パンク時に空気を一瞬で入れる「CO2ボンベ」の使い方とおすすめボンベ5つ
【2021年9月更新】ライド先でタイヤに空気を補充をする時に何を使っていますか?携帯ポンプってコンパクトであるほど、時間もかかるし体力消耗しますよね。そんな時に一瞬で空気を入れられる便利なアイテム「CO2ボンベ」をご紹介します。
目次
そもそもCO2ボンベとは
CO2ボンベは、炭酸ガスが圧縮され金属製の容器に充填されているものです。ボンベからタイヤに空気を入れるためにインフレーターという器具が必要になります。
CO2ボンベを繋いだインフレーターをタイヤのバルブと結合させることで、CO2ボンベのガスを漏れなくタイヤに送り込むことができます。インフレーターにはガスの放出量を調整するバルブがついているものと、バルブが付いていないものがありますので購入する時に確認してください。
CO2ボンベはどんな時に使用できる?何ができる?
CO2ボンベを使うとライド先でタイヤに空気を入れたい時、一瞬で入れられます。パンク修理に時間をかけられない時におススメ。
携帯ポンプと比べて早い、力がいらない、コンパクトなのが魅力です。
▶パンク修理方法はこちら。CO2ボンベ使ってます!
CO2ボンベの使い方
CO2ボンベの使い方を順を追って説明します。バルブ付きインフレーターとバルブ無しで使い方が違うので、分けて説明します。
バルブ付きのインフレーターの場合
- バルブがしっかり閉まっているかを確認してください
- CO2ボンベにインフレーターを装着しネジを一番奥までねじ込みます
- タイヤのバルブの奥までインフレーターを繋ぎます
- インフレーターのバルブを開け炭酸ガスを一気に充填します
バルブ無しのインフレーターの場合
- インフレーターにCO2ボンベを装着します(ここでは奥までネジをねじ込まない)
- タイヤのバルブの奥までインフレーターを繋ぎます
- CO2ボンベのネジをインフレーターの奥までねじ込み炭酸ガスを充填します
使用上の注意点
- CO2ボンベは一回使い切りです。ちょっと使ってまた後でちょっとという使い方はできません。あらかじめ練習して使い方に慣れておくか、自信がない場合スペアのボンベを準備しておきましょう。
- 炭酸ガスは時間が経つとタイヤチューブを通して少しずつ抜けてくるので、あくまでもフロアポンプがあるところまでの応急処置の為のものだと思って使いましょう。
- ボンベ内の気圧が抜けることでボンベが急速に冷えるので、素手で作業をすると凍傷になる恐れがあります。断熱カバーやテープなどを巻いて直接触れないように作業をしましょう。
- 小さくても高圧ガスなので夏場の自動車の車内など高温になる所に放置しないようにしましょう。
飛行機へ持ち込める!?
高圧のCO2ボンベの機内への持ち込みが航空各社で対応にバラつきがありましたが、一容器あたり50ml以下のもの(炭酸ガスの場合、50mlは28gと同等)は4個までの持ち込みが可能です。空港で没収されると損なので、事前に確認しておきましょう。
出典:国土交通省HP
CO2ボンベのおすすめ製品5つ
1.定番のL字型バルブ付きタイプ TNI CO2ボンベセット
CO2ボンベを繋いで赤いバルブでガスの流量が調節できます。スペアボンベが4個付いているので、何回か失敗しても大丈夫!
2.TOPEAK エアーブースター レースポッド X
CO2インフレーター、CO2カートリッジ、タイヤレバーの3点セット。ストラップ付きなので、シートポストに装着できます。ストラップは長めでエアロシートポストにも対応。ジャージの後ろポケットに入れるとかさばるので、ストラップ付はかなり便利です。
3.CO2ボンベをケースでカバーするタイプ。 TOPEAK CO2ブラ、CO2インフレーター
空気を充填する時に直接CO2ボンベを触りたくない人向け。ボンベを直接触らないので、凍傷の心配がありません。握りやすいように、持ち手はコブラ型をしています。
4.LEZYNE(レザイン) CO2 インフレーター
回転式バルブを採用し、ねじるだけで必要な量だけ確実に充填できます。充填時に手を保護する凍結防止ジャケット付き。仏式/米式バルブの両方に対応。
5.LEZYNE (レザイン)ALLOY DRIVE CO2
アルミケース内にボンベを入れて使うタイプ。充填時、ボンベの温度が急激に下がっても手への負担が少ないです。仏式・米式バルブの両方に対応。
Co2ボンベはコスパ高い?安い?
一回使い切りで失敗したらそれで終わりのCO2ボンベ、1本約300円で「早い、楽、小さい」のメリットを享受するには練習が必要です。数回の練習で慣れてしまえばその後は時間と体力のロスを気にせず走れると考えると、決して高くはない買い物だと思います。パンク修理時に大変な空気入れの作業が、一瞬で終わるのは大きなメリット!
まとめ
パンク経験者にとっても未経験者にとっても、一瞬でタイヤに空気が充填できることは魅力的です。厳しい気象条件の時や精神的に疲れている時は、なおさらでしょう。CO2ボンベを使いこなして空気充填のロスを最小限にし、不安なくライドを楽しみましょう。CO2ボンベがあればパンクは怖くない!
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