ポンコツビギナーはe-bikeで走行距離を延ばせるか?重量級キャンプライドにチャレンジ!

最長記録、50km。これ以上は頑張る気力もわかないビギナーが、片道70kmのキャンプツーリングを達成すべくe-bikeでライドチャレンジ。

ポンコツでもe-bikeなら走行距離は延びるのか……?素直なe-bikeインプレッションとともにお届けします。

秋~冬はベストシーズン、やっぱりキャンプツーリングいきたい!

秋冬はキャンプツーリングのベストシーズン

秋〜冬になると、キャンプ欲って高まりますよね。少し寒い中、焚き火で暖をとりながらゆっくりコーヒーを飲む。う〜ん、行きたいな〜〜〜。。
諸事情で今年は諦めていた自転車ソロキャンですが、BIKE&CAMP*が開催されると耳にしたのでやっぱり行ってみることにしました。

*)BIKE&CAMP:自転車×キャンプ×旅をテーマにしたイベント。2017年からスタートし、今年で5回目の開催になる。

関東開催、今年はどこかな……?

2020年の会場は「つくばワイナリー」

ほう。。。つくば。

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埼玉在住の私、これはちょうどいい距離な予感。

自宅のさいたま市からルートを引いてみると・・・

70km。

うん!ちょっと厳しいかな!!!

……私はロードバイク始めてからずっとビギナーです。10km以上は完全なるロングライド。
初めて片道50kmを達成してからはやくも一年半が過ぎ、それから何も成長していないのでビギナー度すらあがっていません。

70kmか、これはもうデスライドと呼べるでしょう。

そうだ、e-bikeでいこう。

借りました。絶対ムリだと思ったから借りました。

YAMAHAのYPJ-TC
YAMAHAのYPJ-TC

YAMAHAさん、ありがとう!!!結論から言うと、今回のチャレンジはe-bikeでなければ成し遂げられなかった。電動アシストの力は絶大でした。

マットなネイビーに差し色の赤が映えるYPJ-TCは、今回の企画にピッタリのe-bike。だって公式ページ見てみてくださいよ。

YPJ-TC(イメージ)

もうイメージカットからしてピッタリじゃないですか?女性が自転車でキャンプしてますよ。

ただまぁバッテリー切れたら終わりですからね、1充電あたりの走行距離を確認してみると……

ハイモード 91km
スタンダードモード 112km
エコモード 153km
プラスエコモード 237km

エコモードで153km!
いける!片道70kmなら、ずっとエコモードで走り続けられる計算!!!

さっそく準備していきましょう。

YPJ-TC、めっちゃ荷物受け止めてくれる。

先の公式イメージカットでスマートに佇む自転車の姿を想像したみなさん、ご覧ください。

ごちゃ…ごちゃ……

モリ…モリ……
モリ…モリ……

荷物を減らせない病にかかっているので、パニエバッグを使った盛り盛り積載スタイルがスタンダード。
そんな私にとって、めちゃくちゃありがたかったパーツが2つありました。

標準装備のリアキャリア&力強いスタンドが嬉しい

一目瞭然ですが、あの荷物量ではバイクパッキングは不可能です。リアキャリアは必須装備!荷物多めなツーリングスタイルにとって、キャリアが標準でついてくるのはかなり高ポイント。

しかもこのキャリア、LEDライトつき!暗がりを走る通勤通学も安心。
しかもこのキャリア、LEDライトつき!暗がりを走る通勤通学でも活躍してくれます。

それから実際使ってみて「イイ!」と感じたのが、スタンド。
見てください、このがっしり地面をグリップしにいかんとするたくましさを。

ホールド感、見た目以上にすごいんです。

ホールド感、見た目以上にすごいんです。
ホールド感、見た目以上にすごいんです。

あれだけの荷物を載せた重量級の車体をしっかりと受け止めてくれるスタンド。すごくよかったです。
途中の休憩はもちろん、ありがたいのは@キャンプ場でした。普段のキャンプツーリングはロードバイクですから、スタンドはありません。そのまま地面に寝かせることも多いのですが、そうすると設営準備&撤収が地味に面倒なんです。片側は地面へと押しつぶされてますからね。
スタンディングの状態で荷物をさばける、これがかなりストレスフリー。

撤収完了時。自転車が起きた状態で荷物を積んでいけるのはかなりラクチン!
撤収完了時。自転車が起きた状態で荷物を積んでいけるのはかなりラクチンでした!

ただしめちゃくちゃ重い。

そう、めちゃくちゃに重い。そもそもe-bikeはバッテリーがあるぶん重くなるのが普通です。20kg前後がごく標準的な重量。それに加えてこの荷物。
実際に『自転車を降りた状態で、後輪を持ち上げて縁石を越える』、これが不可能に近かったです。割と腕力はゴリラな方ですが、それでも15cmほどの段差に後輪を持ちあげることができませんでした。

ただまぁ、こういう場面は絶対にクリアできますから。押して回り込めばいいだけですし。

いざ、BIKE&CAMPへ出発!

今回の目的はBIKE&CAMP。ところで私、イベントがとても苦手です。コミュ力(りょく)オバケたちの巣窟ですからね。

そもそもグループライドすらしたことない、キャンプもソロが至高、ちょっとアレな性格だと察して頂ければと思いますが、苦手の反対側には憧れがあったりするわけです。
前々から行ってみたかったこのイベント、誰か道連れにしちゃおうと、編集部から田村くんについてきてもらうことに。

寝袋しか持っていないと言う彼に、なかば無理矢理テントを買わせて出発です。

一緒に走るって、消耗するんだなぁ。

やっぱりいいですよね。誰かと一緒に何かするって、悪くないです。
道中いろいろ話ができるし、仕事以外の一面も見えるし、一緒に目標に向かって走るのって素敵なことでした。

………。

ただし喋ると消耗がすごい。

やっぱり自転車乗りの余裕なんですかね。田村くん、カーボンロードでスイスイ進みながら、割と話しかけてくる。
こちらが年上ですし、気を遣っていたのかもしれない。だが会話をするごとに確実に減る私の体力ゲージ。消耗がすごい。

最終的に80km弱走ったのですが、30km時点でもうダメでしたね(疲弊)

e-bikeなら確実に進んでいける!

ちょっと話がそれましたが、本題はe-bikeです。一番気になるのはアシスト感でしょう。
ぶっちゃけてしまうと、大荷物ゆえに突き進むアシスト力・どんどん加速する感覚はありませんでした*。そりゃあ、サイクルジャージでハイスペック軽量e-ロードに乗る、とでは条件が全然違いますからね。これだけ荷物を積んでしまうと、アシスト上限の24km/hに到達するのにもちょっと体力使うし、そのあとのスピードの伸びも控えめ。

*)ヤマハのアシスト性能の特徴は「人間感覚を最優先したアシスト」。”人にやさしく”レスポンスやリニアリティにこだわっています。

YPJ-TC

出来る限り軽い車体で力強く「グイグイ押し進めてやんぜ!」なアシストを肉食系とするならば、YPJ-TCはだんぜん草食系です。「無理なく走れるようずっとサポートしてあげるよ♪」という感じ。
ヘタレライダーでもずっと走っていられる、そんな余裕をくれるアシスト感でした。

最大のメリット!大荷物でも坂が怖くない&安定したゼロ発進

たぶんココにつきます。これだけの大荷物でも、ゆるい坂なら坂と認識することさえありませんでした。ロードバイクなら確実に押して歩いていた斜度も、長い坂も、全く問題なかった。ロードでがんばる田村くんを見て、ふふって思ってましたね。

こんな坂も、まじで怖くない。もちろんペダルに負荷は感じますが、アシストしてもらえるので脚を回せてしまうのです。
こんな坂も、まじで怖くない。もちろんペダルに負荷は感じますが、アシストしてもらえるので脚を回せてしまうのです。

大量の荷物を積載したロードバイクだと、信号待ちからのゼロ発進はかなり神経使います。感覚を研ぎ澄ませて、フラつかないように、しっかり真っ直ぐ進む。毎回、必ず。
これがe-bikeだと、アシストのおかげでまぁ安定するんです。ムダな緊張感がなくなる、この積み重ねはかなり大きいと思います。心穏やかに赤信号を許容できますから、精神衛生的にも良いですね。

結果、この荷物を携えながら、体力差がある人とのライドにもついていけたし、普段の限界より20km以上も距離を延ばすことができたわけです。

ちなみに速度はだいたい23km/hあたりでした。割とキープできていたと思います。

到着!BIKE&CAMPはソロでも楽しめる大規模イベント

なんだか余裕で走りきったように聞こえますが、全っっ然そんなことありません!!予定より回り道して結局80km弱を走行、後半はもう必死です。死相でてたんじゃないかな。
e-bikeだから余裕〜♪ ではなく、e-bikeだからなんとか完走できた、というイメージ。自前のロードバイクだったら確実に終わってました。

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とにかくヘロヘロになりながらも、無事到着。もはや日が暮れる寸前、最終組レベルです。

100%充電状態から、80km弱走ってバッテリー残51%。エコモードで走りきるつもりが、後半はツラくてスタンダードモード中心に。それでこの数字は予想以上に優秀!
100%充電状態から、80km弱走ってバッテリー残51%。エコモードで走りきるつもりが、後半はツラくてスタンダードモード中心に。それでこの数字は予想以上に優秀!

BIKE&CAMP、こじんまりとしたイベントをイメージしていたので、その規模に驚きました。

たくさんの自転車ブランドやアウトドアギアメーカーが出展してるし、テントサイトは見渡す限りに広がってるし。なんと今回の来場者数、3,564名だったそうですよ。

全方向に広がるテントと自転車たち

参加されていたのはソロの方がほとんどだったそうです。ぐるっと見回してみると、それぞれが落ち着いて楽しんでいる雰囲気。ブースをまわるもよし、焚き火を楽しむのもよし、自由な空気が流れていました。
ワークショップやトークショー、夜はチャリティオークションと、プログラムも充実。会場にいて飽きることはまずありません。

夜には本格的な花火が。
夜には本格的な花火が。

花火があがったときは、おのおのサイトにいるはずなのに、奇妙な一体感さえ生まれていた気がします。イベントに来る醍醐味ってこういうことなのかもしれない。

BIKE&CAMP

ただ私は肉体的&精神的に疲弊がものすごかったので、翌日は早々に会場を後にします。

朝から気持ちよくライドイベントに出掛けるみなさん
朝から気持ちよくライドイベントに出掛けるみなさん

帰路はソロライド&荷物ナシで比較

今回、帰路は別行動です。実は続けて家族キャンプの予定があり、私は土浦方面へ向かいます。

子どもがお出迎え

帰路は別行動

そして翌日、荷物をクルマにお任せして身軽な状態で70kmを走って帰宅です。

ポンコツビギナー × e-bike、”荷物がなかったら70kmは楽勝”

驚くべきことに、帰りはめちゃくちゃラクだったんです。往路は死にそうになりながら走ったのに。

たぶん要因は大きく2つ。
まずは荷物がなかったことですよね。身軽さは肉体への疲労度をかなり軽減させるんだなと実感しました。
それから精神面もかなり寄与していると思います。やっぱり根っからの1人気質、ソロライドの気楽さがこれでもかと身に染みる帰路だったので……(田村くんゴメン)

往路(80km弱)は9:30出発、16:30到着です。休憩や買い出しがあったにせよ、帰路(70km)は10:30に出て、15:30には到着できました。

もはやお昼以外は休憩不要でしたからね。ノー荷物e-bike、ずっと走っていられました。

結論、やっぱりe-bikeは楽しくてラク

そもそもe-bikeに懐疑的だったんです、私。軽さが一番のスポーツ自転車にあんな重いバッテリーつけてからに……って思ってました。
でも子乗せ電動アシスト自転車とは明らかに違うスポーティな走りが楽しめますし、今回のようなキャンプツーリングだって実現可能にしてくれる。あの荷物を携行して70kmオーバー、しかもロード乗りの人と一緒に。間違いなくe-bikeの力です。

e-bikeは楽しくてラク

ロードバイクでのキャンプツーリングでは距離を延ばせないので、近隣のキャンプ場はもう行きつくしちゃったんです。でもe-bikeなら目的地の選択肢がグンと広がりますね!
初心者でも、体力に自信がなくても大丈夫。新しい場所に連れて行ってくれるe-bikeキャンプツーリング、オススメです。


LINK:

YPJ-TC|YAMAHA

BIKE&CAMP

WRITTEN BYnaomiyo_pig

FRAME編集部エディター。ロードバイクは永遠のビギナー。向上心ゼロで、ラクして楽しいことだけやっていきたい子育て中のママキャンパーです。

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