ママチャリに代表されるシティサイクルは、便利で手軽なすばらしい乗り物ですが、坂道が辛いと感じたり、もっとスポーティにサイクリングしたいと考えたことはありませんか。そんな方にこそオススメしたいのがクロスバイクです!
「ロードバイクと違うの?」「いくらするんだろう」「全くの初心者でも乗れるのかしら」……そんな疑問を一挙解決!クロスバイクの選び方からおすすめモデル、スポーツサイクルならではの楽しみ方まで存分にご紹介していきます。

クロスバイクとは?


まっすぐなハンドルを持つクロスバイク「シェファード シティ」
▲まっすぐなハンドルを持つクロスバイク「シェファード シティ」
出典:RITEWAY

クロスバイクとは、まっすぐなハンドルを持ったスポーツバイクで、タイヤが太く悪路に強いマウンテンバイクと、舗装路を速く走るロードバイクの特徴をあわせ持ったスポーツバイクのことを指します。ロードとMTBの「いいとこ取り」な自転車なので、さまざまな道路状況にマルチに対応する自転車とも言えます。

GIOS FELLEO
▲ロードバイクの「GIOS FELLEO」。スピードが最優先なので、タイヤは細く、前傾姿勢をとれるドロップハンドルがついている

マウンテンバイクの「cannondale TRAIL 7」。
▲マウンテンバイクの「cannondale TRAIL 7」。がっしりと太いタイヤで、オフロードなど悪路でも乗りこなせるつくりになっている

普通の街乗りやショッピングに、通勤・通学、フィットネス、サイクリングまで、使えるシーンの範囲が非常に広く、モデルもメーカーによって多彩なラインナップが用意されています。メーカーごとに「スポーツ」「アーバン」「コンフォート」などいろいろな呼び名があります。

※ちなみに「クロスバイク」は和製英語です。

ほかのスポーツバイクとの違いは?クロスバイクの価格は?


スポーツバイクにはロードバイクを始め、マウンテンバイクやミニベロなどもあります。主な特徴を簡単にまとめてみました。

スポーツバイクの種類(表)

クロスバイクの特徴を5つにまとめてみます。

  1. まっすぐなフラットハンドル
    ロードバイクのようなドロップハンドルではなく、基本的にハンドルはまっすぐです。
  2. アップライトな乗車姿勢
    ママチャリよりは前傾気味になるものの、ドロップハンドルを使用したスポーツバイクよりは身体を起こした姿勢で乗ることができます。
  3. 目的に応じて選択できるタイヤ幅
    舗装路を速く走りたいならロードバイクのような細めのタイヤのバイク、多少の砂利道などの悪路でも楽に走りたいときはマウンテンバイクのような太めのタイヤを装備したモデルを選ぶ。乗りたい目的によって適切なタイヤ幅のバイクを選ぶことができます。
    多くの場合、あとからタイヤの変更も可能ですが、乗る目的に応じたタイヤを装備したモデルを選択するとよいでしょう。
  4. 5万円前後から10万円位までの価格帯が中心
    クロスバイクの価格帯はだいたい5万円前後から10万円位までのモデルが多いです。(モデルによっては10万円以上するものも)
    クロスバイクはフレームに丈夫な「アルミ」を使用したモデルが多いですが、他にも「クロモリ」や「カーボン」素材を使用したモデルも一部あり、カーボン素材を使用している場合は価格が高くなります。
  5. ママチャリより軽い車体
    スポーツバイクなのでママチャリよりは重量が軽く、そのぶん軽快に走ることができます。だいたい10kg前後から12kgくらいのモデルが多いです。

ママチャリなどシティサイクルと違い、スポーツサイクルではフレームの素材やパーツは気にすべきポイントです。コンポーネントやギア比については「クロスバイクのフレーム&コンポの基礎知識」で後述します。

ロードバイクとクロスバイク、どちらがよい?


ロードバイクとクロスバイク、どちらがよい?
最初のスポーツバイクを選ぶとき、ロードバイクとクロスバイク、どちらにしたらよいのかはよく迷うところだと思います。

ロードバイクは、ロードレースに使用されて発達してきたこともあり、速く走るために車体が軽く、スタンドやキャリアなどの余分なものをそぎ落としてあります。

見た目では「ドロップハンドル」が一番わかりやすい違いです。値段も10万円以上からが基本で、数十万円もいたって普通の価格帯です。カーボンフレームなどの軽い素材が使用されたり、高性能のコンポーネントが搭載されると、自転車とは思えないほど高価格となるモデルもあります。

プロレースで見るバイクはロードバイク
▲プロレースで見るバイクはロードバイク

予算が最優先ではありますが、

  • とにかく速く走りたい
  • 100km以上の長距離を楽に走りたい
  • 荷物が少ないのでカゴやキャリアはなくてもいい
  • 安全な駐輪場所の確保ができる
  • 車の運転経験がある、車道の左側を安全に走れる

という方は最初からロードバイクでもよいかもしれません。

今までママチャリしか乗ったことがなく、あまり車道を走り慣れていなかったり、通学通勤などでスタンドのないロードバイクが置けるような安全な駐輪場所が確保できない場合は、クロスバイクを一考してみてはいかがでしょうか。

幅広い楽しみ方ができるクロスバイク


ビアンキROMA2(旧モデル)とカフェに。見た目からスポーツサイクルにはまったっていいと思う…!
▲ビアンキROMA2(旧モデル)でカフェに。見た目からスポーツサイクルにはまったっていいと思う…!

「スポーティなバイクで気軽に街のりやフィットネスを楽しみたい」「ロードバイクほど本格的でなくてもいいからサイクリングしてみたい」と、とりあえず気軽に乗り回せるスポーツバイクが欲しいときはクロスバイクは手軽でおすすめです。シティサイクルとは全然違う走りで、普段の移動が格段にスムーズになるのはちょっとした感動を覚えるはず。

クロスバイクは使用範囲が広いので、

  • 街乗りや買い物
  • 通勤/通学
  • キャンプやツーリングなどの自転車旅
  • 100km未満のロングライド
  • 距離の短い気楽な自転車イベントへの参加

など、これらすべて対応することができます

リュックやカゴなどを利用すれば買い物も十分可能。スーツ姿にヘルメットをかぶり颯爽と走れば、満員電車ともオサラバ
▲リュックやカゴなどを利用すれば買い物も十分対応できる。スーツ姿にヘルメットをかぶり颯爽と走れば、満員電車ともオサラバ

クロスバイクで参加できるライドイベントも多い
▲クロスバイクで参加できるライドイベントも多い

クロスバイクのフレーム&コンポ―ネントの基礎知識


初めてスポーツバイクを選ぶとき、ママチャリ購入のときは考えもしなかったフレームやパーツの違いに戸惑う人は多いです。フレーム素材やコンポーネントなどのパーツの面からはどのように選んだらよいのでしょうか?

フレーム素材「クロモリ」「アルミ」「カーボン」


フレームとは自転車の枠。画像でいう黄色い車体の部分。
▲フレームとは自転車の枠。画像でいう黄色い車体の部分。

クロスバイクのフレーム素材は、アルミ、クロモリ、カーボンがあります。

ほとんどのクロスバイクは「アルミ」素材が主流です。
ただし一部のクロスバイクには、細身のクロモリ素材や、軽量なカーボン素材が使われているモデルもあります。

アルミ素材のクロスバイク「MISTRAL」 ▲アルミ素材のクロスバイク「MISTRAL」

振動吸収性の高い細身のクロモリのクロスバイク「AMPIO」 ▲振動吸収性の高い細身のクロモリのクロスバイク「AMPIO」

出典:GIOS|JOB Internatioanal, ltd.

スチール/クロモリ


クロモリとはクロムモリブテン鋼の略で、言い換えればスチール(鉄)鋼です。細長くスリムな外見のフレームはだいたいクロモリフレームです。強度があり長持ちする素材のため、長らくスポーツ自転車のメイン素材として使われてきました。

衝撃を吸収しやすく、乗り心地は柔らかいです。また強い衝撃を受けると折れてしまうカーボンと違って強い衝撃を受けても曲がる事で衝撃を吸収し、走行可能性を維持できるのはメリットですね。極端な話になりますが、クロモリフレームを扱うフレームビルダーは鉄工所みたいな場所であり、曲がったフレームも直せます。スチールのほうがより安価ですが、その分重量も重いです。

アルミ


アルミはクロモリに代わり、自転車フレーム素材の主役を奪った存在です。スチール/クロモリよりも軽量で安価、錆びにくい素材は、あっという間に各メーカーが採用し定着していきました。

アルミはクロスバイクのエントリーモデルには欠かせない素材です。クロモリよりも硬く、衝撃を吸収しづらいのがデメリットです。

カーボン


そのアルミからフレームの主役の座を奪いつつあるカーボン。クロモリやアルミと違って金属ではないため重量が劇的に軽くなるのが一番のメリット。
デメリットは高価なので予算が上がることと、衝撃吸収限界を超えるとフレームが割れたりします。中には100万円を超えるものも・・・にわかには信じられないですよね(汗)

カーボンのクロスバイクだと、最低価格がクロモリやアルミよりも上がってしまいます。10万円ほどの予算であれば、フレーム素材はクロモリかアルミのどちらかを選ぶことになると思います。

コンポのグレード?ギア比?


コンポーネントのグレードって?ギア比? ▲コンポーネントとは、ブレーキや変速機、クランク、スプロケットなどのパーツの総称。いわば自転車の内臓
出典:SHIMANO SORA R3000 シリーズ|SHIMANO

使用用途が幅広いクロスバイクのコンポーネントはモデルによって、シマノ製のマウンテンバイク用コンポーネントや一部ロードバイク系のコンポーネントが採用されています。

マウンテンバイク系のコンポーネントの場合、フロントギアが3枚あり、24段変速になっています。ギア数が多いので通常の走行から急な坂や向かい風の中でも楽に走れるよう、幅広く対応できる仕様になっています。

ロードバイク系のCLARISやSORAを採用されている場合は、フロントギアが2枚になり、より速い走行性能重視のモデルになります。

シマノ製のコンポーネント一覧
クロスバイクで採用されるモデルは下段のものが多いです。

また、街乗り用などフラットな道路の走行を想定したモデルの場合は、フロントギアが1枚のみのモデルなどもあります。

*)編集部註:マウンテンバイク系のコンポは、正確にはXTRの次にXT、そしてSLXが来るが今回は省略

Ⅴブレーキかディスクブレーキか?


ディスクブレーキ採用モデル ▲ディスクブレーキ採用モデル
出典:Bianchi|サイクルヨーロッパジャパン株式会社

ここ数年で制動性が高いという「ディスクブレーキ」を採用しているモデルが増加傾向にあります。

雨の日でも制動力が変わらない、少しの力でもブレーキが効くので握力が弱い人でも使いやすいというのが特徴です。

※そもそもディスクブレーキって何か知りたい!という方はこちら
ついにロードバイクにも解禁!ディスクブレーキとは?

ただし、天候が変わりやすい山岳ツーリングをする方や長距離を走る方以外、平地の街乗りメインや雨の日に基本的に乗らない方は特にこだわる必要はないと思います。

目的別!クロスバイクの選び方とおすすめモデル16台


クロスバイク 夕焼け イメージ 旅
クロスバイクを買うことも決めた!乗る目的もだいたい見えてきた!最後に自分にぴったりハマる最適なモデルを探すだけ。
ここからは目的別の優先ポイントとおすすめモデルをご紹介。

街乗りや気軽なポタリングメインなら


基本的に舗装された道路を走ることが多い街乗り用は、タイヤはそんなに太くなくても基本的な700×28Cや32Cなどで大丈夫です。

カゴがオプションで付けられるタイプや、自分好みの見た目にこだわったファッション性のあるモデルでもOKです。


▼カゴを後付けするという方法もありますよ!
通勤や街乗りに!クロスバイクに後付けできるおしゃれなカゴ19選

それでは実際のおすすめモデルをご紹介しましょう。買い物にもポタリングにも気軽に使いまわせるモデルを集めてみました。

LGS-L8(ルイガノ) ― カジュアルなカラーリングのスポーツ車で気軽に乗りたい


LG ORANGE
▲LG ORANGE

フレーム:アルミ
カラー:LG WHITE、LG BLACK、LG ORANGE、CHERRY PINK、GRASS GREEN
参考価格:税抜54,000円
LINK:LOUIS GARNEAU

TOKYOBIKE 26 ― 街乗り仕様で気軽に乗り付けたい


ボルドー
▲ボルドー

フレーム:アルミ
カラー:ボルドー、スレートグレー、シダーグリーン、アイボリー、ブルーグレー、マスタード、ネイビー
参考価格:税抜68,000円
LINK:tokyobike

CAMALEONTE1(ビアンキ)― 人気のチェレステカラーのクロスバイクで軽快に


MATT CK16
▲MATT CK16

フレーム:アルミ
カラー:Matt Black、Matt CK16、Matt Grey、Matt White
参考価格:税抜69,000円
LINK:Bianchi

通勤・通学で使うなら


ほぼ毎日使用する通勤・通学向けには、走行が楽でパンクしにくく、メンテナンスも容易なタイプがよいでしょう。坂道も登れる軽いギアから 下りでスピードを出せる重いギアまで備えた幅広ギアがあれば安心です。

また走行途中で雨に降られたり、路面が濡れているときのために、泥除け(後付けも可能)があると服が汚れません。



OUTERDO フェンダーセット 自転車マッドガード フロントとリア 前後セット 伸縮スライド式 14インチ~27インチ 簡単取付 角度調整 泥よけ ブラック

▼泥除けのおすすめはこちらから
クロスバイク向け!外付けできる泥よけ7選

毎日の通勤・通学にピッタリな、耐久性がありメンテナンスが手軽なモデルをご紹介しましょう。

ESCAPE R3(ジャイアント)― 24段変速の幅広い用途のベストセラーモデル


ブルートーン
▲ブルートーン

フレーム:アルミ
カラー:マットライム、レッド、ブルートーン、ブラックトーン、ホワイト
参考価格:税抜50,000円
LINK:GIANT

シルヴァ F24(ブリヂストン) ― パンクガード付きセミブロックタイヤ搭載モデル


ソリッドブルー
▲F.Xソリッドブルー

フレーム:アルミ
カラー:F.Xソリッドブルー、マット&グロスホワイト、マット&グロスブラック、E.Xヨークオレンジ、E.Xコバルトグリーン
参考価格:税抜52,800円
LINK:
BRIDGESTONE GREEN LABEL


CROSSLINE 30 RIGID(センチュリオン)― キャリアやフェンダーも取り付けられる拡張性のあるモデル


マットブラッシュド
▲マットブラッシュド

フレーム:アルミ
カラー:マット ブラック、ホワイト、マット ブラッシュド、キャンディー レッド、ターコイズ
参考価格:税抜55,000円
LINK:CENTURION

CROSSWAY 100-R(メリダ)― スタンド標準装備のベーシックモデル


MATT BLACK
▲MATT BLACK

フレーム:アルミ
カラー:MATT BLUE、MATT OLIVE、MATT BLACK、SHINY DARK SILVER
参考価格:税抜53,900円
LINK:MERIDA

SHEPHERD CITY(ライトウェイ)― 全11色のカラフルなカラーリングで自分流に


ネコフラージュ
▲ネコフラージュ

フレーム:アルミ
カラー:クラブマンブラウンメタリック、デジタルネコフラージュ、ネコフラージュ、キウイグリーンメタリック、フォーチューンイエロー、マリンルージュパープルメタリック、ジラフイエローメタリック、オレンジジュースメタリック、セイバーブルーメタリック、フェスティバルイエロー&パープル、サンセットブラック
参考価格:税抜53,000円
LINK:RITEWAY

QUICK 5(キャノンデール)― 35Cのタイヤで安定走行を実現


QUICK 5(キャノンデール)― 35Cのタイヤで安定走行を実現
フレーム:アルミ
カラー:BBQ、NEON SPRING、WHT
参考価格:税抜55,000円
LINK:cannondale

キャンプやツーリングなどの自転車旅


路面に砂利道や段差があっても楽に走行できるような、ややタイヤの太いモデルがおすすめです。荷物を装備しやすいダボ穴があるモデルの場合は、キャリアなども取り付けやすくなります。


また坂道などを走行する場合は、フロントギアが3段あると、コースにとらわれずに楽に走行することができます。

多少の砂利道などの荒れた路面でも快適に走行でき、荷物を積載しやすいようキャリアやフェンダーなどの取り付けができるような拡張性のあるモデルをおすすめします。

FX3(トレック)― カーボンフォークのチューブレスタイヤ採用モデル


Ⅴiper Red
▲Ⅴiper Red

フレーム:アルミ
カラー:Matte Trek Black、Green Light、Viper Red、Trek White
参考価格:税抜70,000円
LINK:TREK

Verza Speed 40(フェルト)― 内装ケーブルにダボ穴を標準装備、キャリア装着可能モデル


グロスシャルトリューズ
▲グロスシャルトリューズ

フレーム:アルミ
カラー:Matte Trek Black、Green Light、Viper Red、Trek White
参考価格:税抜70,000円
LINK:FELT

SIRRUS MEN SPORT DISC(スペシャライズド)― カーボンフォーク、シマノソラ採用で快適な走行を


ブラッククローム/クローム
▲ブラッククローム/クローム

フレーム:アルミ+カーボンフォーク
カラー:ブラッククローム/クローム、レモン/ブラック/ブラックリフレクティブ、キャストブルー/ロケットレッド/ブラックリフレクティブ
参考価格:税抜82,080円
LINK:SPECIALIZED

ロングライドにも挑戦したいなら


車体の重量が軽く、タイヤが細めのバイクなら速く走ることができます。ただしタイヤが太くても、路面の振動を軽減してくれる効果があるので、どのような道を走るかによっても変わります。
フレームがクロモリだと路面の振動を吸収してくれるので身体が楽になるという面も。

快適に走行できるようなロードバイク系コンポーネント搭載モデルを集めてみました。

ROMA 2(ビアンキ)― 軽いタッチの油圧ブレーキにシマノソラを搭載したスピードモデル


MATT BLACK ▲MATT BLACK

フレーム:アルミ
カラー:Matt CK16、Matt Black、Matt White
参考価格:税抜108,000円
LINK:Bianchi

AMPIO(ジオス)― 振動吸収性のよいジオス・ブルーのクロモリモデル


GIOS BLUE
▲GIOS BLUE

フレーム:クロモリ
カラー:GIOS BLUE、BLACK、WHITE
参考価格:税抜79,800円
LINK:GIOS|JOB International, ltd.

RFC Radford Classic(ラレー)― クラシックな外観にシマノクラリスを搭載


アガトブルー
▲アガトブルー

フレーム:クロモリ
カラー:アガトブルー、パールホワイト、クラブグリーン
参考価格:税抜78,000円
LINK:Raleigh

購入前のチェックポイント4つ


自転車 ギア 4 イメージ
クロスバイクなどのスポーツサイクルはどこで買えるのでしょう?シティサイクルが並ぶ量販店に行けば良いの……?
購入場所をはじめ、買う前に確認しておきたいポイントを4つ伝授します。

point1:スポーツサイクル専門のショップを探そう


基本的にロードバイクやMTBなどを取り扱うスポーツサイクル専門のショップを選びましょう。一部の大型量販店ではクロスバイクなど取り扱いがある場合もありますが、主にスポーツ自転車を扱うショップを選ぶのが安心です。



Webサイトでの購入は価格的には安いかもしれませんが、品物が確実に手に入るか、すぐ乗れる状態で届くのかが不透明です。身体に合ったセッティングやフィッティングをしてもらえないこともweb購入のデメリットと言えます。

初めてのスポーツバイクの購入の場合は、メンテナンスや不具合が生じたとき、すぐに相談したり持ち込めるよう、自宅に近いサイクルショップを選ぶほうが無難です。

point2:サイズ、モデルがあるかチェック


メーカー直営のショップか、大型のスポーツサイクルショップでない限り、自分の希望するモデルの在庫が常時あるとは限りません
たとえ希望モデルがあっても、身長などにあわせた適正サイズである必要があります。

大前提として、スポーツ自転車は「購入したその日に乗って帰る」スタイルではありません。自転車を購入してすぐ乗って帰ることもできるシティサイクルとは違い、バイク自体を取り寄せたり、パーツの取り付けや調整など時間を要します。

基本的に色やサイズ、付属品などを注文して1~2週間前後で手元にくる段取りになります。

point3:試乗ってできる?


「ソレイユの丘」にあるMERIDA XPERIENCE CENTRE。メリダの各種バイクがレンタルできる ▲「ソレイユの丘」にあるMERIDA XPERIENCE CENTRE。メリダの各種バイクがレンタルできる

基本的にメーカー直営のショップ、試乗車展示会場、試乗イベントならば試乗はできますが、一般のショップでは難しいです。また試乗車はモデルも台数も限られているので、小柄な方が乗れるサイズが用意されていないことがあります。

最近ではショップ以外でも「レンタサイクル」という形で試乗できるメーカーも出てきています。

気に入ったメーカーがある場合は、メーカーサイトで試乗取扱店があるか、試乗イベントがあるかどうか確認してみるとよいでしょう。

point4:保管場所の確保


point4:保管場所の確保
スポーツバイクはママチャリに比べて価格が高く、メンテナンスも手がかかるので、セキュリティ面からも自宅の室内保管がベストです。自宅内が無理な場合は、マンションなど住民しか立ち入れない駐輪場がよいでしょう。
ママチャリよりもデリケートですので、雨や風がしのげる場所に置きましょう。

クロスバイクに必要なアイテムとメンテナンス


自分のお気に入りのクロスバイクが見つかったら、次は実際に乗るために服装やアクセサリなど、まだ考えておかなければならないことがあります。

クロスバイクとあわせて用意したいアイテム


クロスバイクを購入したら、カギやライト、スタンドなども必要です。なかには標準で付属しているモデルもありますが、ない場合はクロスバイク購入時に一緒に揃えておきましょう。別途予算も必要になります。

  • アクセサリ類
    カギ、ライト、ベル、スタンド
    (必要なら)サドルバッグもしくはツール缶、ボトル、取り外し可能な泥よけ
  • ウェア系
    ヘルメット、グローブ、(必要なら)裾バンド
  • メンテナンスに必要なもの
    空気入れ、予備チューブなどのパンク対策グッズ、携帯ポンプ、チェーンオイルや清掃用品

また、最近では「自転車損害保険」への加入を義務付ける自治体も出てきました。
自動車の車両保険などに付帯している場合は必要ありませんが、特に入っていない場合は購入の機会に加入のご検討をおすすめします。

服装はどうする?


基本的に動きやすく身体にフィットしたカジュアルな服装がおすすめです。

ママチャリと違って脚を上げてフレームをまたぎます。普通のスカートは避けたいですが、サイクルウェアのスカートにスパッツ等を組み合わせて乗ることはできます。

裾が広いパンツの場合はチェーンに触れると服が汚れるので「裾バンド」等で留めて、汚れないようにしましょう。




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街乗りや乗る距離が短かい場合はカジュアルな服装でもよいのですが、フィットネスでサイクリングしたり、長距離を乗る場合は、速乾防臭機能に優れた専門のサイクルウェアの方が楽になります。

いかにも自転車乗りのようなサイクルウェアに抵抗があったり、制服などで乗る場合は、アンダーウェアのみサイクルウェアやパッド付きのインナーパンツを着用し、上はスポーツウェアやカジュアルウェア、制服などという手もあります。



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サイクルウェアの参考にはこちらもどうぞ
→「サイクリングウェア徹底解説|ロードバイク初心者必見!自転車にピッタリの服装とは

買った後のメンテナンスも大事


スポーツサイクルはメンテナンスが不可欠です。せっかくお気に入りのクロスバイクを買ってもメンテナンスをさぼっているとパンクや錆などの原因になってしまいます。

「自転車のメンテナンスなんて大変!」という方でも、市販の自転車お掃除用クロスでさっと拭くだけでも違います。



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タイヤに空気を入れる


クロスバイクのタイヤには適切な空気圧が必要です。

ほとんどのクロスバイクは「仏式バルブ」というママチャリとは違ったバルブ形状になりますので、空気入れも「仏式バルブ」に対応したものを用意しましょう。

適正空気圧はだいたいタイヤに「6.0 – 10.0 BAR」などと書いてあります。

使用頻度にもよりますが、タイヤの空気圧をチェックして、一週間に一度は空気を入れるようにしましょう。



パナレーサー 空気入れ 楽々ポンプ エアゲージ付 米式/英式/仏式バルブ対応をAmazonで見る
詳しい空気入れの手順はこちらもどうぞ
→「現役自転車メカニックが教える!空気入れの選び方と空気の入れ方+おすすめポンプ10選

チェーン清掃&注油


快適に走行するにはチェーンなど駆動系の手入れも必須です。

チェーンの汚れをクリーナーなどで落として、チェーンオイルを注していきます。
特に雨の後に走ったりするとチェーンが汚れるので、きれいにしておきましょう。



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詳しいチェーン掃除の仕方はこちらをどうぞ
→「高価なパーツやお金をかけずに自転車メンテナンス!チェーン掃除の方法

パンクしたら


できればしたくないのが「パンク」です。適切な空気圧で走っていれば、まずパンクはしないはずですが、道路脇のガラス片とか段差や砂利が原因でパンクしてしまうこともあります。

街中の場合、手近な自転車ショップに飛び込むという手もありますが、朝晩の時間帯や付近にショップなどがない場合もありますので、万一の時のために「パンク対策」は事前に習っておきましょう。

ショップなどで定期的に「パンク対策講座」を開催しているところもあります。

詳しいパンク修正の手順はこちらでどうぞ
→「元自転車屋が教える自転車パンク修理!ロードバイクやクロスバイクもOK



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CO2ボンベがあれば一瞬でタイヤに空気を入れることができるので、出先のパンク対策におすすめです。
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予算がオーバーしてしまいそうな時は


スポーツバイクを初めて購入する時にびっくりするのが、ママチャリと違ってライトやベル、リアの反射板などがついていないこと。それら道路交通法上必要なアイテムと、ヘルメットやパッド付きのパンツ、速乾性のジャージなどを購入していくと、想定していた予算をはるかに越えてしまうということはよくあることです。そんな方に、参考にしてほしい情報をいくつかお伝えします。

自転車本体以外にも必要なものはいろいろあります
▲バイク本体以外にも必要なものは想像以上に多い

ロードバイクローン / 分割払い


ロードバイクローン、聞いたことない方も多いと思います。
これは、ロードバイクを買う人向けのローンで、お金の使用目的はスポーツバイクとその装備品に限られています。スルガ銀行のロードバイクローンがよく知られていますが、毎月定額を返済するかたちでクロスバイクを購入できます。毎月しっかり返済できる方であれば利用できます(条件はローン先によって異なります)。それ以外にもサイクルショップで分割払い対応しているお店もありますので、まずは近くのショップを調べてみるとよいでしょう。
もちろん、ご利用は計画にお願いしますね!

型落ちモデルで割引を狙う


クロスバイクの賢い購入の仕方のひとつに、型落ちやアウトレットのモデルを選ぶことです。あるクロスバイクがカラー変更や仕様変更され新たにがリリースされると、今までのモデルは型落ち扱いになります。型落ちモデルは定価よりも安くされることが多く、そこが狙い目なのです。
しかしデメリットとしては最新の素材や部品ではないケースが多いです。実際に店舗に足を運ぶか、お目当てのブランドのセール情報をTwitterなどでチェックしてみましょう。

最初にどこで乗る?


初めての場合は、自動車があまり来ない安全な所で練習するのがよいでしょう。
近くに河川敷やサイクリングロード、大きな公園などが近所にあれば最適です。

クロスバイク 練習 道幅
▲このくらいの道幅があると練習しやすい

とりあえずは、基本的な乗り方と変速の練習ができる場所で乗ってみましょう。
ママチャリのようにケンケン乗り(またがり方)はしないので、基本的な乗り降りや、発信の仕方、止まり方(一番重要!)、ブレーキのかけ方など練習しておきましょう。

またショップなどでは、初心者のためにスポーツ自転車の体験や乗り方講座を開催しているところもあります。手近で開催しているところがあれば、参加してみるのもいいでしょう。

おわりに


街乗りにもサイクリングにも最適なクロスバイクについてご紹介してきました。ロードバイクほど走りに特化しないので、手始めに乗るスポーツ車としては気楽に乗ることができます。
ぜひお気に入りのクロスバイクを見つけてあなたのサイクルライフを楽しんでみてくださいね。

監修:サイクルアシスト オオバ 大場忠徳