【2019年】GIOS(ジオス)ミニベロおすすめモデル全6台|2018年ver.も

GIOS ジオス ミニベロ 小径車 2019年 PANTO 105

イタリア生まれの名門ブランドGIOS(ジオス)。ジオス・ブルーに代表される美しいカラーリングが魅力のバイクは、ミニベロでも幅広いラインナップを展開。2019年注目は、105を搭載した走れる小径車「PANTO 105」だ。ロード同様の走りを見せるミニベロから、スカートをはいた女性でも乗りやすいモデルまで、2018年モデルと比較させながら全モデル6台(+1台)を紹介していこう。

ジオスというメーカー

ジオスというメーカー
ジオスは1948年に設立したイタリアの自転車メーカー。創業者のトルミーノ・ジオスはベルリン五輪のイタリア代表に選出されるほどの元ロードレース選手だった。1973年からプロチーム「ブルックリン」に機材供給を始め、以降も積極的にレースに臨んでいる。

シンボルカラー「ジオス・ブルー」

ジオスと言えば「ジオス・ブルー」と呼ばれるカラーリング。前述「ブルックリン」のエースだったロジェ・デ・フラミンクの活躍で名声を得たジオスだったが、それまでのシンボルカラーはオレンジだった。しかし、フラミンクが乗っていたのはブルー・バージョン。以来、その青は「ジオス・ブルー」と呼ばれるようになり、現在ではイタリアのペンキ店の色サンプルに「ジオス・ブルー」が用意されるほどイメージが定着している。

ジオス・ブルーに代表される一貫した「GIOSらしさ」は、もちろんミニベロも同様だ。どれもクラシカルな雰囲気で、毅然としたスタイルにファンは多い。よい意味で、通じているのは「頑固」という言葉が似合う。

2019年はジオスのミニベロに105が登場!

今年のカタログでは前年度まであった「PULMINO」が姿を消し、その替わりとしてラインナップに「PANTO 105」が追加された。これまでコンポーネントはシマノ・ティアグラどまりだったジオスのミニベロだったが、新たに105を搭載した当機の加入により俄然スポーティーな走りの選択ができるようになった。

PANTO105 gios ジオス ミニベロ 小径車 2019
▲「走れるミニベロ」はやっぱりアツい……!

2018年&2019年|GIOSミニベロおすすめモデル

いよいよラインナップを見ていこう。前年度の2018年モデルとあわせて紹介していくので、比較しながらベストな1台を見つけて欲しい。

PANTO 105

GIOS ジオス ミニベロ PANTO 105 2019
コンポーネントにシマノ・105を載せたハイスペック・ミニベロロード。フォークは振動吸収性に優れたカーボンフォークを採用している。ホイールは巡航速度を維持するディープリム。よりロードバイク並のダイレクトな走りとミニベロらしい小回りが効く、良いところ取りな仕上がりを見せている。コンパクトな見た目とは裏腹に、ロードバイク並のダイナミックな走りを楽しめる一台。

価格:158,000円(税抜)
コンポーネント:シマノ・105
カラー:ジオス・ブルー
サイズ:480、510mm

PANTO TIAGRA

PANTO TIAGRA GIOS ジオス ミニベロ 2019
▲105の登場で、名称も「PANTO」から「PANTO TIAGRA」へ

高速巡航性能に優れたディープホイールを標準装備した、スポーツ向け小径ロードバイク。細身の4130クロモリフレームにカーボンフォークを組み合わせ、コンポーネントにはシマノ・ティアグラを採用している。ロードキャリパーブレーキ、STIレバードロップが見た目にも恰好の良い、ロードバイクをそのまま20インチ化した細やかな設計だ。2018年モデルより2万円安くなった価格設定でお買い得。

価格:128,000円(税抜)
コンポーネント:シマノ・ティアグラ
カラー:ジオス・ブルー
サイズ:480、510mm


2018年モデル
PANTO

価格:148,000円(税抜)
コンポーネント:シマノ・ティアグラ
カラー:ジオス・ブルー
サイズ:480、510mm

FELUCA

feluca フェルーカ GIOS ジオス ミニベロ 2019 
スタイリッシュなだけではなく、ロードバイクに匹敵する走行性能を持つモデル。上位機種「PANTO」同様4130クロモリをフレームに使用し、フォークはジオス・オリジナルのスチール製だ。コンポーネントは前年度までのシマノ・ソラからクラリスに変更し、価格も見直されている。コストパフォーマンスの良さが魅力だ。ストップ&ゴーの多い街乗りからロングライドまで、快適に走れる一台となっている。

価格:85,000円(税抜)
コンポーネント:シマノ・クラリス
カラー:ジオス・ブルー、ホワイト、ブラック
サイズ:480、510mm


2018年モデル
FELUCA

価格:89,800円(税抜)
コンポーネント:シマノ・ソラ
カラー:ジオス・ブルー、ホワイト、ブラック
サイズ:480、510mm

ANTICO

GIOS ジオス ANTICO アンティーコ 2019 ミニベロ
クラシックな胴抜きデザインとダブルレバーシフター式の瀟洒なミニベロ。名の通りアンティークな風情を醸し出しているモデルで、ヴィンテージ好きにはたまらない。いぶし銀のステム、フォーク、シートポストが渋い味わいを見せている。コンポーネントはシマノ・クラリス。適度な剛性感じながら、しなやかな走りを可能とする。

価格:83,000円(税抜)
コンポーネント:シマノ・クラリス
カラー:ジオス・ブルー、ホワイト
サイズ:480、510mm


ANTICO

価格:83,000円(税抜)
コンポーネント:シマノ・クラリス
カラー:ジオス・ブルー、ホワイト
サイズ:480、510mm

MIGNON

MIGNON ミグノン GIOS ジオス 2019
女性でも扱いやすい、リラックスしたポジションをとれるフラットハンドル・モデル。基本設計は上位機種と同じなので、走行性能はひけをとらずにスピーディーだ。フレーム&フォークはオリジナル・スチール。コンポーネントはシマノ・アルタスを搭載する。スタンダードな廉価モデルだが、内に秘めたポテンシャルが高い一台。

価格:59,800円(税抜)
コンポーネント:シマノ・アルタス
カラー:ジオス・ブルー、ブラック、ホワイト
サイズ:470、510mm


MIGNON

価格:59,800円(税抜)
コンポーネント:シマノ・アルタス
カラー:ジオス・ブルー、ブラック、ホワイト
サイズ:470、510mm

FELUCA PISTA

FELUCA PISTA フェルーカ ピスタ GIOS ジオス ミニベロ 2019
4130クロモリを使用した、毅然としたピストフレーム・デザイン。ジオメタリーは上位機種「PANTO」をベースにしており、シティ・ライドで高い走行性能を発揮するシングルスピードだ。シフトチェンジがないシンプルで自由な乗り心地で、平坦な道をスイスイ走れる。お洒落で速い、快適な街乗りバイクだ。

価格:68,800円(税抜)
カラー:ジオス・ブルー、ブラック、シルバー
サイズ:480、510mm


FELUCA PISTA

価格:68,800円(税抜)
カラー:ジオス・ブルー、シルバー、ブラック
サイズ:480、510mm

PULMINO(2018年モデル)

PULMINO

乗り降りに優しいスタッガードフレームの小径車。小柄な人、スカートを履いてる女性でも乗りやすい。街中を快適にライディングするために外装7段を配備。前後にフェンダー、またフロントにキャリアを標準装備している。雨の日や荷物が多いときも安心して乗ることができるだろう。ブレーキはテクトロのVヴレーキ式。カラーが多色展開しているのも嬉しい。

価格:49,800円(税抜)
コンポーネント:シマノ・ターニー
カラー:P.ブルー、レッド、ブラウン、ブラック、ホワイト
サイズ:400mm

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ジオスのロードバイクを見たい、特徴を知りたい人のために。シンボルマークが冠する五輪の意味とは…?

クラシックな頑固さと最新コンポの共演

やはりクラシックなスティール製が多いというのが印象だ。冒頭に記したが、それがジオスの「頑固」さだ。しかし旧日を懐かしむだけではない。各車に最新のコンポーネントを積んで、現代的な走りを可能としているのも確か。ジオスのロードバイクに乗っている人がセカンドバイクにジオスのミニベロを選ぶほど、かたくなで熱烈なファンがいる。そうしたファン以外でもジオスのミニベロは人気が高い。あなたも「ジオス・ブルー」を身にまとったミニベロの虜となってみてはいかがだろう?

All photos (C) JOB INTERNATIONAL,LTD.
LINK:JOB INTERNATIONAL

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WRITTEN BY増渕俊之

出版社勤務を経て、フリーランスの編集/ライター。編著に『これがデザイナーの道』『自転車ファンのためのiPhoneアプリガイド』『岡崎京子の仕事集』がある。現在、編集を手がけた岡崎京子の単行本『レアリティーズ』が発売中。

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