こんにちは! あっちゃんです。
2019年3月2日と3日に行われた大阪万博公園で開催された平成最後のサイクルモードに行ってきました。
今回のサイクルモードでは100社以上のブランドが出展しており、それぞれのブランドが一押しの商品やサービスを紹介していたので、首都圏以外で開催されたとは思えないほど豪華でおもしろいものでした。
この記事では「大阪開催やし、せっかくやったら関西から出展しているところの話が聞きたいな!」と思ったので、数あるブランドの中でも、関西から出展しているブランドのブースに取材に行き、お話を伺ってきたのでご紹介していこうと思います。
高い技術力とサイクリストに対する想いに脱帽!「キャノンデール」
実は日本本社が大阪府にあるので、キャノンデールは関西から出展している企業の1つと言えます。
ブースの場所は入場口からすぐ近くの所にあり、すぐに見つけることができました。今回のサイクルモードでのキャノンデールの熱意が伝わってきます!
さて、ブースでは主に昨年満を持してキャノンデールが販売されたエアロロードであるシステムシックスの試乗が行われていました。
そのシステムシックスは「UCIのルールの中で最速のロードバイクを作ろう」というコンセプトの下、キャノンデールの高い技術力とサイクリストに対する想いをこれでもかというほど詰め込んで作られています。
システムシックスはエアロ効果を最大にするためにディスクブレーキ専用にしてフレーム、フォーク、ハンドルバー、ステム、ホイール、そしてシートポストなど、バイクを構成する重要な6つの要素を1つのパッケージとしてデザインされていています。
また、リムがタイヤより広く、そのおかげでタイヤの面が広くなるので高速巡行の時にも安定して不安感なく走れる上に、他のエアロロードバイクとは違いヒルクライムもこなすことができ、斜度6%までであれば同社のカーボンモデル「スーパーシックスエボ」よりも楽に登ることができます。
そして、スルーアクセルを全部引き抜かなくてもホイールを外せるというキャノンデール独自のスピードリリーススルーアクスルにより、クイックリリースしか使ったことのない人でも扱いやすいようになっています。
また、それだけではなくハンドルが上の部分が短いハの字の形になっていることで、楽にエアロポジションが取れるようになっていたりとシステムシックスにしかないライダーのことを考えられた機能が盛りだくさんです。
もしかするとここまではYoutubeなどのメディアでよく聞いたことがある説明だと思うかもしれませんが、システムシックスの魅力はまだまだそんなものではありません。
今回、システムシックスに実際に試乗してみて僕が感じたシステムシックスの魅力も合わせてご紹介します。
まず、システムシックスに跨ってみるとその見た目からは想像できない乗車ポジションの楽さと違和感のなさに驚かされます。 この感覚はまるで「バイク自体が体に馴染んでいってくれる」ような感じ。
また、実はシステムシックスは乗りやすさとクセのなさに定評のあるスーパーシックスエボのジオメトリーを使って作られているので、他のエアロロードバイクに比べて乗りやすさは抜群です。
実際に走ってみるとそれは大正解で、エアロロードバイクによくあるまったりとした重たい感覚が一切なくスムーズに加速し、走行中もブラケット、ドロップハンドル、ダンシングのどのポジションもとても楽に取れるので、とても気持ちよく驚くほど自然に走ることができました。
そして、試走コースに上り坂があったのですが、失速は全くなく、むしろ踏めば踏むほど加速してくれるので爽快に登ることができ、まるで重量が軽いヒルクライム用ロードバイクで登っているような感覚がしたのが本当に驚きです。
試走させていただいている間、一切ストレスを感じることはなく気持ちよく自然に走ることができ、この記事を書いている今でもその感覚が身体に染み付いて離れないほど最高の乗り心地です。
また、乗り心地だけなく全体の見た目に風格があったことも印象に残りました。
今回システムシックスを試乗させていただきましたが、システムシックスは乗り心地がとても快適でストレスなく走ることができて、しかも速いという「最速のロードバイク」ならびに「最高品質のロードバイク」です。
なのでエアロロードバイクを探している人のみならず、エアロロードバイクに抵抗を感じている人でも好きになれるロードバイクなのではないかなと思います。
また、余談になりますがラファとコラボしていたり、最近販売されたグラベルロードのトップストーンが今流行りのキャンプツーリングでも使えるバイクだったり、CAADシリーズの新しいバイクの開発の話が進んでいたりとこれからのキャノンデールは本当に目が離せないので、是非とも気になる方はそちらもシステムシックスと合わせてチェックしてみてください
徹底されたコスパへのこだわり!「おたふく手袋」
サイクリストの間で「コスパが良い!」と話題になっているインナーを販売している「おたふく手袋」ですが、実は本社が大阪の箕面にあり、関西から出展している企業なんです。
元々おたふく手袋はサイクリスト向けに商品を作っていたわけではなく、現場作業の仕事をしている人に軍手の販売をしていた会社です。
そして、10年ほど前から発熱インナーを皮切りに、機能性インナーの発売を開始し、そこからコンプレッションウェアの販売も始めました。
現場作業の仕事をしている人はスポーツを趣味としている人とは違い、毎日のようにインナーを着るため、自然と購入する着数が多くなります。そのため、コスパが高くないと絶対に売れなかったんです。
そんなわけでおたふく手袋のインナーは必然的にお手頃価格で、性能が良いという「コスパが高い」インナーになりました。
そんな「コスパの高い」おたふく手袋のインナーですが、会社の人が知らない間にサイクリストに口コミで広がっていき、気づけばロードバイク製品の口コミサイト「CBN」の好きなブランドランキングで数ある有名メーカーを8位→5位→3位とごぼう抜きをしてしまっており、大変驚いたそうです。
そこから慌ててTwitterも始めたところ、たった1年でフォロワー6000人を達成したとか。
ありがとう、大阪。
ありがとう、万博記念公園。
ありがとう、サイクルモード。
ありがとう、お客様。
ありがとう、フォロワー様。by おたふく手袋 中の人
(本社の方、お疲れ様でした) pic.twitter.com/8bRqZ4gQxP— おたふく手袋株式会社 (@OTAFUKU_GLOVE) 2019年3月3日
▲おたふく手袋のツイート
また、インナーを求めるサイクリストがホームセンターにビンディングシューズをカチカチ言わせながら来るようになり、ついにはビバホーム大阪ドームシティ店にはおたふくのジャージを着たサイクリストのマネキンが現場作業員のマネキンと並んで展示されるまでになってしまったそうです(笑)
そんなおたふく手袋のインナーですが、コスパを良くするために製造の段階で同じ生地を共有して使い、カラーバリエーションも少なくすることによって無駄なく大量製造できるように考えられています。
また、本当に質の良い商品を作っているのが特徴です。
例えば春や秋に大活躍するOVER THE FUNCTIONシリーズのインナーではoutlastというアメリカで宇宙用に使われている、状況に合わせて暖かくも涼しくもなる新次元高性能素材を採用しています。
OVER THE FUNCTIONシリーズ
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さらには夏に最適なDUAL FABRICシリーズ、伸縮性をプラスしたDUAL X CROSSシリーズには2層構造の生地が採用されているので、素早く身体の汗を吸い取って、乾かしてくれ、汗を大量にかく夏でも快適に過ごせるように工夫されています。
DUAL FABRICシリーズ
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DUAL X CROSSシリーズ
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最近はサイクリストから「自転車ショップにも置いて欲しい!」という要望が殺到しており、自転車ショップの新規取引先開拓中だそうです。
もう既に大阪の本町にあるベックオンなど数店舗は取り扱いを開始していますが、残念ながらまだまだ取り扱っている自転車ショップは少ない状況です。
全国の自転車ショップが取り扱いをして、多くのサイクリストにおたふく手袋のインナーを販売できるようになると、もしかするとサイクリスト向けのインナーも開発されるかもしれません。
なので、おたふく手袋のインナーが欲しい人は是非とも近くの自転車ショップに「おたふく手袋のインナー置いてください!」って言いに行きましょう!
オシャレと使いやすさを追求!「きゅうべえ」
きゅうべえは京都で長年自転車ショップを運営している会社です。
昨年の幕張メッセで行われたサイクルモードにも出展していましたが、今回の大阪万博でのサイクルモードではスポンサーにもなっており、関西から自転車業界を盛り上げようとしている最も勢いのある企業の1つです。
現在、きゅうべえは「BIKOT」という日本の古き良きデザインと新しさが融合されたサイクルアイテムのブランドを独占販売しているのですが、そのデザインが可愛くて、しかも使いやすいと大評判です。
その中でも特にオススメしたいのが「輪行バック」
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普通の輪行バッグは地味なイメージが多いですが、BIKOTの輪行バッグは可愛い和柄でデザインされており、自転車を輪行している時に周りに注目を浴びること間違いなしです。
また、輪行袋に番号が書かれた折りたたみ線が付いており、その通りに折りたたみことによって誰でも簡単にコンパクトに片付けることができます。
普通の輪行袋は、一度使ってしまうとコンパクトに折りたたみのが難しく、結局無理やり丸めて袋に押し込んでしまう方が多いのではないでしょうか?
そんな方には、このBIKOTの輪行袋は嬉しいですね!
デザイン可愛くて、便利なBIKOTの商品ですが、きゅうべえが扱っているブランドはそれだけではなく、複数のブランドを取り扱っています。
その中でも最近、取り扱いを始めたsigrといブランドはきゅうべえイチオシのブランドです。
sigrはスウェーデンのブランドで、自転車文化を誰にとってもより平等なものにすることを目指しています。
そのデザインはスウェーデンの自然と道路からヒントを得て作られており、落ち着きがありつつもオシャレな雰囲気を醸し出しています。
また、デザイン面だけなく、機能性も抜群です。
例えば、ジャージのGRUS NORRSKEN【Norrsken(ノルフェーン)シリーズ】は一見黒色のシンプルなジャージですが、反射素材を全面に使っているので、暗い状況で光があたるとジャージ全体が光り輝き、夜でも安全に走ることができるという優れものです。
また、REFLECTIVE CILET【Norrsken(ノルフェーン)シリーズ】は寒い時に使えるジャケットですが、後ろポケット裏の生地を引っ張り出すと、収納袋に早変わりし、そこにジャケットを押し込むことでコンパクトに収納できます。
このようにきゅうべえの取り扱いブランドは「オシャレで使いやすい」サイクルアイテムブランドであるのが特徴的です。
サイクリングアイテムはスポーティな印象のものが多く、特に女性は恥ずかしくて身につけられないという方が多いと思いますが、きゅうべえのオシャレなサイクリングアイテムであれば抵抗なく身につけられそうですね。
また、きゅうべえは長年京都で自転車ショップでお客さんと向き合ってきたことから、サイクリストとの距離が近く、痒いところに手が届くような使い勝手が良いサイクルアイテムを他の会社よりも販売できるのだそうです。
きゅうべえのホームページでも購入することができるので、よければチェックしてみてください。
まとめ
今回のご紹介した関西からサイクルモードに出展していたブランドはどこも私たちサイクリストにとって良い商品を届けるために何が必要かを常に考えて、一切妥協をせずに商品開発や仕入れをされているのが印象的でした。
ここまでサイクリストのことを考えているブランドが関西にもあると思うと、同じ関西人の僕としてはとても誇りに感じます。
また、これから先も今回紹介したようなサイクリストのことを本当に考えているブランドが新しい商品をどんどん販売していくんだろうなと想像するだけでワクワクしてしまいますね。
今回ご紹介した企業の商品は関西にお住まいじゃない人でもネットショップなどでいつでもどこでも購入することができる商品です。(キャノンデールの場合はお住まいの近くの自転車ショップでも購入できますよね)
なので、欲しいなと思われた方は是非ともチェックしてみてください!