2020年最新|COLNAGO(コルナゴ)おすすめロードバイク 10台

イタリアのロードバイクメーカーの一翼を担うCOLNAGO(コルナゴ)。2020年モデル最大のニュースは、エアロダイナミクスと剛性が強化されたハイエンド軽量ロード「V3-RS」の登場だ。また、ミドルグレードの「CLX」はディスクブレーキ仕様「CLX Disc」へ進化を遂げた。さらに、コルナゴ初のグラベルロード「G3-X」が新たなラインナップとして加わった。伝統を守りつつ、常に革新し続けるコルナゴに大注目だ。

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COLNAGO(コルナゴ)の歴史と業績

1954年、エルネスト・コルナゴと弟のパオロによって創設されたイタリアの老舗自転車メーカーであるコルナゴ。当初はミラノの近郊都市カンビアーゴにて、7坪ほどの小さな工房でのスタートだった。しかし常に有力プロチームにバイクを供給し続け、数多くの栄光を手にしながらその名を広めてきた。ロードレースの歴史と共に歩み、1991年には現在の主流となっているカーボンフレームを先んじて発表。他の追従を許さない独創的なデザインは世界中のライダーを魅了している。

(左)創設当初の様子 (右)オスカル・フレイレが世界選手権で優勝。数々のレースで栄光を手にしてきた。
(左)創設当初の様子 (右)オスカル・フレイレが世界選手権で優勝。数々のレースで栄光を手にしてきた。

また日本人レーサーとも馴染みが深く、2010年には新城幸也がコルナゴを駆り、ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、そして世界選手権で活躍。女子プロの世界でも2015年、萩原由子がイタリアのステージレースであるジロ・ローザでステージ優勝を果たしている。

(左)新城幸也がジロ・デ・イタリアやツール・ド・フランスのステージ入賞を果たした。(右)萩原麻由子選手がジロ・ローザにてステージ優勝を飾った。
(左)新城幸也がジロ・デ・イタリアやツール・ド・フランスのステージ入賞を果たした。(右)萩原麻由子選手がジロ・ローザにてステージ優勝を飾った。

COLNAGO(コルナゴ)ロードバイクの特徴

高級なイメージが強く、初心者にとっては敷居が高いメーカーだと思っている方も多いだろう。でも実はフルカーボンのロードバイクが20万円台から販売されている。憧れで終わるにはもったいない。

フルカーボンモデルながら249,000円(税抜)となる「C-RS」。毎年新しいカラーで表情を変えるも、根幹となるフレームには一切変更がないのも特徴だ。
フルカーボンモデルながら249,000円(税抜)となる「C-RS」。毎年新しいカラーで表情を変えるも、根幹となるフレームには一切変更がないのも特徴だ。

他社にはないコルナゴの魅力というものがある。全モデルへのストレートフォーク採用、カーボンモデルにおけるラグ製法、職人が手掛ける繊細なペイントなど、詳細はこちらから確認してほしい。
→「コルナゴのロードバイクの特徴

一貫してイタリア国内生産を行うC64、繊細なハンドペイントは圧巻。(左)ロードレースの長い歴史で最強と呼ばれた「マペイ」カラーのMPWHと、(右)アンティークカラーが印象的なBUSL。
一貫してイタリア国内生産を行うC64、繊細なハンドペイントは圧巻。(左)ロードレースの長い歴史で最強と呼ばれた「マペイ」カラーのMPWHと、(右)アンティークカラーが印象的なBUSL。

COLNAGO(コルナゴ)2020年3つの新作

2020年、コルナゴには新たに3つの新作が登場した。1つずつ見ていこう。

  1. 軽量ロードのフラッグシップモデルが刷新
    まずは「V2-R」からフルモデルチェンジした「V3-RS」だ。軽量レーシングバイクというポジションは変わらず、エアロダイナミクスと剛性が強化された。

    エアロ効果を高めるために、リアトライアングルはコンパクトになり、さらにケーブル類はフル内装が可能となった。ボディー剛性に関しては、前作のV2-Rと比較して、ヘッド周辺で6%、リア三角周辺では12%高められている。

    V2-R(左)、V3-RS(右)  リアトライアングルが小さくなり、ケーブルは全て内装式となった。
    V2-R(左)、V3-RS(右)  リアトライアングルが小さくなり、ケーブルは全て内装式となった。

    V3-RSの廉価版にあたる「V3」は性能を引き継ぎながら、カーボンの積層を変更したミドルグレード車である。

  2. ミドルグレードのディスクブレーキ仕様が登場
    もはやロードバイク業界のディスクブレーキ化は止められない。老舗メーカーであるコルナゴが有するミドルグレードのカーボンロード「CLX」は、ディスクブレーキ仕様モデル「CLX Disc」へとマイナーチェンジした。キャリパーブレーキに比べ少ない力で高い制動力が得られるディスクブレーキは、手の小さな女性ライダーやダウンヒル時に恩恵を受ける。

    「CLX Disc」は、「V2-R」のジオメトリーを受け継ぐマシン。ハイエンドモデルのような硬さはないが、一旦スピードに乗せてしまえば、巡航スピードも難なく維持できるだろう。

    「CLX Disc」は、「V2-R」のジオメトリーを受け継ぐマシン。ハイエンドモデルのような硬さはないが、一旦スピードに乗せてしまえば、巡航スピードも難なく維持できるだろう。

  3. コルナゴ初のグラベルロードが爆誕
    コルナゴ初のグラベルロード「G3-X」

    最後は「G3-X」だ。コルナゴ初のグラベルロードである。設計思想はハイエンド軽量ロードであるV3-RSを引き継いでおり、優れた走行性能は共通する。さらにマウントは最小限に止められ、競技を意識した設計。レーシーなバイク作りはコルナゴらしい。グラベルはもちろんのことエンデュランスバイクとしても性能を発揮する一台だ。コンポーネントは2019年にシマノより発表されたグラベルコンポーネント「GRX」を採用。

    マウントはトップチューブのみ(左)、コンポーネントには、グラベル専用のシマノGRXを採用(右)
    マウントはトップチューブのみ(左)、コンポーネントには、グラベル専用のシマノGRXを採用(右)

2020年おすすめロードバイク

今回紹介するロードバイクを以下にまとめた。すべて個性豊かなコルナゴらしいバイクだ。

  • C64:フラッグシップカーボンロード
  • V3-RS:ハイエンド軽量ロード
  • V3:軽量ロードV3-RSの弟分
  • CONCEPT(コンセプト):エアロロード
  • CLX Disk:ミドルグレードのディスクブレーキ仕様
  • C-RS:エントリーカーボンロード
  • A2-r:アルミロード
  • MASTER(マスター):クラシカルなクロモリロード
  • G3X:グラベルロード
  • PRESTIGE(プレステージ):シクロクロスバイク

(TTバイクは割愛)

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C64

C64
カラー:BDRD(ロッソ)

モノコックフレーム全盛の今日において、頑なにラグフレーム製法という伝統を継承している「C」の称号を纏ったフラッグシップモデル。イタリア職人によるクラフトマンシップをフレームに宿すことこそ「MADE IN ITALY」たる所以である。スターシェイプと呼ばれる星型のパイプをパマペイント社による艶やかな彩色で「造形美」を加えており、他社と一線を画す圧倒的な存在感を誇示する。

  • フレームセット価格:
    • MPWH、BDRD、BUSL、BDBL、BDWH
      • 688,000円(税抜)
      • 738,000円(Disc仕様/税抜)
    • PJUA
      • 670,000円(税抜)
      • 720,000円(Disc仕様/税抜)
    • PJWW、PJRI、PJGR、PJOR、PJWI、PJBI、PJPK、PJRD、PJBK、PJSL、PJWH
      • 640,000円(税抜)
      • 690,000円(Disc仕様/税抜)

  • フレーム:HHM-HM カーボン
  • フォーク:C64 カーボン
  • カラー:MPWH、BDRD、BUSL、BDBL、BDWH、PJUA、PJWW、PJRI、PJGR、PJOR、PJWI、PJBI、PJPK、PJRD、PJBK、PJSL、PJWH
  • サイズ:420S、450S、480S、500S、520S、540S、560S、580S
  • タイヤクリアランス:最大28C

V3-RS

V3-RS
カラー:RZRD(ネロアランチオ)

2019年レースシーンで投入された「V2-R」の進化版。ボディ剛性を高め、さらにアップグレードされたカーボンレイアップにより垂直方向への衝撃吸収が向上している。ディスクブレーキ特有のねじれ耐性に強化されたフレームにかかわらず、およそ45gの軽量化を果たしてヒルクライムに適応。また優れたエアロダイナミクスにより、コルナゴ伝統のレーシングに特化した直進安定性能、そして切れ味の鋭いハンドリングが平坦路においても万能である。

  • フレームセット価格:510,000円(税抜)
              560,000円(Disc仕様/税抜)
  • フレーム:HHM-HM カーボン
  • フォーク:V3-RS カーボン
  • カラー:RAWB、RZGR、RZRD、RZBW
  • サイズ:420S、450S、480S、500S、520S、540S、560S、580S
  • タイヤクリアランス:最大28C

V3

V3
カラー:MKRD(ブラック / レッド)

上記「V3-RS」と同型のモールドを採用したニューフェイス。カーボンの積層を若干変更し、ピュアレーシングモデルにカテゴライズされつつも、幅広いライダーの要求に応じる角の取れたマイルドな走りを実現している。随所に「C64」や「V3-RS」をインスピレーションする性能を持ち、アルミロードやミドルグレードのカーボン車からのステップアップに最適なディスクブレーキモデルだ。

  • 完成車価格:560,000円(ULTEGRA Di2/税抜)
          450,000円(ULTEGRA/税抜)
  • フレーム:カーボン
  • フォーク:カーボン
  • カラー:MKRD、MKWH
  • サイズ:420S、450S、480S、500S、520S、540S、560S、580S
  • コンポーネント:ULTEGRA Di2/ULTEGRA
  • ホイール:フルクラム・レーシング600DB
  • タイヤ:コンチネンタル・ウルトラスポーツ2
  • タイヤクリアランス:最大28C

CONCEPT

CONCEPT
カラー:NJBL(マットブルー)

ひときわ異彩を放つボリューミーなディテールから想像もつかないほど、しなやかさと強さを併せ持つモデル。NACA(アメリカ航空諮問委員会)でのウインドウテストから弾き出された空力特性は、最高速度70km/hを超えるゴールライン直前の速度域で真価を発揮する。その戦闘力の高さは、ワールドツアーの選手たちが築き上げた勝利数で実証済み。

  • フレームセット価格:
    • NJDK、NJDB
      • 520,000円(税抜)
      • 570,000円(Disc仕様/税抜)
    • NJBL、NJRD、NJWH、NJBK、NJGO
      • 430,000円(税抜)
      • 480,000円(Disc仕様/税抜)
  • フレーム:HHM-HM カーボン
  • フォーク:CONCEPT カーボン
  • カラー:NJGO、NJRD、NJBK、NJWH、NJDK、NJDB
  • サイズ:420S、450S、480S、500S、520S、540S、560S、580S
  • タイヤクリアランス:最大28C

CLX Disc

CLX Disc
カラー:CJRD(ブラック / レッド)

見た目通り、アグレッシブな走りを実現する手頃な一台。ボトムブラケット周辺の剛性感が程よいフィーリングをもたらし、ハイエンドモデルのような性能はないものの、ペダルフォースを無駄なく使える頼もしさが備わる。巡行時は難なく高スピードを維持し、キレの良いハンドリングがダウンヒルでアドバンテージを稼ぐことができる。

  • 完成車価格:350,000円(税抜)
  • フレーム:Colnago CLX Disc
  • フォーク:Colnago CLX Disc
  • カラー:CJRD、CJWH
  • サイズ:420S、450S、480S、500S、520S、540S、560S、580S
  • コンポーネント:シマノ・105
  • ホイール:フルクラム・レーシング900DB
  • タイヤ:コンチネンタル・ウルトラスポーツ2
  • タイヤクリアランス:最大28C
  • 完成車重量:8.4㎏

C-RS

C-RS
カラー:RJNV(マットネイビー)

カーボン・コンプリートモデルとしてラインナップの中核を担うモデル。エアロシェイプされたディテールの中で際立つのはダウンチューブの形状で、剛性を高めるためにあえて角断面化されている。タイヤクリアランスは標準装備が25C幅で、最大28C幅まで装着可能な設計だ。サイズごとに異なるホイールベースは、ダンシングのレスポンスやダウンヒルの安定感、路面追従性能を高めるために最も適した数値が算出されている。

  • 完成車価格:249,000円(税抜)
  • フレーム:C-RS CARBON UD
  • フォーク:C-RS CARBON
  • カラー:RJNV、RJBR、RJWH
  • サイズ:420S、450S、480S、500S、520S、540S
  • コンポーネント:シマノ・105MIX
  • ホイール:シマノ・WH-RS100
  • タイヤ:ZAFFIRO 700x25C
  • タイヤクリアランス:最大28C
  • 完成車重量:8.2kg


A2-r

A2-r
カラー:A2NS(マットネイビー)

コルナゴのロードバイクの中で唯一のアルミモデル。ドライブトレインの異なる2モデル(A2-r 105, A2-r TIAGRA)が用意されている。少し手の出しにくい価格帯が並ぶコルナゴのラインナップの中で、いずれのモデルも10万円台と、初めてのロードバイクとしても視野に入る。A2-r 105では、上位モデルと同じフロントフォークが標準装備されており、振動吸収性能と軽量化を実現している。

  • 完成車価格:169,000円(105/税抜)
          139,000円(TIAGRA/税抜)
  • フレーム:2-r ALLOY A6011
  • フォーク:C-RS CARBON(105)
         COLNAGO MOVE CARBON(Alloy column)(TIAGRA)
  • カラー:A2NS、A2MB(105)、A2BT、A2WG(TIAGRA)
  • サイズ:400S、430S、460S、490S、520S、550S
  • コンポーネント:シマノ・105/シマノ・TIAGRA
  • ホイール:COLNAGO ORIGINAL(ALEX CX28)
  • タイヤ:ウルトラスポーツ2 700X25C
  • タイヤクリアランス:最大25C
  • 完成車重量:8.6kg(105仕様)

MASTER

MASTER
カラー:LX21(マペイ)

80年代にレースシーンで隆盛を極めた「MASTER」現行版。現代のハイスペックバイクに対してパフォーマンスは劣るものの、魅力的なライドフィールを今に残している。ホリゾンタルスタイルのジオメタリーは、当時のスタンダードだった深いポジションを容易にするためで変わらない。さらに色鮮やかでクラシカルなカラーリングは、他に類を見ないほど完成度が高い。

  • フレームセット価格:330,000円(税抜)
              360,000円(LX21/税抜)
  • フレーム:STEEL(CrMoDT15V)
  • フォーク:Precisa CrMo
  • カラー:OFJR、OFJW、LX21
  • サイズ:490〜600(10mm刻み)
  • フレーム重量:1550g(未塗装)

G3X

G3X
カラー:G3GR

コルナゴ初のグラベルロード。上記した「V3」と同時期に開発されたので、フレーム剛性や優れた走行性能において共有する部分が多く、グラベルはもちろんのことエンデュランスバイクとしても威力を発揮するよう設計されている。新型のシマノ製グラベルコンポーネント「GRX」を搭載しているのも注目。

  • 完成車価格:630,000円(税抜)
  • フレーム:G3X Carbon Monocoque
  • フォーク:G3X Carbon Monocoque
  • カラー:G3BK、G3GR
  • サイズ:460S、490S、520S、550S、580S
  • コンポーネント:シマノ・GRX
  • ホイール:シマノ・WH-RS370
  • タイヤ:Cinturato™ GRAVEL H 40-622
  • タイヤクリアランス:最大42㎜

PRESTIGE

PRESTIGE
カラー:EM20(マットブラック)

自転車が国技であるベルギーでは、秋から冬にかけてのシーズンはシクロクロス一色に染まる。このプレステージを駆り、シクロクロスの世界チャンピオンにまで上り詰めた者はいずれもベルギー選手だ。コルナゴの誇り、そして勝利を求めるライダーたちの魂が込められたのが本機である。

  • フレームセット価格:250,000円(税抜)
  • フレーム:HM CARBON
  • フォーク:PRESTIGE CARBON DISC
  • カラー:EM20、EMRD、EMIT
  • サイズ:460S、490S、520S、550S、580S
  • タイヤクリアランス:最大35C

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2019年モデルも要チェック

2019年6月で生産が終了した V2-r など、2019年モデルはセール対象になっている可能性がある。在庫限りのためサイズ、カラーは限定されると思うが、気になるバイクがあればお近くのショップに問い合わせてみよう。

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まとめ

その歴史と伝統にあぐらをかくことなく、乗る者を常に驚かせてくれるコルナゴ。今期も新鮮で性能の高いモデルが出揃った。いずれもイタリアの職人たちによる「匠」の心が備わったラインナップである。しかし、思ったよりも敷居は高くない。日々、ガシガシ乗るようなライダーを後押ししてくれるものばかりだ。あなたにピッタリ合った一台はきっと見つかる。コルナゴの魂を宿しながら走る道は、いつもと違うだろう。

増渕俊之

WRITTEN BY増渕俊之

出版社勤務を経て、フリーランスの編集/ライター。編著に『これがデザイナーの道』『自転車ファンのためのiPhoneアプリガイド』『岡崎京子の仕事集』がある。現在、編集を手がけた岡崎京子の単行本『レアリティーズ』が発売中。

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