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斜度ゆるやか、アフターには天然温泉。関西でヒルクライムデビューするなら「勝尾寺」に行け!

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大阪府箕面市にある「勝尾寺(かつおうじ)」。阪急梅田駅から電車で約30分、クルマでも新御堂筋からすぐという、大阪中心部からのアクセスのしやすい場所にあります。

紅葉の名所ということもあり、秋になると観光客で混雑しますが、それ以外の季節は狙い目。平均斜度5.6%と初心者でもチャレンジしやすく、人気のヒルクライムスポットです。アクセス、ルート、休憩どころなどをご紹介します。

勝尾寺へのアクセス

勝尾寺は高野山真言宗の寺院で西国三十三所の第二十三番札所です。寺院入り口の石碑を目指して登ります。

東側の「西田橋」から登るルートと、阪急箕面駅方面「箕面市浄水場前」から箕面国定公園を通るルートの2つのルートがあります。2018年3月15日の土砂崩れで「西田橋」ルートは通行止めとなっているため、今回紹介するルートは「箕面市浄水場前」からのルートになります。

輪行の場合

最寄駅は阪急箕面線箕面駅で、スタート地点の「箕面市浄水場前」まで800mです。

箕面駅から「箕面市浄水場前」まで


阪急箕面駅のターミナル付近。


箕面2丁目交差点を直進。


道なりに進んでいくと15%ほどの坂道。ここを過ぎるとすぐにスタート地点の「箕面市浄水場前」交差点です。

車載の場合

新御堂筋箕面市白鳥2丁目ランプから府道9号線経由で約2.1km。コインパーキングは箕面駅付近にあります。

勝尾寺コース詳細

「箕面市浄水場前」からスタート

府道43号線を走るルートは明治の森箕面国定公園内を通ります。初めの2kmを登り、次の2kmは平坦と少し下り、ラスト3kmは再び登りとなります。登り区間に激坂区間はなく初心者でも挑戦しやすいコースです。実は駅からスタート地点までの坂の方が斜度がきついです。

自動二輪車は通行禁止ですが、観光地のため自動車が多く、箕面公園駐車場付近や箕面大滝周辺は歩行者が多いので注意。

標高差:257m
距離:7km
平均斜度:5.6%
最大斜度:10%ほど


スタート地点の箕面市浄水場前交差点。


外側は10%ほどの斜度。


箕面といえば猿。条例で餌をあたえないようになったことで、現在ではあまり見かけないようです。北摂の方は小さい時に「お前は箕面で拾われてきた」と言われたことがある方、多いのでは? 私も母親が豊中出身でよく言われました。


スタートから0.8km付近の木々に囲まれたほぼ平坦な区間。道幅が狭いので車に気をつけて。


1.1km付近のヘアピンカーブ。斜度は5%ほどと緩やか。


ちらほらと千里中央付近のビル群が望めます。


1.8km付近にある「みのお山荘 風の杜」入り口。数名のサイクリストが休憩していました。ちなみにこちらは宿泊や食事ができる施設となっています。


少し進んで高架をくぐると、平坦と下りの区間に入ります。


下りは見通しがよくないところもあるので、スピードとクルマに気をつけて安全に。


観光名所の箕面大滝入り口。「日本の滝百選」にも選ばれており、落差は33m。北摂有数の景勝地です。


3.8km付近にある「杉の茶屋」。この後すぐ登りに入るので、休憩やドリンクの補給は忘れずに。

杉の茶屋

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「勝尾寺3km」の看板。ここを過ぎると再び登り区間に入ります。


キレイな小川が流れています。暑いと飛び込みたくなるのですが、我慢して走ります。


「勝尾寺2km」の看板。登り区間といってもほぼ平坦の部分もあるので足を休めながら進めます。


ところどころ斜度はきつくなりますが、それでも8%ほどです。


「勝尾寺1km」の看板。あと少しでゴール。


6.7km付近で登りは終わりです。あとは少し下ってゴールの勝尾寺へ。


勝尾寺の石碑で記念撮影。こちらの祈願には「勝運」があり、願いが成就した「勝運ダルマ」が多く奉納されています。レースなどの予定がある人は祈願してみるのもいいかもしれません。


他にも数名サイクリストが登っていました。

勝尾寺周辺おすすめグルメ

勝尾寺のある箕面市は観光地という土地柄もあり、カフェなどが多く、人気のグルメスポット。その中からヒルクライムコース周辺のオススメを紹介します。

サルンポヮク

箕面駅近くにある、雑貨屋やギャラリーも併設しているオーガニックカフェ。動物性食品、白砂糖、乳製品、卵不使用とヘルシーなメニューが揃い、雰囲気のあるカフェとあって、女性サイクリストにもオススメできるお店です。植物に囲まれたテラス席で、ヒルクライム後の食欲を満たしてみてはいかがでしょうか。


古い建物を改装したおしゃれなお店。


▲うすあげバーガー850円


お肉の代わりに油揚げにソースをかけバンズで挟んでいます。バンズは自家製天然酵母を使ったもの。肉なしで自転車漕いだ後の食欲を満たせるのか?と思いきや、意外に満足。具沢山のミネストローネも疲れた体に染み渡ります。

サルンポヮク

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みのお山荘 風の杜  レストラン山帰来

コースの紹介の序盤に登場した宿泊施設「風の杜」のレストラン。看板が目印です。ランチタイムは11:00〜14:30LOなので、食事を摂るつもりで来店する際には時間帯に注意してくださいね。


テラス席の眺めは抜群。コーヒーやケーキなどをいただくには最高のロケーションです。カツカレーやステーキ重といったガッツリ系ランチも提供していますが、食事の場合はテラス席不可なのでご注意を。


外観。日帰り入浴を希望の場合は、事前に電話で確認&予約を。

みのお山荘風の杜

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ヒルクライム後は、天然温泉で汗を流そう

関西人ならつい口ずさんでしまうCMソングで有名な温泉で有名な箕面。大阪市内から近い上に天然温泉が楽しめるという点でも、勝尾寺ヒルクライムのポイント高しです。

箕面観光ホテル スパーガーデン


箕面温泉スパーガーデンは1965年より営業を開始した関西ヘルスセンターの草分け的存在。坂倉準三建築研究所によって設計された建物はモダニズム建築としても一見の価値あり(意外と知られていないのが残念)。日帰り温泉は通常1,580円。ナイターキャンペーンで18時以降なら770円で入浴可能。


箕面駅から1kmとすぐですが、20%オーバーの激坂で一気に駆け上がります。登り足りない方はぜひ。

リンク:箕面観光ホテル

天然温泉 箕面湯元水春

阪急箕面駅から4kmほどにある天然温泉 箕面湯元水春。こちらはスーパー銭湯とあって、色んな種類の湯が揃っているのが特徴。風呂上がりに「白くま氷」を食べるというのもあり。


バイクラックがあります。入浴料は平日750円、土日祝は800円。

リンク:天然温泉 箕面湯元水春

もみじの足湯

箕面駅に併設されている足湯。お風呂に入る時間はないけど、少しでもさっぱりしたい方にオススメです。自転車も見える位置に停められます。



料金は150円(オリジナルタオル付き)。

※もみじの足湯は、2021年3月31日(水)で営業を終了しました。

おわりに

関西北摂の定番ヒルクライムスポット「勝尾寺」を紹介しましたが、いかがでしたか。
大阪市内から車で30分の距離なのに、こんなに自然が豊かな箕面。足も心拍も余裕をもって自然や景色を楽しみながらヒルクライムを楽しめました。

斜度もきつくないのでヒルクライムを始めたばかりの方にもオススメ。しかもご褒美の観光名所やグルメスポットなども充実しています。

また、少し足りない方は、北へ抜けると豊能町、西には五月山などもあるのでそちらと合わせてルート設定してはいかがでしょうか。

B!

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