クロスバイクに泥除けは必要?ダサくならないフェンダーの選び方とおすすめ10選

クロスバイク 泥除け 必要 マットガード

ロードバイクやクロスバイクは、軽量化のため基本的に泥除けはついていません。ただ実際に雨上がりの路面が濡れている状態でサイクリングすると、跳ね上がるしぶきで背中一面泥だらけに!ママチャリでここまで汚れないのは泥除け(フェンダー)のおかげ。愛車のスポーティな見た目を損ねない、ダサくならない泥除け10選をご紹介。記事の最後には泥除け付き完成車も!

クロスバイクに泥除け…?雨の日や濡れた路面を走るなら必要

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これらはMTB×オフロードで汚れる前提ですが、路面が水たまりだらけだと濡れ方は似たようなものに……

泥除けは、自転車の前後輪を覆って、タイヤから跳ね上がるしぶきが身体にかからないよう保護するためのものです。マッドガードやフェンダーとも呼ばれます。
ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ車は、空気抵抗をなくし、車重を軽くするために基本的に泥除けはついていません。

泥除けナシで雨の日や、雨上がりで路面が濡れているときにサイクリングするとどうなるか。タイヤ(特に後輪)から跳ね上がる水しぶきがお尻から背中にかけて、ひどいときにはヘルメットの方までかかってしまい、盛大に服が汚れます。
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サイクルジャージなら「まぁいいか」と諦められるところが、スーツや制服だとそうはいきません。特に雨上がりの路面が濡れているときは油断しがち。平気だろうと乗ってしまって、あとから背中一面のひどい汚れに気付いたときには……。

泥除けの選び方:見た目×用途で優先度を決める!

泥除けは用途に応じて大きく2つのタイプに分けられます。

  1. 着脱式/携行できるタイプ
  2. 工具で取り付けるタイプ(フルフェンダー)

例えば朝出発したときは平気だったのに、日中雨が降って帰宅時の路面は濡れている…。そんなとき携帯タイプの泥除けをひとつ持っていれば安心です。大掛かりな取り付けのない着脱式なら必要なときだけ装着することができるので、見た目が気になる人にもおすすめ。

また通勤・通学で毎日乗る人や、梅雨どきなど雨が多い時期には、ホイールを覆う面積が大きいフルフェンダータイプを取り付けておいても良いでしょう。ただし取り付けに技術がいる場合もあるので、苦手な人はショップへお願いするのが吉。

購入前にチェックすべき3つのポイント

ひとくくりに泥除けと言っても、製品によって取り付け位置や取り付け方法が異なります。
ダボ穴を必要とするものや、ブレーキの固定ボルトに固定するもの、フォークとタイヤのクリアランスが必要となるもの、ディスクブレーキのバイクには取り付けられないものなどがありますので、事前に自分のバイクに取り付け可能なものかを確認しておきましょう。
サドルに取り付けるタイプの場合は、サドルバックと干渉しないか、サドルレールの形が対応しているかも確認し、しっかり固定できるかチェックしておきましょう。
固定が不十分だと、走行中にずれたり外れたりすることがあります。
また、泥除けの幅はタイヤの幅以上ないと、泥除けで防ぎきれない跳ねがかかりますので、サイズにも注意しましょう。

3つのチェックポイント

  • 固定方法は自分のバイクに適合してる?(ダボ穴?ブレーキ固定ボルト?必要なクリアランスは?)
  • サドル取り付けなら、レールの形状やサドルバックとの干渉にも注意
  • タイヤ以上の幅があるか

取り外し可能な泥除けおすすめ8選

まずは取り外しができる泥除けを厳選してご紹介します。クロスバイクはもちろん、ロードバイクやピストバイク、サイズが合えばミニベロでも取り付けられますよ。

【持ち運びに便利】マジックワン ASS SAVERS-3


サドルレールに引っかける取り付け方式で、使わないときは折り畳んでサドルバックに収納できる簡易タイプです。軽いので突然の雨対策に持っておくこともできます。
MAGICONE(マジックワン)ASSSAVERS REGULAR ブラック

  • 税込価格:¥1,296
  • カラー:ブラック、グレー、レッド、クリア、ブルー、ホワイト、イエロー
  • サイズ:(約)幅105×奥行1×高さ34mm
  • 重量:(約)19g

【軽量&選べるデザイン】VELOX イージーフェンダー


こちらもサドルレールに取り付けられるタイプで、ほとんどのロードバイクやMTBのサドルに対応しています。16gと軽いので装着していても気になりません。
カラーバリエーションが豊富で、個性的なデザインからも選べるところがポイント。

  • 税込価格:¥1,369
  • カラー:フランドル、ヴェロックスロゴ、イエロー、オレンジ等
  • サイズ:11×35cm
  • 重量:16g

【工具無しでカンタン取り付け】ゼファール Swan-R


バンドでシートピラーに取り付けるので、工具なしで取り付け可能です。シートピラー径25~32mmまで対応。

  • 税込価格:¥1,566
  • カラー:ブラック
  • サイズ:約60×4.5cm
  • 重量:150g

【前後でそろえられる】TOPEAK ディフェンダーRC1/RC11


シートピラーにベルクロストラップで装着するリア用の泥除けです。2か所のピボットがあるので、高さと角度の調節ができます。取り付け可能径はφ27~36mm。同シリーズでフロント用フェンダーのRC1もあります。

  • 税込価格:¥3,240
  • カラー:ブラック
  • サイズ:(フロント:RC1) L320 x W83 x H140mm(リア:RC11)L558 x W58 x H37mm
  • 重量:39g(RC1)、117g(RC11)

【スリムタイプ】サニーホイル SW-670FR


ロードバイクやクロスバイク用のスリムタイプの泥除けです。ブレーキの留め具部分にボルトで取り付け、取り付け時には10mmのスパナが2本が必要になります。

  • 税込価格:¥2,680
  • カラー:ホワイト、ブラック、カーボン
  • サイズ:700C(27インチ相当)用。Front : 355mm×46mm、Rear : 445mm×46mm
  • 重量:250g

【着脱カンタン】OGK技研リアフェンダー MF-019R


シートポストに取り付けるタイプのリアフェンダーです。シートポストの外径25.4~31.6mmに対応しています。

  • 税込価格:¥648
  • カラー:ブラック、オレンジ、ガンメタ、ピンク、青、こげ茶、黄緑、シルバー
  • サイズ:N.A.
  • 重量:N.A.

【縮んでコンパクトに】GIZA(ギザ)SW-PS1 FR フェンダーセット


使わないときは折りたたんで付属のキャリングバッグへ収納できる、コンパクトな前後フェンダーセットです。フロントはブレーキ取付穴に固定し、リアはシートポストへワンタッチ着脱式になっています(取付可能径Ø22.2~34.9mm)。

  • 税込価格:¥4,968
  • カラー:ブラック
  • サイズ:フロント長 115mm(収納時)295mm(使用時)、リア長 125mm(収納時)405mm(使用時)
  • 重量:フロント 113g、リア 155g

【MTB用のタフなモデル】TOPEAK フェンダー前後セット


破損しにくいインジェクション成型ナイロン素材のMTB向けのディフェンダーです。フロントは26~29インチ、リアは26インチのタイヤ径に対応しています。

  • 税込価格:¥5,076
  • カラー:ブラック
  • サイズ:前輪用:L600×W100×H120mm、後輪用:L400×W100×H120mm
  • 重量:前輪用:190g、後輪用:230g

フルフェンダータイプ厳選2つ

工具を使ってしっかりと取り付ける、フルフェンダータイプもご紹介しておきます。

Dixna クロスフェンダー


ハブシャフトに取り付けできるリア2本ステータイプのフルフェンダーです。対応タイヤサイズは35~45c。フレームとタイヤ、タイヤとブレーキのクリアランスによっては取り付けできない場合があります。

  • 税込価格:¥5,184
  • カラー:ブラック、シルバー
  • サイズ:700C×35-45C
  • 重量:N.A.

SKS(エスケイエス)レースブレード プロ XL


ロードバイク用「レースブレード プロ」より、幅・長さともに大きめサイズとなった「レースブレード プロ XL」。太めのタイヤを装着したグラベルロードやクロスバイクなどに最適です。
SKSはドイツのサイクル用品メーカーで、ヨーロッパの石畳を走行する際の激しい振動にも耐える設計が自慢の一品です。位置調整の自由度も高いので、ディスクブレーキやVブレーキの車体にも取り付けできます。

  • 税込価格:¥8,424
  • カラー:ブラックマット、ブラック、シルバー
  • サイズ:700C×25-32C
  • 重量:365g

泥除けつきのロードバイク・クロスバイクを買うという選択も

頻繁に泥除けを使ったり、取り外さないでつけたままにするなら、いっそのこと泥除けを標準装備したスポーツ車を選択するという手もあります。

泥除けを標準装備し、ブルベなどのロングツーリングにも対応した「ARAYA Diagonale」
Image:ARAYA

GIOSのマッドガード付き外装7段変速クロスバイク「ESOLA(イソラ)」
Image:JOB INTERNATIONAL

▶クロスバイクの選び方やおすすめモデルをチェックするならこちらから

おわりに

スポーツ車用に後付けできる泥除けをご紹介しました。フロントとリア両方に取り付けるタイプや、リアのみに取り付けるなど、取り付け頻度や使い方によって選択する泥除けが変わってくると思います。
通勤・通学で毎日乗る人や、梅雨どきで路面が悪くてもサイクリングに行きたいときには、泥除けをつけるだけで随分汚れ方が違います。自分のライドスタイルにあった泥除けをひとつ持っておくと安心ですよ。

監修:サイクルアシスト オオバ 大場忠徳
Y’s Road オンライン アウトレットコーナー

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WRITTEN BY猫ちぐら

翻訳会社のDTPオペレータからフリーランスへ。ダイエットのためにママチャリでサイクリングロードを走って自転車にはまる。登りは好きだが下りは嫌いなのが困った所。現在はヒルクライムや山岳系ロングライドでロードバイクを楽しんでいます。

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