日本初上陸のe-BIKEミニベロ「C2J」をインプレッション!クールな角型フレーム&パワフルなアシストで完成度高いぞ…!
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小回りがきいて街乗りでは使いやすい。でも、ぐいぐい進む推進力にはちょっと欠けると言われる小径車(ミニベロ)。ただし、そのミニベロに電動ユニットを搭載した“電アシミニベロ” は弱点を補って、あらゆるシーンで使いやすくなっています。
ここでは街乗り最強と言える電動アシストミニベロの最新モデル、Qi CYCLE(チー サイクル)から登場した「C2J」のスペックと実走インプレッションを紹介していきましょう。
目次
Qi(チー)サイクルってなんだ?
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まずは日本国内ではあまり聞き慣れない自転車ブランド「Qi CYCLE(チー サイクル)」の説明を少し。このブランドは2012年に中国で設立された、ITとスポーツを融合させた企業です。スマホやスマートウォッチで知られる「Xiao mi(シャオミ)」のサポートを受けて自転車の研究・開発を行っていることもあり、IT的なテクノロジーを搭載した次世代の自転車を生み出しています。
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10年以上もつバッテリーとe-BIKEに見えないスタイリッシュなデザイン
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では、その搭載されているテクノロジーを見ていきましょう。まず注目したいのはQiサイクルが”10年以上もつ”と自負しているバッテリーです。独自のBMS(バッテリーマネージメントシステム)により、過充電や過負荷など、7つにもおよぶバッテリー保護機能を実行。一般的には8年ほどと言われるバッテリーの寿命を10年以上に伸ばすことに成功しています。また定格出力は250Wあり、一回の充電で最大60kmほどの航続距離を誇っています。
- 最大耐荷量:約 120kg
- 本体重量:約 20kg
- アシスト上限:24km/h
- 最大走行距離:約 60km(フル充電)
バッテリーのテクノロジーが優れているのは分かったのですが、問題はそのバッテリーがどこに搭載されているかというところ。その格納場所がe-BIKEのデザインを大きく左右するから。
いわゆるママチャリタイプの中には、フレーム外に露出しているものもありますが、このC2Jは角型に形成したトップチューブ内にビルトイン。これによりすっきりとしながら、独自のスタイリッシュなデザインを実現しています。
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またフレーム素材にはアルミ合金を使用。耐荷重120㎏なので、剛性と強度を両立。荷物を積んでのツーリングなどにも対応できそうです。
ライトやディスプレイも一体型。完成度の高さで所有欲も満たされる
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この角型フレームの前方には、暗くなると自動で点灯するオートライトをセット。テールライトもシートチューブ内にビルトインしているので、デザイン的な一体感を持たせつつ、後付けしなくてもいい手軽さもあります。
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さらにこのテールライトですが、今後、ブレーキをかけると点灯するブレーキランプとしても機能するとか。次回アップデートにも期待したいですね!
一体型といえばディスプレイもステム内に搭載。速度、バッテリー残量、3段階のアシストパワーなどをすっきりと表示し、走行中でも数値の視認性が良好でした。
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さすがIT企業といえるところといえば、この自転車はスマホと連動するスマートバイクという点。今のところは走行距離の確認ができるくらいですが、テールライト同様に今後のアップデートが期待されます。
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独自モーターシステムの気になる乗り味は?
さてテクノロジーの話はこの辺にして、もっとも気になるポイント、乗り味についても紹介していきます。
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ドライブトレインは、独自開発されたハイ、ミドル、エコの3段階切り替え可能な電動ユニットと8段ギアで構成。電動モーターは後輪に搭載したハブモーター式です。前輪のハブにモーターを搭載したタイプもありますが、自転車の構造上、後輪の方が荷重しやすいためパワーロスが少ないタイプといえます。
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そのモーターには、ハイブリット車や電動自動車などに使用されている永久磁石(Permanent Magnet)を採用。このモーターは効率良く回転するほか、小型化もできる特徴があるため、電動自転車にも採用される高機能なものです。
インプレッション:自然&パワフルなアシストが両立されている
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実走してみると、スムーズさが非常に際立つ自然な乗り味でした。モーターがついていない通常のハブのように滑らかに回転。ゼロ発進で踏み込んだときにも、平地を巡航している途中に加速しようとしたときにも違和感なく走行してくれます。上りは背中を押してくれるような力強いアシスト力を発揮してくれました。
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このあたりはモーター内部の高精度センサーが影響していると思われます。ゼロ発進のときにペダルを踏み込んでも急発進することもなく、ペダルにかかるトルクによって、モーターのパワーをコントロールしているようです。
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これにより、エコモードの時には自然なアシストを、ハイモードの時にはぐいぐい進む気持ちいい推進力を発揮してくれます。
剛性の高いフレームも好印象
電動ユニットのアシスト力もさることながら、自転車自体の作りがしっかりしているところも、快適な走りにつながっています。
バッテリーが内蔵された角型デザインのフレームは、見た目重視かと思いきや、かなり高剛性。ねじれにも強くパワーをがっちりと受け止めて、推進力につなげるほか、安定感ももたらしてくれます。
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また幅広のフロントフォークも安定感に寄与しています。小径車の一部は特に下りの場面で不安定になるものもありますが、剛性の高いフレームと、アルミ製フロントフォークによって、路面をしっかりととらえて不安定さは感じませんでした。
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またパーツ類も充実。前後に機械式ディスクブレーキを搭載しているほか、SENSAHコンポをセット。制動力もしっかりあり、変速性能もスムーズでした。
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カラーは2色展開、セミフォールディングで車載にも
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Qiサイクル C2Jは”変形Z型”といえるフレームデザインを採用し、デザイン重視タイプかと思いきやしっかり走れる走行性能をもったミニベロでした。一般的な自転車のフレームデザインである、ダイヤモンド型を採用していないと、どこかに”ひずみ”が出てくることが多いのですが、それはまったくナシ。しかも国際的IT企業、シャオミのサポートを得て、最新のバッテリーやモーターなどを搭載し、乗り物としても、ガジェットとしても(少し大きいですが)完成度の高い自転車に仕上がっています。
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「海外から来たe-BIKE」となると、型式認定*が気になる人もいるでしょうが、もちろん取得済み。同じく気になる価格は19万8000円(税込)、Makuakeの早期購入なら16万8800円(税込)~で手に入ります。
デザインを重視する人、乗り味を重視する人、その両方が満足できるC2J。ロングツーリング向けの自転車ではありませんが、主に街乗りがメインという人は一度試してみては?
*)道路交通法令(道路交通法施行規則第1条ほか)の規程により、型式認定対象品に関する基準が定められており、これらの機器等が法令の基準に適合することを明らかにする制度。
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>> 購入はMakuakeで
期間限定で、応援購入サービスMakuakeにて先行予約販売中。
※クラウドファンディングでの自転車購入は、点検・整備環境を確保しておくことをおすすめします。
>> FRAMEチャンネルでもC2Jをチェック!
提供:鑫三海株式会社
![Y’s Road オンライン アウトレットコーナー](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2021/05/26174750/Ys_banna.png)
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