初心者にもおすすめ!エンデューロの魅力とおすすめイベント3選

ロードバイクに乗り始めて半年~1年ほども経つと、仲間もできて50km~100kmの走行距離もクリア、脚力にもちょっと自信がついてきたりしますよね。そうなると仲間同士で何かイベントにでも出てみたいねー、なんて話になったりしませんか?そこでレースイベント、「エンデューロ」をおすすめしたいと思います。
目次
エンデューロってなに?
要するに耐久レースです。2時間~8時間など、時間はイベントによってまちまちですが、決められた時間内によりたくさんコースを周回したチームが勝ちとなります。周回数が同じだった時は、タイムの速いチームが勝ちです。
エンデューロの魅力
ガチで勝ちにいくもよし、仲間とわいわいお祭り感覚で楽しむもよし、それぞれが自分達に合ったレベルでレースに参加できて、楽しみ方は自由!っていうのがエンデューロの魅力じゃないかなと思います。
また集団での走りを体験できたり、トレイン(自転車の列)にくっついて走る体験ができるのも、最初はドキドキしますがやはりテンション上がります。
トレイン走行
他にも普段走れないサーキットや封鎖されたコースで、車を気にせず思い切り走れるのも案外新鮮です。例えばもてぎサーキットだと広々しているし路面もよくて、ほんとに気持ちいいですよ。
広々して気持ちいい、もてぎサーキット
エンデューロ参加における注意点
ただイベントとは言えレースはレース、注意点ももちろんあります。
自転車の点検をする
まずは自転車の状態。安全に直結しますので、イベント前に必ず点検が必須です。ショップでイベントに出ることを伝えて、ボルト類の増し締めなども含めて細かく点検してもらのが良いと思います。部品交換が必要になったけど在庫がないなんてこともあるので、余裕を持ったタイミングで点検してもらうのがいいでしょう。
ボルトの増し締め、ブレーキの点検、ディレーラーの調整などをやってもらうと安心です。
イベント直前にサドルポジション変えてみよう、なんてことは絶対しないほうがいいです。僕はこれをやって、走行中にサドルがガクン!と後ろ下がりになってしまったことがあります。
無茶せず安全に走る
レース中は当たり前だけど、とにかく安全第一で無理や無茶をしないこと。脚に自信があっても、レースそのものに慣れていないうちはシャカリキに飛ばしたりしないで、周りの人達の動きや動作をよーく観察してマネしましょう。どんな時に声を出して危険を知らせているか、どんなサインを出しているのか、なんてことがすぐにわかると思います。
走り方としては、急に進路を変えない、カーブで外側に膨らまないようにする、集団やトレインに無理に入ろうとしない、というのが基本でしょう。もし速度が遅くても、まっすぐ走っていれば周りが上手に抜いてくれるので心配はありません。
密集状態で下り坂からのカーブ。急な進路変更やアウト側に膨らむと接触してしまいます。
エンデューロに向けてのおすすめトレーニング
接近して走る練習をする
仲間と練習できる時は、横や後ろになるべく接近して走ってみて、集団で走る時の練習ができるといいかと思います。大きな集団の中を走ると、びっくりするくらい密集した状態で走ることもありますからね。
トレインで走る時も、前走者になるべくくっついて走れないと空気抵抗を低減できなかったり、前に入られてしまったりします。この練習はもちろん低速で、周りの状況を確認しながら行ってくださいね。
普段から走り、ライド二変化をつける
あとは当たり前ですがなるべくたくさん走っておくことです。たくさん走ったっていう事実が自信になって、落ち着いてイベントに参加できます。いつもより休憩の間隔を長くしたり、全力疾走を組み込んでみるなど、普段のライドに変化をつけてみるのがおすすめです。
レースまでに何キロ走ろう!とか体重を何キロ落とすぞ!なんて目標立ててやるのもいいと思います。
直前はしっかり食べて休む
ただレース前の数日間は、絶対走らずきっちり身体を休めて、ごはん、パン、パスタなどを食べて、しっかりカロリーを摂取してくださいね。しっかり走った上での話ですけど、いい感じに体力が回復して、おおっ!?っと思うくらい脚が回ったりすることもありますよ。
エンデューロのおすすめイベント
過去に自分が参加してみて、初めて参加するにはいいと思うエンデューロを簡単にご紹介します。
アンカー 日産スタジアム・サイクルパークフェスティバル
9月開催で、キング 3時間 2時間 の3カテゴリー。
開催場所は日産スタジアム。
コースが複雑でやや狭く、注意も必要ですが、そのぶん最高速度が低めになるため、安全とも言えると思います。印象としてはガチな人が少ないので、気軽に参加しやすいと思います。スタジアムの中を走れるのも新鮮です。
ワイズカップ彩湖4時間エンデューロ
ワイズロードさん主催で12月開催。カテゴリーは4時間のみ。
開催場所は埼玉円戸田市彩湖・道満グリーンパーク多目的広場。彩湖の周りを周回するエンデューロで、路面がやや悪く、風が強いと向かい風で苦労しますが、シンプルなコースで気持ちよく走れます。コース上にスタッフさんを多数配置し、危険な個所は減速指示など出してくれるのも安心です。
同時開催のスポーツバイクデモもあり、お祭り感が強く、走る以外も楽しめるのが特徴です。順位のキリ番などで、豪華賞品がもらえるのも嬉しいです。
筑波8時間耐久レース
筑波のレースサーキットが会場で、春、夏、秋の3回に渡って開催されています。ルールは、8時間のレースでメンバーを交代しながら走り、最低15回以上メンバーを交代すること。
普段は走れないサーキットの道を思いっきり走れるので、平坦好きにはたまりません。ラストは花火が打ち上げられ、感動的なフィナーレが。
最後に
イベントで走るぞ!という目的ができると、普段のライドも走る意識が変わってきて、それはそれで楽しいものです。誰がスタートを走る?なんていう話で、イベント前から仲間と盛り上がれるのもいいものですよ。
最近はワイズロードさんやセオサイクルさん主催のイベントなど、参加料が安価で開催場所のアクセスもよく、参加しやすいイベントも増えてきました。試乗会や買い物など、レース以外の楽しみもたくさんあるし、ぜひ気軽に参加してみていただいて自転車の楽しさの幅を広げてほしいと思います。

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