2024年最新|JAMIS(ジェイミス)ロードバイクおすすめ全11台

JAMISの2024年モデルでは、アドベンチャーロード「RENEGADE(レネゲード)」がまた進化した。いち早くグラベル用コンポのシマノ・GRXを取り入れた本シリーズにおいて、特に「S3」はエントリー層にもオススメの1台。2021年からはフロントフォークが一新し、より緻密な走りと拡張性を手に入れた。

2024年の注目ポイントと、最新モデルを網羅して紹介していこう。

JAMISとは

今やブランドの顔ともいえるアドベンチャーロードシリーズ「RENEFADE(レネゲード)」
今やブランドの顔ともいえるアドベンチャーロードシリーズ「RENEFADE(レネゲード)」

1937年創業のアメリカ・ニュージャージーに本社を構えるG・Jannou Cycleを母体とし、Jamisブランドは1979年に立ち上がった。米国内において最も古い創業者が保有する総合スポーツバイクブランド、それがJamisだ。

現在は幅広いラインナップを誇るMTBの他、ロードバイクやクロスバイクにおいては特にアドベンチャーモデルに注力している。

▶JAMISをもっと知る。どのサイズでも同じ乗り心地を得られる「SSD/SST」は、RENEGADEでも採用されている。
→「JAMISの歴史&独自テクノロジー

2024年もRENEGADE! “ちょうどいい” S3グレードと、エントリーアルミモデルに注目

昨今では当たり前のように耳にするグラベルロード。このカテゴリーでは先駆者とも言えるのが、JAMISの「RENEGADE」シリーズだ。
2020年モデルで既にアドベンチャー専用コンポ「シマノ・GRX」をふんだんに取り入れ、そのアイデンティティを確固たるものにしていたが、今年もさらなる進化を遂げた。

ちょうどいい「S3」グレードがさらに進化!拡張性もアップ

シマノGRX RX400(ピュアロードでいうとティアグラグレード相当)を搭載する「RENEGADE S3」。


「これからグラベルロードに乗ってみよう」
「はじめてのスポーツサイクルとして流行りのグラベルロードをチョイスしよう」

そんな人にとって、スペック・トレンド感・価格帯のバランスがちょうどいいRENEGADE S3。
昨年のモデルチェンジでいち早くシマノ・GRXを搭載し、レイノルズ520パイプ、前後12mmスルーアクスルを採用し、完成度が高められていた。

2021年ではさらにマルチユースに使える1台に。

ヘッドチューブが変更され(44㎜ヘッドからインテグラルヘッドへ)、フロントフォークも一新。より緻密な走りが可能となった。

新しくなったフロントフォーク。肩幅を広く持たせることで、泥がつまりにくく、簡易マッドガードの取り付けも容易に。
フロントフォークはダボ穴の数もアップ。外側・内側ともに1つずつ増やされ、サイドバックも泥除けも取り付け可能。よりマルチな使い方が実現する。
ダボ穴の数もアップ。外側・内側ともに1つずつ増やされ、サイドバックも泥除けも取り付け可能。よりマルチな使い方が実現する。

アルミモデルはケーブル内蔵に!

エントリーアルミモデル「RENEGADE A1」もブラッシュアップ。こちらもフロントフォークが一新され、ケーブル内蔵化はカーボンモデルに続いてこのアルミモデルで実装された形だ。

カラーは 新色Deep Purple(左)と、Ano Palladium(右)の2色展開。
2021年モデル
2024年モデル

2016年に RENEGADE EXILE として登場し、「よりスタイリッシュ」「より使いやすく」をテーマに進化を遂げてきたアルミシリーズ。低価格ながらアドベンチャーロードとしてのポテンシャルは高い。

スッキリとした見た目に貢献するインナールーティングケーブルに加え、ダボ穴が外側各3つに増えたフロントフォーク、フラットマウント化したブレーキも変更ポイント。(日本仕様はアダプタを介しポストマウントを標準装備)

クロモリハイエンド「S2」は衝撃吸収ステムにチューブレスレディホイールをセット

毎年大好評で完売が続出している「RENEGADE S2」。2024年度はシックなカラー「Flat Moss」が用意されている。

受注生産モデルは、衝撃吸収ステム「ShockStop」に、チューブレスシステムのパイオニア「Stan’s Notubes」の完組ホイールがアッセンブルされる。
2021年の受注生産モデルは、衝撃吸収ステム「ShockStop」に、チューブレスシステムのパイオニア「Stan’s Notubes」の完組ホイールがアッセンブルされていた。

2024年モデルおすすめ4台

JAMISのラインナップは以下のとおり。

RENEGADE(レネゲード)

RENEGADE(レネゲイド)

未舗装路を得意とするアドベンチャーロードシリーズ。グラベル〜アドベンチャーバイクのラインナップ数は業界イチを誇り、2024年は合計7モデルを取り揃えているがその中から4台をピックアップ。ジャリ道、トレイル、河川敷、悪路……道なき道を切り拓く「冒険」を支えてくれるものばかりだ。

RENEGADE S2

こちらも受注生産のクロモリ製ハイエンドモデル。チューブはレイノルズ631を使用し、軽量さと柔らかな乗り心地を実現させている。フロントシングルで、コンポーネントにシマノ・GRXを搭載。前作からのマイナーチェンジとして、BBはT47へと変更し、フォークもダボが追加されてカスタマイズが広がる。ホイールはNotubesの完組。また、ステムはエラストマー付きの「RED SHIFT」を装備する。

  • 価格:363,000円(税込)
  • フレーム素材:クロモリ
  • コンポーネント:シマノ・GRX
  • サイズ:44(650b)、48、51、54、56、58、61cm
  • カラー:Flat Moss

RENEGADE S3

クロモリ製のミドルグレード車。フレームのチューブはレイノルズ520を使用、シマノ・GRX RX400を搭載し、軽快で精度の高い走りを特徴としている。今モデルはヘッドチューブがインテグラルヘッドに。剛性を保ちつつ、ポジションを幅広くセッティング可能となった。フロントフォークも一新。肩幅を広く持たせることにより、泥詰まりしづらくなるとともに簡易マッドガードの取り付けが容易となった。

  • 価格:253,000円(税込)
  • フレーム素材:クロモリ
  • コンポーネント:シマノ・GRX
  • サイズ:44(650b)、48、51、54、56、58、61cm
  • カラー: Pure White, Kinetic Grey, Navy Pearl

RENEGADE S4

クロモリフレームのエントリーモデル。コンポーネントにシマノ・ソラを搭載し、ロングライドやツーリングにも役立つ仕様となっている。ディスクブレーキは機械式のTektro製Lyraを採用。油圧式に劣らず、強力な制動力を放つ。日常の通勤&通学からコミューティング、そしてグラベルまでこなす遊び心ある一台。

  • 価格:192,500円(税込)
  • フレーム素材:クロモリ
  • コンポーネント:シマノ・ソラ
  • サイズ:44(650b)、48(650b)、51、54、56、58cm
  • カラー:Rip Tide, Rare Earth, Deep Perple

RENEGADE A1

シリーズ末弟となるアルミモデル。ブラッシュアップのポイントは、まずワイヤールーティングの内装化で見た目すっきり。そしてフロントフォークを一新。ダボの数が外側3つずつになり、サイドバッグと泥除けなどマルチな乗り方ができる。ブレーキもフラットマウント化した(日本仕様はアダプタを介しポストマウントを標準装備)。

  • 価格:148,500円(税込)
  • フレーム素材:アルミ
  • コンポーネント:シマノ・クラリス
  • サイズ:48、51、54、56、58、61cm
  • カラー:Ano Palladium, Black Pearl

最新クロスバイクや、前年2020年モデルはこちらから

ワイズロードで完成車を見る(2020モデル)

まとめ

2020年モデルからその兆候はあったが、よりアドベンチャーロードの層が厚くなったJAMISのバイクラインナップ。2010年代半ばからいち早く目をつけ、いま流行の波に乗ってブランドの主軸となりつつある。ハイエンドモデルからエントリーモデルまで、あなたの「遊び心」や「探究心」を自転車に映すなら決して無視できないものばかりだ。通勤&通学にも適し、舗装路でも未舗装路でもオールマイティーな乗り方ができるアドベンチャーロード。買って損はない!

Photos © JAMIS BIKES(一部FRAME編集部にて撮影)
公式HP:JAMIS BIKES

Y’s Road オンライン アウトレットコーナー

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WRITTEN BY増渕俊之

出版社勤務を経て、フリーランスの編集/ライター。編著に『これがデザイナーの道』『自転車ファンのためのiPhoneアプリガイド』『岡崎京子の仕事集』がある。現在、編集を手がけた岡崎京子の単行本『レアリティーズ』が発売中。

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