CARRERA(カレラ)のロードバイク精鋭10台をチェック! おすすめモデル&インプレッション
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イタリアのレーシングフレームブランドのカレラ。ブランドアイコンとも呼べるダブルアーチ構造の「フィブラ ディスク」と、グラベルロードの「カイダーニャ」をテストしました。軽量レーシングと、グラベルシリーズの中核を担うモデル、まったく違うふたつの特性を持つバイクをカレラはどう仕上げているのか。最新の2023年モデルとあわせてチェックしていきましょう。
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目次
CARRERA(カレラ)とは
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CARRERA(カレラ)はイタリアの自転車レーシングフレームブランドです。1989年に元プロ選手によって設立され、わずか数年後には「チーム・カレラ」としてグランツールに出場、ステージ優勝などを飾っています。
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クロモリバイクの時代から積み上げてきた技術と経験を、現在はカーボン素材に投入しています。
カレラといえば、ダブルアーチ構造が有名です。ダブルアーチの名のとおり、フレームを上下2つのアーチとして捉え、それぞれを「コンフォートアーチ」「パワーアーチ」として設計するというもの。
シームレスに弧を描く「トップチューブ+シートステー」は快適性を担保するコンフォートアーチ。対して「ダウンチューブ+チェーンステー」はライダーのパワーを受け止めるためのパワーアーチの役割を担っています。
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ほかにもキャリパー、ディスク、ダイレクトマウントの3つのブレーキシステムに対応する「3ブレーキシステム」や、電動・機械式両方のコンポーネント使用を可能にするフレーム設計*など、乗り手とバイクの関係をスムーズにつなげる技術を惜しみなく採用しています。
*) 中級グレード以上のモデル対象
ラインナップはすべてフレームセット販売で精鋭10モデル
カレラのラインナップは以下のとおり。すべてフレームセット販売です。
SL エア プロ | フラッグシップエアロロード |
TD01 ディスク | ミドルグレードエアロロード |
フィブラ ディスク | アイコニック軽量レーシングモデル |
フィブラ ネクスト | 軽量レーシング(リムブレーキ) |
SL 7 ディスク | ミドルグレードモデル |
ヴェレーノ | 定番エントリーモデル |
SL1 | 軽量オールラウンダー |
カイダーニャ T | ハイエンドグラベルロード |
カイダーニャ | カーボングラベルロード |
カイダーニャ X | アルミグラベルロード |
カイダーニャXをのぞいた全モデルがカーボンモデルです。
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軽量レーシングとグラベルロードをテスト!
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全10台のうち、今回は「フィブラ ディスク」と「カイダーニャ」をピックアップ。
前者は軽量レーシングモデル、後者はグラベルバイクと特性の違うカテゴリーに属しますが、カレラはどのようなフレームに仕上げているのか。
実際に乗ってチェックしていきます。
フィブラ ディスク(軽量レーシングモデル)
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UCI (国際自転車競技連合)の競技規則を遵守したトップモデルでありながら、ホビーライダーが求める快適さを併せ持つ代表モデル「フィブラネクスト」。その進化版がこの「フィブラ ディスク」です。
カレラの代名詞とも言えるダブルアーチ構造を採用。またすっぱりしっぽを切り落としたような翼断面形状とすることで、エアロダイナミクス効果も発揮します。さらに基本的なカーボン構造を見直すことで、快適性を確保しつつ、剛性とハンドリングを高めたモデルになっています。
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乗り出した瞬間に想像以上のスムーズさで走り出します。レーシングバイクということで、カリカリな踏み心地のものを想像していましたが、進みはかなり滑らか。ラクにスピードを維持できることもあって、これは気持ちいい!
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上りもスムーズ。踏んだ分だけ進んでくれる推進力をしっかりと感じます。
「パワーアーチ」とされる、ダウンチューブからBB、チェーンステーにかけて剛性が高められたカーボン構造も作用しているのでしょう。細かいアップダウンが連続するルートでも力強く走れるはずです。
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対して「コンフォートアーチ」として、トップチューブからシートステーにかけて描かれるアーチ構造は振動吸収性を高めているとのことですが、まさにそのとおりの乗り心地。細かい振動をほとんど感じません
かなり上質なホイールがセットされていたこともありますが、そればかりではないと感じます。レースはもちろんだと思いますが、じっくり遠くまで走ってみたくなる印象。
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滑らかな乗り味でありながら、しっかりとした接地感があるのでハンドリングも安定しています。ボリュームあるヘッドチューブもハンドリングのスムーズさと接地感の高さを生み出す要因でしょう。
フィブラディスクは、ガシガシ踏んで走るレーシングバイクというよりも、しっとり滑らかな走りが特徴のエンデュランスバイクといった印象でした。タイヤサイズは最大で30Cまでセット可能ですし、ときには速く、ときにはのんびり走るロングライドにも使いたいバイクですね。
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カイダーニャ(グラベル)
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レースバイクのイメージが強いカレラですが「カイダーニャ」と名付けられたグラベルバイクもリリースしています。
カイダーニャとは、カレラ本社があるブレシア方言で「未舗装の小道」の意味。アースカラーでフレーム全体をまとめた、山道を走りたくなるカーボンバイクです。
ロングホイールベース設計で安定性を高めつつも、程よくクイックなハンドリングが特徴となっています。
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グラベルバイクといえば、荷物を積んでのんびり旅するタイプと、ニセコグラベルなどのグラベルレースで速さを求めるタイプがあります。
前者はフレームの各所にダボ穴が空いているとキャリアなどが取り付けやすく、荷物が積載しやすいですが、後者はロードバイクと同様に重量が軽く、速度が出しやすい特徴があります。
このバイクはフレーム重量1150gという軽さを活かして走るバイクなのでやや後者寄り。いっぽうで、ダボ穴はフロントフォークのみなので派手にキャリアはつけられないものの、旅にも使える走行バランスもあわせ持っています。
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カーボン素材を使用したフレームは、カレラ独自の設計により直進安定性とハンドリングのバランスがとれた、快適な乗り味になっています。一方で踏み込むとスッと加速していく推進力も感じます。このあたりはフレーム素材に高弾性繊維と中弾性繊維を適切に使用しているところが影響しているのでしょう。
未舗装路では振動を確実に吸収する快適性を発揮しますが、舗装路ではエンデュランスロードのように軽快。舗装路オンリーのロングライドにも十分使えるバイクです。
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シートステーは振動吸収性を高めた扁平形状を採用。先に紹介した「フィブラ ディスク」のように弓型ではありませんが、トップチューブからシートステーにつながるカレラらしい構造も心地よい乗り味を実現させています。
トップチューブからチェーンステーとホイールベースが長めの設計ですが、BBの位置が少し高めなのでもたつき感はありません。不整地でもキビキビ走る印象でした。
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タイヤクリアランスも十分。40Cまでのタイヤがセットできます。どちらかといえば、激しく荒れた路面よりも硬めのダートに向いているバイクかもしれないですね。
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>> カイダーニャもProbikeshopで入荷予定(時期未定)
創業から30年以上、自転車製作のノウハウを積み上げてきたカレラ。
フィブラディスクもカイダーニャも、イタリアンテイストのデザインも魅力です。機能美とデザインがひとつになったカレラのバイクをぜひ一度試してみては?
最新モデル全10台
最後にカレラのロードフレーム全10モデルを紹介しましょう。いずれもフレームセット販売です。
▼Probikeshopで全モデル入荷予定あり!
SL エア プロ | フラッグシップエアロロード |
TD01 ディスク | ミドルグレードエアロロード |
フィブラ ディスク | アイコニック軽量レーシングモデル |
フィブラ ネクスト | 軽量レーシング(リムブレーキ) |
SL 7 ディスク | ミドルグレードモデル |
ヴェレーノ | 定番エントリーモデル |
SL1 | 軽量オールラウンダー |
カイダーニャ T | ハイエンドグラベルロード |
カイダーニャ | カーボングラベルロード |
カイダーニャ X | アルミグラベルロード |
※以下、完成車の写真はすべてイメージです。販売はフレームセットのみ。
Bike model article by Toshiyuki Masubuchi
\入荷次第、ページ更新! /
SL エア プロ
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2023年モデルで新登場した、フラッグシップエアロロード。軽量カーボンフレームにケーブルフル内装のエアロロードバイクです。
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A23-122
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A23-123
価格(税込) | 660,000円 |
フレーム素材 | カーボン |
フォーク | カーボン |
フレーム重量 | − |
\入荷次第、ページ更新! /
TD01 ディスク
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継続モデルとなるミドルグレードのエアロロード。2023年モデルでは新色も登場しています。
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A21-102
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価格(税込) | 363,000円 |
フレーム素材 | カーボン |
フォーク | カーボン |
フレーム重量 | − |
\入荷次第、ページ更新! /
フィブラ ディスク
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【インプレッションモデル】2020年モデルからディスクブレーキ対応となった軽量レーシングマシン。トップチューブからシートステイにかけて、そしてダウンチューブからチェーンステーにかけて弧を描くダブルアーチ形状が個性的な一台です。
素材となるカーボンは繊維だけではなく、航空宇宙工学で採用されている樹脂を使用。最新のバキューム・モールディング工法にて組まれています。
ケーブルはACRシステムによりフル内蔵され、空力性の向上にも寄与。また、快適性とパワー伝達性能を両立し、シートポスト固定システムを内蔵化することで空気抵抗を軽減しています。
BBシェルは非対称設計で、ドライブサイドのねじれ剛性を加味し、ペダリング効率を向上させています。
価格(税込) | 440,000円 |
フレーム素材 | カーボン |
フォーク | カーボン |
フレーム重量 | 1050±50g(M) |
2023年モデルでは新色も登場しています。
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A22-113
![](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2023/03/14234702/image-12.png)
A22-116
\【5/8 10:00まで】送料無料キャンペーン開催中!! /
フィブラ ネクスト
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エンデュランス・レーシングバイク。フィブラ・シリーズの代名詞とも言える弧を描く弓形のフレームデザインで、トップチューブからシートステイにかけて一体化したラインは快適性に長けています。グランフォンドなどで活躍するコンフォータブルな一台です。
制作側は「あらゆる要求に応えられるダイナミックパフォーマンス」を念頭に入れており、多くのライダーに最高の走りを提供できるようなバイク造りに徹したといいます。
エアロダイナミクスを意識した各チューブにはエンデュランスバイクとしての特化と、かつ高速域での走行に長けた性能をミックス。バイクがライダーを選ぶのではなく、ライダー本位でバイクを呼び込む。そんな基本に忠実なマシンとして本機は存在しています。
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A9-171
![](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2023/03/14234853/image-14.png)
A9 -182
![](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2023/03/14234904/image-15.png)
A9 -173
価格(税込) | 385,000円 |
フレーム素材 | カーボン |
フォーク | カーボン |
フレーム重量 | 990g(M) |
\入荷次第、ページ更新! /
SL 7 ディスク
![](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2023/03/14232311/image-2-2.jpg)
2023年モデルの新製品。ミドルグレードを担うカーボンフレームです。
価格(税込) | 352,000円 |
フレーム素材 | カーボン |
フォーク | カーボン |
フレーム重量 | 990g |
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ヴェレーノ
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エントリーカーボンモデルです。フル内装ではないものの、ケーブルはフレーム内蔵。リムブレーキを採用しています。
価格(税込) | 198,000円 |
フレーム素材 | カーボン |
フォーク | カーボン |
フレーム重量 | 1150g |
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SL1
![](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2023/03/14232351/image-2-1024x609.png)
エントリーディスクモデル。カレラとしては初めてとなるエンデュランスロード「ER01」の後継機種にあたります。
NDS(ノン・ドライブ・システム)により従来の非対称構造を進化させ、さらにカーボンレイヤーの積層構造を改めることでノン・ドライブ・サイドの剛性と強度を向上。結果、横方向の剛性と縦方向の快適性を得ています。
疲労テストにおいても平均を遥かに超える結果を出しており、ロングライドからヒルクライムまでカバーするポテンシャルを秘めた一台です。
価格(税込) | 231,000円 |
フレーム素材 | カーボン |
フォーク | カーボン |
フレーム重量 | 1100±50g(M) |
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カイダーニャ T
![](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2023/03/14232403/image-3-1.jpg)
グラベルロード「カイダーニャ」のハイエンドモデル。42mmのタイヤクリアランスをもちます。
価格(税込) | 440,000円 |
フレーム素材 | カーボン |
フォーク | カーボン |
フレーム重量 | 1050g |
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カイダーニャ
![](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2023/03/14232503/image-4.png)
【インプレッションモデル】2020年よりラインナップに加わったグラベルバイクです。幅広なタイヤクリアランスを持ち、全体的にシャープなデザインで、トップチューブから連なる振動吸収性に優れた細身のシートステーなど、荒地を走るための造形がひしひしと伝わってくる一台。
いっぽうで高めに設計されたBB高など、グラベルレースをもこなすポテンシャルを秘めています。
ディスクブレーキと電動コンポーネントに対応し、多目的なライドに適応してくれる万能バイクです。
価格(税込) | 407,000円 |
フレーム素材 | カーボン |
フォーク | カーボン |
フレーム重量 | 1150g(M) |
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カイダーニャ X
![](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2023/03/14232544/image-5-2.jpg)
唯一のアルミモデル。グラベルロードのエントリーモデルとして展開されています。
![](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2023/03/14235224/image-17.png)
価格(税込) | 未定 |
フレーム素材 | カーボン |
フォーク | カーボン |
フレーム重量 | 1400g(M) |
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Bike photos (c) Podium
カレラのフレームならProbikeshopへ
Probikeshopはスポーツバイクや周辺アイテムを取り扱うオンラインストアです。
購入時はZOOMで相談ができたり、完成車購入時は出張組み立てサービスや、イオンバイクの実店舗で修理相談ができたりと手厚いサポートが受けられます。
自転車もオンライン購入が珍しくなくなってきた現代において、ユーザー目線のサービスが嬉しいおすすめのショップです。
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提供:Probikeshop
![Y’s Road オンライン アウトレットコーナー](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2021/05/26174750/Ys_banna.png)
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