【7kg台以下】激軽ロードバイクおすすめ9選【軽さは正義】

ロードバイクの特徴のひとつは何といってもその「軽さ」。持ち上げたときはもちろん、乗ったときの軽さに衝撃を受けたことがあるはず。

ビギナーから上級者までそのメリットを受け取れる「軽さ」は不変の魅力です。一般的にエントリー向けと言われるアルミフレームのモデルでも9kg台が当たり前。さらに軽量に製作できるカーボンを使用すると、8㎏を下回るモデルも多数あります。

「軽さは正義!」というわけで、ロードバイクの中でもとりわけ軽量な『7kg台以下の激軽モデル』をご紹介していきます。

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はるかに軽くなった最近のロードバイク

スペシャライズドの『エートス』。UCI規定の6.8kgをはるかに下回る5.9kgの軽量ロードの登場は大いに話題になった image:スペシャライズド

じつは、近年のロードバイク開発のトレンドは軽量化よりも空力です。

え! 軽さじゃないの? と思う人もいるかもしれないですが、軽いバイクを作るのがあまり難しくなくなったというのも理由として挙げられます。カーボン素材のフレームやホイールの普及により、一昔前からするとずっと軽いロードバイクがスタンダードになっています。

UCI(国際自転車競技連盟)の公認レースに出場するバイクは「最低重量6.8㎏」という規定がありますが、プロは規定をクリアするために逆に重りをつけて出場することもあるほど、フツーのことになっています。スゴイですね……!

登坂性・加速性・競争力。軽さによるメリット

軽量の恩恵を最も受けるといっても過言でないヒルクライム Image:CUBE

軽量ロードバイクの強みはたくさんあります。 特にヒルクライムでは1gでも軽い方が有利ですし、平地でも漕ぎ出しや加速が速く、軽ければ軽いほどキレ味ある俊敏な動きができます。

●坂に効く!

軽量さが有効に働くのはなんといってもヒルクライム。登坂時の負荷が軽減され、より効率的にエネルギーを使うことができます。

●加速に効く!

軽量であるほどパワーの反応性も高まります。漕ぎ出しや加速がスムーズになるため、登り坂はもちろんスプリント時のパワー発揮も期待できます。

●ロングライドにも効く!

長距離ライドや、長時間走るシーンでも軽量性は役立ちます。バイクが軽いことで疲労は軽減され、より少ないエネルギーで長い距離を走ることができます。

ちなみに、市民レースやヒルクライムなどでは最低重量6.8kgのUCIルールは適用されないので、軽量パーツに換装して6㎏台前半、5㎏台といった超激軽ロードバイクに仕上げるヒルクライム猛者もいます。

軽いロードバイクを使用するデメリット

フレームやホイールのみならず、コンポーネントも軽量性を重視 Image:GIANT

軽量ロードバイクは自転車としての性能や安全性を維持しながらも、可能な限りの軽量化を図っています。もちろん、普通に走っている分には問題ないものの、より慎重な取り扱いが必要です。落車などで衝撃を受けたときは、フレームやパーツにダメージがないかチェックしましょう。

また軽くするためには、より高価な素材やパーツが使われるので、当然、価格も高くなります。

もちろん、軽いからといって誰でも速く走れるというわけではなく、パワーウェイトレシオの肝となる体重とパワーは自分次第。軽量ロードバイクの醍醐味を味わうには、自分磨きも忘れずに!

軽さこそ正義。「7kg台」のロードバイク

【7.9kg】アンカー・RP9 アルテグラモデル

ワイズロードで見る
Image: BRIDGESTONE

2022年バイシクル・オブ・ザ・イヤーを獲得した「アンカーRP9」のシマノ・アルテグラ仕様モデル。「PROFORMAT(プロフォーマット)」と呼ばれる「推進力最大化解析技術」で設計されたフレームは、ステージレースをこれだけで戦えるオールラウンダーとなっています。アルテグラ仕様は、ハイエンドのデュラエース仕様より完成車重量1㎏増の7.9kgながら、フレームセット、専用設計のエアロステム、シートポストは上位モデルと同一。それでいて、価格も抑えられえたリーズナブルな1台です。

重量7.9kg(490mm)ペダルなし
フレーム素材カーボン(PROFORMAT, HM-CARBON+TORAY T1100)
メインコンポーネントシマノ・アルテグラDi2
カラーレーシングブラック
サイズ440-490-510-530mm
税込価格841,500円

LINK: Anchor

【7.88kg】キャニオン・エアロード CF SLX 8 Di2

Image: CANYON

リーズナブルで高性能なバイクをリリースするキャニオンは、一般的に重いとされるエアロロードのセカンドグレード「エアロードCF SLX 8 Di2」でも完成車7.88 kgの軽量を実現。風洞実験で空力性能を煮詰めながらも、ジオメトリーを見直してアルティメット同様のリラックスしたポジションをとることができます。またステム一体型ハンドルは幅と高さが調整可能で、乗り手を選ばないバイクへと進化しています。

重量7.88 kg
フレーム素材カーボン
メインコンポーネントシマノ・アルテグラDi2
カラーStealth、Pale Green、Dark Blue
サイズ2XS、XS、S、M、L、XL、2XL
税込価格799,000円

LINK: CANYON

【7.7kg】ジャイアント・ディファイ アドバンスド プロ 1

Image: GIANT

ジャイアントはエンデュランスロード「ディファイ」で7㎏台(7.7kg)の軽量モデルをラインナップ。フレーム素材はセカンドグレードのアドバンストながら、フォークにはハイエンドのアドバンスドSLを採用するこだわりで、スムーズなライディングを実現。D字型断面の「D-フューズテクノロジー」を採用したシートポストやハンドルバーなどの恩恵で、もちろん快適性は折り紙付き。峠好きのロングライド派にはおススメの1台です。

重量7.7kg(Sサイズ)
フレーム素材カーボン(Advanced Grade Composite)
メインコンポーネントシマノ・105Di2
カラーユニコーンホワイト
サイズ410(XS)、445(S)、480(M)、515(ML)mm
税込価格638,000円

LINK: GIANT

【7.6kg】キューブ・ライトニング C:68X RACE

Image: CUBE

キューブは1993年にドイツで誕生したバイクブランドで、国際的なロードレースでも活躍しています。このモデルは、同ブランドのハイエンドエアロフレーム「ライトニング C:68X」にシマノ・アルテグラDi2を組み付け、完成車重量を7.6kgに抑えています。モデル名の「C:68」は、炭素繊維の割合が68%と高いことを示しています。カーボンといっても、正確には「炭素繊維強化プラスチック(CFRP)」で、炭素繊維と樹脂の複合素材。樹脂を可能な限り少なくし、炭素繊維の割合を増やすことで、より軽量高剛性な素材を実現しています。

重量7,6 kg
フレーム素材カーボン
メインコンポーネントシマノ・アルテグラDi2
カラーteamline
サイズ50, 52, 54, 56, 58
税込価格940,170円

LINK: CUBE

【7.6kg】スコット・アディクトRC 15

Image: SCOTT

スコットの軽量ロード「アディクトRC」は、レースで高い実力を発揮。スコットではセカンドグレードにあたる軽量で強靭なHMXカーボンをフレーム、フォークに採用し完成車重量は7.6㎏。またケーブル類を可能な限り内装化し、フレームもエアロ形状にするなど空力面でも進化しています。「RC15」はコンポーネントにシマノ・アルテグラDi2をチョイスし、ホイールはスコット傘下ブランドのシンクロスのミドルハイト「Capital 1.0 35mm carbon wheel」を履いています。

重量7.6Kg
フレーム素材カーボン(HMX Carbon)
メインコンポーネントシマノ・アルテグラDi2
カラーBLACK、GREY
サイズXS/49、S/52、M/54
税込価格1,100,000円

LINK: SCOTT

【7.26kg】キャニオン・アルティメットCF SLX 8 Di2

Image: CANYON

キャニオンの中でも軽量、空力、剛性のバランスがとれた文字通り「究極」のオールラウンドなレーシングバイクが「アルティメット」です。このモデルはセカンドグレードのフレームにシマノ・アルテグラDi2を装備し、完成車重量7.26 kgと軽量に仕上げられています。クランクは4iiiiパワーメーターに換装。ハンドル周りのケーブル完全内装化、D型断面のシートポストなど空力面もぬかりなし。リムハイト50㎜の「DT Swiss ARC 1400ホイール」を履き、このままでもレースで高い実力を発揮します。

重量7.26 kg
フレーム素材カーボン
メインコンポーネントシマノ・アルテグラDi2
カラーFrozen Black、Arctic Blue
サイズ3XS、2XS、XS、S、M、L、XL、2XL
税込価格819,000円

LINK: CANYON

【7.0kg】ジャイアント・TCR アドバンスド SL 1

Image: GIANT

ジャイアントが誇るオールラウンドレースバイク「TCR」シリーズ。セカンドグレードのこのモデルは、カーボン素材にジャイアントの最高峰アドバンストSLグレードを使用し、メインコンポはシマノ・アルテグラDi2。完成車重量は7.0kgとUCIルールまであとわずかに迫り、価格を含めても高次元でバランスのとれた1台です。光の当たる角度で色味が変わる特殊ペイント「エアグロウ」も個性を演出します。

重量7.0kg(Sサイズ)
フレーム素材カーボン(Advanced SL-Grade Composite)
メインコンポーネントシマノ・アルテグラDi2
カラーエアグロウ
サイズ680(XS)、710(S)、740(M)、770(ML)mm
税込価格847,000円

LINK: GIANT

超絶軽い!夢の6kg台を実現したモデル

【6.75kg】トレック・エモンダ SLR 9 AXS

Image: TREK

トレックの軽量ロードバイク「エモンダ」の中でも、ハイエンドモデルとなる1台。フレーム素材は、新たに開発されたブランド最上位グレードの「ウルトラライト800シリーズOCLVカーボン」を採用。ボリュームあるエアロ形状ながらも軽く作ることができ、ペダルなしでUCIルールを下回る完成車重量6.75 kgに。上り坂をトレック史上最速で走れる、と自負しています。コンポーネントはパワーメーター装備のスラム・レッド eTap AXSで、スマホアプリによる管理やセッティング変更も可能。

重量6.75 kg(56サイズ)
フレーム素材カーボン(Ultralight 800 Series OCLV Carbon)
メインコンポーネントSRAM RED eTap AXS
カラーDeep Smoke、Team Replica: Azure、Dark Prismatic/Trek Black、Axinite FlipTrek BlackTeam Replica: Viper Red、Metallic Red Smoke to Red Carbon Smoke
サイズ47、50、52、54、56、58、60、62
税込価格1,880,890円

LINK: TREK

【6.78kg】スペシャライズド エートス・プロ

スペシャライズドオンラインストアで見る
Image: SPECIALIZED

2020年にスペシャライズドが発表した軽量ロードバイクの『エートス』。ハイエンドモデルは脅威の5.9kgと、6kgを下回るエポックメイキングなモデルです。そんな「エートス」の中で、セカンドグレードにあたるのが「エートス・プロ」。フレーム素材に「FACT 10r Carbon」、メインコンポにシマノ・アルテグラDi2を装備し、セカンドグレードながらも6.78kgと超軽量に仕上がっています。激坂での加速性能、下りのハンドリング、ロングライドの快適性を高次元で兼ね備え、レースでもツーリングでも走りの醍醐味を感じられる一台。左側クランクは4iiiiパワーメーターに換装されています。

重量6.78kg
フレーム素材カーボン(FACT 10r Carbon)
メインコンポーネントシマノ・アルテグラDi2
カラーサテンレッドスカイ/レッドオニキス、グロスモーニングミスト+ラピスラジアルフェード+フォグティントエッジフェード
サイズ52、54、56
税込価格1,100,000円

LINK: SPECIALIZED

エアロな”軽量ロード”に乗ってみよう!ヒルクライムもロングライドも楽しめる

軽量化の恩恵を受け、「軽量沼」にはまっていくサイクリストも少なくありません。ホイールやパーツを換えることで、さらなる軽量化を図れるのも楽しみのひとつです。

そして激軽ロードバイクといっても、ただ軽いだけでなく流行のエアロや快適性もそつなく押さえているのが近年の特徴。ヒルクライムだけでなく、ロードレースやロングライドなどあらゆる場面でその走りを楽しめるモデルがそろっています。

自分好みの走り方にあった1台を探してみましょう。

Y’s Road オンライン アウトレットコーナー

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WRITTEN BY光石 達哉(みついし たつや)

プロ野球やモータースポーツのライターやウェブサイトの仕事をしていたが、15年ほど前に自転車にはまる。週1程度でロングライドに出かけるが、最近はリバウンドした体重がなかなか減らないのが困りもの。

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