
【2019年最新】ロードバイク向け!ガチでおすすめな自転車タイヤ13選
タイヤというのは一見どれも同じ様に見えますが実は奥が深いもので、種類によっては巡航速度を上げる事が容易に行えたり、乗り心地が劇的に変わったりと千差万別です。
もちろん、購入した当時の純正品でも全く問題なく走る事もできますが、慣れてくると色々と手を加えてみたくなるのがロード乗りのサガというもの。
そこで今回は「そろそろ初めてタイヤを買い換えてみようかな?」とお考えの方向けに、タイヤの選び方と、用途別でのおすすめタイヤを紹介します。
ロードバイク用タイヤの選び方
「ロードバイク用タイヤ」と一言で言っても、タイヤの種類、太さ、用途で様々な商品があります。まずは、それぞれの特徴を知り、あなたにあったタイヤを選びましょう。
ロードバイクのタイヤは3種類
ロードバイクのタイヤの種類は、クリンチャー、チューブラー、チューブレスの3タイプ。ロードバイクの完成車購入時についているタイヤはほぼクリンチャータイヤです。タイヤの種類を変える場合は、対応しているホイールに変える必要があるため注意しましょう。
3種類のタイヤのそれぞれの特徴、メリット&デメリットは以下の記事を参考にしてください。
タイヤの太さは25Cが主流に
従来の23Cサイズから、乗り心地がよく速く走れるという理由で25Cサイズのタイヤが主流になりつつあります。細いタイヤは軽いため、レースやヒルクライムでは重宝しますが、耐久性や安定性にかけるため、初心者の方には25C以上のタイヤをおすすめします。
用途によって重視する性能が異なる
ロードバイクのタイヤはどういった使い方をしたいのかによって、重点をおく性能が変わってきます。この記事では、バランスのとれたオールラウンドで使えるタイヤ、耐パンク性能に優れロングライドに適しているタイヤ、軽くてヒルクライムに適しているタイヤ、転がり抵抗が少なく高速巡航が楽に行えるレース向けのタイヤという4つのカテゴリに分けて13点ご紹介します。
オールラウンドに使えるタイヤ
本格的なレーサーを除き、ほとんどの自転車乗りはロングライドからレースまで同じタイヤを使用したいと思っているはずです。「今日の練習はこのタイヤ、明日のゆるぽたはこのタイヤ」と分けている人はあまりいないのでは…。そんな多くの方へ自信を持ってオススメできる4本のタイヤを紹介します。普段使いからレースまでオールラウンドに使えるタイヤです。
Continental (コンチネンタル) GRAND PRIX 5000 (グランプリ 5000)
「で、結局どのタイヤを買えばいいの」と聞かれればコンチネンタルのグランプリ5000をおすすめます。前作のコンチネンタル グランプリ4000 S Ⅱ も非常に評価の高いタイヤでしたが、その性能をさらに超える一本となっているため、まさに“間違いない一本”と言うにふさわしいでしょう。
通常、タイヤの性能を評価する際の指標には、転がりの軽さ、耐パンク性能、耐久性、グリップ感、乗り心地などが使われますが、このグランプリ5000は全てにおいて高い点数が取れるタイヤです。定価で一本8,200円(税抜)(クリンチャー)するため一見高いように感じますが、この価格で乗り味の違いが体感できるのは、コスパの高い投資であると思います。
- 重量:220g(700 x 25C)
- 参考価格:¥8,200(税抜)
レビュー記事はこちら
Vittoria (ヴィットリア) CORSA GRAPHENE 2.0 (コルサ グラフェン2.0)
ロードレースタイヤの代名詞ともいえるビットリア。
炭素繊維の一種であるグラフェンがタイヤの中に織り込まれています。そもそもグラフェンとは何なのか。2004年に発見された素材であり、発見者がノーベル賞を受賞していることからもその科学界へのインパクトの大きさがわかります。グラフェンの物理的な性質としては、世界でもっとも引っ張りに強く、鋼より200倍強いと言われています。そんなグラフェンを最適な形でコンパウンドに配合することで、スピード、ウェット時のグリップ、耐久性、耐パンク性などタイヤに求められる性能を向上させたのが、このコルサ グラフェン2.0 というわけです。
- 重量:210g(25C)
- 参考価格:¥8,200(税抜)
セール情報
ワイズロードオンラインにて、全てのコンディションに対応するオールラウンダーロードタイヤ「VITTORIA (ヴィットリア) RUBINO PRO G2.0 (2本セット) 」が通常価格 12,760円 (税込) のところ今だけ特別価格 7,000円 (税込) でゲットできます。しかも、チューブ2本セット!
VITTORIAのCORSA (コルサ) がプロフェッショナルライダーの選ぶタイヤとすれば、RUBINO (ルビノ) はアマチュアライダーに最適なタイヤ。上位モデルのコルサと同じくグラフェンを使用することで、ウェット時のグリップ力が強化されています。
PIRELLI (ピレリ) P ZERO VELO (Pゼロヴェロ)
ピレリは自転車のタイヤブランドとしての認知度は低いかもしれませんが、モータースポーツ会ではかなり有名なタイヤメーカーです。モータースポーツの最高峰F1で培ったノウハウを生かして、2017年に満を持してロードバイク用のタイヤ Pゼロヴェロ が登場しました。その後はカラーバリエーションも豊富となり、2019年7月時点で6カラー展開されています。
Pゼロヴェロも転がりの軽さ、耐パンク性能、耐久性、グリップ感、乗り心地のすべてにおいて満遍なく高得点をとる優等生です。特にグリップ感に関しての評価が高く、ダウンヒルの時にはその性能を十分に実感できるでしょう。また、タイヤの側面がとてもしなやかなため、タイヤ交換やパンク修理が簡単に行えるという特徴ももちます。
- 重量:195g(700 x 23C)
- 参考価格:¥6,900(税抜)
MAXXIS (マキシス) HIGH ROAD (ハイロード)
知る人ぞ知る「コスパのいいオールラウンド用タイヤ」。ロードバイクのユーザーは「マキシス」というブランドを知らない人が多いと思いますが、MTBタイヤでは評価の高いブランドです。このマキシス ハイロードの特筆すべき点は、ハイエンドのオールラウンドタイヤとしてかなりコスパがいい点。他のフラッグシップモデルが7000円 ~ 8000円であることを考えれば、マキシス ハイロードの5,500円(税抜)は手が出しやすい価格帯です。
- 重量:210g(700 x 25C)
- 参考価格:¥5,500(税抜)
耐パンク性能に優れているタイヤ
すべてのロードバイクユーザーにとってパンクはできれば避けたいイベント。特にロングライダーにとっては耐パンク性能はもっとも強化したいパラメータであると思います。そんな耐パンク性能を重視して作られたタイヤを3つ紹介します。
SCHWALBE (シュワルベ) MARATHON (マラソン)
耐パンク性能に優れているタイヤといえば、シュワルベのマラソンシリーズは外せないでしょう。シュワルベの超ロングセラーとなっているこのタイヤはロードバイクの本場であるヨーロッパでも高い評価と信頼を得ています。日本一周などといった自転車旅愛好家の中では定番のタイヤですが、パンク修理を避けたい通勤・通学時用にもぴったりでしょう。小石などの突起物にはビクともしないため、路面状況をあまり気にせず走ることができます。
ただし、700 x 25C で580gと重いためヒルクライムやスピードを求められる場面には不向きであること、グリップ面が少々弱いため雨の日の走行には注意が必要なことを念頭に入れておきましょう。
- 重量:580g(700 x 25C)
- 参考価格:¥3,900(税抜)
Panaracer (パナレーサー) RACE D EVO4 (レースDエボ4)
ロングライドをするにあたり気をつけるべき事は、不測の事態に陥った時いかに対応できるかです。そんなときに頼りになるのが国産メーカー。比較的どこのショップでも扱っており、手に入りやすく信頼性が高いのが特徴です。
Panaracer RACE D EVO4は上記の条件を満たしながらそれ専用に作られたと言っても過言ではないロングライド用タイヤです。多少の砂利や段差ではビクともしないその剛性は他を圧倒し、上手く走れば想像を超える長距離走を約束してくれるでしょう。
- 重量:240g(700 x 25C)
- 参考価格:¥6,000(税抜)
MICHELIN (ミシュラン) PRO 4 ENDURANCE V2 (プロ4エンデュランスV2)
この価格帯ながら街乗りにおいて最も効果を発揮するタイヤと言っても過言ではないでしょう。他の製品と比べて若干固めに作られており剛性と耐久性に重点をおいて作られています。
よってコストパフォーマンスが非常に高く、実際に乗ってみると驚くほどの長寿命と耐パンク性能に圧倒されるでしょう。長く一つのタイヤを使用したいライダーさんにおすすめです。
- 重量:254g(25C)
- 参考価格:¥6,000(税抜)
ヒルクライムにぴったりなタイヤ
軽さこそが正義!という方におすすめのタイヤを3つ紹介します。重量は200gを下回り、中には150gを切るモデルも存在します。耐パンクベルトを排して軽さを追求しているモデルもあるため、普段使いやロングライドには向かないことを理解しておきましょう。
Veloflex (ヴェロフレックス) Record (レコード)
「いわゆる『ママチャリ』と構造的には同じであるクリンチャータイヤの中で最も軽量なものは何か」と問われた場合、VELOFLEX Record Clincherは外せません。150gという驚異的な軽さであるためヒルクライムにおいてあなたのペダリングをサポートする事間違いなしでしょう。
表面は転がり抵抗を最小限に抑えたラバートレッドを採用しており、登り坂はもちろん、平地においても高い巡行性能を誇ります。
- 重量:150g(700 x 23C)
- 参考価格:¥6,900(税抜)
Panaracer (パナレーサー) GILLAR (ジラー)
パナレーサーの最軽量モデル。重量は23Cで160g、太めの25Cサイズも170gと超軽量です。耐パンクベルトを導入しながらも、同サイズの「RACE L EVO 3」に対して20gの軽量化を実現しています。さらに、新コンパウンドの「ZSGアドバンスドコンパウンド」を採用し、転がり抵抗を20%も軽減されており、『使える』軽量ロードタイヤと言えるでしょう。
- 重量:170g(700 x 25C)
- 参考価格:¥6,200(税抜)
BRIDGESTONE (ブリヂストン) R1S
自動車の大手タイヤメーカーであるブリヂストンが総力を挙げて作り上げた、“レースに勝つためのタイヤ”。そのエクステンザシリーズの中で、最軽量のモデルがR1Sです。23Cで145gを実現したヒルクライマー御用達モデルです。ウェットコンディションでのグリップ力に定評があり、接地にねっちりとした安心感を生みつつも、軽快さのある走行感を体験できます。
- 重量:145g(23C)
- 参考価格:¥6,300(税抜)
「ハシケン先生」がおすすめするヒルクライム向けタイヤ
レース向けのタイヤ
転がり抵抗とグリップ性能にパラメータを振ったタイヤを紹介します。レース向けのタイヤには、耐パンク性や耐久性(耐摩耗性)は劣る商品もあるため、決戦用として使用するのが良いでしょう。
MICHELIN (ミシュラン) POWER COMPETITION (パワー コンペディション)
オートバイのタイヤ技術を元に、グリップ力を落とさずに極めて低い転がり抵抗を実現したレース用のタイヤ。当社比でグリップ性能を35%UPさせつつ、転がり抵抗の改善により、平均時速35kmで走った場合に10wの効率化を実現。タイヤに溝がなく、見た目も速そうなタイヤです。
- 重量:215g(700 x 25C)
- 参考価格:¥7,800(税抜)
SCHWALBE (シュワルベ) ONE (ワン)
私も所有しているこちらのタイヤは10,000円を切る値段ながら転がり抵抗が業界トップクラスに少ないため、長時間の高速巡行を可能にしています。グリップが若干弱めなのが欠点ですが、快適なライン取りが可能なためサーキットなどを使用したクリテリウムでは大きな効力を発揮するでしょう。
2014年まで同社のハイグレードモデルだったULTREMO(アルトレモ)を改良して製作され、シリーズ中最も転がり抵抗が少ない数値を記録。「……スッ……スッ……」と路面を切るように走ってくれるのでとにかく速さを求めたい方にはおすすめですよ。
- 重量:225g(700 x 25C)
- 参考価格:¥7,200(税抜)
Vittoria (ビットリア) CORSA SPEED (コルサスピード)
2018年ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャのタイムトライアルで勝利に導いたタイヤ。一部では世界一の転がり抵抗が低いタイヤと言われているとか。
ただし、耐パンク性能や耐久性には劣るため、まさに決戦用タイヤです。トレッドゴムが非常に薄いため、ブレーキロック等により、トレッドゴムが著しく摩耗することがあります。
- 重量:225g(700 x 25C)
- 参考価格:¥7,200(税抜)
タイヤを選ぶにあたって
タイヤは数あるロードパーツの中でも最も消耗が激しく、自分がどの様な走りをしているか目で見て確認できる唯一のパーツです。いわば、良きコーチといったところでしょうか。
そんな素晴らしい相棒を見つけるようにじっくりと慎重に選び、長く付き合える関係になれるといいですね。
