【前編】平凡大学生がロードバイクで東南アジア横断、激走一人旅【ベトナム〜カンボジア〜タイ】

こんにちは! 都内の大学に通う大学2年生のたくです! 大学の自転車サークルに所属しており、普段はサークルのメンバーとライドを楽しんでいます!

このようにロードバイクが大好きな私が今回、大学の春休みを2週間使って東南アジアへ一人旅に行ってきました! もちろん移動はすべてロードバイクです!

旅はベトナムのホーチミン市からスタート。カンボジアを横断し、タイのバンコクまでの1,100kmの行程を2週間かけて走破するルートです。道中いろんなことがあったので、それをお伝えできればと思います!

前編、後編でお送りしますので、楽しんで読んでいただけたら嬉しいです! 

日本出発!スタート地点のベトナムへ

今回私が成田空港からベトナムのホーチミンまで利用した航空会社はベトジェットエア 。いわゆる格安航空会社(LCC)というやつです。チケット代は私が行った時期でなんと片道3万円弱。破格です。

通常の輪行袋で挑む飛行機輪行&装備紹介

海外で自分の愛用するロードバイクに乗りたいけど飛行機輪行が怖い! めんどくさい! という人はたくさんいるかと思います。でも安心してください! 私自身、今回初めて海外へ輪行しましたが、意外と簡単にできました! 

ロードバイクを飛行機に預ける場合、一般的にはハードケースを用いますが今回の旅は自転車で移動しなくてはいけないので荷物は最小限にしたいところ。というわけで普段から使用している通常の輪行袋で運ぶことにしました。

輪行袋
今回の旅の全荷物。リュックにもなるタイプのサイドバック2つと輪行袋(オーストリッチ320)

自転車があることを事前に伝えていませんでしたが、問題なく預けることができました(あらかじめ預け荷物20kgまで預け放題のオプションをつけておきました)。

ここで注意点があります。飛行機に自転車を預ける際は、輪行する前にバッテリー類は必ず取り外しておくこと。そしてタイヤの空気を抜いておくことです! 預ける際に確認されますが、分解してからでは作業がやりづらくなってしまいます。

さて、無事7時間ほどのフライトを終え、ベトナムの入国審査を済ませたら預け荷物の自転車を取りにいきます。日本ではだいたい係員が自転車をお客さんのところまで持ってきてくれます。

しかし荷物を受け取りに行ったらこのような有様!

空港にて
地べたに放置……。盗まれなくてよかったです

一緒に預けたサイドバックもしっかり回収して空港から出ます。タクシー乗り場のはしっこでさっそく組み立てていきます。

輪行中
ディスク輪行は自身初でしたが特にトラブルもなくスムーズでした。リアキャリアはワンタッチで取り外しできる優れもの(ミノウラ シートポストクランプを使用)

さて格安航空会社(LCC)を使った輪行はどうだったかというと……

結論から言うと悪くないです! 手続きも簡単で料金も良心的です。しかし1箇所被害が。

ディレイラーに接続するケーブルの付け根が曲がってしまいました……。

ディレイラー
つまみを回し、ズレてしまった変速を応急処置

これまでANAなどを使って国内で飛行機輪行をした際にはこのようなことは無かったので、お金に余裕があればそちらを利用した方が吉です! 自転車の扱いもより丁寧なので安心できます。

曲がってしまいましたが走行にはそこまで支障はなく、少しもたつくものの、変速はきちんとできました! (が、これが原因で後々大きな問題となります)

サイドバックをキャリアに取り付けたら空港を出て、いざ東南アジアの道に出発! 

ホーチミン市内をロードバイクで散策

ついにべトナムの道に出ます! 初めは非常に多い交通量と、右車線に慣れずに苦戦……。

信号待ち
バイクに囲まれて信号待ち

市内はとにかくバイクがたくさん走っているので周りをよく見て走らないと危ないです。

ホーチミン市内
標識が読めないため地図を頭に入れて走りますが、道が複雑なので何度も迷うことに

少し走っていると巨大な環状交差点が! 右車線なので反時計回りとなります!

ホーチミン市内
皆がさまざまな方向に走っているので、気を抜いているとぶつかりそうになります

しばらくホーチミンの複雑な道路で迷いに迷い、夕方ごろに市内に予約していたホテルにやっと到着できました。

一息ついて市内を散策しに、カメラを片手に徒歩で街に出ます。

ブイビエン通り
こちらはバックパッカーに人気のブイ・ビエン通り。夕方〜夜になるとネオン街に変化します

最高に美味しいベトナム料理

散策していたらいつのまにか夜になってしまったので夕食を探します。

街中の至るところでステーキやピザなどのいい香りがしますが、せっかくベトナムに来ているのでここはベトナム料理を食べたいところ。

ベトナム料理屋を発見したのでお邪魔します。

フォー
ベトナムといったらやっぱりフォー! 現地で食べる本場のフォーは格別です! この日はもう走らないのでビールも飲んじゃう!

こちらのお値段なんとフォーとビール合わせて600円ちょっと! さすが東南アジア、安くて美味しいものが食べられます。

さて、明日からはしっかりと走り始めるので、早めに宿に戻って寝ることにします。

カンボジア入国!〜自転車で国境を越えてみる〜

ひたすら続くのどかな田園風景をすすむ

2日めからはベトナムのホーチミン市を出発し、約240km先にあるカンボジアの首都、プノンペンを目指します。

1日で80〜120km走ることを目標とします。

道
両脇に広がるのは稲作地帯。ほのかにジャスミン米のようないい香りがします
川
川の周りは木々が生い茂っており、アマゾンのよう。日本では見ることのできない景色に少し興奮。

さて、ロードバイク乗りなら気になるのは舗装のきれいさ。意外なことに国道などの大通りは非常にきれいに舗装されています!

日本の道よりも綺麗といってもいいくらいです! 段差やひび割れなどはほとんどなく、サーキットのような路面なのでタイヤの細いロードバイクでも問題なく走れます! 

が、しかしきれいなのは大きな国道にかぎります。少し寄り道してひとたび国道を外れてしまうとこんな地面になってしまいます。

道
一応舗装はされていますが、ほとんど砂利道です。場所によっては舗装もされていないので注意が必要

今回使用した私のバイクには32cのタイヤがついていたので安心でしたが、25cより細いと少し心もとないといった感じです。

これまでの写真でもわかると思いますが、こちらに来てから空がとても広く、素晴らしい解放感の中で走れます!

自撮り
まだ買って間もないSCOTTのスピードスターですが、荒れた路面でも安定感のある走りをしてくれます。じつは今回の旅のために自分で組み上げました

昼ごはんは道端の店に立ち寄りました。「ヌードルが食べたい!」と翻訳アプリを介して伝えると、こちらを用意してくれました(ちなみに田舎に来ると英語はほとんど通じませんでした)。

フォー
フォーとジャスミン茶。ちなみにジャスミン茶は無料。

米から作られる麺と酸味の効いたスープが病みつきに! パクチーなど香りのついた葉っぱを入れると絶品ですよ!

これだけたくさん食べられて5万ドン、日本円で約280円です。安いっ! うまいっ!

ちなみに店の食材はこのように外で常温保管されていることが多いです。

店内
ハエが1、2、3、4、5、6…… お腹が弱い人は少し気をつけた方がいいかも!?

ベトナムとカンボジアの国境にて詐欺に遭遇!危機一髪!

そうこうしているうちに、ベトナムとカンボジアの国境が見えてきました。

ホーチミンからベトナムとカンボジアの国境まで最も近いところで70kmくらいなので、サイクリストであれば半日もあれば着いてしまいます! 

関門

自転車に乗ったまま国境を越えるのは初めてなので緊張します。島国である日本ではありえない経験です! 

ベトナムの出国審査を受けに審査所に入ると、ゲート前のロビーで係員の格好をした人に呼び止められました。彼は私に……

「10ドル払え。そうでないとパスポートに出国スタンプは貰えないぞ」

と言います。しかし出国のスタンプをもらうのにお金がかかるという話を私は聞いたことがありません。さらにゲートの中で言われるならまだしも、ゲート前のロビーで言われるのだから怪しい、と思いしっかりと話をしてみることに(本来なら無視するべきかもしれません 笑)。

やはり話を聞いてみても納得できなかったので私は10ドルを払うのを拒否したのですが、相手もなかなか引かず……。

10分くらい揉めて結局私は払わないまま強引にゲートに向かったのですが、そこでは特に何も言われず、すんなりとスタンプがもらえて出国審査が完了しました。

これは詐欺です。係員に似た格好をしているので注意が必要です。よく見ると現地の人々には話しかけておらず、外国人のみに話しかけているので怪しいことがわかります。

なんとか引っかからずに済みましたが、危ないところでした。他の人の話では、払ってしまったという人もいたので皆さんも注意してください!

無事カンボジアへ入国するも、お金がなく宿無しに!?

ベトナム出国で多少トラブルはありましたが、カンボジアへの入国は問題なくスムーズに進みました。カンボジアに入ると、なんと豪華なカジノ街が続きます。

カジノ
このあたりの宿は高価なので、しばらく進んで宿を探します

ちなみに今回の旅では初日以外、宿は事前には予約しておらず、走っていてちょうど夕方くらいに通った街で宿を探しています。

宿を決めずに毎朝出発するのは少し緊張しますが、足の調子によって走行距離を柔軟に変更できるのが強みです。

そこでこの日も宿を探し始めたところで、またトラブルです。

カンボジアの現金を一銭も持っていないことに気がつきました。国境で一悶着あったときに両替を忘れていました。

何軒か見かけた格安ホテルに入ってみましたが、クレジットカード決済ができないと言われてしまい……。銀行を探すも夕方のため営業時間が終了しており……。

野宿をすることも覚悟しましたが、犯罪がしばしば発生する地域ではあまりに危険です。

路頭に迷って何軒かのホテルでお金がないことを伝えると、あるホテルがベトナム通貨で決済してくれることに! ありがたさで涙が出る思いでした。

ホテル
こちらのホテル(ゲストハウス)の主人には感謝でいっぱいです。

両替できる場所も丁寧に教えてもらい、なんとか夕食までありつけましたが、さまざまなトラブルが起きるものですね。

前編、読んでいただきありがとうございます!

ここから今回の旅のクライマックスです。後編にうつります!

▼後編はこちら!

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WRITTEN BYたく

⚽️☆ 🚴 神奈川でロードバイク乗ってます。// AGU SIPEC コミュ 2年 //青山学院大学サイクリングクラブ所属 🚴‍♂️🚴‍♀️

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