【大手3社】スポーツタイプの電動アシスト自転車を比較! フードデリバリーにもおすすめ
坂道をものともせず、信号によるストップ・アンド・ゴーのストレスもなし。それでいてペダリングの走行感のある電動アシスト自転車は、1台あると生活スタイルを大きく変えてくれる存在です。
中でもスポーティなルックスでありながら前傾姿勢になりすぎず、街乗りに適した装備のモデルは、カッコよく電動アシスト自転車を始めるのにピッタリ!
今回は、電動アシスト自転車メーカーの大手3社が手がけるスポーツタイプのモデルを紹介します。
目次
安心メーカーで選ぶスポーツタイプの電動アシスト自転車
坂道の多いところに住んでいたり、お子さんを乗せて走るパパママに大人気の電動アシスト自転車。さらに最近は、フィットネスやフードデリバリーサービスの仕事で需要が急拡大! 従来のシティサイクルタイプだけでなく、スポーティな見た目ながらアップライトな乗車姿勢、かつ重い荷物を背負っていても安心な、街乗りスポーツモデルが選べるようになりました。
今回は電動アシスト自転車メーカーである大手3社、「パナソニック」「ヤマハ」「ブリヂストン」から、スポーツタイプの電動アシスト自転車をピックアップ。
たとえばこんな人にはピッタリのモデルです。
- 坂道や信号のストップ&ゴ―が多いから、電動アシストは絶対ほしい!
- スポーティな見た目で、シティサイクルよりは前傾姿勢でカッコよく乗りたい。
- ロードバイクみたいなガチすぎる乗り方はちょっと……。
- 電動アシスト自転車だし、安心の大手3社から選びたいな。
お任せください、今回の3車種はどのニーズも満たしてくれます。
さらにさらに、
日常使いに必要な装備(スタンド・ベル・ライト・カギ)は標準で付いてくる!
走行可能距離はエコモード*で70km以上、パワーモード*でも40~50km以上!
*)各社で呼称は異なる
お値段は20万……いや、18万円以下で!
これらの条件も全て満たしてくれるモデルを選びました!
E-BIKEのほうが良いってことない?
一般的に本格的なスポーツサイクルとしての電動アシスト自転車、つまりE-BIKEと呼ばれるような自転車は、その性能の高さから価格も非常に高いです。(30万~70万円、ものによっては100万円超えも……!)
価格だけでなく、人によっては、これらの性能がオーバースペックになるケースも考えられます。
スポーツとしてがっつり乗りたいのではなく、たとえば自転車でウーバーイーツといったフードデリバリーや、近~中距離の通勤・通学に自転車を使いたい人であれば、
- 電動アシストあり
- 自転車としての安心・安全機能
- スタンドなど街乗り装備あり
- スポーティーな見た目&きつすぎない前傾姿勢
この条件で十分に用途を満たしてくれるはずです。
ではお待たせしました、「電動アシスト自転車は欲しいけれど、シティサイクルではなくクロスバイクのようなルックスがいい!」、そんな人にピッタリの自転車を3台紹介しましょう。どれも国内大手メーカーのモデルで安心です。
「荷物を運ぶ」電動アシスト自転車ならコレで決まり! パナソニック・Harryer
パナソニックは、高性能なリチウムイオン電池を製造している電機メーカーであると同時に、通称パナモリといったオーダーメイドロードバイクなど、昔からスポーツ自転車を生み出してきたサイクルブランドでもあります。
つまりその2つの分野が交わる電動アシスト自転車も大得意!
このハリヤは、そんなパナソニックの技術の粋を集めた高性能サイクルでありながら、初心者にもうれしい機能がそろったバランスのいい電動アシスト自転車です。
約4時間の充電で最大約73kmアシスト可能なバッテリーを搭載しているため、日常生活でがっつり乗りたい人でも満足のいくアシスト距離。たとえば、毎日の通学・通勤で片道5km先まで漕ぐことを想定しても、週末のお休みの日に満充電すれば、月曜日から金曜日まで充電なしで使い続けられます。
そしてフードデリバリーをしている人にとって、特におすすめできるポイントがあります。
それは、ハリヤにはフロントキャリア(前の荷台)が標準で付いてくるので、大きめの荷物を載せられるという点! しかも、オプションでリアキャリア(後ろの荷台)の取り付けにも対応しているので、リュックサックを背負わずともたくさんの荷物を持ち運べます。
加えて、”26 x 1.90HE”という約49mm幅の極太タイヤを履いているのもポイントです。太いタイヤはたくさん空気が入るので、エアークッションのように段差の振動を吸収してくれます。マウンテンバイクのような安定感のある乗り味で、快適にフードデリバリーがしたい人にイチオシの電動アシスト自転車です。
価格 | 14万5000円(税込) |
重量 | 23.2kg |
変速 | 外装7段 |
バッテリー容量 | 12.0Ah |
充電時間 | 約4時間 |
走行可能距離 | ロング:約73km(オートマチック:約54km、パワー:約45km) |
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スポーツにも街乗りにも、何にでも使える気軽さがイイ。ヤマハ・PAS Brace
ヤマハも同じく、アシストユニットやバッテリーを製造しているメーカーで、電動アシスト自転車の生みの親でもある古参ブランドです。
このパス ブレイスは、そんなヤマハが2020年にアップデートした最新技術・スマートパワーアシストに対応したハイスペックなスポーティモデルです。
最新のスマートパワーアシスト搭載のモデルは、運転者が何もしなくても自転車が道路状況を察知して、自動的に最適なアシストモードに切り替えてくれる機能が強化されていたり、登り坂のアシスト出力がこれまでの約1.5倍に強化されています。
とくに、速い足の動きで高回転ペダリングをするときの空回り感が改善されたので、登りではパワフルに、下り坂では省エネルギー走行とメリハリのついた走りができるようになっています。
「たくさんモードがあるけどよくわからず、結局一つのモードしか使わなくなる」のは電動アシスト自転車ユーザーあるあるですが、このスマートパワーアシストはその問題を打開してくれるでしょう。
パス ブレイスのストレスフリーな要素は他にもあります。
たとえば雨の日でも制動力の落ちにくいディスクブレーキを採用しているので(前輪のみ)、急に天気が崩れたとしても安心して止まることができます。
さらに「自転車のチェーンが外れて困った」「壁にぶつけて(倒れて)ギアがうまく変速しなくなった」という経験はありませんか? パス ブレイスは内装変速なので、そういった心配がほとんどないのも嬉しいポイントです。停止中でもギア変速ができる点もメリットですね。
はじめての自転車だとしても気軽に、ストレスなく乗れる一台だと言えるでしょう。
価格 | 17万9300円(税込) |
重量 | 23.0kg |
変速 | 内装8段 |
バッテリー容量 | 15.4Ah |
充電時間 | 約4時間 |
走行可能距離 | オートエコモード プラス:91km(スマートパワーモード:68km、強モード:62km) |
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自動充電で圧倒的な長持ちバッテリー! とにかく長く乗りたいならブリヂストン・TB1eだ
前述の2社と同じく、日本の自転車市場を支えてきたブリヂストン。その人気の一台・ティービーワンeはこれまで紹介した2台とはちょっと毛色が異なっています。
まず、タイヤサイズが一般的なママチャリと同じ27インチなので、どちらかといえばマウンテンバイク寄りの形状だった前2台とは対照的に、シティサイクルやクロスバイクのような見た目をしています。
そして一番のポイントは、何といっても最大200kmという圧倒的な長さのアシスト性能!
これは独自の自動充電機能・Dual Driveによるもので、① 左ブレーキを掛けたとき、② 走行中にペダルを止めたとき に前輪のモーターから回生エネルギーをバッテリーに充電する仕組みです。
前年度モデルにおいても長距離アシストが特徴だったティービーワンeですが、新モデルでは走行距離がさらに53%アップ*! 街乗りだけでなく、一日かけて遠くまでサイクリングしたいときにもバッチリです。
*)エコモードの場合
このDual Drive(両輪駆動)はフロントドライブ、つまり前輪アシスト型になるので、直進安定性が高く、最初の一漕ぎでタイヤが滑ってしまうことも少ないマイルドな乗り味にも期待できます。
また前後の泥除けも完備のうえ、オプションで前カゴとリアキャリアの装着にも対応しているので、フードデリバリーでも申し分ないポテンシャルを持っています。
価格 | 17万4000円(税込) |
重量 | 22.5kg |
変速 | 外装7段 |
バッテリー容量 | 14.3Ah 相当(自動充電) |
充電時間 | 約4時間10分 |
走行可能距離 | エコモード: 200km(オートモード:105km、パワーモード:62km) |
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まとめてチェック! 比較表
商品名 | パナソニック・Harryer | ヤマハ・PAS Brace | ブリヂストン・TB1e |
価格(税込) | 14万5000円 | 17万9300円(税込) | 17万4000円(税込) |
重量 | 23.2kg | 23.0kg | 22.5kg |
変速 | 外装7段 | 内装8段 | 外装7段 |
バッテリー容量 | 12.0Ah | 15.4Ah | 14.3Ah 相当(自動充電) |
充電時間 | 約4時間 | 約4時間 | 約4時間10分 |
走行可能距離 | ロング:約73km オートマチック:約54km パワー:約45km | オートエコ:91km スマートパワー:68km 強:62km | エコ: 200km オート:105km パワー:62km |
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まとめ
今回選んだ3モデルは、一見するとどれもよく似た電動アシスト自転車のようですが、それぞれに個性があって用途に合わせて使い分けできることがわかりましたね。
毎日の通学・通勤に使いたい人、フードデリバリーの仕事の相棒を探している人、ロングライドなどアクティビティもしたい人。自分のやりたいことに合わせて電動アシスト自転車を選びましょう!
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WRITTEN BY山本 一輝
ロードバイク、クロスバイク、ミニベロロード、MTB、ランドナー、グラベルロードなど幅広いジャンルの自転車に触れてきた経験から、「読むロードバイク。”WithGrail” ウィズグレイル」ブログを運営。主に機材レビューや整備方法などをまとめています。 北海道から沖縄まで大体のところは周ってしまったので、次は海外ツーリングの記事化を考えていたりいなかったり。