2022年最新!PINARELLO(ピナレロ)ロードバイクおすすめ全15台

2022年最新!PINARELLO(ピナレロ)ロードバイクおすすめ全12台

ピナレロ2022年モデルの注目は、やはり「DOGMA F」。サイクリストの憧れ、ピナレロの最高峰レーシングマシンDOGMA(ドグマ)は、性能・美しさ・値段の全てがぶっ飛んでいます。最新モデルの進化ポイントを写真付きで詳しく紹介、またニューカラーが登場したエアロロード「PARIS」にレースバイク「PRINCE」シリーズも要チェック!

2022年の注目はやはり DOGMA F。究極のバランス、それはもはや “Art” だ。

DOGMA F

2022年、ピナレロの最上位モデル「DOGMA」がフルモデルチェンジ。F8→F10→F12と進化を続け、2022年モデルは「F」。

「Why pinarello!? このパターンなら2022年モデルはF14だろう?」

ピナレロは、新型DOGMAの名を「F」としたことについて次にように説明しています。

DOGMA FはPINARELLOにとって唯一無二のアイコンであり、数字や表面的な分類を超えた存在です。DOGMAは、これまでも、そしてこれからも、すべてのバイク、サイクリストにとって卓越性の象徴であり、ベンチマークであり続けるでしょう。DOGMAは、モデルに関係なくドリーム・バイクであり続けるため、過去と現在のシンボルとしてシンプルな ”F” を用いると同時に、未来のアイデンティティを表現することにしました。

(出典:ピナレロジャパン

そもそもDOGMAは、常に時代の先を走ってきました。

2001年のデビュー時には、メインフレームにマグネシウム合金を採用し世界を驚かせ、その後もフルカーボンバイクの「DOGMA60.1」、DOGMA F8-F10-F12と、いずれも非対称フレームを追求し、常にブラッシュアップされてきたトップレーシングマシンです。

そのDOGMAが究極のバランスを得て、今年「F」とだけ冠し最新モデルとして誕生したのです。

DOGMA F

F8以降のDOGMAは軽量モデルとして「Xlight」を展開してきましたが、2022年、「F」は「F」のみ。もともとピナレロはDOGMAをエアロロード・軽量レーシングなどカテゴライズすることはありませんでしたが、今作、象徴としての「F」で “究極のバランス” に到達したと言えるのではないでしょうか。

~ 監修メカニックのひとこと ~

初代DOGMAを試乗したときの衝撃は今でも忘れられません。
メインフレームがマグネシウム、フォークとシートステーがカーボンで、もちろんフォークはあのグニャリと曲がったオンダフォーク。
軽くて素直なハンドリングに、踏み込んでもヨレない硬さ・頼もしさがあって、それでいて地面に吸い付くような滑らかさもある。あの地面に吸い付くような安定感は初めて味わう乗り心地でした。

時は巡ってもう20年、究極のバランスに到達したDOGMA、悪かろうはずがない! そんな期待感を、DOGMAという車名だけでも感じてしまいます。

【F vs F12】3つの進化ポイントを数値でチェック

ここからは、展示会で見たDOGMA Fの進化ポイントをチェックしていきましょう。

DOGMA F

前身のF12と比較して、改良ポイントは大きく3つ。

  1. 4.8%空力性能が向上
  2. 265gの軽量化
  3. BB剛性が12%UP

1. 4.8%空力性能が向上

DOGMA F
空力性能アップに寄与するエアロハンドル。後ろに見えるシートポストの細さにも注目!

F DISKは、F12 DISKと比較して4.8% 空力性能が向上しました(リムブレーキモデルの場合は3.2%) 。これにより、40km/h時に1.3W、50km/h時には2.6Wセーブできます。

フロントフォークは、ピナレロのTTバイク「BOLIDE」の技術を応用。ヨットのセイルのように機能し、横風時でも前進する動きを促進します。しかもその効果は風が強くなるにつれて増幅されるのだとか。

DOGMA F
DOGMA F(左)とDOGMA F12(右)のフォークエンド部分

DOGMAのフォークエンドには、整流フィンが付いていますね! ホイール周辺に発生する乱気流を整える効果があるそうです。F12にもフィンは付いていましたが、Fで形状はより最適化、内側もカッティングされてスリムになっています。後方に気流を流すための、細かくも重要な部分。男心をくすぐります。

2. 265gの軽量化

たった265gかと思われたでしょうか。これには理由があります。UCI重量規定により、6.8kg未満のバイクはUCIレースに出られません。(ツール・ド・フランス、全日本選手権、ツアーオブジャパンなど)

DOGMA F DISK size 53 – SHIMANO DURACE DI2 (9100) -DT SWISS ARC1400(※1)の組み合わせで、6.8kgですつまり、これ以上軽量化するとUCIレースには出られないのです。前作から265g軽量化したことで、DOGMA Fはルールギリギリまで軽くなったというわけです。ちなみにリムブレーキモデルは6.8kgを下回ります(※2)。

(※1)ペダルなし

(※2)選択するパーツにより重量は変化します。

3. BB剛性が12%UP

DOGMA F

上で軽量化について説明しました。軽量化となるとシンプルに浮かぶ懸念は剛性ですよね。

軽量・エアロとトレードオフの関係にあるのが剛性ですが、DOGMA FのBB周りの剛性は12%アップしています。

DOGMA F
DOGMA FのBB周り

ペダリングパワーが強くかかるBB周辺。。

プロの強い力で踏んでも、パワーロスしないためのBB周りの剛性アップは、ピナレロの導き出したバランスに対するアンサーのひとつです。

▶スペックの変化については、プレスリリースでも確認できます。

まだまだ変化をチェック

まだまだ変化ポイントはあります、写真で比較しながら見ていきましょう!

シートステーはエアロ形状に

DOGMA F
DOGMA F(左)とDOGMA F12(右)を後ろから撮影

左右非対称のシートステーはピナレロの代名詞的存在。大胆にうねったF12(画像右)に比べて、DOGMA Fは、左右非対称デザインが大分おさえられた印象です。より薄くエアロな形状に改良され、空気抵抗削減に寄与しています。

DOGMA F

シートステーの位置

次は車体を横から見てみましょう。

左がDOGMA F、右がDOGMA F12。Fの方がシートステーの位置が低い。
左がDOGMA F、右がDOGMA F12。Fの方がシートステーの位置が低い。

近年のトレンドと同方向で、DOGMA FはF12よりコンパクトなリア三角となりました。シートステーの接合位置が若干低くなり、エアロ形状とあわせて、空気の流れを調和的に後方に流すためのベストバランスが導き出された形です。

トップチューブはよりスリムに、シートポストはよりシャープに。

DOGMA F
薄い……!
DOGMA F
後方につれてスリムになるトップチューブ/鋭くシャープに削られたシートポスト

Fはシートポストが細くなりました。F12と並べるまでもなく、ひと目でスリムになったことがわかる細さです。空気抵抗削減効果はもちろん、軽量化にも繋がっています。(27g軽量化)

シートクランプにチタンを使用

DOGMA F

シートクランプ(サドルを固定しているパーツ)がチタン製になりました。高価な素材であるチタンには軽くて丈夫、錆びにくいメリットが。複雑な形状のこのパーツは3Dプリント技術で作られています。これだけ色々な技術を使っていれば、フレーム価格93万円もしょうがない気がしてきました!


以上、Fの進化をピックアップして紹介しました。

7世代に渡り進化し、PINARELLOの全技術を結集した「DOGMA F」。空力、重量、剛性のバランスを極限まで高め、一点の妥協もないスーパーバイクに仕上がっています。

9月1日には、SHIMANOの新型デュラエースを搭載した完成車も発表されました。世界最高峰のフレームとコンポーネントから生み出される走りは、想像もつきません。簡単に手が届く価格ではないですが、DOGMAにしかない唯一無二の走りを味わえるはずです。

FRAME’s Choice is…

FRAME編集部のおすすめはPARIS(パリ)。エンデュランス寄りのエアロロードに新色が登場しました。

DOGMA F
燃えるような赤(バーガンディ)が情熱的です。奥にあるのは、昨年リリースされた落ち着きのある深いブルーカラー。あなたは、どっちがお好み?

ミドルグレードのPARISを侮るなかれ。エアロへのこだわりが随所に見られます。

DOGMA F
ダウンチューブの凹みはDOGMA同様、ボトルを装着した時の空気抵抗を最小にするため。
DOGMA F
フロントフォーク先端にも整流フィンが付く。

とてもじゃないけどDOGMAは手が届かない。だけど憧れのピナレロのエアロロードが欲しい方におすすめしたい1台。105 ディスク完成車が税込で30万円台。ちょっと背伸びして、初めての1台にどうですか?

2022年ロードバイク全12台

2022年のロードバイクシリーズ展開は次のとおり。ピナレロのモデルはすべてカーボンフレームでのラインナップです。

  • レーシング:DOGMA、PRINCE、PARIS、RAZHA
  • グランフォンド:ANGLIRU
  • シクロクロス:CROSSISTA

※タイムトライアル/トライアスロン、トラックを除く

RACING

DOGMA F DISK

DOGMA F DISK
カラー:プルトニウムフラッシュ

言わずと知れたピナレロのフラッグシップモデル。フレーム設計が大幅に見直され、重量・空力・剛性が進化しました。コンセプトの「THE ART OF BALANCE」に相応しい完璧なバイクです。

  • フレームサイズ:430, 465, 500, 515, 530, 540, 550, 560, 575, 595, 620
  • フレーム:Carbon Torayca T1100 1K Dream Carbon with Nanoalloy Technology / Asymmetric
  • カラー:プルトニウムフラッシュ、イルプションレッド、ブラックオンブラック
  • フレーム重量:865g(サイズ530、塗装前)
  • 価格:フレームセット:税込935,000円 / DuraAce Di2 12S 完成車:税込1,815,000円

DOGMA F(フレームセット)

DOGMA F(フレームセット)
画像はイメージ、GRENADIERカラーは現在のラインナップにはありません。

リムブレーキ仕様のDOGMA Fです。フレーム重量はディスクブレーキモデルと比べ、5g軽量。組み合わせによっては、UCI重量規定の6.8kgより軽くなります。

  • フレームサイズ:430, 465, 500, 515, 530, 540, 550, 560, 575, 595, 620
  • フレーム:Carbon Torayca T1100 1K Dream Carbon with Nanoalloy Technology / Asymmetric
  • カラー:プルトニウムフラッシュ、イルプションレッド、ブラックオンブラック
  • フレーム重量:860g(サイズ530、塗装前)
  • 価格:フレームセット:税込935,000円

DOGMA F12 DISK(フレームセット)

カラー:ギャラクシーブルー

DOGMAの先代モデル。F12 DISKはDOGMA史上初のディスクブレーキ専用設計となったモデルです。

  • フレームサイズ:420, 440, 465, 470, 500, 515, 530, 540, 550, 560, 575, 595, 620
  • フレーム:Torayca® T1100G 1K Nanoalloy™ Carbon/アシンメトリック
  • カラー:ウラノスブラックレッド、ギャラクシーブルー、チームイネオス、ブラックオンブラック(マット/ シャイニーロゴ)、ブラックオンブラック(マット/ シャイニー)、バルカンレッド、グレーブラック、ヴィーナスオレンジ、ゼウスブルー、グレナディア、メテオレッド
  • フレーム重量:840g(塗装前)
  • 価格:フレームセット:税込803,000円

DOGMA F12(フレームセット)

DOGMA F 12 フレームセット
カラー:チームイネオス

DOGMA F12のリムブレーキモデル。

  • フレームサイズ:420SL, 440SL, 465SL, 470, 500, 515, 530, 540, 550, 560, 575, 595, 620
  • フレーム:Torayca® T1100G 1K Nanoalloy™ Carbon/アシンメトリック
  • カラー:ウラノスブラックレッド、ギャラクシーブルー、チームイネオス、ブラックオンブラック(マット/ シャイニーロゴ)、ブラックオンブラック(マット/ シャイニー)、バルカンレッド、グレーブラック、ヴィーナスオレンジ、ゼウスブルー、グレナディア、メテオレッド
  • フレーム重量:820g(塗装前)
  • 価格:フレームセット:税込770,000円

PRINCE FX DISK

PRINCE FX DISK
カラー:レイディアントレッド

2022年モデルのPRINCE FXは、完成車仕様およびカラーバリエーションが変更されました。フレームの仕様は2021年モデルと同じです。

PRINCEとPRINCE FXの違いはカーボンの種類。PRINCE FXの方が高強度なカーボンを使用しており、よりレーシーな乗り心地です。

  • フレームサイズ:430, 460, 490, 515, 530, 545, 560, 580
  • フレーム:HighStrength Carbon T900 3K
  • カラー:ボレアリスブラック、レイディアントレッド、フラッシュスカイ、グレースティール
  • 価格:フレームセット:税込539,000円 / Ultegra Di2 R8100 12S ディスク 完成車:税込836,000円

PRINCE  DISK

PRINCE  DISK
カラー:ボレアリスホワイト

PRINCEは、PRINCE FXと比べマイルドな調整されたモデル。レースシーンで必要な剛性に、扱いやすさをプラスしました。 2022年モデルのプリンスは、完成車仕様およびカラーバリエーションのみ変更されました。

  • フレームサイズ:430, 460, 490, 515, 530, 545, 560, 580
  • フレーム:HighStrength Carbon T700 UD
  • カラー:ボレアリスホワイト、ラディアントレッド、ブルースティール、BOBピンク(105完成車・43サイズのみ)
  • 価格:105 11Sディスク完成車:税込528,000円 / Ultegra R8000 11S ディスク 完成車:税込583,000円

PARIS DISK

PARIS DISK
カラー:バーガンディ

PARIS(パリ)は、使い方を限定せずにライドを楽しめるエアロロード。

ポジションの自由度が高いジオメトリーと、30mmタイヤまで許容するタイヤクリアランスが特徴。あらゆるタイプのライダーに楽しさを伝える真のオールラウンダーです。

  • フレームサイズ:430, 460, 490, 515, 530, 545, 560, 580
  • フレーム:HighStrength Carbon T600 UD
  • カラー:バーガンディ、ブルースティール、グレイスティール
  • 価格:105 Mix 11S ディスク 完成車:税込396,000円

RAZHA DISK

RAZHA DISK
カラー:アントワープブルー

ONDA フロントフォークのうねりが特徴的なRAZHA DISK。THINK2システムを採用しているため、電動・メカニカルどちらのコンポーネントにも対応。将来アップグレードする時のことを考えた工夫です。

  • フレームサイズ:440SL, 460SL, 500, 510, 530, 540, 550, 560, 575
  • フレーム:HighStrength Carbon T600 UD/アシンメトリック
  • カラー:アントワープブルー、ブラックマット
  • 価格:105 11S ディスク 完成車:税込352,000円

RAZHA

RAZHA
カラー:ブラックマット

RAZHAのリムブレーキモデル。28Cサイズのタイヤにも対応しています。

  • フレームサイズ:440SL, 460SL, 500, 510, 530, 540, 550, 560, 575
  • フレーム:HighStrength Carbon T600 UD/アシンメトリック
  • カラー:アントワープブルー、ブラックマット
  • 価格:105 Mix 11S 完成車:税込297,000円

GRANFONDO

ANGLIRU DISK

ANGLIRU DISK
カラー:ブルースティール

ANGLIRU DISKは、快適に速く遠くまで行くためのグランフォンドモデル。フレーム素材には、快適性に優れたT600グレードのカーボンを採用。油圧ディスクブレーキが標準装備され、より楽に安全にライドできるバイクに仕上がっています。

  • フレームサイズ:430SL, 460SL, 490SL, 520SL, 535SL, 550SL
  • フレーム:HighStrength Carbon T600 UD/アシンメトリック
  • カラー:ブラックオンブラック、ブルースティール
  • 価格:TIAGRA 10S Disc 完成車:税込308,000円

Cyclocross

CROSSISTA+

CROSSISTA+
カラー:カーボンマット

ピナレロのシクロクロスバイク・上位モデルのCROSSISTA+は、剛性感抜群のピュアレーシングマシーン。フレーム素材にはTorayca® T1100G UD Nanoalloy™カーボンを採用。ピナレロのシクロクロスバイクは「Design for CYCLOCROSS」というコンセプトのもと、扱いやすさに重点が置かれています。

  • フレームサイズ:490, 505, 520, 540, 560, 580 
  • フレーム:Torayca® T1100G UD Nanoalloy™ Carbon / アシンメトリック
  • カラー:カーボンマット
  • 価格:フレームセット:税込704,000円

CROSSISTA

CROSSISTA
カラー:ホワイトカーボン

CROSSISTA+との違いは、カーボンのグレード。CROSSISTAはHighStrength Carbon T700 UDを採用することで、価格を抑えています。フレームセットとアルテグラ完成車の両方が用意されています。

  • フレームサイズ:490, 505, 520, 540, 560, 580 
  • フレーム:HighStrength Carbon T700 UD / アシンメトリック
  • カラー:カーボンマット、ホワイトカーボン、カーボンレッド
  • 価格:フレームセット:税込451,000円 / R8070アルテグラ完成車:税込583,000円

2021年モデルはこちらから

2021年はミドルグレードPARISが登場し、PRINCEがフルモデルチェンジした年。グラベルロードのGREVILがカンパニョーロのグラベルコンポ「EKAR」を搭載したニュースもありました。こちらからチェック。

監修:サイクルアシスト オオバ 大場忠徳


公式HP:PINARELLO

Photos © PINARELLO JAPAN, except exhibition’s.

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WRITTEN BYカオコバヤシ

東京在住大学生。大学の自転車サークルに所属し、ロングライドやヒルクライムを楽しむ。特に荒川CRが好き。現在の愛車はGIANT TCR。好きな選手はユンボヴィスマのプリモシュ・ログリッチ。

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