通勤・通学が楽になる!クロスバイク購入前後で知っておきたいこと
突然ですがあなたはこんな光景を目にしたりしませんか。通勤・通学時にママチャリを駐輪場に停めて駅へと向かう・・・そんな時ふと目に止まったクロスバイク。あんな速そうな自転車を買ったら通勤・通学が楽になるのに、と思ったことありませんか?また同時にこんな悩みも湧いてくるかもしれません。
- 自分がクロスバイクを買って使いこなせるだろうか?
- クロスバイク購入前に何を考えておくべきなのだろうか?
- クロスバイク購入後に何が必要なのだろうか?
そんな人にこそ読んでもらいたいのが、この記事です。実際にクロスバイクに乗っていた私が、自分自身が購入した時に感じた悩みを、これからクロスバイクを買う皆さんと一緒に解決していきたいと思います。
クロスバイクは通勤や通学に使用したいとお考えの方にぴったりの自転車ですよ。
目次
クロスバイクとは?
クロスバイクはハイスピードで走ることができるロードバイクと、非舗装路の荒地でも走破できるマウンテンバイクの合いの子として誕生しました。ちょうど中間だからとはいえなぜクロスバイクが街乗りで多くのユーザーに愛されているのか、実はよく知らないという人が多いのではないでしょうか?私は大きく分けて2つの理由があると考えています。
移動が速い
いきなりそのまま!?と驚かれた方もいるでしょう。しかし速いということはとても大事なことなのです。
クロスバイクは適度な前傾姿勢を取り、握りやすいストレート(一直線)のハンドルが特徴です。ハンドル幅も広めに取られていて高速域でも安定した走行ができます。
フレーム(車体)は軽量化されており、坂でもスイスイ漕ぎ続けることができます。ママチャリと比べると変速も多く、細かく状況に応じて変速の切り替えができます。例えば登り坂ではギアを軽くしたり、平坦な道でスイスイいきたいときは少しギアを重くしたり。細かい調節ができるので足への負担を減らすことができます。
ギア変速の数は20段前後を搭載しているモデルが一般的で、これは例えば50km以上の長距離を乗る機会があったとしても対応できるくらいの性能です。
タイヤが太く、街中で路面を気にすることなく乗ることができる
photo by ume-y
スポーツタイプの自転車と聞いて想像するイメージとして、細いタイヤがあげられるかと思います。クロスバイクのモデルによりますが28c~32cとスポーツタイプの自転車の中で太めのタイヤを採用していることが多いクロスバイクは、少しの段差や多少でこぼこした舗装された道であれば問題なく走ることができます。
これはシティサイクル(ママチャリ)よりも若干太めのサイズとなります。スピードや軽さはロードバイクに適いませんが、ロードバイクよりもタイヤが太くなることでクッション性が増し乗り心地の良さを実感できます。
クロスバイクには様々なスタイルが存在し、ロードバイクのようなスピードや軽さを追求したモデルや、MTBのような太めのタイヤで安定感を持たせたモデルなど、色々なモデルがあります。まさにクロスバイクは街乗りに最も適したスポーツバイクと言えるでしょう。
通勤や通学で移動できる距離はどれくらい?
通勤や通学用途の人
クロスバイクはハンドルがフラットな構造になっているため初めて乗車される方でも操作がしやすく、乗りやすい自転車です。都市部にお住まいの方は朝の通勤ラッシュでヘトヘトになるより、クロスバイクでストレスを発散しながら到着した方が1日を気持ちよく過ごせますね。
個人差はありますが、クロスバイクなら片道20kmの通勤も苦にならないでしょう。満員電車から解放された通勤は天国だと思うかもしれません。
プロメカニックよるワンポイントアドバイス:クロスバイクは約15キロくらいもしくは、1時間くらいまでの移動におすすめ!
私、ママチャリしか乗ったことがないけど大丈夫?
クロスバイクの特徴が快適な速度を出せる上に、タイヤが太く路面のでこぼこを気にせず走れる自転車だということは先程触れましたが、もう一つありそれはフラットバーと呼ばれるハンドルを採用していることです。
週末など街中を走っていることの多いロードバイクは、より細めのタイヤを基本仕様とし、ハンドルの両端が文字の”つ”のように曲がっていますよね。あれはドロップハンドルと呼ばれるのですが操作に若干の慣れが必要な他、はじめのうちは地面と近い感覚を覚え、恐怖を感じることがあるものです。
しかし真っ直ぐなハンドル、フラットバーハンドルであればママチャリよりも少しだけ前傾姿勢になる程度なのでそうした心配はありません。適度に速く、姿勢が前傾過ぎないので乗っていて楽です。それがクロスバイクなのです。
クロスバイクを買うならどんなモデルがおすすめ?
クロスバイクを乗りこなせそうと思ってきましたか。とはいえ実際に店舗に足を運んでみても多すぎる種類に困惑してしまうことがあるでしょう。そこでおすすめのクロスバイクを中心にどんな点に注意して、選んだら良いのか紹介していきます。
予算7万:おすすめのクロスバイク
クロスバイクと一口に言っても5万円位から20万円ほどするものまで幅広い価格帯が存在します。初心者なら5~8万円程度のクロスバイクでも充分に満足できる自転車が買えますよ。おすすめの自転車を紹介します。
トレックのFX3はクロスバイクの定番であり、トレックを代表する人気モデル。豊富なカラーバリエーション、幅広いカスタマイズ性、軽快で快適な走りで、週末のサイクリングはもちろん、通勤や日常の足まで、幅広い目的を1台で叶えるバイクです。
参考価格:税込79,000円
未舗装路にも安心してチャレンジできる唯一のクロスバイクがトレックのDSです。38mmの太いブロックタイヤは安心感抜群で、フロントフォークはサスペンションが付き、凸凹した路面でもハンドリングへの影響を最小限に抑えます。マウンテンバイクにチャレンジする前の1台として最適のクロスバイクです。
参考価格:税込79,000円
Vita Sports – Specialized
Specialized(スペシャライズド)のクロスバイク。太めの32cのタイヤを装着していることもあり、はじめて乗るクロスバイクで不安を感じることなく走ることができるでしょう。
参考価格:税抜75,000円
Roma 4 – Bianchi
チェレステカラーと呼ばれる爽やか青色が印象的なBianchi(ビアンキ)のクロスバイク。パッと目をひくカラーは乗るときに良い気分になれます。
参考価格:税抜74,000円
ESCAPE R3 – GIANT
クロスバイクといえば名前が必ず名前が上がるのがこのGIANT(ジャイアント)のESPACE R3。ちょっと遠出したくなった時に、その期待に応えてくれる実用性に優れた自転車です。
参考価格:税抜50,000円
クロスバイクにはサイズがあります
自転車選びはまさに洋服選びと同じです。あなたにピッタリのサイズの洋服を試着して探すように、あなたの身長や股下にあったクロスバイクを探すことが重要です。
クロスバイクのメーカーパンフレットやHP・ショップ店頭などにモデル別に適応サイズという記述があるはずですので必ずそこで自分の身長は何というサイズが適切なのか確かめてください。最近は各メーカーとも女性向けサイズも積極的に展開しているので小柄でも心配いりませんよ!
上記の表は自転車メーカーのMERIDAが公表する身長に合わせたサイズ感ですが、股下の長さや腕の長さ、メーカーによってサイズ感が大きく異なる場合があります。最初はショップで店員さんと相談しながらぜひ実際に自転車にまたがってみて、サイズを確認する事が大事でしょう。
そして自分にピッタリと合うクロスバイクを見つけたら、ぜひまたがってみてください。
プロメカニックによるワンポイントアドバイス:自転車にもサイズがあり、大きいものを選んでしまうとハンドルまで手が届かなかったりするので注意。サドルに座りハンドルに手を伸ばした時に、肘が突っ張り余裕がない場合は大きい証拠。逆に小さいと窮屈に感じるので実際に跨ってみること。
クロスバイク以外に揃えておくと良いもの
クロスバイクを購入する際には、安全に走行する為に以下のものを揃えておきましょう。
鍵
クロスバイクの盗難を防止するために、外へ停める時は鍵を掛けておきましょう。鍵も価格帯の差が広く、選ぶことが難しいと感じる1つかもしれません。これもメカニックの石橋さんに聞いてみましょう。
プロメカニックによるワンポイントアドバイス:クロスバイクに限らず新車は盗難のリスクが高いので、できればワイヤーよりもチェーンタイプ(鎖状)がおすすめ。長さ70センチの以上の鍵であれば車輪と絡めて施錠できて防犯上良いでしょう。
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110cmと長さも充分なABUS(アブス)のチェーンロックがおすすめです。
ライト
必需品といって良いでしょう。夜間もクロスバイクで走る方は、後方向けの赤の点滅ライトも取り付けると車に視認してもらえて便利です。
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CATEYEのフロントライトVLOT200とリアライトTL-LD155-Rがセットになったライトはこれ1つで大丈夫な、お得なセットです。
さらにヘルメットやグローブがあると万が一の際にあなたを守る働きをします。両方ともサイズが大事なので、自転車を購入する際に店頭で手にとって大きさを確認してから買いましょう。
タイヤの空気編
はじめてのスポーツタイプの自転車がクロスバイクになる人は、いくつか知っておいたほうが良い知識があります。
最も大事とも言えるのが空気の入れ方です。そもそも空気はどうやって入れたら良いの?
プロ(PRO) フロアポンプ パフォーマンス 米式、仏式バルブ対応
今までスポーツタイプの自転車に空気を入れたことのない人は最初戸惑うかもしれませんが、動画で繰り返し見て覚えてしまいましょう。
空気圧が大事と聞くけどなぜ?
プロメカニックによるワンポイントアドバイス:空気圧が少ないと、乗り手の体重でタイヤがつぶれてしまい、路面の釘やガラスなどによりパンクしてしまう可能性があるのでスピードが出にくくなります。逆に高圧だと乗り味が硬く、それ以上に空気を入れてしまうと中のチューブが破裂してしまう可能性があるので注意が必要です。
出先でのパンクは避けたいですよね。最低限自分でできる範囲として空気圧をチェックする、空気を入れることは覚えておきましょう。自転車の購入時に販売店で聞くと詳しく教えてくれますのでぜひ数回試してみてコツを覚えてみてください。
クロスバイクは遠出したくなる乗り物!
クロスバイクは街中で使用する自転車としてかなり完成度の高い乗り物です。ハンドル操作がしやすく、スピードが出るため街中やちょっとした郊外では役立ちます。普段は通勤として、休日は本格的なエクササイズとして使うことができます。
またクロスバイクに乗るとよく遠出がしたくなると聞きます。ママチャリからクロスバイクに乗り換えた場合、自転車で行くことのできる距離がはるかに広がります。すると今までちょっと車がないと・・・と思っていたようなお店や場所に簡単に行くことができるようになる、そんな生活が待っています。
クロスバイクがあればきっと今まで気に留めていなかった景色に出会えたり、素敵なお店を見つけたりすることができますよ。ぜひあなたにぴったりの1台を見つけてください。
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