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絶対わかる初めての電動アシスト自転車の選び方ー4つのタイプとおすすめ11台

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そもそも電動アシスト自転車とはどんな自転車?

電動アシスト自転車とは、モーターにより人力を補助する自転車のこと。ペダルを踏む力や回転数を検出して、ペダルを漕ぐパワーを低減させることができるものだ。その壮快さは一度乗ってみれば虜となる。平地でも登りでもペダルは軽く、どんな道でも難なく走ることが可能。タイプは軽快車が多いが、子乗せタイプ、クロスバイクなどのスポーツタイプや小径車などのバージョンもあり、用途によって幅広い乗り手を増やしている。

買い求める場合、大事なものはモーターを駆動させるバッテリー。廉価なものではニッケル水素電池を使用しているが、主流はリチウムイオン電池だ。バッテリー容量が少ないものは充電の回数も多くなり、そのため短寿命となりやすい。バッテリー交換には数万円かかるので、初期コストは高くなるが容量の多いものにするのが懸命だ

バッテリー容量は、距離と用途に適した一台を見極めるのが大事だ。10Ah以上の容量があれば、1日20km走っても2〜3日は充電しなくともバッテリーはもつので、通勤・通学、またはお買い物などには十分な容量。最近は20Ahのバッテリーを搭載したモデルも登場しており、利用頻度が多い人にオススメ。また、機種によっては回生ブレーキを備え、減速時にモーターを発電機にしてバッテリーの充電を行なう機能を持つものもある。

人力とアシスト力の比率は「1:2」で、時速24km以上ではアシストされない法制限がある。普通に街中を走るのであれば、それで十分。乗る距離が遠いなど、それ以上を求めるならば、ギヤ多段式のモデルを選んでおくべきだ。

4つのタイプ別、電動アシスト自転車ラインナップ

軽快車タイプ – 通勤通学、お買い物におすすめ

ヤマハ PAS ナチュラ スーパー

ヤマハ PAS ナチュラ スーパー

(出典:YAMAHA)

3つのセンサー(スピードセンサー、トルクセンサー、クランク回転センサー)により、ナチュラルでパワフルなアシストフィーリングを実現。小型ドライブユニット搭載で取り回しも楽々、軽量&コンパクトで使いやすい。液晶5ファンクションメーターを装備し、電源ロック機能などをコントロールできる。ギヤは内装3段変速。また、ライトはセンサーが明るさを感知し、自動点灯する。

カラー:5色
リチウムイオンバッテリー:15.4Ah
充電時間:4時間
価格:139,000円(税別)

パナソニック ビビ・EX

パナソニック ビビ・EX

(出典:PANASONIC)

バッテリーは最新技術を駆使した最大容量の20.0Ah。オートマチックモードでおよそ80km、ロングモードではおよそ110kmのアシスト走行を可能とする、装備にもこだわったフラッグシップモデルだ。急な上り坂や重たい荷物を載せた漕ぎ出し時に、特に強いアシスト力を発揮する。また、強化内装ハブを使用したドライブユニットを採用。

カラー:5色
リチウムイオンバッテリー:20.0Ah
充電時間:8時間
価格:137,000円(税別)

ブリヂストン フロンティア ロング

ブリヂストン フロンティア ロング

(出典:BRIDGESTONE)

24インチと26インチのサイズが用意されている両輪駆動。前輪はモーターの力、後輪は人力が働くタイプで、まるで車輪が地面をつかむような頼もしい乗り心地を感じられる。1充電あたりの走行距離はエコモードで101km。また、またぎやすい低床フレームで乗り降り楽ちん。シフト段数は3段。下り坂でもスピードが出すぎない前輪モーターブレーキと、カーボンベルトドライブを採用している。

カラー:26インチ(6色)、24インチ(3色)
リチウムイオンバッテリー:14.3Ah
充電時間:3時間50分
価格:136,800円(税別)

子乗せタイプ – 幼稚園・保育園の送り迎えに大活躍

パナソニック ギュット・アニーズ・EX

パナソニック ギュット・アニーズ・EX

(出典:PANASONIC)

バッテリー容量20.0Ahの子乗せタイプ。オートマチックモードで約76km、ロングモードで約100kmのアシスト走行を可能とする。タイヤサイズは20インチで、ギヤは内装3段。チャイルドシートは、厚みのあるレザー調ふかふかシートカバーを採用。縫い目のない加工(熱溶着)だから雨も浸み込みにくい。スピードセンサーはハブに内蔵されて、見た目もスッキリ。雨などが入りにくく、メンテナンスも簡単に行なえる。

カラー:6色
リチウムイオンバッテリー:20.0Ah
充電時間:8時間
価格:149,000円(税別)

ヤマハ PAS Kiss

ヤマハ PAS Kiss

(出典:YAMAHA)

フロントとリアにチャイルドシートを取り付け可能。またぎやすさと剛性を兼ね備えたオープンワイドタフフレームで乗り降りがスムーズにできる。コンパクトな小型スピードセンサーを採用し、駐輪場でも停めやすい。また、突然のアシストオフを防止する電源ロック機能を搭載している。ギヤは内装3段変速。子供の乗せ降ろし時、いつでも手元操作でハンドルを固定できる「テモトデロック」など、安全性も高い。

カラー:3色
リチウムイオンバッテリー:12.3Ah
充電時間:3.5時間
価格:137,000円(税別)

ブリヂストン ビッケ グリ

ブリヂストン ビッケ グリ

(出典:BRIDGESTONE)

前輪モーター&後輪ベルトドライブの両輪駆動。前から引っ張ってもらえる感じでアシストされ、自動車の四輪駆動のような力強い走りを得られる。アルミS型フレームは、子供2人を乗せても安心の強度を確保している。タイヤサイズは前輪24インチ、後輪は20インチ。チャイルドシートは車体に合わせた一体設計だから、安定感に自信がある。ギヤは内装3段。1充電あたりの走行距離は、エコモードで74kmとなっている。

カラー:5色
リチウムイオンバッテリー:11.5Ah
充電時間:3時間10分
価格:133,800円(税別)

スポーツタイプ – サイクリングやロングライドに

ヤマハ PAS VIENTA5

ヤマハ PAS VIENTA5

(出典:YAMAHA)

街乗りにぴったり、スタイリッシュなカジュアル・スポーツ・モデルだ。またがりやすさを追求したトップチューブ形状で、サドル高も低く抑え良好な足つき性を実現した26インチタイプ。小柄な人でもリラックスした乗車姿勢をキープでき、気軽にスポーティな走りを楽しむことができる。1充電あたりの走行距離は標準モードで54km。内装5段変速で、漕ぎ出し、坂道、平坦な道のいずれも快適走行のトリプルセンサーシステムを搭載。

カラー:4色
リチウムイオンバッテリー:12.3Ah
充電時間:3.5時間
価格:127,060円(税別)

ブリヂストン リアルストリーム

ブリヂストン リアルストリーム

(出典:BRIDGESTONE)

電動アシストのクロスバイク。車速センサーにより、ドライブユニットがギヤとスピードを感知し、内装8段のギヤに合わせて最大限にアシスト力を発揮する。液晶マルチファンクションメーターも配備。また、雨の日でも安心なディスクブレーキと、路面の段差が苦にならないアジャスター付きサスペンションフォークを採用している。1充電あたりの走行距離は、オートエコモードで90kmだ。

カラー:3色
リチウムイオンバッテリー:15.4Ah
充電時間:4時間
価格:155,800円(税別)

ヤマハ YPJ-R

ヤマハ YPJ-R

(出典:YAMAHA)

ロードバイクに電動アシストを組み込んだ新感覚ハイブリッド車。発進時、加速時、登坂時に威力を発揮する。外装22段メインコンポーネントには、シマノの105を採用。また大型の液晶マルチファンクションディスプレイを搭載し、ケイデンス、パワー、速度、時計、バッテリー残量、消費カロリーなどを表示。バッテリー容量は少ないので、ずっとアシストするのではなく「ここぞ!」という場面で活用するのがベストだ。

サイズ:M、XS
カラー:M(2色)、XS(2色)
リチウムイオンバッテリー:2.4Ah
充電時間:1時間
価格:230,000円(税別)

小径車タイプ – ポタリングや輪行にも

デイトナ DE01S

デイトナ DE01S

(出典:DAYTONA)

電動アシストのカテゴリーでは珍しい、折りたたみ式小径車タイプ。外装10段の変速機と、踏力をダイレクトに伝える中空シャフトのクランク軸を採用して走行性能を向上している。ハンドルポスト、シートポスト、スプロケットカバーをブラック仕様としており、ホイール、タイヤ、ブレーキも上級モデルを採用。右側のペダルは容易に脱着でき、休日の輪行にも活躍する万能車だ。

カラー:5色
リチウムイオンバッテリー:6.6Ah
充電時間:4〜5時間
価格:185,000円(税別)

バイク技術研究所 YS-11ハイブリッド

バイク技術研究所 YS-11ハイブリッド

(出典:バイク技術研究所)

フレームにジュラルミンを使った、折りたたみ式の軽量(12.8kg)小径車。その軽さにより、登坂、向かい風以外はアシストオフで走れる。一般的な電動アシスト自転車は20kg近い重量なので、バッテリーが切れたときはペダルを漕ぐのが重くなるが、本機はアシストなしでも十分。1充電あたりの走行距離はノーマルモードが22km、ターボモードが13km、エコモードが35kmとなっている。

カラー:1色
リチウムイオンバッテリー:2.5Ah
充電時間:2時間
価格:117,600円(税別)

まとめ

電動アシスト自転車が登場したのは、ヤマハが「PAS」を発表した1993年。以降、各社が競い合って製造しているが、およそ25年前、現在のような発展を見せるとは誰が思ったことだろうか? またパナソニックは、今年9月に本格的にオフロードを走れる電動アシストのMTBを販売すると発表したばかり。そうした多角的な展開をまだまだ秘めているのが電動アシスト自転車の世界だ。まだ体験したことがない人は、試乗会などで乗ってみるがいい。自転車の概念を変える一台がそこにあるだろう。

B!

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