2020年最新【10万円以下】ロードバイクおすすめ26台!初めての1台に
「ロードバイク、興味ある!でもお高いんでしょ…?」
はい、ロードバイクは決して安い買い物ではありません。30~40万円は当たり前、中には100万円を超えてくるモデルも。そんなロードバイクの相場ですから、10万円台はエントリークラス、つまり安価な価格帯。でも間違いないモデルを選べば長く乗れる相棒にもなります。初めての1台におすすめな最新モデルをたっぷりご紹介しましょう!
▶最新の2021年モデル【10万円以下】はこちらからチェック。
目次
安いロードバイク、どこが違うの?
ロードバイクはなぜ高いのか。10万以下のものから100万を超えるものまで、値段の差はどこからくるのでしょうか。
イメージは車と同じです。日常使いの車や小型のセカンドカーに対し、オフロードも走れるSUV、スピードの出る高級スポーツカーとでは用途も価格も違います。
同じように、街乗り前提で作られたロードバイクと、レース用に設計されたロードバイクでは価格は変わってくるのです。
ロードバイクの価格を決める3つのポイント
ロードバイクはもともと自転車レース用として開発されました。値段の決め手となる要因はおおまかに以下の3つ。
- カーボンなどの軽いハイグレードなフレーム素材(※1)
- スムーズなギアチェンジでスピードコントロールができる軽量コンポーネント(※2)
- 軽くてスピードを殺さない、ホイールなどのパーツ類
速く走ることを追求した構成は、必然的に価格も高くなってきます。
今回紹介する10万円前後のロードバイクだと、フレーム素材は価格が抑えられるアルミやクロモリ、コンポーネントは変速段数が少ない低グレードのものとなり、ブレーキ性能なども変わってきます。
▶より初心者向けの解説はこちらから
→「10万円という価格、ロードバイクでは安い!」
※1:ロードバイクに使用される素材の特徴
重量 | 振動吸収性 | その他 | |
クロモリ | 重い | ある | とても丈夫 |
---|---|---|---|
アルミ | 軽い | よくない | 丈夫、安価 |
カーボン | とても軽い | ある | 高価 |
※2:コンポーネント:変速機、ブレーキ、シフトレバー、ボトムブラケット、クランク、スプロケットなどのパーツの総称。自転車の「内臓」にあたる。
シマノのコンポーネント例
名称 | ギア | 価格の目安 | 特徴 |
クラリス | 8速 | 15万以下 | スポーツコンポーネントのエントリー用。街乗りなど |
ソラ | 9速 | - | スポーツコンポーネントのエントリー用。街乗りなど |
ティアグラ | 10速 | 20万以下 | 初心者でも手が出しやすい価格で、多用途に使用可能 |
105(いちまるご) | 11速 | 30万以下 | レースなどの一般的なエントリーレベル |
アルテグラ | 50万以下 | アマチュア上位のレースレベル | |
デュラエース | 最上位グレード | 実業団、プロのレースレベル |
ルック車に気をつけろ!
注意したいのは、ドロップハンドルがついた一見ロードバイク風の自転車です。6~7万円以下だと怪しいと思ってください。
これは自転車屋さんに聞いたお話ですが、世界No.1の自転車メーカー「ジャイアント」の有名なベストセラー・クロスバイク「ESCAPE R3」でもお値段は5万円以上します。世界最大のメーカーが量産する、しかも高コスパが売りのクロスバイクよりも安いロードバイクって、どの程度の性能か想像がつきませんか?
▶なぜそんなに安いのか、詳しくはこちらをどうぞ
また、最近は通販でもスポーツ自転車を買うことができます。通販で自転車を買うときの注意点はこちらをどうぞ
→「ロードバイクを通販で買うときに気をつけたい注意点と購入後までの流れ」
10万円のロードバイク、おすすめするのはこんな人!
エントリーモデルとはいえ、丈夫なフレームに楽な乗車姿勢をとれるものが多く、まさに最初の1台にはうってつけ。監修メカニックからも、おすすめするシチュエーションについてこんなアドバイスを頂きました。
プロメカニックのワンポイントアドバイス
3種の素材「カーボン」「アルミ」「クロモリ」の中で、10万円以下のモデルに使われる素材はアルミとクロモリです。そのアルミとクロモリも、ハイエンドモデルのように軽量化のためのギリギリ設計になってないので、パイプの肉厚は厚く、結果として重くなります。いっぽうで頑丈なフレームと言い換えることもできますね。
同時に、特にアルミフレームは硬い乗り味になってしまいますが、最近ではこの硬さを和らげるために太めのタイヤを採用するモデルが多いようです。
頑丈さを逆手に取って、通勤・通学など日常的な用途には適していると思います。気楽なサイクリング、ツーリング用に重くても頑丈なモデルがよいなどの目的にもおすすめできますね。
1分1秒を争うレースに向いているとは言えませんが、通勤通学の手段として、週末のポタリングや中距離サイクリング、ツーリングやキャンプなどにおいて、限られた予算内でロードバイクに乗りたい方の選択肢になるでしょう。
10万円以下のロードバイク26台
それでは予算10万円以下(税抜)のロードバイクを紹介していきます。
値段に見合ったコンポーネントはシマノのクラリス、またソラが主流となります。稀にティアグラ・グレードのモデルもあります。前述した通りフレーム素材はアルミとクロモリがメインとなり、この価格帯にカーボンはありません。
しかし近年はアルミ技術が進化し、一部ではカーボンに肉薄する性能を持つようになったものもあります。また、フォークがカーボン製で振動吸収に優れたものがあります。そうしたスペックを注意しながら見ていきましょう。
TREK(トレック)
1976年に創業した全米No.1自転車メーカーのトレック。OCLVカーボンやAlphaアルミといったフレーム素材を開発し、その技術は高い評価を得ています。ロードバイクをはじめMTBやシクロクロス、クロスバイクなど多彩なラインナップを揃えて、日本でも人気を獲得しているメーカーです。
Domane AL 2(ドマーネAL 2)
安定性に優れたエンデュランス系ジオメトリーが快適性と安心感を提供。独自のIsoSpeedカーボンフォークが路面の振動を吸収するので、腕がすぐ疲れる心配いらず。コンポーネントには16段変速のシマノ・クラリスを搭載。安定性、軽さにより走る楽しさに優れていて、初めてロードバイクを手にする人にもぴったり。
- 価格:85,000円(税抜)
- フレーム:アルミ
- フォーク:カーボン
- コンポーネント:シマノ・クラリス
- サイズ:47、50、52、54、56、58
- カラー:Matte Trek Black、Matte Alpine Blue
LINK:Domane AL 2|TREK
Photos ©Trek Bicycle
SCOTT(スコット)
スコットはスイスに拠点を置くスポーツ総合メーカー。スキー用品で知られ、その発端も1958年にアルミ製のスキーポールを生み出したことでした。自転車産業に参入したのは1986年、MTBを生産したことから。1989年にはツール・ド・フランスにおいて、グレッグ・レモンが同社製エアロバーを使用して活躍。その名を広く浸透させました。
SPEEDSTER 40(スピードスター40)
アルミ製のSPEEDSTERシリーズからの一台。フレームは身体を起こしたアップライトな姿勢で走れる、エンデュランス系ジオメトリーを採用。コンポーネントにシマノ・クラリスを搭載し、太めの28Cタイヤを履いて路面からの衝撃も抑えられています。8万円台ながらケーブル類は内装式で、すっきりした見た目にも貢献しています。
- 価格:88,000円(税抜)
- フレーム:アルミ
- フォーク:アルミ
- コンポーネント:シマノ・クラリス
- サイズ:47、49、52、54、56
LINK:SPEEDSTER 40|SCOTT
Photos ©SCOTT JAPAN
GIANT(ジャイアント)
ジャイアントは台湾に拠点を置き、世界最大の規模を持つ名実ともに「巨人」メーカー。設立当初こそ他メーカーのOEM生産を専門としていましたが、1981年に自社独自のブランドを立ち上げ。以降は順調に世界進出を果たし、ロードバイクからMTB、クロスバイクなど、様々なベンチマークとなるモデルを送り出しています。
CONTEND 1(コンテンド1)
上位機種の軽量ピュアレーシングモデル「TCR」とエンデュランスモデル「DEFY」の性能を掛け合わせたオールラウンドロード。D-Fuseシートピラーと内装ケーブル、フルカーボンフォーク、オフセットシートステーを採用しています。コンポーネントは4アームクランクのシマノ・ソラを搭載。タイヤはボリュームのある28Cを履いています。
- 価格:100,000円(税抜)
- フレーム:アルミ
- フォーク:カーボン
- コンポーネント:シマノ・ソラ
- サイズ:430、465、500、535mm
- カラー:イエロー、ブラック
LINK:CONTEND 1 |GIANT
CONTEND 2(コンテンド2)
基本性能は上記「CONTEND 1」と同様で、快適性と剛性を両立させた軽量ALUXXアルミフレーム、フルカーボンフォークで構成されています。また初心者向けにサブブレーキを標準装備。上体を起こしたポジションでの制動が可能で、視野が広がり安全性が向上します。コンポーネントにはシマノ・クラリスを搭載です。
- 価格:86,000円(税抜)
- フレーム:アルミ
- フォーク:カーボン
- コンポーネント:シマノ・クラリス
- サイズ:430、465、500、535mm
- カラー:シルバー、ブルー、ブラック
LINK:CONTEND 2 |GIANT
Photos ©Giant
Liv(リブ)
ジャイアントが展開している女性向けブランド。バイクだけではなく、女性らしくパーツやウェアなどもトータルにカラーコーディネートできるようになっています。モデルはXXSからラインナップされ、小柄な女性も安心して乗ることができるでしょう。
AVAIL 1(アヴェイル1)
快適性の高いD-FUSEシートピラーや28Cタイヤを採用する、女性専用設計のエントリーアルミロード。ドロップハンドルに不安を感じるライダーの安心感を高めてくれるサブブレーキレバーや、上り坂も楽々登れる軽いギヤ比のコンポーネントを採用しています。XXSサイズは身長145cm前後の女性にも無理なく乗ることが可能。
- 価格:100,000円(税抜)
- フレーム:アルミ
- フォーク:カーボン
- コンポーネント:シマノ・ソラ
- サイズ:395、430、465mm
- カラー:チェリー
LINK:AVAIL 1|Liv
AVAIL 2(アヴェイル2)
上記「AVAIL 1」同様、女性向けシリーズモデルのローエンドマシン。トップチューブが下がり目で、乗り降りがしやすいジオメトリーとなっています。また上体を起こしたアップライトなポジションが取りやすく、初めてロードバイクに乗る女性でも簡単に乗りこなせるでしょう。こちらもサブブレーキを標準装備。
- 価格:86,000円(税抜)
- フレーム:アルミ
- フォーク:カーボン
- コンポーネント:シマノ・クラリス
- サイズ:395、430、465mm
- カラー:ホワイト、オーシャンブルー
LINK:AVAIL 2|Liv
Photos ©Giant
MERIDA(メリダ)
1972年、台湾で創業されたメリダ。そのきっかけはアイクがアメリカの自転車店を訪れたとき、修理できないからという理由で捨てられている自転車を見たことに端を発します。そして「いつまでも乗れる高品質な自転車の製造」を使命にしたブランドを立ち上げるに至りました。現在はプロレース機材供給に活発な動きを見せています。
SCULTURA 100(スクルトゥーラ100)
本機はレース用モデル「SCULTURA」シリーズのエントリーモデル。ステアリングコラムにまでカーボンを使用したフルカーボンフォークはハンドリング、快適性、そして衝突時の安全性にも貢献しています。MERIDA本社工場製の高品質なアルミフレームは高い耐久性とメンテナンス性を発揮。コンポーネントはシマノ・クラリスを搭載です。
- 価格:99,900円(税抜)
- フレーム:アルミ
- フォーク:カーボン
- コンポーネント:シマノ・クラリス
- サイズ:44、47、50、52、54cm
- カラー:Matt Black、Glossy Flashy Green
LINK:SCULTURA 100|MERIDA
RIDE 80(ライド80)
数々のレーシングバイクの開発で培ったアルミ加工技術を採用。超扁平ステーによる振動吸収性は高いものがあります。コンポーネントに2×8速のシマノ・クラリスを搭載。ワイドレシオのギヤ比と軽量なパーツアッセンブルにより、ロングライドからヒルクライムまでこなす万能エントリーバイクです。
- 価格:89,900円(税抜)
- フレーム:アルミ
- フォーク:カーボン
- コンポーネント:シマノ・クラリス
- サイズ:44、47、50、52、54cm
- カラー:Gross White、Gloss Blue、Gloss Black
LINK:RIDE 80|MERIDA
Photos ©MIYATA CYCLE
SPECIALIZED(スペシャライズド)
1974年に創業したアメリカの自転車メーカー。設立当初はタイヤ製造から始まり、以降オリジナル車を手がけるようになりました。初の量産型MTBを世に送り出すなどイノベーションに優れたメーカーであり、ロードバイクからクロスバイク、キッズバイクなど、そのラインナップは多岐に渡ります。
ALLEZ E5 SPORT(アレーE5スポーツ)
人気のアルミロードシリーズの末弟ですが、高いポテンシャルを持つ一台。クラス最高の軽量性、洗練性、信頼性に焦点を当てたモデルで、これまでの基準には収まらないバイクとなっています。E5高品質アルミ合金製フレームは最適形状のチュービング設計。滑らかな溶接部分は剛性と効率性を高めるとともに、性能に見合ったスマートなルックスです。
- 価格:99,000円(税抜)
- フレーム:アルミ
- フォーク:カーボン
- コンポーネント:シマノ・ソラ
- サイズ:44、49、52、54、56、58、61cm
- カラー:グロス/サテンダヴグレー/ブラック、サテン/グロスクリムゾン/ロケットレッド
LINK:ALLEZ SPORT|Specialized ONLINE STORE
Photos ©Specialized Bicycle
KhodaaBloom(コーダーブルーム)
コーダーブルームは日本の自転車ブランドです。国内で流通しているほとんどのスポーツバイクは海外ブランドのものばかり。そこで日本人の体格や使用シーンにフィットさせた、日本人が企画開発する自転車を展開しています。そのため、低身長の人でも乗れるモデルをリリースし、幅広い角度から「日本人好み」するバイクを提供しています。
FARNA CLARIS(ファーナ・クラリス)
快適なペースを守る安定感、思う存分に風を感じられる走行性能を両立させた、新しい道を開拓するためのエンデュランスロード。重量剛性比の高いアルミ合金を組み合わせたパイプをトリプル加工することで軽量化を追求しています。
- 価格:84,000円(税抜)
- フレーム:アルミ
- フォーク:カーボン
- コンポーネント:シマノ・クラリス
- サイズ:430、465、500mm
- カラー:ブルー、ブラック
Photos © Hodaka
FELT(フェルト)
1980年代、モトクロスのメカニックだったジム・フェルトが、トライアスロンバイクを設計したのが設立のきっかけとなったFELT。社是に「To design, develop, and deriver the best bicycle in the world」を掲げ、その言葉は実直に、より良い製品作りを目指す思いを表しています。
FR60(エフアール60)
進化したトータルレーシング性能がすべてのライダーにスピードを届ける「FR」シリーズのローエンドモデル。目指したものはカーボンモデルと変わりありません。加速性、反応性を引き継ぎつつ、レースで必要とされる振動吸収性と路面追従性を向上。コンピューター解析とプロトタイプのテストを繰り返し、垂直方向の柔軟性を獲得しています。
- 価格:89,800円(税抜)
- フレーム:アルミ
- フォーク:カーボン
- コンポーネント:シマノ・クラリス
- サイズ:47、51、54、56
- カラー:レッド、マットチャコール
LINK:FR60日本限定モデル|FELT
Photos © RITEWAY PRODUCTS JAPAN
Canyon(キャニオン)
ドイツの自転車メーカーであるキャニオン。代理店やショップを通さず、すべての製品をオンラインで直接注文することができます。そのため高いグレードの自転車も廉価で買うことが可能(送料が別途必要)。ただしロードバイクの場合は定期的なメンテナンスや調整が必要ですから、自分で作業ができるか、または周囲に面倒を見てくれるショップがあるか確認しましょう。
Endurace AL 6.0(エンデュレース AL 6.0)
汎用性が高い堅牢なオールラウンドロード。ジオメトリーは一日中乗っても苦にならない快適なポジションが得られる設計になっています。また正確で意のままに操作できるハンドリング性能を持ち、フレームチューブの形状の工夫により、カウンターアタックやゴールスプリントで活きる高い剛性と反応性を備えています。
- 価格:99,000円(送料・梱包料別)
- フレーム:アルミ
- フォーク:カーボン
- コンポーネント:シマノ・ティアグラ
- サイズ:XS、S、M、L、XL、2XL
- カラー:レースレッド、ステルス
Endurace WMN AL 6.0(エンデュレース WMN AL 6.0)
上記「Endurace AL 6.0」の女性用モデル。多用途性に優れた、クラス最高のパフォーマンスを備えるエンデュランス系オールラウンドバイクです。女性専用設計のコンタクトポイントに加え、高品質なアルミフレームを採用しています。ライドの楽しみを広げる充実の装備と快適性に加え、高い剛性で下り坂も安心です。
- 価格:99,000円(送料・梱包料別)
- フレーム:アルミ
- フォーク:カーボン
- コンポーネント:シマノ・ティアグラ
- サイズ:XS、S、M、L
- カラー:ブルーバード、エアロシルバー
LINK:Endurace WMN AL 6.0|Canyon
Photos ©Canyon Bicycles
GT(ジーティー)
GTの生みの親であるゲーリー・ターナーは、トランペットやトロンボーンのような高度な溶接技術を必要とする楽器の修理職人でした。1973年、息子のためにクロモリ製のBMXレーサーを作り、それがブランドの原点となりました。80年代後半からMTBも扱うようになり、現在はそのほかロードやグラベルロードをラインナップに加えています。
GT Road Sport(GTロードスポーツ)
BMXとMTBで培ったテクノロジーをもとに作られた、頑丈さが自慢の一台。必要な箇所に必要な強度を持たせることが可能な最新の製法「FOC」によるフレームはしなりを軽減し、ペダルレスポンスの向上を果たしています。軽量かつ高剛性で、路面からの衝撃吸収も抜群です。
- 価格:99,800円(税抜)
- フレーム:アルミ
- フォーク:カーボン
- コンポーネント:シマノ・クラリス
- サイズ:XS、S、M
- カラー:ガンメタル
LINK:GT Road Sport|GT
Photos © RITEWAY PRODUCTS JAPAN
JAMIS(ジェイミス)
1979年、米国フロリダ州で誕生したブランドのJAMIS。最初の製品はビーチクルーザーでした。1985年には現在のMTBの原型と言えるDAKOTAを発表し、名だたる世界のMTBブランドの一員となりました。1988年にはロードバイクの生産にも着手し、スチールフレームの代表格となるECLIPS、QUESTはこの時に誕生しました。
VENTURA A2(ヴェンチュラA2)
アルミフレームにカーボンフォークを備え、スムーズなライディングを目標としているバイクシリーズの一台。扁平加工されたシートステーにより、路面からの衝撃を抑えることで快適な乗り心地を可能としています。またダボ穴を備えているため、フェンダーやラックの取り付けもできて通勤・通学の足としても使い勝手が良いでしょう。
- 価格:97,000円(税抜)
- フレーム:アルミ
- フォーク:カーボン
- コンポーネント:シマノ・クラリス
- サイズ:48、51、54、56cm
- カラー:Ano Deep Sea、Ano Palladium
RENEGATE A1(レネゲートA1)
グラベルロードシリーズのローエンドモデル。サイズごとに異なる設計が施され、身長に左右されることなく良質なハンドリングと乗り心地の良さを体現できるでしょう。このクラスでは珍しいディスクブレーキを採用。タイヤは36Cの太めを履き、厳しいトレイルも走破できます。ダボ穴が標準装備され、キャリアやラックをつけてバイクパッキングなどにも最適。
- 価格:99,800円(税抜)
- フレーム:アルミ
- フォーク:アルミ
- コンポーネント:シマノ・クラリス
- サイズ:44、48、51、54、56、58、61(Ano Blackのみ)cm
- カラー:Armor Green、Ano Black、Flat Steel
Photos ©JAMIS BIKES
MARIN(マリン)
1986年、米国カリフォルニア州マリン群で誕生。創立者のボブ・バックレイが膝の治療の一環としてMTBを勧められたところ、自転車というスポーツに魅了されたのがきっかけでした。当初の信念であった「デザイン性に優れ、軽量で、長く乗れるバイクを作る」というコンセプトは現在でも揺らいでいません。
NICASIO(ニカシオ)
オンロード50%、オフロード50%の走りを楽しみたいというライダーのために開発。バテッドクロモリフレーム、クロモリフォークで衝撃を吸収するので、長距離ライドを可能としています。オフロードをより楽しみたい方は650bも装着でき、最大47Cまでのタイヤクリアランスを持っています。また、この価格帯でディスクブレーキを標準装備。
- 価格:95,000円(税抜)
- フレーム:クロモリ
- フォーク:クロモリ
- コンポーネント:シマノ・クラリス
- サイズ:52、54、56cm
- カラー:グロスシルバー、グロスオレンジ
LINK:NICASIO|MARIN JAPAN
Photos © MARIN JAPAN
GIOS(ジオス)
GIOSは1948年、イタリアのトリノで創業されたブランドです。色鮮やかなジオスブルーがカラーアイコンで、日本でも人気を放っています。徹底的にこだわった精度の高いフレーム作りには定評があり、主流のクロモリからカーボン、アルミまで多彩な素材のラインナップを誇っています。
FENICE(フェニーチェ)
しなやかな乗り心地で気楽にスポーツサイクリングを味わえる、細身のデザインが魅力的なクロモリフレームバイク。休日のツーリングから通勤・通学まで幅広く対応するモデルです。コンポーネントにはシマノ・クラリスを積み、タイヤサイズは700×25C。クロモリながら重量10.2kgに抑えられています。
- 価格:89,800円(税抜)
- フレーム:クロモリ
- フォーク:クロモリ
- コンポーネント:シマノ・クラリス
- サイズ:450、480、500、520、540mm
- カラー:ジオスブルー、ブラック
LINK:FENICE|GIOS
SIERA(シエラ)
クロモリのイメージが強いジオスですが、こちらはアルミ製のオールラウンドバイク。シマノ・クラリスをメインコンポーネントに使用し、カーボンフォーク、完組ホイールなど充実のスペックに仕上がっています。週末のサイクリングや日々のトレーニングなど、レベルアップを目指すライダーにおすすめ。
- 価格:89,800円(税抜)
- フレーム:アルミ
- フォーク:カーボン
- コンポーネント:シマノ・クラリス
- サイズ:460、490、520mm
- カラー:ジオスブルー、ホワイト、ブラック
LINK:SIERA|GIOS
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Photos © JOB INTERNATIONAL
FUJI(フジ)
1899年、前身となる日米商会が創業。当初は電灯類などの米国商品、英国のラーヂブランドの自転車などを輸入販売していました。1928年に商標をラージから富士に改称し、その歴史がスタート。21世紀に入ってから海外資本となり、同時にプロレースへも積極的に参加しているブランドです。
BALLAD R(バラッドR)
アーバンクロモリバイクの決定版。そのクラシカルでノスタルジックな佇まいは、ヴィンテージと見紛うほどスタイリッシュ。ロードレーサージオメトリーにシマノ・クラリスを搭載し、バテッドクロモリフレームと相まってシルキーでスムーズなスポーツ走行をこなします。女性にもちょうどいい選択ができる全5サイズ。
- 価格:84,000円(税抜)
- フレーム:クロモリ
- フォーク:クロモリ
- コンポーネント:シマノ・クラリス
- サイズ:43、49、52、54、56cm
- カラー:Champagne Gold、British Green
LINK:BALLAD R|FUJI
FEATHER CX+(フェーザーCXプラス)
シャープなバテッドクロモリ菅が美しい名機FEATHERのフレームをベースに、シマノ・クラリス、ディスクブレーキ、ブロックタイヤを標準装備したマルチパーパスなグラベルロード。ロングツーリングからタウンユースまで幅広く対応し、剛性が高く前後キャリア搭載可能なのでバイクパッキングにもおすすめ。
- 価格:98,000円(税抜)
- フレーム:クロモリ
- フォーク:クロモリ
- コンポーネント:シマノ・クラリス
- サイズ:43、49、52、54、56、58cm
- カラー:Matte Green、Space Black、Slate、Mustard
LINK:FEATHER CX+|FUJI
Photos ©AKIBO
CANNONDALE(キャノンデール)
1971年に創業されたアメリカの自転車メーカーであるCANNONDALE。ロードバイクシリーズ「CAAD」でアルミを扱う高等技術を生み出したり、振動吸収システム「SAVE」を打ち出すなど、高性能な自転車を開発製造するメーカーとして盤石な地位を得ています。
CAAD Optimo(CAAD オプティモ)
CAADとは「Cannondale Advanced Aluminum Design)の略。独自の溶接方法やフレーム構成技術を活かして製造された高性能アルミ製を指します。そのシリーズの本機はレースで勝てるDNAを引き継ぎ、フォークはフルカーボン。通勤・通学にあると便利なラックやフェンダーが取り付け可能です。コンポーネントはシマノ・ソラを搭載。
- 価格:100,000円(税抜)
- フレーム:アルミ
- フォーク:カーボン
- コンポーネント:シマノ・ソラ
- サイズ:44、48、51、54、56、58cm
- カラー:ブラック、ミッドナイトブルー、クラッシュ
LINK:CAAD Optimo Sora|Cannondale
Photos © Cycling Sports Group
NESTO(ネスト)
NESTOは誰でもスポーツサイクルが楽しめる「次のふつう」を目指している日本のメーカー。ロードバイク、MTB、シクロクロス、グラベルロード、ミニベロなど、スポーツ自転車を幅広く手がけています。競技用とその流れにあるプレミアムモデルと、フィットネスや街乗りを重視したスタンダードモデルの2つのカテゴリーがあります。
ALTERNA(オルタナ)
上位モデルのエッセンスを受け継ぐハイパフォーマンスロードバイク。コンポーネントにシマノ・ソラを搭載し、パーツのアッセンブルも絶妙なものがあります。まだ知名度は低いブランドですが、設計・製造に手を抜かない良質なモデル作りは今後人気を得るようになるでしょう。
- 価格:90,500円(税抜)
- フレーム:アルミ
- フォーク:カーボン
- コンポーネント:シマノ・ソラ
- サイズ:395、430、465、500mm
- カラー:ホワイト、ブルー、ブラック
LINK:ALTERNA|NESTO
Photos © Hodaka
ANCHOR(アンカー)
ブリヂストンサイクルによる国産自転車メーカーの雄となるブランド。トップグレードからローエンドまで、匠の味を感じさせる作りで国内外から評価が高く、レーシング用ラインとロングライド用ラインに区別されています。また独自のカラーオーダーシステムが充実しており、世界で1台だけの自転車を作ることも可能です。
RL3 DROP CLARIS(RL3ドロップ クラリス)
アンカーのロードバイクの中でも最も手頃な価格を実現したエントリーモデル。コンポーネントはシマノ・クラリスを採用し、ブレーキ、クランクなど細部までシマノ製で統一されています。また、上位モデルと同じフルカーボンフォークや、PROFORMAT採用のフレームを備えているため、ロングライドに最適化した快適性が長所です。
- 価格:84,000円(税抜)
- フレーム:アルミ
- フォーク:カーボン
- コンポーネント:シマノ・クラリス
- サイズ:390、440、490、540mm
- カラー:オーシャンネイビー、フォレストカーキ、ストーングレー(カラーオーダーは無し)
LINK:RL3DROP|ANCHOR
Photos ©Bridgestone Cycle
ARAYA(アラヤ)
1903年、日本で初めて自転車用の木製リムを製造した新屋熊吉。彼が創業した新屋工業株式会社が持つブランドがARAYAです。前身であるツバメ自転車から名を改め、1982年には日本で最初にMTBに着手。名機マディフォックスを生み出すとともに、ツーリング車の分野でも良質なバイクを開発販売しています。
TUR ARAYA Touriste(TUR アラヤ・ツーリスト)
旅心をかき立てるツーリングモデル。日本におけるホイールのゴールデンサイズであるハチサン(26×1-3/8)を装備しています。昨今MTBで主流になる27•5にも通づるところがあり、オールラウンドな走行性を有したサイズと言えるでしょう。ポンプ用のペグやアルミ製フェンダーの採用など、上位機種の仕様を盛り込んでいます。
- 価格:99,000円(税抜)
- フレーム:クロモリ
- フォーク:クロモリ
- コンポーネント:シマノ・クラリス
- サイズ:490、530mm
- カラー:ボルドーレッド、ナチュラルカーキ
Photos © ARAYA INDUSTRIAL
BASSO(バッソ)
1979年創業のイタリアンブランド。最大の特徴はフレーム素材のクオリティーの高さです。イタリア、そしてオーストリアにある大学の多くのエンジニア、地元の企業および研究所と協力し、現在も開発が進んでいます。また、名前ではなく品質にこだわるドイツのマーケットを重視しているのも特徴です。
IMOLA(イモラ)
週末のサイクリングから日常のトレーニングまで、レベルアップを目指すライダーに向けられた一台。操作性の良いシマノ・クラリスをコンポーネントに採用し、エントリーライダーにも優れた走行性能を提供しています。コンパクトクランクにワイドなギヤを搭載して様々なシーンで活躍するでしょう。
- 価格:98,000円(税抜)
- フレーム:アルミ
- フォーク:カーボン
- コンポーネント:シマノ・クラリス
- サイズ:450、480、510、530、560mm
- カラー:グリーン、ホワイト
LINK:IMOLA|BASSO
Photos © JOB INTERNATIONAL
予算をもう少し、11万円まで頑張ると見えてくるロードバイク
以上、10万円以下のロードバイクを紹介してきましたが、もう1万円プラスすることで選択肢を広げることができます。参考までに紹介しましょう。
TREK|Domane AL 3(ドマーネAL 3)
ツール・ド・フランスに出場するわけではないけれど、仲間と街はずれまでレースをしたいあなた。本機はロードサイクリングを真剣に始め、初めての一台やこれからの相棒を探している人に最適です。軽いAlphaアルミフレームでエンデュランスジオメトリーを実現し、カーボンフォーク、フェンダー用マウント、チューブレスレディリムを採用。
- 価格:105,000円(税抜)
- フレーム:アルミ
- フォーク:カーボン
- コンポーネント:シマノ・ソラ
- サイズ:47、50、52、54、56、58
- カラー:Trek Black、Viper Red
LINK:Domane AL 3|TREK
Photo © Trek Bicycle
FUJI|BALLAD Ω(バラッドオメガ)
クロモリバイク定番シリーズのトップグレード車。バテッドクロモリ菅を採用したプラットフォームにシマノ・ソラを搭載しています。カラーはマットブラックとクロームの2色展開。オールブラックで統一されたパーツと相まって、精悍なイメージを放ちます。また高い拡張性は、ストリートカスタムからライトツーリングまで様々な用途に対応。
- 価格:108,000円(税抜)、 ¥115,000(税抜、Chromeカラー)
- フレーム:クロモリ
- フォーク:クロモリ
- コンポーネント:シマノ・ソラ
- サイズ:43、49、52、54、56、58cm
- カラー:マットブラック、クローム
LINK:BALLAD Ω|FUJI
Photo © AKIBO
BASSO|VIPER CLARIS(ヴァイパー クラリス)
振動吸収に優れたレイノルズ社製スチールフレームにカーボンフォークを組み合わせています。クロモリチューブ特有のウィップ感があるしなやかな乗り心地で、ロングライドも快適に走れるでしょう。サドルはVERO製で、タイヤは25Cを履いています。兄弟バイクシリーズに、15万円は超えますがシマノ・105を積んだモデルもあり。
- 価格:105,000円(税抜)
- フレーム:クロモリ
- フォーク:カーボン
- コンポーネント:シマノ・クラリス
- サイズ:450、480、510、530、560mm
- カラー:エメラルドグリーン、ブラック
LINK:VIPER CLARIS|BASSO
Photo © JOB INTERNATIONAL
ARAYA|RALEIGH CRT(ラレー・カールトンT)
いますぐツーリングに行きたい人に最適な一台です。エントリーユーザーには嬉しいサブレバーを標準装備、上体を起こしたラクな姿勢を保持したままブレーキングが可能です。太めの28Cスリックタイヤはツーリングのあらゆる路面で安心して乗ることができます。いっぽうでコンポーネントにシマノ・クラリスをフルスペックで採用し、”速く、ラクに”というロードバイクの根源的な走りを楽しめる1台となっています。
- 価格:106,000円(税抜)
- フレーム:クロモリ
- フォーク:クロモリ
- コンポーネント:シマノ・クラリス
- サイズ:460, 490, 520, 550mm
- カラー:バーンブラック、ヴィンテージブルー
Photos © ARAYA INDUSTRIAL
FELT|VR 60(ヴイアール60)
ハイスピードなトップレース以外は、本機一台ですべてのライディングに対応。幅広いタイヤクリアランスを確保しているため、ブロックタイヤを装着することでオフロードも楽しめます。ペダリングの反応性に必要な横剛性はレーシングバイクと同等レベルまで高めて設計されており、剛性と柔軟性のバランスは失っていません。
価格:108,000円(税抜)
フレーム:アルミ
フォーク:カーボン
コンポーネント:シマノ・クラリス
サイズ:43、47、51、54、56cm
カラー:ヴェイパーブルー(ホワイト)
LINK:VR 60|FELT
Photo © RITEWAY PRODUCTS JAPAN
GIOS|FURBO(フルボ)
上級機種同様のフレーム設計により、高い走行性能を持つ一台。バネ感のある身体に優しい乗り味で、ロングツーリングに最適です。フレーム素材はGIOSのために作られたスペシャルなクロモリチューブで、フォークはオリジナルカーボン製。一度乗るとやみつきになるほど快適な一台となっています。
- 価格:110,000円(税抜)
- フレーム:クロモリ
- フォーク:カーボン
- コンポーネント:シマノ・ソラ
- サイズ:480、500、520、540mm
- カラー:ジオスブルー
LINK:FURBO|GIOS
Photo © JOB INTERNATIONAL
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まとめ
10万円以内と言えども、普通の感覚では高い買い物。なかなか手を出すのに躊躇する人も多いでしょう。しかし、その出費に見合ったメリットがロードバイクにはあります。一度乗れば世界感が変わり、10万円でも「安い!」と思ったりします。それを私たちは「自転車脳」と冗談で呼びますが、生活を自転車中心にすれば体力作り、フィットネス、移動手段の変化、そして仕事や勉強からのリフレッシュに繋がります。
中には「自転車脳」が進んで金銭感覚が狂ってしまう人もいますが、そうならないようにするには初めからしっかり信頼できるモデルを探して、長く乗れるものを選ぶこと。今回はそうした気持ちを得られるようなバイクを紹介しました。あなたのサイクルライフを応援して、その相棒となる一台が発見できれば嬉しい限りです。
Second edition by Toshiyuki Masubuchi