ロードバイクからシクロクロスに乗り換える若者急上昇。弱虫ペダル STARLIGHT CROSS in CYCLEMODEの仕掛け人「棈木亮二社長」に聞いた。

2016年11月5・6日に開催される、「弱虫ペダル STARLIGHT CROSS in CYCLEMODE」。サイクルモードと同時開催される本イベントは、今年で3回目。今回はこのイベントを仕掛ける、棈木(あべき)社長にシクロクロスの魅力について伺いました。

自転車と棈木社長

Q:棈木社長は最初からシクロクロスに乗られていたんですか?
A:自転車にしっかり乗るようになったのは高校生からで、ロードバイクなどに25年間ぐらい乗っています。スポーツ全般が好きで、トライアスロンの大会にも出場していますし、暇な時間があればトレーニングにいそしんでます。シクロクロスに乗っているのは、7年間ぐらい。年数としてはまだまだ少ないかもしれませんね。

Q:シクロクロスに乗られたキッカケはなんだったんでしょう?
A:シクロクロスとの出会いは、インターバイクというアメリカ最大の展示会に行き、クロスベガスの観戦に誘われたことがキッカケです。オフロードやマウンテンバイクはもちろん知ってはいたものの、乗る機会には恵まれていませんでした。アメリカでのChampion Systemの打ち合わせの後、仕事上のお付き合いで観戦したのが初めてです。

Q:え?キッカケが付き合いだったんですか?
A:アメリカという土地柄か、シクロクロスに関しては非常にショー化していて、見る人を熱狂の渦に巻き込んでくれます。それこそ、あまり期待しないで行ったのですが、乗っている人も周りで見ている人を巻き込んで走る感じ。一般のロードレースの大会と全く違う、いままでにないショウ的なレースと観客の空気感が印象的でした。帰国後、さっそくシクロクロスレースに参加してみました。

Q:それで、日本に帰ってからシクロクロスで大活躍したと。
A:いえいえ。最初に出た大会はズタボロでした。それこそ、自分がキツイと感じるような坂を自分より一回りも年上の人達がひょいひょい登ったり、ロードバイクとは違う登坂や下り坂だったりなど、色々な驚きがありました。

ロードバイクとシクロクロスの違いとは?

Q:さて、続いてお伺いしたいのが、シクロクロスとロードバイクの違いです。具体的にはどの様な違いがあるのでしょうか?
A:見た目は似ていますが、ひとつひとつは大きく異なります。ロードバイクに比べて、シクロクロスは技術力も問われるスポーツです。ロードバイクというと30代前半までが競技者としてのピークを迎えます。ですが、シクロクロスにおいては体力の減少を技術で補うということが一般的です。それこそ、坂一つ上るにしても、体重移動やペダリングの仕方で変化します。先ほどお伝えした、一回り年上の先輩方の様に年齢による技術の向上が良い結果を生んでくれます。

またギアについては、マウンテンバイクと違ってサスペンションがないため、アクロバティックなジャンプなどは推奨されていません。乗る自転車自体もロードバイクと少し違って太目のタイヤを履けるなどの違いもあります。

競技者も、本気でランキングを狙う人は2名1組で実施する人が多いです。というのも、泥が入りやすい地域でのると、チェーンやペダルに泥が入りやすいんです。1台を乗って、1台はメンテナンス用として自転車を2台持つ。そして大会中に泥で詰まったら交換、メンテナンス担当者が水で流すなんていうのは普通の光景です。

そして、シクロクロス最大の魅力は、ケガが少ないという事なのではないでしょうか?

シクロクロス最大の魅力は、「怪我が少ない」事かもしれない

Q:怪我が少ないというのは、どういうことでしょうか?
A:シクロクロスのコースは基本的に、土や草地や砂地になっています。ロードバイクで走るアスファルトとの路面の面で大きく違うことは、転倒の際のクッション性で異なります。もちろん泥だらけになりますが、それもシクロクロスの魅力です(笑)。あと、ロードバイクに比べてコースが入り組んでいますので最高速をトライアルするというよりかは平均的に速い人が強いスポーツです。無理して坂を上るくらいなら、最悪担いでしまえばいいとうのも、シクロクロスならではの乗り方ですね。そのため速度面や、危険走行でのリスクが少ないことが怪我を減らせる要因です。

シクロクロスの日本大会について

Q:シクロクロスの大会はどういう形で運営されているんですか?
A:Champion Systemが主体となっている大会は、2大会予定されています。皆さんが気になっているのは、おそらくサイクルモードと同時開催の弱虫ペダル STARLIGHT CROSS in CYCLEMODE ではないでしょうか。今回で第三回目の本大会ですが……(続く)

おわりに

今回のインタビューで意外だったのは、ロードバイクからシクロクロスにハマる人が多いとのこと。というのも、年齢的な問題だけでなく怪我対策といったところも引っかかってくるようです。クロスベガスをはじめ、非常に競技者達が熱をもっているスポーツ「シクロクロス」。そんな、スポーツシクロクロスは「弱虫ペダル STARLIGHT CROSS in CYCLEMODE」で観覧・体験することができます。イベント概要などについては後半でお伝えします。

LINK : 弱虫ペダル STARLIGHT CROSS in CYCLEMODE

WRITTEN BY佐藤 大介

新宿の編集プロダクション ワードストライク代表。経済論評から猫記事まで幅広い連載を行っています。ピストでエンデューロに出たり、ママチャリでジャックナイフします。

他の記事も読む