
盗難対策をする
Terzoのサイクルキャリアは、盗難防止のカギを標準装備しています。実際にカギを掛けているシーンがこちら。
しかしリアキャリアにはカギがないため、自分で盗難対策をする必要があります。盗難対策としては、キャリアにチェーンで固定しておく方法や、アラーム・GPSなどを搭載しておく方法があります。
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ナンバープレートや灯火、後方の視界を隠さないようにする
リアキャリアを利用するときは、ナンバープレートや灯火類を隠さないよう気を付けてください。灯火類とは、ウィンカーやブレーキランプ、ナンバー灯、反射板などです。ナンバーや灯火類が隠れていると、道路交通法違反になる恐れがあります。
また違反になるだけでなく、後続車からも気づかれにくくなるので大変危険です。もし追突された場合、軽く済んだとしてもリアキャリアに載せている自転車は大きなダメージを受けるでしょう。
リアキャリアに自転車を載せたら、ナンバーや灯火類が隠れていないか確認してください。
Terzoのサイクルキャリア関連商品
ここまでに紹介してきた製品以外で、Terzoが販売しているサイクルキャリアの関連商品やオプションパーツなどを紹介します。Terzoここまでに紹介してきた製品以外で、Terzoが販売しているサイクルキャリアの関連商品やオプションパーツなどを紹介します。
Terzo サイクルキャリア 2台積み
こちらは車室内キャリアの2台積み用です。標準では2台積みですが、別売りのフォークスタンドを追加すれば最大4台まで同時に載せることができます。
フロントフォークを固定しているステイ部分は、横にスライド&360°回転可能。複数台自転車を並べたときのハンドルの干渉を防ぎます。
Terzo 15mm スルーアクスルアダプター
マウンテンバイクなどで良く使われている、15mmスルーアクスルに対応させるためのアダプターです。フォークダウンタイプのルーフキャリア、車室内キャリアに利用できます。
両サイドの15mmクランプ部分だけ取り外せば、20mmクランプにも交換可能。20mmのダウンヒルバイクも載せられます。
Terzo オプション ベルト 2本入 3m
ルーフキャリアや車室内キャリアを利用する際に、車体を固定するのに使えるベルトです。カラーはブラックとブルーの2色、長さは3m、4.6mが用意されています。
まとめ
Terzoのサイクルキャリアは、ルーフキャリア・リアキャリア・車室内キャリアの3種類があります。どれも自転車の積載が簡単で、扱いやすさは抜群です。
Terzoは軽自動車やコンパクトカーに適合する製品も多いため、他のメーカーのベースキャリアがつけられないという方も、一度Terzoが利用できるか調べてみてはいかがでしょうか。
もしベースキャリアが適合しなくても、コンパクトに持ち運べるリアキャリアや安全性の高い車室内キャリアという選択肢もあるので、Terzoのサイクルキャリアを検討してみてください。
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