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尾道自転車ワークショップ&ポタリングレポート

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FRAMEでは現在自転車に関わりの深いエリアとコラボレーションを行い、さまざまなイベントの開催を計画しております。2016/8/27(土)にその第一弾として、しまなみ海道で知られている広島県「尾道」で、地元の方たちと一緒に自転車のワークショップを開催しました。

しまなみ海道の入口としてサイクリストが多く集まっている尾道ですが、尾道の街を自転車で楽しめないまま素通りしてしまう人が多い、そして尾道に住んでいる人の中でも自転車に乗る人はまだ少ない、という現状があります。

そこで、尾道をより自転車フレンドリーな街にするにはどうすればよいか、そして自転車をどのように楽しめばよいか、このワークショップを通して地域の方々と一緒に考えました。

PART1:レクチャー


まずFRAMEの運営会社である株式会社自転車創業代表の中島大さんから、自転車創業の事業の一つである遊休地を駐輪場として活用する「PEDALRest」と、東京の駐輪問題についてのレクチャー。


この日集まったのは、尾道の青年会議所の方々や尾道の古い映画館を再生した方など、尾道のまちづくりのキーマンばかり。尾道でも駅周辺に違法駐輪された自転車が多いようで、みなさん熱心に耳を傾けていらっしゃいました。


つづいて、東京の自由大学で「はじめる自転車ライフ」講座をしている清田より、初心者のための自転車の車種の解説や自転車に優しい世界の各都市の紹介、東京を代表するグループライド「Night Pedal Cruising」の紹介をしました。


レクチャーの最後には尾道観光大志の長坂侑さんより、尾道の街における自転車の状況と課題について、そして尾道を自転車の街にしていこうという力強いかけ声とともに、レクチャーを終えました。

ワークショップの会場となったONOMICHI SHAREは港のすぐそばにあるシェアワーキングスペース。コーヒーを飲みながらパソコンを開いて仕事をしたり、レンタサイクルを利用して街を移動できたり、オシャレで便利な場所でした。

PART2:尾道ポタリングと自転車コース視察

レクチャーの後には、尾道観光大志でサイクリストでもある濱本義徳さんのガイドで、尾道の街を自転車で走りました。しまなみ海道を走りにくるサイクリストや今から街で自転車に乗ろうという人たちが、ロングライドだけではない自転車の楽しみ方を見つけるためのコースを探りました。


尾道の街の中心地である本通り商店街では自転車で走ることが許可されていて、自転車に乗っていろんなお店を巡ることができます。


古い銭湯を改装したカフェ。


濱本さんと、地元でおいしいと評判のかまぼこ屋さん。


商店街にはもちろん尾道ラーメンのお店も。


若い女子に人気のカフェ「おやつとやまねこ」。


商店街にある自転車屋さん。


THE RED BICYCLES ONOMICHI
京都の自転車店で働いていた店主が、しまなみ海道で盛り上がる尾道にオープンした新しい自転車屋さん。


店内ではパーツや完成車の販売、自転車メンテナンスだけでなく、店主がファンという広島カープにちなんだ、真っ赤なMERIDAのレンタルバイクが。店のカウンターでは街の自転車乗りと店主が自転車談義に花を咲かせていました。


商店街を抜けると港が見えてきます。
翌日にレースを控えた、RED BULL HOLY RIDEの参加者たちもマウンテンバイクで街乗りを楽しんでいました。


向島行きの渡船のりば。ここがしまなみ海道サイクリングロードの入口です。


尾道駅。駅の向こうには「尾道城」が。
もともと観光施設として作られたそうですが、現在は閉鎖されて再利用の検討が行われています。


自転車メーカー「GIANT」の店舗「GIANT STORE」や飲食店、ホテルなどが入った複合施設「ONOMICHI U2」。


U2の周辺のデッキは自転車で走行可能で、海の風を感じることができます。


デッキの途中にはサイクルカフェも。


走るビアガーデンが尾道にも。年に何度か出動するそうです。


サイクリストのためのシャワー。だれでも利用できます。


U2内のホテル。建物内に大切な自転車を持ち込んで保管することができます。


GIANT STORE。レンタル用の自転車がずらりとならんでいて、取材中もしまなみ海道を走ってきたお客さんが自転車を返却に。しまなみ海道のゴールである今治にもあり、そこで返却もできます。


国道はそれほど広くなく、自転車乗りの姿はあまりありませんでした。


国道をママチャリで渡る地元の方。ママチャリも自転車、マナーが求められます。


国宝の仏像が多数納められている浄土寺。
国道沿いから坂の上にかけて古いお寺が無数にあります。


車の入れない路地を走るのも自転車の楽しみのひとつ。


「しまなみサイクルオアシス」とよばれる、自転車乗りのためのホテルの一つ。自転車の保管、発送、メンテナンスツールなどが備えられています。


再び商店街へ。
尾道で働く様々な人に履いてもらい、その独特な着用感が残ったユーズドデニムを販売している「尾道デニム」。


尾道デニムのとなりには、瀬戸内周辺のまちづくりなどを行っている会社「ディスカバーリンクせとうち」のオフィス。


自転車で旅をする人。


ONOMICHI SHAREに戻ってきました。
ここも古い倉庫が改装されて甦った施設です。

ワークショップとポタリングをして、早速メンバーでコース案を作りました。

(ワークショップで作った、尾道を楽しむための自転車コース案)

まとめと今後の動き

尾道の街を走ってみて、しまなみ海道を走りにきたと思われるロードバイクの人たちを見かけましたが、自転車ラックが店の前に置いてあるレストランや、サイクリストのための旅館などもかなり整備されていました。ただそのような自転車に乗る人はあくまで「お客さま」のような印象を持ちました。

街の人が乗っている自転車はほとんどママチャリで、ママチャリからクロスバイクに乗り換えたというような人が徐々に増えてきているようですが、主要な移動手段は車か徒歩。坂の多い街なので仕方がない面もあるかもしれませんが、サイクリストを受け入れる街の人たち自身が自転車に乗る楽しみに気付くことができれば、もっと自転車に優しい街になりそうな気がしました。

今後も尾道とFRAMEの自転車プロジェクトを継続していきますので、引き続きご期待ください。

B!

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