レースシーンでお馴染みのブランドSpecialized(スペシャライズド)、高嶺の花と思っている人も多いのでは?その実、エントリー層も十分手が届くラインナップが揃う。
“SPECIALIZED”と”S-Works”って何が違うの…?今更聞けない疑問から、シリーズ一覧の解説も含め、スペシャライズドのロードバイク手引きとして徹底解説。各モデルは価格別に区分して紹介するので、予算にあった1台が見つけやすいはずだ。
>> スペシャライズドの今を知る
目次
スペシャライズドとは
スペシャライズドは米国カリフォルニア州に本社を置く自転車ブランドだ。設立は1974年。以降「Innovate or Die」(革新、さもなくは死を)を社是に、ロードバイク、MTBなどの開発に注力してきた。そして数々の名車をリリースし、プロレース界でも供給機材が高い評価と実績を得ている。
スペシャライズドというブランドについて詳しく知りたいならこちら
→「初心者も満足!スペシャライズドというメーカーについて」
スペシャライズドはサドルも有名!
→「スペシャライズドのサドル|穴あきの理由は?特徴から選び方まで徹底解説!」
S-Worksとは
「S-Works」を冠にしたバイクは、すべてがレース・スペック。中〜上級者をターゲットにしているが、値が高くてもそれに見合う性能を秘めている。また独自の技術「Rider-First Engineered」は、フレームサイズにかかわらず、すべてのライダーに均一の乗り味を提供するものとして特徴的だ。
プロレースの実績が裏付ける一流の証
スペシャライズドのバイクに乗るプロ選手はトム・ボーネン、そしてペーター・サガンが有名。特にサガンは、その名を刻む限定コレクションを擁しており、ブランドの「顔」と言っていい存在だ。
また最近では、日本の競泳選手として知られる松田丈志氏が「S-Works Tarmac」を愛車にしてトライアスロンに出場している。
初心者向けエントリーモデルも潤沢
プロレーサーやアスリートが多く乗る「S-Works」はトップグレードの印象が強く、確かに高価だ。そのイメージが強いため、スペシャライズドは「高い!」と思われがちだが、実際はエントリー層でも十分手が出せるラインナップがある。
詳細は下記に譲るが、「憧れ系ブランド」が打ち出すエントリーモデルの魔力はすさまじい。10万円台から非常に高性能なモデルをリリースしている。
ブランド価値としては大きな礎を持っているスペシャライズド。しかし、その実状は比較的手の届きやすいモデルで支えられていると言ってよい。今回はそんなスペシャライズドの2019年ラインナップを価格帯と「S-Works」に区切りながら紹介していきたいと思う。
スペシャライズドのロードバイクシリーズ一覧
まずは、スペシャライズドの車種シリーズから説明しておこう。
レースで勝つために生まれたTARMAC(ターマック)
2018年にフルモデルチェンジを果たしたターマックは、スペシャライズド史上最軽量のロードバイク。軽さだけではなく空力性能とハンドリング性能をさらに向上させ、男女共通のジオメトリーを採用しながらも「Rider-First Engineered」により登攀(とうはん)性能、スプリント、コーナリングなどの性能が、すべてのサイズ、すべてのライダーに最適な形で実現することが可能となった。別次元の完成度を誇るレーシングモデルだ。
荒れた路面に威力を発揮するROUBAIX(ルーベ)
その名の通り、石畳のような荒れた路面での走りを得意とするルーベ。過去に5度のパリ〜ルーベ制覇をしており、まさに面目躍如といったところだ。2017年から上位モデルに採用された「Future Shock」と呼ばれるショートストロークサスペンションは2019年モデルでも健在。衝撃吸収による快適性に加え悪路でもスピードを保つ操作性を持つ。
戦闘的なスピードを生み出すエアロバイクのVENGE(ヴェンジ)
F1でも名高いマクラーレンとの共同開発で生まれたエアロモデルが、2019年フルモデルチェンジ。スペシャライズドの風洞実験施設「Win-Tunnel」の中で研鑽されてきたマッチョな佇まいは、その戦闘能力を遺憾なくアピールしている。
エントリーモデルとして最適なALLEZ(アレー)
2017年にフルモデルチェンジを果たしたアルミロードのロングセラーモデル。それまで踏襲してきたターマックのジオメトリーから、ルーベ寄りのジオメトリーの採用となり、レースはもちろん、より長い距離を快適に走ることが可能となった。価格やコンポーネントはエントリーユーザー向けだが、その作りに一切の妥協はない。
行き先を選ばないDIVERGE(ディヴァージュ)
ロードバイクで走るのは、なにも舗装された道ばかりではない。従来のシクロクロスからさらに走破性を広げたモデルや、すぐにでもツーリングに出かけたくなるモデルなど、ライダーの好奇心に応えるグラベルロードモデルも揃っている。
走りのシーンを選ばないSEQUOIA(セコイア)
伝統的なロードバイクとツーリング専用バイク、ふたつのタイプを融合させてジャンルの垣根を超えたモデル。一石二鳥のメリットを提供し、決して振り返ることなくロードを突き進むアドベンチャーモデルの決定版だ。
様々な困難に対処できるAWOL(エイウォール)
オープンロードを走るために設計され、万能性と耐久性を形にしたモデル。アーバンジャングルを駆け抜けるコミューターとして、もしくはパニアバッグを取り付けて遠くに向かう冒険の相棒として、どんな挑戦にも耐えてみせる。
価格別で見るスペシャライズドのロードバイク
ここからはいよいよロードバイクのラインナップを価格帯別に紹介する。予算にあわせて、ピッタリの1台を探せるだろう。
※TTバイク・グラベルロード・シクロクロスは本稿では割愛とする
【10~20万円】エントリーグレード
スペシャライズドのバイクは高い……そう思っている人に是非見て欲しいラインナップ。
ALLEZ SPORT
E5高品質アルミ合金製フレームは最適形状のチュービング設計。滑らかな溶接部分は剛性と効率性を高めるとともに性能に見合ったスマートなルックスを提供する。高速ハンドリングに適したFACTカーボン製フルモノコックフォークを備え、格別の廉価で手に入る入門用モデルだ。
価格 | 106,920円(税込) |
コンポーネント | シマノ・ソラ |
サイズ | 49、52、54、56、58、61 |
カラー | グロスコスミックホワイト×サテンブラック、サテンネイビー×グロスノルディックレッド |
DIVERGE MEN E5
会社や学校へ向かう道のり、遠回りする帰路、週末に攻めるジープロード……様々な走りの目的に、ディスクブレーキなどすべて必要なものを装備したモデル。フレームの設計が一新された本機は700×38mmタイヤに対応し、泥抜けのクリアランスを確保している。ルーベの開発で得られた知見を活用し、軽量ながらハードなライドに耐える剛性を持つ。
価格 | 116,640円(税込) |
コンポーネント | シマノ・クラリス |
サイズ | 49、52、54、56、58 |
カラー | グロスロケットレッド×ブラック |
ALLEZ ELITE
軽量なバイクは楽に坂を上れるだけでなく、バイクをかついで5階まで階段を上るときにも軽さは重要である。この点がフレーム設計の中心となった「アレー」のセカンド・グレード。クラス最高レベルの軽量性を誇り、そのために大胆に薄くしてもタフさを失わないチューブを採用している。
価格 | 160,920円(税込) |
コンポーネント | シマノ・105 |
サイズ | 49、52、54、56、58、61 |
カラー | グロスストームグレー×ロケットレッド、グロスターマックブラック×カレオン×クリーン |
ALLEZ SPRINT COMP
上りもコーナーも全力疾走のスプリントも、すべてをパーフェクトにこなすオールラウンドなモデル。スペシャライズド史上、最も先進的なアルミ合金製ロードバイクで、クリテリウムレース用としても、毎日乗り回すバイクとしても優秀で、高いコストパフォーマンスを放つ一台である。
価格 | 199,800円(税込) |
コンポーネント | シマノ・105 |
サイズ | 49、52、54、56、58、61 |
カラー | サテンブラック×リフレクティブライトシルバー×クリーン、グロスコスミックミント×オイル |
【20~30万円】ミドルレンジ
初めての1台をこのレンジで探す人も多いだろう。もちろん迷えるだけのラインナップが揃えられている。
DIVERGE MEN E5 COMP
新しい道を開拓する冒険ライドから、通勤・通学、そしてその中間に位置するあらゆるライドのために生み出されたモデル。フレームの設計が一新された本機は、これまで以上に懐の深いバイクとなった。タイヤクリアランスは700×38mmに楽々フィット。また、とびきり軽量ながらハードな走りができる剛性を備えている。
価格 | 205,200円(税込) |
コンポーネント | シマノ・105 |
サイズ | 49、52、54、56、58 |
カラー | サテンバトルシップ×ハイパー、グロスエーストシエラ×ターマックブラック |
ALLEZ SPRINT COMP DISC
上記「ALLEZ SPRINT COMP」のディスクブレーキ・バージョン。どんなライドでも制動力や操作性に優れたシステムが、あなたの走りをしっかり支える。ホイールは「DT R470 DISC アロイ」に加え、サドルは快適な「Body Geometry Toup」を搭載。隙のないパーツアッセンブルが特徴だ。
価格 | 237,600円(税込) |
コンポーネント | シマノ・105 |
サイズ | 49、52、54、56、58、61 |
カラー | グロスブラッシュド×ナイスブルー、サテンブラック×リフレクティブライトシルバー×クリーン |
SEQUOIA ELITE
高品質なクロモリ製バイク。フレームサイズごとに最適なチューブをそれぞれ選ぶことで、どのサイズのフレームでも設計意図に忠実な性能を引き出している。また専用のジオメトリー「Adventure Geometry」は、伝統的なロードバイクとツーリング専用車の間を斜めに横切るような、独自の形状をとっている。
価格 | 259,200円(税込) |
コンポーネント | スラム・Apex 1 |
サイズ | 49、52、54、56 |
カラー | コンプ×チャコールリフレクティブ |
TARMAC MEN SPORT DISC
優れた入門向けハイパフォーマンス・ロードバイク。フルカーボンフレーム、信頼性の高いコンポーネント、上位グレードのバイクに匹敵するパーツを採用した特徴を備えている。さらに軽量化を果たしつつ、剛性と振動吸収性能を絶妙なバランスで発揮させるために「Rider-First Engineered」を大幅に改良。
価格 | 280,800円(税込) |
コンポーネント | シマノ・105 |
サイズ | 49、52、54、56、58、61 |
カラー | グロスフローレッド×メタリックホワイトシルバー×ターマックブラック、サテンキャストバトルシップ×ハイパー×クリーン |
ROUBAIX SPORT
高い性能と手の届く価格の最善のバランスを実現。荒れた道でも長距離のライドをこなせるよう設計されている。軽量なフレームは「FACT 9r」カーボンファイバー製。剛性レベルも桁外れで、前年モデル「SL4」と比べてまったく新しく、より速く、より効率の高いジオメトリーを体感できる。
価格 | 291,600円(税込) |
コンポーネント | シマノ・105 |
サイズ | 49、52、54、56、58、61 |
カラー | グロスターマットブラック×オイル、サテンカーボン×ミント×チャコール |
【30~40万円】ミドルレンジ
高スペックのバイクが欲しい、2台目以降に新しいロードバイクを加えたい、あるいは本格的にレースに参加してみようという人。候補がきっと見つかるはずだ。
DIVERGE MEN SPORT
滑らかな舗装路からガタガタに荒れた路面まで、どんな道でも走破性の高いモデル。コンポーネントは贅沢なスペックではなく、信頼性の厚いものを採用している。新しいデザインのフレームは700×42mm(または650b×47mm)までタイヤクリアランスを広げており、ジオメトリーは「Open Road Geometry」を採用。
価格 | 313,200円(税込) |
コンポーネント | シマノ・105 |
サイズ | 49、52、54、56 |
カラー | グロスホワイトマウンテン×ナイスブルー |
TARMAC MEN COMP DISC
どのサイズでも同じパフォーマンスを発揮できるライダーファースト・エンジニアード設計が、ターマック伝統の上りでの反応性や高速ダウンヒル性能を実現している。フレームの「FACT 9r」はコストパフォーマンスに最も優れており、シマノ・アルテグラのドライブトレインと油圧ディスクブレーキを搭載。
価格 | 367,200円(税込) |
コンポーネント | シマノ・アルテグラ |
サイズ | 49、52、54、56、58、61 |
カラー | グロスコスミックミント×オイルカメレオン×クリーン、グロスメタリックホワイトシルバー×ロケットレッド×ターマックブラック、サテンブラック×ブラックリフレクティブ×クリーン |
TARMAC MEN SL6 COMP
ロードレースを始めてみたい人や、週末に1台のバイクで様々な走りを楽しみたい人に最適なモデルだ。最先端を極める航空宇宙用複合素材の最適化ソフトウェアを使って、新しい「FACT 10r」のカーボンレイアップを大幅に進化。形状、積層、素材を高度に掛け合わせ、フレーム重量を大幅に削減している。
価格 | 388,800円(税込) |
コンポーネント | シマノ・アルテグラ |
サイズ | 49、52、54、56、58、61 |
カラー | グロスストームグレー×ロケットレッド×クリーン、サテンカーボン×チャコール×ロケットレッド×ホワイト |
ROUBAIX COMP
ルーベの名を持つバイクにふさわしい伝統的な反応性と滑らかな乗り味を、どのフレームサイズでも保証。高品質カーボンを使った「FACT 10r」フレームセットは何ものにもひけをとらない製品で、全体の軽量性と考え抜かれた剛性を理想的にブレンド。さらに最新の「Future Shock」サスペンションシステムは、革命的なまでの快適性とコントロール力を発揮する。
価格 | 399,600円(税込) |
コンポーネント | シマノ・アルテグラ |
サイズ | 49、52、54、56 |
カラー | サテンカーボン×ロケットレッド、グロスブラック×グリーンカメレオンエッジフェード×イエロー×クリーン |
【40~50万円】ハイエンド
ここからはまさに「ハイエンド」の世界。電動コンポの投入など、その性能に圧倒されるだろう。
TARMAC MEN COMP DISC SAGAN COLLECTION
ペーター・サガンの功績を讃える限定コレクション。狙った通りのコーナーラインを走行し、仲間の後ろをピタッとマークし、下り坂を気ままに流して走る……そんなライドを楽しみたい人にぴったりのモデルだ。最上位グレード「S-Works」と同じ特徴を多く採用した、誰もが満足のいく一台。
価格 | 410,400円(税込) |
コンポーネント | シマノ・アルテグラ |
サイズ | 49、52、54、56、58 |
カラー | ダークティール×チャコール |
ROUBAIX COMP UDI2
超軽量のフレームは「FACT 10r」カーボンファイバー製。魔法のようなエンジニアリングにより、前年モデル「SL4」の大きな魅力だったフィット感とフィーリング、ポジションはそのまま受け継いでいる。フロントサスペンション「Future Shock」と油圧式ディスクブレーキを備え、より滑らかで速い走行が可能。
価格 | 496,800円(税込) |
コンポーネント | シマノ・アルテグラDi2 |
サイズ | 49、52、54、56 |
カラー | グロスストームグレー×ロケットレッド×クリーン |
【50万円~】ハイエンド
“憧れブランド”スペシャライズドの最高峰がそろう。
DIVERGE MEN EXPERT X1
伝統的なシクロクロス・ジオメトリーから離れて「Open Road Geometry」を採用した新しいモデル。現代のトレイルバイクのジオメトリーをロード版に落とし込んだものである。自由度の高いハンドリングとコントロール性の高いステアリングで、ダートでスキッドしたり、ドリフトを楽しめる一台だ。
価格 | 529,200円(税込) |
コンポーネント | スラム・フォース1 |
サイズ | 49、52、54、56 |
カラー | グロスアシッドピンク×アシッドパープルフェード×ブラック |
TARMAC MEN EXPERT DISC
新しいパフォーマンスロードジオメトリーは、反応性に優れたフロントエンドと短いホイールベースを完璧な組み合わせで実現。クイックなハンドリングや最高のパワー伝達を発揮する。快適な走りを提供するために、剛性を確保しつつ、乗り心地のしなやかさを向上させている。また、油圧式ディスクブレーキ仕様だ。
価格 | 561,600円(税込) |
コンポーネント | シマノ・アルテグラ |
サイズ | 49、52、54、56、58 |
カラー | ブラック×ニアリーブラック×チャコール×ロケットレッド×カモ、カメレオングリーン×キャストブルー×ターマックブラック×チームイエロー |
VENGE PRO DISC UDI2
エアロこそすべて——そのコンセプトは7年以上前に最初のVENGEを開発した際に生まれたものだ。本機はスペシャライズド史上、最もエアロ特性に優れたロードバイクであるだけでなく、軽量で最適な剛性を持つモデル。すべてのチューブ形状から、空力性能を左右する各チューブの後端部など、設計上の細かい配慮がなされている。
価格 | 766,800円(税込) |
コンポーネント | シマノ・アルテグラDi2 |
サイズ | 49、52、54、56 |
カラー | サテンブラック×ホログラフィックブラック |
S-WORKS シリーズ
ここからはいよいよ「S-Works」シリーズとなる。上級者向けのレース・スペックを堪能してほしい。
S-WORKS TARMAC MEN DISC Di2
スペシャライズド最高峰ロードバイク。最高の走りを提供するために、剛性を堅守しつつ乗り心地のしなやかさも併せ持っている。固定クランプを取り去り、シートポスト長を120mm以上確保することがコンプライアンスをもたらし、シートステー取り付け位置の下方への変更、さらにシートチューブ形状の変更が走りの質を向上。
価格 | 1,242,000円(税込) |
コンポーネント | シマノ・デュラエースDi2(パワーメーター付き) |
サイズ | 49、52、54、56 |
カラー | グロスフローレッド×メタリックホワイトシルバー×サテンブラック、サテンブラック×シルバーホログラム×クリーン |
S-WORKS TARMAC MEN DISC DI2 SAGAN COLLECTION
ペーター・サガンの偉業を讃える限定コレクション。ライダーファースト・エンジニアード・テクノロジーも大幅に改良し、剛性とコンプライアンスの両方を適切な部位で発揮するようにしつつ、かなりの軽量化を実現している。異なる積層方法や素材から、サイズごとに形状の異なるフォークまで、あらゆる角度から丹念に調べ上げた一台。
価格 | 1,242,000円(税込) |
コンポーネント | シマノ・デュラエースDi2(パワーメーター付き) |
サイズ | 49、52、54、56 |
カラー | ダークティール×チャコール |
S-WORKS TARMAC MEN SL6 DI2
従来のレースバイクのデザインを一掃し、あらゆるコンディションで最速をもたらすモデル。最先端技術によりカーボンレイアップを大幅に進化させ、形状、積層、素材を最適化させたことで重量削減を果たしている。この軽量化がヒルクライムでの圧倒的な勝利の方程式となっている。
価格 | 1,188,000円(税込) |
コンポーネント | シマノ・デュラエースDi2 |
サイズ | 49、52、54、56 |
カラー | サテンブラック×シルバーホロ×クリーン |
S-WORKS ROUBAIX DISC Di2
石畳を手なずけるフレームにシマノ・デュラエースDi2と油圧式ディスクブレーキを備え、S-Works製品をフル装備。また手作業で作られるホイール「ROVAL CLX 32」と、評判の高いセラミックスピードのベアリングとカスタム仕様のハブを採用している。これらがすべて一体化したとき、悪路でも流れるように走れるレーシングバイクが完成。
価格 | 810,000円(税込) |
コンポーネント | シマノ・デュラエースDi2 |
サイズ | 49、52、54、56、58 |
カラー | ターマックブラック×カメレオン×ロケットレッド、カーボン×メタリックホワイトシルバー |
S-WORKS ROUBAIX eTAP
スラムの無線式コンポーネント「eTAP」を搭載。フレームはスペシャライズド史上最軽量を誇り、最上級の「FACT 11r」カーボンファイバーを使用している。その剛性はトップレベルで、昨年の「SL4」と比べるとさらに速く、より効率に優れた新ジオメトリーである。フロントサスペンション「Future Shock」とディスクブレーキを搭載。
価格 | 810,000円(税込) |
コンポーネント | スラム・eTAP |
サイズ | 49、52、54、56 |
カラー | カーボン×メタリックホワイトシルバー、カーボン×ロケットレッド×クールシルバー |
S-WORKS VENGE DISC DI2
新たなエアロバイクのベンチマーク。完璧なチューブ形状の実現は「FreeFoil Tube Shape Library」という新テクノロジーの構築から始まった。多様なアスペクト比を持つ数多くの形状を収めたライブラリーをもとに設計し、風洞施設「Win Tunnel」でのテストを重ね、最も空力に優れ、最も速い形状を割り出した。
価格 | 1,350,000円(税込) |
コンポーネント | シマノ・デュラエースDi2 |
サイズ | 49、52、54、56 |
カラー | サテンブラック×シルバーホログラム×クリーン |
S-WORKS VENGE DISC DI2 SAGAN COLLECTION
ペーター・サガンの功績を讃える限定コレクション。ワールドツアーに参加するチームとの協力を通じて開発されたコックピットには、スペシャライズドがテストした中で最も剛性の高いステム、そして空力性能に優れて軽量かつ高剛性なハンドルバーを採用している。バートップに施された表面加工がよりグリップを増し、コントロール性能を向上。
価格 | 1,350,000円(税込) |
コンポーネント | シマノ・デュラエースDi2 |
サイズ | 49、52、54、56、58 |
カラー | ダークティール×チャコール |
2018年モデルをチェックするという手も
在庫に限りはあるものの、前年度モデルを探すというのもひとつの手。
スペシャライズドは米国カリフォルニア州に本社を置く自転車ブランドだ。設立は1974年。以降「Innovate or Die」(革新、さもなくは死... 【2018最新モデル】SPECIALIZEDロードバイク徹底解説37選 - FRAME : フレイム |
3つのカテゴリ「手軽に始めたい」「レースやヒルクライムに」「シクロクロスやグラベルロードに」で厳選8台
→「スペシャライズド2018モデル|初心者から上級者まで満足できる自転車8選を紹介」
2018年の展示会レポートでワクワク感を味わう
→「スペシャライズド(SPECIALIZED)2018年モデル新作展示会」
エントリーモデル「Allez」試乗!リアルなおすすめポイント満載
→「けんたさんも試乗!2018新作アルミロードバイク「スペシャライズド・アレー」、街乗りも本気のライドもこれ一台でイケちゃいます」
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まとめ
どうだっただろう、スペシャライズドの2019年ラインナップ。10万円代のエントリー向けから100万円超のハイエンドまで多彩なモデルが揃った、総合ブランドの強みを理解してくれたら幸甚だ。
限られた人が乗るバイクではなく、万人が乗れるバイク——スペシャライズドは決してユーザーをがっかりさせない。
All photos(C)SPECIALIZED