サイクルスポーツジャーナリストで、さらに国内トップクラスの強豪ヒルクライマーでもある “ハシケン先生”が、自転車がさらに楽しくなるように、乗り方のテクニックや愛車のカスタマイズ術を紹介する連載企画です。今回は、次世代で主流になるかもしれないチューブレスタイヤの中から、ヒルクライムにオススメのモデルを紹介します!

転がり抵抗の少なさが最大の魅力!


チューブレスタイヤは、インナーチューブがない構造のため、タイヤとインナーチューブ同士の抵抗がありません。これにより、転がり抵抗の少なさと乗り心地の良さが特長です。特に、ロードノイズを積極的に収束する静粛性の高いフィーリングは、クリンチャーやチューブラータイヤでは得られません。
※チューブレスタイヤの解説はこちらから!

チューブレスタイヤは、転がり抵抗の少なさと乗り心地の良さが特長
確かに、軽さという点でヒルクライム性能だけに特化すると、どうしてもクリンチャーやチューブラーに劣ります。ただし、みんなが軽さだけを求めているわけではないですし、ヒルクライムであっても乗り心地が良くてオールラウンドに性能を発揮してくれるタイヤのほうが、実力を発揮しやすいというライダーもいます。またチューブレスはエアボリュームが増すと快適性やグリップ力が高まるので、リムのワイド化が進んだ現在、タイヤシステムとして主流になる可能性を大いに秘めているのす。

そんな、ヒルクライムにオススメの軽量チューブレスタイヤを紹介します。

ヴィットリア コルサスピード チューブレスレディ


ヴィットリア コルサスピード チューブレスレディ
決戦用タイヤとして知られているブランド、ヴィットリアの「コルサスピード」。微粒子素材「グラフェン」を配合した独自の極薄カーボンシート「G+」を採用し、ハイレベルな転がりとグリップ性能を実現しているチューブレスレディタイヤ(TLRはシーラント剤を注入してタイヤ内の気密性を高めることを前提としたタイヤ)だ。チューブレスタイヤとしては23Cで225gの軽量性も誇り、軽量クリンチャータイヤと比較しても見劣りしない。むしろ、転がりのよさや快適性でアドバンテージを期待できる注目の決戦用チューブレスレディタイヤだ。

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IRCタイヤ フォーミュラプロ チューブレスライト


IRCタイヤ フォーミュラプロ チューブレスライト
2006年に国内初のチューブレスタイヤをリリースしたIRC(Inoue Rubber Co.)こと井上ゴム工業。ロードチューブレスモデルの「フォーミュラプロ」シリーズは、UCIプロコンチネンタルチーム「NIPPO ヴィーニ ファンティーニ」からのフィードバックを開発に生かし、グリップ力やサイドカットに強い耐久性を実現。中でも「チューブレスライト」は、23Cサイズで255gと軽さも追求しているため、ヒルクライムにオススメだ。

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スペシャライズド Sワークス ターボ ロードチューブレス


スペシャライズド Sワークス ターボ ロードチューブレス
フレームのみならず、タイヤなどのパーツも自社開発するスペシャライズド。プロスペックの証「Sワークス」の名を冠するターボシリーズにラインナップしているチューブレスモデルが「Sワークス ターボ ロードチューブレス」だ。およそ10年近くに渡って、世界のトップサイクリストからの声を反映しながら開発したチューブレスの最新モデルは、24Cで240gと軽さもハイレベル。独自の「GRIPTONコンパウンド」を配合したことで、高いグリップ力を発揮し、路面を掴む力が高く安心感がある。また、耐パンク機構「ブラックベルト」を採用し、安心して使える。

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チューブレスが主流になる!?


近年のチューブレスタイヤの進化は早く、重量の軽さ自体もクリンチャーやチューブラーを追い上げつつあります。また、タイヤの進化とホイールの進化は運命共同体であり、ワイドリムのクリンチャーホイールがトレンドになっている現在、エアボリュームを稼いで転がりの良さと快適性を高められるチューブレスタイヤの将来は明るいとも言えるでしょう。今後、タイヤとホイール双方の軽さに磨きがかかれば、チューブレスタイヤが注目度を高めていくはずです。

●バックナンバー「教えてハシケン先生」
第1回 上りのペダリングのコツは空き缶つぶし?
第2回 “上りやすい”フォームで走ろう!
第3回 ペダリングはタイミングが重要
第4回 ダンシングは“踏まずに乗せる”がポイント!
第5回 キツい坂道を楽に走るための呼吸法
第6回 “休めるダンシング”で急な上り坂も怖くない!
第7回 ラクに上れる!シフトチェンジの基本テクニック
第8回 腰が痛いと思ったら・・・1分ストレッチで筋肉をほぐす
第9回 首・肩のコリは30秒ストレッチで解消
第10回 お尻の痛みを解消する3つの方法
第11回 ひざ痛を予防するフォームとセッティング
第12回 努力いらずで楽に走れる“ながらエクササイズ”
第13回 座って寝て早くなる体幹トレーニング
第14回 いつもの階段で“ペダリング筋”を鍛える
第15回 “ながらエクササイズ”を実戦で確認する!
第16回 上る前の下準備“ウォーミングアップ”4つのポイント
第17回 一番カンタンな軽量化。インナーチューブを交換しよう
第18回 ヒルクライムにオススメの軽量クリンチャータイヤ Part.1
第19回 ヒルクライムにオススメの軽量クリンチャータイヤPart.2
第20回 ヒルクライムにオススメの軽量チューブラータイヤ~教えてハシケン先生#20

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