自転車ビギナー向け!輪行で行く筑波山ヒルクライム
先日輪行で筑波山に行ってきたので、そのときのことをお伝えします。
目次
快走!江戸川CR(サイクリングロード)
先月、江戸川CRをメインで走っている方が主催の「快走!江戸川CR」という会に入会しました。その会が主催する「初!筑波山ヒルクライム」に参加してきました。私が参加する会では、タイムこそ競わないのですが、このヒルクライムイベントが密かなブームになっているようです。
輪行~つくばエクスプレス
輪行7回目。駅前で組み立て開始。まだ後輪の調整がなかなかうまく出来ません。
筑波大学~平沢官衛遺跡
木々の中を走り抜ける。気持ちいい。
先輩たちの助けを借りて無事終了。いよいよ筑波山を目指して出発です。緑がとても気持ちの良い筑波大学の構内を走り抜けます。道路が広くて車の通りも少なく、走りやすさ抜群でした。
筑波山ヒルクライムに向け食事。
筑波大学から少し走ると、のどかで広々とした草原の風景が見えてきます。その草原地帯の少し高い場所に、奈良・平安時代の常陸国筑波郡の郡衛跡で、国の史跡に指定されている平沢官衛遺跡を見ることができました。参加メンバーのほとんどが、ここにある自動販売機でエナジードリンクを購入し、パワーチャージしていました。もちろん私も。
いざ筑波山ヒルクライム!
パワーチャージ完了。目の前に見える筑波山に向かって走り始めました
茨城県にあるこの山は、日本百名山の中で最も低い山です。ですが、関東平野にそびえる美しい双耳峰からの景色は、低山とは思えないほどの足元からのスリル満点な景色が楽しめる低山なのです。
今回目指したのは、この筑波山にある11の峠のうちのひとつである「不動峠」です。不動峠はつくば市と石岡市の境にある標高294mの峠で、距離3.8km、平均斜度7.2%で標高差270mと、ヒルクライムビギナーにオススメのコースなのだそうです。
上りはじめと峠のゴール直前がキツく心拍数もMAX。ヒルクライムビギナーの私に、先導、並走、護衛と3名の先輩たちが私を囲んで時には声援を送ってくれました。ですが、休むことなく上がり続けたこの坂のラストに待ち受けていたのは、傾斜10%以上と言われる激坂。上り坂続きで休憩がなく、補給食のパンもエナジードリンクもすっかり消費されてしまった私はヨロヨロとバランスを崩し、猛ラッシュをかける体力もなく撃沈。ついには足をついてしまいました。
不動峠到着。完走ならず。あと少しだっただけに悔しい。
上がることだけに全力を注いだため、途中見えるはずの景色も見逃してしまいました。
上がったあとのお楽しみ満腹ランチ~りんりんロード(桜川市~土浦市)
不動峠ヒルクライムを足をつかずに上るという挑戦が失敗に終わり、悔しさが残る私でしたが、ダウンヒルはとても大好き。気持ちを入れかえてつくばスカイラインから風返し峠へ一気に下ります。そのときの風が最高に気持ちが良いのです。この下りを楽しむために坂を上っているのだ、と言っても良いです。ただし、下りには様々な危険がともないますので、十分注意して走りましょう。
風返し峠から向かったのは、本日のランチのお店。セットメニューが充実。
ランチはお値段もリーズナブルで、メニューも豊富。ヒルクライムで疲れた体に栄養チャージです。たくさん食べたい方にもぴったりなお店です。駐輪スペースも十分あります。満腹格安ランチ後のお約束の消費ライド。今日は絶対にカロリーオーバーライドですからね。
つくばりんりんロードを走り、沼田屋さんで「かりんとう饅頭」購入タイムです。試食も充実しています。外が適度なカリカリ感でやみつきになりそう。お手頃な5本入りをお土産に購入する人が多かったようです。お店の右手奥側に自転車を置けるスペースがあります。
お土産購入のあとは、デザートライド。日本3大ブルーベリー産地として知られているつくば市の島名にある中根ブルーベリー農園のアイスを目指しました。道路沿いにありますが、門をくぐるとなんだか別世界です。お店の脇に自転車を停めます。店内にお水サーバーがあって無料でお水も飲み放題です。この日は店主さんが2種類のブルーベリーの食べ比べをさせてくれました。どちらが美味しいかはやはり個人の好みの違いなのでしょうか、こちらが少し酸っぱい、こっちのほうが美味しい、と参加者の意見も割れました。
敷地内には約50種、約1400本のブルーベリーの木が。
気さくに話しかけてくれるご夫婦が店主さん。
飽きのこないあっさり味。2個はいけるかも。
万博記念公園駅解散~輪行再び
袋の向きがいまひとつわからず、見かねた先輩が手助けを。
昼食後からはカロリーオーバーだった今回のイベントのゴールは万博記念公園駅。 ここから再びつくばエクスプレスに乗って、自宅へ帰ります。これまでの走行距離 約75km。速度は筑波山ヒルクライムで約8~9キロ、平地で25~28キロ前後でした。まだまだ輪行もままならない私なのですが、イベントでご一緒してくれる顔見知りの先輩たちに助けられながら、そして先輩たちの後ろを走りながら色々なことを学んでいる私なのでした。
まとめ
残念ながら今回の筑波山ヒルクライムは完走となりませんでしたが、ヒルクライム挑戦2回目。たとえ体力がそれほど備わっていないビギナーであっても、周りに左右されず自分のペースで上がること、コースを把握すること、適切なギアチェンジを覚えることなどによって完走への期待も高められる気がしました。
「足をついたっていいじゃないか、振り返れば、ここまで登ったんだ、そう思えばいい」と後日イベントの主催の方から名言なるものをいただき、何故かその言葉に力をもらって、「いつの日か筑波山リベンジしてやる」とひとり心に誓った私なのでした。今回の私の筑波山ヒルクライムの敗戦記事が、これから筑波山に挑戦しようとしている、全ての自転車ビギナーさん達の糧となりますように。
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WRITTEN BYFRAME編集部
FRAME編集部はロードバイク、MTB、ミニベロ、トライアスリートなど、全員が自転車乗りのメンバーで構成されています。メンテナンスなど役立つ情報から、サイクリングのおすすめのスポット情報、ロードレースの観戦まで、自転車をもっと楽しくするライフスタイル情報をお届けします。 https://jitensha-hoken.jp/blog/