【ピナレロ / ラザ】憧れのブランドが放つミドルクラスの安定感

世界のスポーツバイク市場において、アメリカが最も多くのメーカーを抱えていますが、その次に挙げられるのがイタリアです。サイクルスポーツの発祥がヨーロッパという事もあり、イタリアには多くの歴史あるブランドが存在します。

数あるイタリアンブランドの中で、過去の栄光もさることながら、昨今のツールドフランスでの活躍や高い技術を誇る製品開発など、今なおイタリアやヨーロッパのトップブランドのひとつに君臨しているのがピナレロです。

ピナレロはコルナゴやデローザと並び、サイクリスト憧れの対象であり、次にほしいロードバイクの上位には必ず入る人気ブランドです。

そして、今回紹介するモデルはピナレロ、ラザシリーズ。ピナレロのラインナップは、30万円前後の中級者向けミドルグレードと、上級者向きで50万円以上するトップグレードの2つを中心に構成され、ラザシリーズは前者に相当するロードバイクです。

p17_razha_064PINARELLO-RAZHA(ラザ)
メインコンポーネント:シマノ・105
サイズ:44SL, 46.5SL, 50, 51.5, 53, 54, 55, 56, 57.5, 59.5
参考価格:税抜298,000円

何と言っても一番の特徴は、フロントフォークとシートステー(シートポストからリアディレイラーに伸びる部分)にピナレロの伝統技術であるONDA(オンダ)を採用していることです。この波を打ったような形状は、路面からの振動を緩和し安定感のあるハンドリングを生み出す効果があります。

フレームの原料であるカーボン繊維は、品質の高い日本製を使用することで剛性(硬さ)と軽さが良いバランスで保たれています。

メインコンポーネントはシマノ・105を採用。性能が高く、操作しやすいのが特徴で、本格的にロードバイクをはじめる上でおすすめのコンポーネントです。前2段、後ろが11段の合計22段変速です。

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ラザは全4色展開で、160cm前半から、180cm以上まで幅広い身長に対応したロードバイク。レースやヒルクライムを本格的に始めるにはおすすめできるピナレロのミドルグレードです。

p17_razhak_71bPINARELLO-RAZHA K(ラザK)
メインコンポーネント:シマノ・105
サイズ:43SL, 46SL, 49SL, 52SL, 53.5SL, 55SL, 57SL
参考価格:税抜298,000円

ラザシリーズのもうひとつのモデルが、RAZHA K(ラザK) です。モデル名の最後に「K」が付くロードバイクは、ピナレロではグランフォンドというタイプに属され、長距離や長時間の走行に快適さをもたらすロードバイクです。グランフォンドには他に「DOGMA K8」などのモデルが存在します。

ラザとの違いは、シートステーにONDAを採用せず、それ自体を細くすることでしなりを発生させ、より振動吸収性を高めることに成功しています。フレームの全長を長くすることで、高速域でも車体の安定感を保つことができ、700×28Cの太めのタイヤが装着できるクリアランスも用意されています。

太めのタイヤを装着するメリットはクッション性とグリップ力が得られることです。耐パンク性も高まる傾向があるので、ロングライドで太めのタイヤを利用している人は意外と多いです。

さらに、ロングライドは長時間ポジションを維持する必要があるため、ラザKは前傾姿勢を抑えめに、ハンドル高も高く設定されています。メインコンポーネントはラザ同様シマノ・105を採用。

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ラザKは全3色展開です。

以上、同じラザシリーズでも性格の違う2モデルを紹介しました。ラザはレースやヒルクライムも視野に入れた本格的な走りができるロードバイク。対してラザKはロングライドをはじめとした長距離や長時間のライドにおいて、安定且つ快適な走りをもたらしてくれるロードバイクです。

どちらもピナレロのラインナップの中でミドルクラスにあたります。価格も一緒なので、自分が考えている使い方に合わせて選んでいくと良いでしょう。

ピナレロ公式HP

VIKING the MAINTENANCE

WRITTEN BYVIKING the MAINTENANCE

都内のプロショップに10年間在籍後、2015年VIKING the MAINTENANCE を設立。東京・西新宿を拠点にスポーク自転車の組付け、カスタマイズ、メンテナンスを軸に展開中。年2回富士山麓でサイクルイベントも企画中。

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