2019年初開催!ヘビー級コースの蔵王坊平ヒルライムinやまがたにチャレンジしよう!

こんにちは、デザイナーのayumiです。
6月末に青森の岩木山ヒルクライムに参加した私ですが、なんとこの度FRAMEを代表して「蔵王坊平ヒルライム in やまがた」への参加が決まりました!
2019年9月29日(日)の開催が第一回目となるのこの大会、申し込みはまだ間に合います!みなさんも一緒に挑戦しませんか?

日本最強クラスのヒルクライムレースである蔵王坊平ヒルクライムのそのコースは?山形ってどんなところ?徹底的に解説します!

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初開催!蔵王坊平ヒルライムとは?

蔵王は宮城県と山形県を隔てる南北に伸びた連峰です。ヒルクライムの舞台は刈田岳を跨ぎ山形と宮城を繋ぐ蔵王エコーラインと蔵王ハイライン。蔵王ハイラインは自転車の通行が制限されている有料道路で、その最高地点の標高は1,750mにも登ります。

山頂には「御釜(おかま)」と呼ばれるエメラルドグリーンに染まる美しい火山湖があり、その周りには着物の襟のように立った中央火口丘が。断面には地層のあとがクッキリと見えて神秘的です。

蔵王の御釜
蔵王の御釜

御釜は刈田岳から見下ろすような位置にあるのですが、雲や霧によっては見えない日もあり、私は過去二回行きましたがきれいな御釜は見れず…!

もしも御釜がきれいに見えなくても、山頂からは人の踏み入らない手付かずの世界が広がっています。雄大な景色に圧倒されること間違いなし。

山頂からの壮大な景色
山頂からの壮大な景色

さて、そんな蔵王のヒルクライムといえば宮城県側の日本の蔵王ヒルクライム・エコが有名ですが、今回私が参加する「蔵王坊平ヒルクライム in やまがた」は山形県側から登るコースになります。
なんと今回は記念すべき初開催の大会なんです!

日本最強クラス!コースもヘビー級

山形側のコースは、全長28.2km(パレードラン区間含)、標高差1,529mのヘビー級コースです。実は富士ヒルのスバルラインよりも長く、獲得標高も高いんです。
……ヘビー級すぎやしませんか。

遠くからでも存在感のある蔵王連峰
遠くからでも存在感のある蔵王連峰

ここで、日本で行われるハードなヒルクライムレースについて全長と標高差をまとめてみました。

大会名 全長 標高差
鳥海山ブル-ラインヒルクライムfrom日本海(1日目) 15.8km 1100m
鳥海山ブル-ラインヒルクライムfrom日本海(2日目) 19.7km 1100m
つがいけサイクルクラシック 17.1km 1200m
日本の蔵王ヒルクライム・エコ 18.7km 1,334m
乗鞍マウンテンヒルクライム 20.5km 1,260m
Mt富士ヒルクライム 25km 1,270m
矢島カップ Mt.鳥海バイシクルクラシック 27km 1,100m
蔵王坊平ヒルクライム in やまがた 28.2km 1,529m
JAPAN ヒルクライム in 大弛峠 38km 2,000m

日本最長とされる大弛峠のヒルクライムは開催が終了しているため、2019年開催されるヒルクライムレースとしては蔵王坊平ヒルクライムが最長のヒルクライムレースになります!そして獲得標高も最高です!

山形側のコースは偶然にもGWに登ってきたばかりなのですが、道中は正直辛い記憶しかありません。平均斜度は5.8%となっているんですが、どうしてそうなるのか全然わかりません。

前半数キロは平坦、ゴール付近にも一部平坦に近い箇所があるので平均斜度としては下がってしまうのだと思いますが、記憶に残るのは9%前後の斜度ばかり。
パレードラン区間を除くと登りは実質25kmくらいなので、富士スバルラインが比較しやすいコースになりますが、一定斜度の富士スバルライン(平均斜度5.1%)と比べ、急斜度の目立つ蔵王の方が辛く感じました…。

コース詳細

気になるコースをもう少し細かくみてみましょう。
※季節が違いますがGWに撮影した写真でご紹介します。

まずスタート地点は山形の人気遊園地リナワールドの駐車場になります。

序盤はゆるやかな登りとのどかな田園地帯が続きますが、実は一番の激坂区間は序盤に訪れます。
アスファルトが白く塗られた通称「ホワイトロック」と呼ばれる区間。
14%くらいありました…!

第1チェックポイントの蔵王エコー山荘前をすぎると、やっとエコーラインに突入します!
そうです。前半約1/3はまだエコーラインに入ってすらいないんです。

看板を見た時は衝撃のあまり笑ってしまいました。

中盤は変化のない九十九折(つづらおり)が続きます。
開催時期は9月後半なので紅葉が始まっているかもしれませんね!
ぐわんと大きなカーブのあるポイントでは、景色がひらけて向かいの山並が見下ろせます。

山しか見えない!
山しか見えない!

第2チェックポイントは蔵王坊平スキー場入り口。
後半になると、標高1000mを超え、木々が低くなり一気に空が広がります。
連峰なので登っても登っても隣の山が見えるのはなかなか他では見られない景色です。

空が広くなり、山頂が見えてます

山形の街が一望できるポイントも。

山形の街が一望!
山形の街が一望!

山肌にロープウェイが見え始めたら一安心。斜度が緩みゴールは目前です。

よく見るとロープウェイが見え始めます

最後は料金所を越えて蔵王ハイラインへ!
ハイラインは2.5kmほど続くので気を抜かずに行きましょう!

後半は絶景続きで足を止めたくなりますが、制限時間があるのであまりゆっくりはできません。
28kmの長いコースですが、これを3時間以内に走破しないといけません。
補給をしっかり持って、ペースコントロールをしっかりしないと厳しい戦いになりそうです…!

いかがでしょう?坂バカのチャレンジャー達はワクワクしてきたのではないでしょうか?
コースの詳しい解説はこちらを参考にどうぞ!

また、他のヒルクライムイベントと同様に、下山はバイクによるコントロールでグループごとに下る形となります。
長いダウンヒルになるため、蔵王坊平スキー場、蔵王猿倉スキー場の二箇所で休憩を挟みながらゆっくりと降りますので、ダウンヒルが苦手な方も安心です。

大会開催時期の例年の平均気温は、最高気温が22.2℃。最低気温が12.9度。標高2,000m近くにもなる山頂は麓より約10℃ほど気温が低くなっています。
スタート時の気温は13℃前後ですが、気温が上がるにつれ高度も上がるので結局ずーっと10℃台前半の気温が続くイメージです。
下山時に必要な荷物は事前に預けて山頂で受け取ることも可能ですので、ウィンドブレーカーやダウンベスト、フルフィンガーグローブなど防寒具の準備は忘れずに。

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レース前後は山形の魅力を堪能しよう!

ここまでいかに蔵王ヒルクライムがヘビー級かという話をしてきましたが、もちろん辛いばかりじゃありません!
頂上には絶景が待っていますし、山形市内の観光も見所がいっぱい。
レース前後にはたっぷり観光も楽しんでしまいましょう!

山形は温泉の宝庫!神話の息吹を感じる温泉街

出展:蔵王温泉

山形には温泉がいくつもあるのですが、特に会場近くの蔵王温泉は1900年前に日本武尊の家臣である吉備多賀由(きびのたがゆ)により発見されたと言われている歴史ある温泉です。

近くには神社や巨大なお地蔵様のあるパワースポットや、鴫の谷地沼(しぎのやちぬま)など名所もたくさんあり、トレッキングや散歩を楽しむこともできます。

鴫の谷地沼

また、同じく会場近くの上山温泉は、鶴が傷を癒した姿を見て発見されたという温泉。
レトロな大衆浴場や蔵王の巨石をくりぬいた露天風呂、お城のすぐ隣にある足湯など、様々な風情の温泉が楽しめます。

上山城の足湯
名月荘の貸し切り風呂
名月荘の貸し切り風呂

泉質は蔵王温泉は強酸性の硫黄泉で、上山温泉は弱アルカリ性の優しい泉質。
どちらも効能に筋肉痛や疲労回復もあり、レース後の疲労回復にうってつけです。山形の温泉街は入浴料が非常に安く、共同浴場は150円〜。無料の足湯も多数あるので、はしごして温泉巡りも楽しそうですね。

古い街並みが残る山形の城下町。

山形市内は山形城跡の霞城(かじょう)公園を中心に古い街並みが残る城下町。見所がぎゅっと詰まっているのでポタリングでの観光がしやすい街です。
街を北側から見守る文翔館は大正時代の政治の要所であり、煉瓦造りの建築に豪華な内装に圧倒されます。
入館料が無料なのも嬉しいですね。

映画の撮影にも使われる文翔館

江戸時代末期に創業された老舗のどら焼き屋さん栄玉堂もぜひ寄って欲しいスポット。
早い時には20分で売り切れてしまうんだそう…!
どら焼きは皮がケーキのようにしっとりふわふわで、優しい甘さと香りが口いっぱいに広がってもう幸せ。
卵白と卵黄を別々に泡立て、手間暇かけて作られているんだそうです。
イートインスペースではあんみつもいただけます。あっさりとしてなめらかな餡子と、茹でたてもちもちの白玉がたまりません。

栄玉堂のどら焼きとあんみつ。

他にも、米沢牛や山形の新鮮な果物、野菜などを使った郷土グルメも楽しみですね。

最上川に沿ってサイクリングも。

奥の細道の俳句でお馴染みの最上川。「五月雨を あつめて早し 最上川」の句の通り、迫力満点の川の流れが楽しめます。
最上川は山形県内に11箇所のビューポイントが設置されているので、観光の目印にしてみるのもいいですね。

りんご畑をバックにビューポイントの看板。
朝日町の最上川ビューポイントから

開催概要・アクセス

会場は山形の遊園地リナワールド。
山形駅から10km弱と近く、遠方の方は新幹線や飛行機を使った移動ががおすすめです。

コースは【全長】28.2km 【標高差】1,529m 【平均勾配】5.8%。
ロードレーサー(チャンピオン、男女、性別)、MTB(男女)とクラスは分かれていますが、短縮コースはありません。

蔵王坊平ヒルクライムinやまがた
開催日:2019年9月29 日(日)
申込期間:2019年6月15 日 ~ 2019年8月31日

※原則的に事前受付が必要です。

申し込み期間は8月末までなので、まだ間に合いますよ!
ヒルクライムレースシーズンのラストに最強クラスの蔵王へのチャレンジをしてみませんか。

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WRITTEN BYAyumi

FRAME姉妹サービス「RoadQuest」のデザイナー。ポタリングしたりレースにでてみたり、全力で"チャリ充"しています。

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