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地元ローディーが教える「しまなみ海道・因島」の絶品裏グルメ

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ジーパンサイクリスト マキタ
「全てのロードバイク乗りにデニムを」合言葉に広島を走り回っている#ジーパンサイクリストの(インスタのハッシュタグ投稿お待ちしてます)マキタです。

「ロードバイクやスポーツバイクで走る場所が多い」ということが、広島に住んでいてよかったことに挙げてもらえるまで、記事を通して発信し続けようと思う今日この頃です。

広島県には「世界中のサイクリストがうらやむ」しまなみ海道があります。ディープに楽しみたい世界中のサイクストに向けて、広島・尾道市からスタートして2番目の島である因島を紹介させていただきます。

尾道から因島へのアクセス


▲パリゴパーキングは52台駐車可能。

今回は車にロードバイクを積み込んで、尾道からスタートしました。尾道駅の周辺にはコインパーキングが沢山ありますが、基本土日は値段が上がります。サイクリスト専用ホテルとして知られる「ONOMICHI U2」がありますが、そのすぐ横の尾道駅前港湾駐車場に1日停めると2,000円もかかってしまいます。

そこでオススメなのが  尾道市久保1丁目7-1にある「パリゴパーキング」。
12時間停めても800円と土日でもリーズナブルです。フェリー乗り場から少し離れますが、
ロードバイクならものの5分の距離。1,200円の差は大きいです。

パリゴパーキング


▲向島渡船乗り場。こうやってみるとサイクリストが多いですね。

輪行の場合は、JR尾道駅でおりて目の前にある渡船のりばから船に乗って向島に渡ります。向島がしまなみ海道のスタート地点です。料金は大人100円+自転車10円の110円。
料金は乗車してから回収なので、小銭を用意しておくと乗船員さんに喜ばれます。

因島ルート解説

今回紹介するのは、尾道スタートで約50kmを走るルートです。
因島大橋の手前や因島水軍スカイラインなどヒルクライム区間もありますので、距離の割に走り応えあるコースです。しまなみ海道を縦走する際の寄り道ルートとしてもオススメします。

向島→因島大橋


▲因島大橋への看板。

向島から因島大橋までは、サイクリストの道しるべである「ブルーライン」を通って海沿いを中心に走る約10kmのコースです。

なぜかこの日は強風注意報が出るほどの風でしたが、追い風になったり向かい風になったりとしまなみ海道ならではの「風の洗礼」を受けます。一説によると、今治から尾道に向かってくる追い風になる可能性が高いらしいです。


▲因島大橋内部。

因島大橋は完成当時は日本最長の吊橋だったそうで、全長は1kmを越えます。
自転車・バイクと歩行者は写真のような橋の内部を走ります。この道が個人的にはなんかカッコ良くて萌える。金網越しですが、眼下には瀬戸内海が広がり見応えも充分。ただ、しまなみ海道というのは橋の入口までに坂があり、どの橋を渡るときもじわじわ脚にきます。


▲因島大橋を渡りきった場所の看板。

しまなみ海道を縦走する場合やサイクリストの聖地である大三島に向かうには、因島大橋を降りて右に曲がって生口橋へ向かいますが、今回は因島を堪能しますので、左の因島水軍城の方面へ行きます。

因島大橋→水軍スカイライン


▲因島大橋から水軍スカイラインへ。

因島大橋を背後に海沿いの道を走ります。今治に向かうしまなみ海道のメインのコースではないのでサイクリストもほとんど見かけません。ちなみにコチラ側はクルマも少ない気がします。目指すのは島の東部を走る「因島水軍スカイライン」です。これは県道366号線の愛称です。


▲水軍スカイラインへの看板があります。

基本的には海沿いの道をひた走るので、迷うことはないと思いますが、因島大橋から4kmぐらいで水軍スカイラインの入口へ到着します。


▲海岸線をひた走る因島水軍スカイライン。

数えきれていないけれど、4つか5つのアップダウンを繰り返す、山の中腹を縫う8.5kmほどの道です。繰り返しますが、この日は強風注意報が出ていたので、ツラさも1.5倍増しでした。



▲瀬戸内海が一望できる、素晴らしい風景です。

登りきった場所から見える景色はやはり格別です。
撮影をした日は曇り空で黄砂が舞ってましたが、それでもこの景色。ぜひ、晴天で黄砂がなくて風が弱い日をオススメします。写真のような絶景ポイントはアップダウンする度に現れます。登りきったラストは絶景1.4kmのダウンヒルです。下りきってからは平坦道で土生方面へ向かいます。

水軍スカイライン→本町商店街


▲尾道警察書因島分庁舎。

因島水軍スカイラインから海沿いを道なりに土生港方面へ進んで行くと、因島分庁舎前の
交差点に辿り着きます。その交差点を右折してもらうと、土生の本町商店街に着きます。


▲土生にある本町商店街。

今回のライドで因島グルメを探すのに、すごく便利だったサイトが「いんのしまグルメマップ」です。ちなみに因島に行くと色々なお店で「いんのしまグルメマップ」の冊子を手渡されます。この本町商店街はグルメマップに掲載されているお店が最も多い地域です。美味しいお店紹介は最後のお楽しみにお待ちください!

本町商店街→水軍城→向島


▲水軍城への看板。

大山神社から生口橋を方面へ向かって進んでいくと、生口橋を越えて最初の交差点で水軍城への案内標識が出てきます。そこを右折し、島の中心部へ向かいます。


▲因島水軍城。

右折してから県道317号線を多少クライムして、下りきると左手に因島水軍城への入口があります。そこから数百メートル登ると因島水軍城の駐車場に到着。
強風で脚と心を折られていたので、城の中までは行きませんでしたが、村上海賊の資料を展示した日本で唯一の水軍城です。本屋大賞にも輝いた和田竜さんの長編小説『村上海賊の娘』を読んだローディーなら登らざるえないはず。


▲因島アメニティ公園のザウル君。

ラストは海沿いの道を走り因島大橋に戻りますが、大橋のたもとにある公園に意味不明な恐竜のオブジェがあります。因島出身のアーティスト、ポルノグラフィティさんも自慢しているとかいないとか。名前は「ザウル君」 です。

因島ポタリングの立ち寄りスポット

児玉製パン所


▲児玉製パン所のねじパン。パッケージもレトロ感たっぷりです。

水軍スカイラインを走り、そろそろ糖分補給が必要になったら「児玉製パン所」のねじパンが救ってくれます。程よい揚げ具合でフワフワのパンに思いっきり砂糖がまぶしてあります。この見た目だけでもやられ気味 もちろん美味しい。

児玉製パン所

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営業時間:8:00〜17:00
定休日:日祝日
電話:0845-22-0243

一色商店


▲土曜日と24日しか販売されない、おさかなバーガー。

続いて、ねじパンさんの目と鼻の先にあるのが「一色商店」。こちらでは土曜日と毎月24日だけの限定販売のおさかなバーガーが必食。タチウオのフライとタルタルソースがサンドされています。ソースはケチャップ味もあり。パンはねじパンの店が特別に作っているそうです。

お店に着いた時には残り1個でしたので、2つに切り分けていただき。地元の方も取り置きで買いにいらっしゃるという人気バーガー。生臭さもなく、美味しくいただきました。お店の方もみなさんすごくフレンドリーです。

一色商店

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営業時間:10:30〜売切れ
電話:0845-22-0115

みかんの花


▲海鮮がのせられたいんおこ。 

実は僕もよく知らなかったのですが、因島と言えばお好み焼、略して「いんおこ」と呼ばれているそうです。因島のソウルフード「いんおこ」の特徴は、そばではなくてうどんが入っていること。造船で栄えた因島では、忙しく働く人たちが手早くうどんを食べていたそうです。その流れからお好み焼にもうどん。お店によって違うのですが、タコやエビなどの海鮮がのせられるのも特徴。見ての通り、とにかく美味しくないわけがない。

みかんの花

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営業時間:11:30〜14:00、17:00〜21:00 
定休日:火曜・第3水曜
電話:0845-22-9211

はっさく屋


▲非情にも坂上にあるはっさく屋。


▲はっさく大福160円。


▲ぎっしりとはっさくが詰まってます。

因島グルメの締めは、もちろん「はっさく大福」です。もちろんと言うのは、はっさく栽培は因島発祥だから。個人の感想ですが、とにかく因島に来たらこの「はっさく大福」だけは意地でも食べてほしい。

グルメリポーターでは無いので表現が下手ですが、食感といいほどよい甘さといい最高です。営業時間は17時までですが、経験上早めに行かないと売切れています。お店に行く前に電話しておくと取り置きもしてくれます。

はっさく屋

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営業時間:8:00〜17:00
定休日:月曜・火曜
電話:0845-24-0715

大山神社


▲自転車神社とも呼ばれる大山神社。

お好み焼き屋「みかんの花」から5分でたどり着くのが、しまなみ海道ライドの定番中の定番、自転車神社こと「大山神社」です。とにかくサイクルスタンドの設置数から自転車関連のお守りまでサイクリストウェルカムで、無料のおしぼりやお茶のおもてなしなどサービスがスゴい 。


▲手作り感あふれる自転車巨大おみくじ。

200円で巨大な自転車おみくじが引けます。ちなみにサービスなのか宣伝なのか、自転車神社の前で写真を撮ってくれて、OKすれば大山神社のFacebookで紹介されます(笑)。オススメはヘルメットの内側に貼るお守りです。

おわりに

尾道から今治までのしまなみ海道のメインルートは何回も走ると、贅沢な悩みですが飽きてきます。実はしまなみ海道のすごいところは、それぞれの島ごとで見どころが随所にある点。行程や時間に余裕があれば、今回紹介した様なちょっとした寄り道ルートを、ぜひ楽しんでみてください。

B!

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