獲得標高2539m!ヘタレでも行きたくなった「ふくいち」の魅力とは?温泉×フルーツ×スイスな絶景をサイクルボールで堪能しよう
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みなさん、日本各地の1周コースを走るキャンペーン「サイクルボール-日本7大1周制覇の旅-」をご存知でしょうか。サイクリングアプリ「ツール・ド」を使って、日本の名だたる一周コースを走り、7つの「サイクルボール」を集めるというキャンペーンです。
7つのサイクルボール……某人気漫画感がものすごいですね。オラ、ワクワクすっぞ!
![サイクルボール ふくいち](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/07/31184307/cycle_ball-1024x541.png)
7つあるコースのひとつ、福島の「ふくいちステージ」をFRAMEメンバーのイマオさんとなみこさんが実走してきました。
ちなみに記事を書いてる私は、永遠のロードバイクビギナーかつ編集部イチのへたれライダーです。当日のキャッキャウフフな2人のtwitterを横目に、死んだ魚の目をしながら日常を過ごしていました。
「100km越え、しかも獲得標高2539mとか絶対無理……そんなの行ってたまるかよ!」という目線でレポートします。
---結論、ものすごく羨ましかったし、行きたくなりました。
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目次
ローディーとは一周したがる生き物
峠があれば登りたがり、平地があれば爆速で走り抜け、すぐにロングライドしたがる。24hで550kmを走るキャノンボールとかいう狂気に満ちた世界まである。
そして一周できるスポットを発見すると、自転車乗りたちは動きだします。ビワイチ、富士イチ、伊豆イチ……。そこに東京湾があればフェリーに乗ってまで一周したがる生き物がローディーです。犬なのかな?
今回のサイクルボールも、そんな自転車乗りの習性を汲んだキャンペーンです。
サイクルボールを7つ集めると…?
まずはじめに今回のキャンペーンを紹介しておきましょう。
サイクルボールとは
日本中に散らばった7つのサイクルボールを集めるサイクリング・クエストです。
日本中の名だたる1周を完走すると、走破の証に「サイクルボール」がもらえます。
そのサイクルボールを7つすべて集めると、輪界の女神がサイクリストの願いを1つだけ叶えてくれます。
7つの一周はこちら。
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…おわかりいただけただろうか……。押しなべて距離は100kmを越え、「伊豆いち」に至っては220km、獲得標高4000m越え。ちょっと理解できないですね。
願いが叶うらしい!
7つのサイクルボールを集めると神様が望みを叶えてくれるらしいです*。シェンロンですか? ちがいます、輪界の女神です。
*)数量限定
願い、気になりますよね!「願い一覧」からチェックできます。
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楽しみ尽くすルートが用意されている!
ヘタレ目線では、距離と標高の数値を見た時点で当然行きたくないわけですが、キャンペーン概要でまず心動かされたポイントがひとつありました。
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漠然と行きたい場所があっても、立ち寄るべきご当地スポットを探すのって面倒だったりしませんか?サイクルボールでも使われる「ツール・ド」アプリでは、全国のサイクリングコースが紹介されていて、立ち寄りスポットもしっかり用意。
こういうラクチンさは高ポイントです。イベント参加経験がなくても、行けるかもと思わせてくれますね。今回のサイクルボールの7つのステージももちろん同様です。
イマなみチャレンジ!磐梯吾妻スカイラインと福島市・二本松市を1周したよ
ふくいちは、7つのコースのなかでも絶景自慢なこだわりのヒルクライムルートです。ヨーロッパの山岳ルートに匹敵する絶景に、温泉やフルーツが添えられた地元サイクリストおすすめのコースです。
まぁ、この時点ではまだまだ心動きません。むしろ標高1600メートルとかいう数字に最初からバキバキに心は折れてます。クルマで行く数字だろそれは……
【7:20】ふくいちスタート!まずは解放感バツグンの「ふくしまスカイパーク」へ
![イマなみコンビと、同行する地元ライダーのみなさん。ニッコニコです、わくわく感がにじみでています。獲得標高2500m越えが待ってるというのに……](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/07/31141015/IMG_20200719_072127_1.jpg)
ふくいちのスタート/ゴールとなる拠点は「福島市飯坂温泉」。一周ですから、スタート地点とゴール地点は同じ場所ですね。
……待って、ゴール地点が温泉……?それはつまり疲れたカラダを温泉でいやせ…る……!?
ゴクリ…。
いやいや、騙されてはいけません。癒される前に朽ち果てる可能性があります。
とにもかくにも、スタートです。
![なんかもう坂なんですけど……。案内標識には最初のスポット「ふくしまスカイパーク」の文字が見えます。](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/07/31141043/IMG_20200719_082204.jpg)
![ふくしまスカイパークに到着!](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/07/31142053/img-2panel.png)
山の中、浮かぶように在るふくしまスカイパーク。「天空の飛行場」とも呼ばれ、解放感たっぷりの雄大なロケーションが魅力です。
航空機好きなら、スカイスポーツのイベントにあわせて訪れてみると良いかもしれません。
【10:00】登ったらすぐに足湯で脚を癒すぞ!
さっそく温泉使ってきたな、ふくいち!!!序盤から癒す気満々です。
![と思ったら、坂。坂。坂。ふくいち…登らせるぜ……!](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/07/31140525/DSC_0277.jpg)
高湯温泉は日帰り温泉も楽しめますが、今回は気軽に体験可能な足湯へ。もちろん各温泉旅館の浴槽と同様、源泉かけ流し方式!白濁した温泉が惜しげもなくかけ流されています。
![白濁湯がザ・温泉ですねー。青空の下、ロケーションも最高!](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/07/31141240/IMG_20200719_100825.jpg)
湯温度41度の白濁湯でじんわり脚を癒してあげます。
まだまだこれからという序盤なので、変に中だるみせずスッキリとリフレッシュできそうです。
【12:20】キツさ帳消し!?磐梯吾妻スカイライン
まさにスカイライン。天空へ向かってますねー。
まぁ不動沢橋が標高1200mですから、ここまでめちゃくちゃ登ってきているわけですが。
▲山へ消えていくみなさん。ここから登って登って登って……の不動沢橋です。
不動沢橋の高さ84mからの展望は圧巻。紅葉の季節はそれは美しい景観が広がるそうです。
![](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/07/31190324/pixta_26124599_M-1024x682.jpg)
![吾妻連峰を縫うように走るスカイライン](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/07/31141337/IMG_20200719_110758.jpg)
ううむ、早くも登るツラさへの想像力が絶景に押され始めてきましたよ……
写真だけで見ていると、一体どこからこの景色が現れるんだろう……って思いますね。
んん?これ行かないとわからない…ってやつ…か……!?
【12:30】ヨーロッパですか?いいえ、浄土平です。
きました、浄土平。写真見てるだけなのに、絶景が「ここ走ったら気持ちいいぞ~」と全力で魅力を殴りつけてきますね。
痛い痛い、魅力が痛い。
↓※音声注意、風の音が入ります。
写真だけでも十分その雄大さは伝わるものの、解放感に爽快感、あらゆる非日常な「キモチ良さ」を体感するには、やはりその場にいかないといけませんねー。
ここでイマなみコンビのはしゃぎっぷりをご覧ください。
最高かよっ!#サイクルボール#ふくいち#浄土平 pic.twitter.com/lG9JhosoH5
— 今を生きる男|今田イマオ (@imao11) July 19, 2020
【13:00】ランチ@浄土平レストハウス
絶景を堪能し、その絶景に抱かれながら、お腹を満たしにいきましょう。標高1600mにある天空のレストハウスでランチです。
1階は地元の名産品がそろう売店と軽食コーナー、2階がレストランです。(※8/1現在、2階レストランは営業しておりません。)
![カレーは正義。雄大な景色を眺めながらほおばるカツカレーは絶対ウマイ。定番メニューのほかにも軍鶏汁や会津ラーメン、肉巻きおにぎりなんかもあります。](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/07/31140722/IMG_9526.jpg)
【14:30】甘いもの休憩~ドリフトのメッカへ
満腹になったところで、甘いものはいかがでしょうか。おなかいっぱいになると甘いものが食べたくなるの、何なんでしょう。
…とはいえ浄土平から25km強と、まぁまぁ走ってますからね……。普通に甘いもの補給です。
![福島県で第1号の道の駅「つちゆロードパーク」。スイーツ系はもちろん、山菜やコンニャクなど地元食材を使った季節メニューも豊富。春から秋は、ぜひテラス席で。](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/07/31141910/img-2panel-04.png)
休憩後は東北サファリパーク方面へ。
![東北サファリパークのお隣には、自動車レース場「エビスサーキット」が。界隈ではドリフトのメッカとして有名だそう。](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/07/31140848/IMG_9540.jpg)
【15:40】自転車ドライブスルー!?SEKIYA COFFEE & GOOD TIMES
浄土平のヨーロッパのような景色から一転、日本らしいのどかな田園風景が続きます。
時刻も夕方に差し掛かり、そろそろ終わりが見えてきました。次はカフェです。カフェにはすぐ立ち寄りましょうね!甘いもの休憩はしたけれども、立ち寄りましょうね!
「SEKIYA COFFEE & GOOD TIMES」は自家焙煎が自慢のコーヒーショップです。カフェと書きましたが、実は喫茶店ではありません。
「珈琲の淹れ方セミナー」を受講するという形なので、淹れ方について気軽に質問しながら、ネルドリップ方式のコーヒーをいただけます(料金300円~)。
![おしゃれな店内。コーヒーはテイクアウトも可能で、ドライブスルー左側にサイクルラック、ベンチとテーブルが設置されています。](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/07/31141944/img-2panel-05.png)
![なみこさんは水出しコーヒー、イマオさんは濃いめの水出しコーヒーを炭酸で割った「コーヒーソーダ」を堪能中!](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/07/31140653/DSC_0339.jpg)
【16:00】思わず同じポージングになるヘタレガンダム
ガンダムといえば、お台場に実物大ガンダム像がありますよね。その迫力たるや、さすがの原寸大で思わずカメラを向けてしまいますが、こちら、福島のガンダム像をご覧ください。
![下がった肩、絶妙なガニ股具合。ヘタレてるなぁ。](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/07/31141601/IMG_20200719_161009.jpg)
これはカメラも向けるし、同じポーズもしたくなるし、という脱力系ガンダムさんです。
![遠目から見ると哀愁がすごい。どこか懐かしくなる風景をバックに、小柄なボディで遠くを見つめていらっしゃいます。](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/07/31152425/image22.png)
![ヘタレるイマなみ](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/07/31141533/IMG_20200719_160414.jpg)
ひととおりヘタレたら、いよいよコースも終盤です。
【16:40】ジューシーな桃が全身に染みわたる……!@あづま果樹園
いよいよ最後のチェックポイント。あづま果樹園です。
アプリでチェックインすると、ひとりひとつずつ、桃がいただけます!!桃って結構大きいですからね?ひとつまるまるとは、あづま果樹園さん、最高です。
※17時までにはお越しください
![ふたりの表情がすべてを物語っている。残りHPが少ない状態で、あま~いジューシーな桃は染みる…!](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/07/31142018/img-2panel-06.png)
ううむ……最後のチェックポイントでフルーツ攻撃とは。ふくいち、抜かりなし。
「誰が行くかよ!」な目線でレポートするはずが、後半からはもはや「羨ましい」「楽しそう」「おいしそう」という思考を放棄したシンプルな感想しか残っておりません。
【17:40】ゴール!!サイクルボールGET!……からの…
![サイクルボールゲット!](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/07/31141730/IMG_20200719_180145.jpg)
無事ゴール!達成感!みなさん満ち足りた表情です。剛脚な地元ライダーのみなさんはスタート時とたいして表情が変わってない気もしますが!
温泉!最後に待っている地元スペシャル温泉!!!
この瞬間を味わうために、ハードなコースにチャレンジしてみる価値あるかもしれない。
![](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/07/03111704/e8ef0954c3d24c2d25a6e5b864082d55-1024x683.jpg)
浄土平の絶景で疲れが吹っ飛ぶ(気がする)のもわかりました。ジューシーな桃の甘味で最後の体力回復ができるのもわかりました。
でも最後に温泉が待っているなんて!!確実にめちゃくちゃ疲れているカラダを、お湯に溶かすように癒せるとは……想像するだけで整いだしている気がする…
〆に最高の温泉に浸かれるから、と、これだけをモチベーションにしてもいいぐらいには価値ありますよ!極限まで疲れる意味があるというか。
イマオさん&なみこさんからひとこと
イマオさん
「関東にはない標高の高い山々も多く、走りごたえのあるコースなので、まずは無理をしないで楽しんで走ってほしいです。もちろん完走してもらいたいですが、完走できなくても『また福島(ふくいち)に来よう!』というくらいの気持ちで挑んでもらいたいです。」
なみこさん
「1日では足りない!またすぐに福島に行きたい!と思うような楽しいライドでした。正直ふくいちはかなり登りますが、道も舗装されていて走りやすく、斜度も特別急なわけでもありません。大丈夫です!きっと登れます!魅力いっぱいのふくいちをぜひ楽しんできてください。」
ふくいち動画はこちらから
だれでも無料で!参加方法はこちらから
開催概要
- 名称:サイクルボール -日本7大1周制覇の旅-
- 参加費:無料
- 期間 2020年8月1日(土)~2021年3月28日(日)
期間内なら誰でも事前申し込み不要で参加できるサイクルボール。詳しい参加方法はこちらからチェック!
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→開催概要
サイクルボールは「〇〇イチ」チャレンジへの足掛かりになるぞ!
というわけで、距離と標高を見て「ふざけんな」と思った私も、やっぱりスイスな絶景とかフルーツとか、地元スペシャルなカフェとか、極めつけの〆温泉とかで、普通に行きたくなりましたよね!
ふくいちに限らず、「〇〇イチ」ってどうしても距離が長くなるし、ビギナーにとっては敷居が高いもの。でもサイクルボールなら、地元を味わいつくすコースが組まれ、クエスト攻略するような気分で「〇〇一周」ができます。ビギナーのみなさんも、もちろんベテランライダーの方々も、サイクルボールを機会に「日本7大1周制覇」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
![Y’s Road オンライン アウトレットコーナー](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2021/05/26174750/Ys_banna.png)