山々の絶景とエイド食がたまらない!「あづみのセンチュリーライド2023」に参加してみた

こんにちは、FRAME編集部のナベケンです。サイクリングシーズンの真っ只中ですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

私は5/21(日)に長野県で開催された「緑のアルプスあづみのセンチュリーライド2023」(以下、AACR2023)に参加してきました。信州のグルメと美しい風景を堪能することができる、サイクリストに人気の本イベント。その魅力をお伝えしていきます。

AACR2023のルート

今回私が参加した、120kmクラスのコースはこちら。「国営アルプスあづみの公園 堀金・穂高地区」を起点に、安曇野と白馬を往復するルートです。

前半では立山黒部アルペンルートへの玄関口である大町、仁科三湖と呼ばれる木崎湖、中綱湖、青木湖を通り、白馬を目指します。後半では仁科三湖や高瀬川を経由し、スタート地点であるアルプスあづみの公園に戻ってくるルートです。

前日受付のブースは必見!

前日の様子

AACRの魅力はイベント当日だけではありません。前日受付の会場にて行われるブース出展も楽しみの一つです。

AACRジャージ

物品展示のほかにも試乗会やグッズ配布、物品販売などがあり、見逃せません!

いよいよイベント当日!

アルプスを眺めながらスタートの準備

AACRでは、スタート地点のすぐ近くに臨時の駐車場が用意されます。クルマで現地入りした筆者もこちらに駐車し、スタートの準備を行います。

天気予報は直前まで不安定でしたが、幸いなことに当日は晴れ。まだ雪の残る山々を眺めながらスタートへと向かいます。

臨時駐車場
まだまだ雪が残るアルプス

スタート地点には15分ほど前に到着しましたが、すでに行列ができていました。この日の朝6時の気温は17℃と、少し肌寒い体感。ウィンドブレーカーや長袖ジャージを着た参加者も見受けられました。

スタート列
スタート地点にはすでに行列が

いよいよスタート!穂高エイド〜大町エイド

いよいよスタート

待つこと約15分、スタッフの指示でスタート! イベントDJの方も盛り上げてくれます。

大町エイドまで

スタート地点から大町エイドまでは19km、道中にはたくさんのシャッターチャンスがありました。

大町エイドまで

緑のAACRはちょうど田植えの時期に開催されるので、水田を絡めた写真も映えます。

大町エイドまで ライドの様子

遠くに見える街や山々に、思わず見とれてしまいます。

自然の状態に近い公園内を走る

最後、エイドまでの約2kmは「国営アルプスあづみの公園 大川・松川地区」を走ります。公園といっても自然の地形を生かしたつくりとなっており、アップダウンもあるような場所でした。木々の香りや鳥のさえずりの中で、ゆったりとサイクリングを楽しむことができました。

大町エイド
すでに到着した参加者がたくさん

そして走ること約1時間、最初のエイドである「大町エイド」に到着しました!

冷麦と水ようかん
冷麦と水ようかん

ここで提供された食事は、冷麦水ようかん。冷麦は全粒粉が使われており、香り高い! 水ようかんは甘さ控えめだったので、するすると食べることができました。

味噌おにぎりを食す!大町エイド〜鹿島槍エイド

道中の様子

食事をいただいたところで、足早にエイドを出発します。

道中の様子

白馬に向けて走っていくにつれ、アルプスの山々もだんだんと近くに見えます。

高瀬川

多少のアップダウンはありますが、そのぶんゆっくりと絶景を楽しむことができるので苦にはなりません。そんななか、細い道をしばらく進んでいると……

木崎湖

目の前に現れたのは木崎湖。釣りの名所ということもあり、朝早くにもかかわらずたくさんの釣り人がいました。キャンプ場もあるそうで、これからの季節にピッタリですね。

鹿島槍の坂

大町エイドから走ること約1時間半、最後にはちょっとした坂もありましたが……

鹿島槍エイド

2つめのエイドが設けられている鹿島槍スキー場に到着しました!

鹿島槍エイドでは、「伝説のねぎ味噌おにぎり」とお漬けものが提供されました。ここまで頑張ってきたところで、しょっぱいものが身にしみます。しかも、このエイドで提供される食べ物はおかわり自由とのことでした。私も合計3つのおにぎりを食べ、満腹の状態で出発しました。

いよいよ白馬へ突入!鹿島槍エイド〜白馬エイド

ここからはスキーの聖地としても有名な白馬へ向かいます。

青木湖

先ほどの坂を下り、しばらく進むと見えてくるのが青木湖。木崎湖と同じく、釣りやキャンプで有名だそう。他の参加者の方々もここで写真を撮っていました。

白馬
新緑と残雪のコントラストが美しい

青木湖を過ぎると、いよいよ白馬に突入です。

北アルプス
松川大橋から北アルプスを望む。右半分に見えるのが白馬三山

白馬から見る北アルプスは圧巻です。登山でも有名な白馬三山(白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳)もこの通り、間近に望むことができます。

白馬エイド
白馬エイド(ルポゼ白馬)

こんな絶景を横目に走っていると、本日3つめのエイドである白馬エイドに到着しました。

ピザとレモネード
焼きたてのピザとレモネード

ここで提供されたのは、焼きたてのピザレモネード。ピザはアツアツで、サラミとチーズの組み合わせがたまりません! レモネードは甘さ控えめで、これがまたおいしかったです。おかわりしたかったのですが、「お一人1つでお願いします」との表示が……!

ここはもっと食べたい気持ちをこらえて、先に進みます。

安曇野へ向けて南下、白馬エイド〜鹿島槍エイド(復路)

ここからはスタート地点である安曇野に向け、南下していきます。

川沿い

往路とは異なる道を通っていくので、飽きることはありません。

山の景色
鹿島槍エイド(復路)

往路でも通った青木湖やスキー場までの坂道を通り、鹿島槍エイド(復路)に到着です。

おやき

激坂の上で待ち受けていたのはおやきおぼろ豆腐。甘いものが食べたいと思っていたところで、ちょうど良かったです!

おぼろ豆腐

おぼろ豆腐はクリーミーで、わさびと醤油がこれまた合います!

いよいよ終盤、鹿島槍エイド〜安曇野エイド

鹿島槍スキー場を出発し、わさびの名産地である安曇野を目指します。区間距離は34kmと最長ですが、ここからは下り基調ということもあり、気持ちよく走行することができました。

稲尾駅
稲尾駅と水田

左手に見えるのは、長野県の松本と新潟県の糸魚川を結ぶ大糸線。ローカル線ならではの風景も魅力的です。

木崎湖
木崎湖

先ほども通った木崎湖。違う道を通ると、見え方もまた違っていいですね。

道中

ここで後ろからハイペースな集団が来ました。せっかくなので引っ張ってもらい、あっという間に高瀬川へ到着です。

高瀬川
高瀬川土手

高瀬川の土手ではレジャーを楽しむ方がたくさんいました。写真からも空の広さを感じることができるでしょう。

安曇野エイド
安曇野エイドに到着!

ここから約15kmで最後のエイド、安曇野エイドに到着です!

安曇野エイドのグルメ
凍ったりんごジュースがおいしい!

こちらで提供されたのは、信州名物の赤飯まんじゅう味噌パン、そして安曇野のりんごジュース

赤飯まんじゅうは赤飯の塩味とまんじゅうの甘さが絶妙に合います。味噌パンもしょっぱすぎず甘すぎずで、おいしくいただきました。

そして、りんごジュースは少し凍った状態で提供されました。この日の最高気温は30℃と少し暑さを感じる天気でしたが、体に当てて涼しさを感じることができました! もちろん食べてもシャリシャリ感がたまりません。

ついにゴール!安曇野エイド〜穂高エイド

安曇野エイドからゴールはわずか5km。しかしコース最後の登りがあるので、油断はできません。

最後の登り
最後の力を振り絞って登ります

斜度は3%程度ですが、100km以上を走ってきたこともあり意外とこたえます……

ゴール
ゴール!

そしてスタートより約8時間、14時過ぎに国営アルプスあづみの公園 堀金・穂高地区へ到着!

ゴールでは、記念としてりんごの天使(アップルパイ)をいただきました。

ゴール
ゴールでの1枚

スタッフの方にパネルのところで写真を撮っていただき、帰路につきました。

AACRはイベント初心者にもおすすめ!

安曇野や白馬の絶景を楽しみながら、信州のグルメに舌鼓を打つことができるAACR。実際に参加してみて、初心者の方にもおすすめできるイベントだと感じました。

その理由の1つめは、コースが楽すぎずきつすぎないことです。獲得標高は1,000mで、アップダウンもそこそこありましたが、しっかりと休憩をとれば走破できるように設計されているように思いました。

2つめは、サポートが手厚いこと。エイドや道中にいらっしゃるスタッフの方々には、温かみのある対応をしてくださいました。さらには、今回のイベントでは2台のマヴィックカーがメカサポートとして走っていました。実際に私の知人もパンク修理を受けましたが、非常に丁寧な対応をしてくださったそう。イベント中にメカトラブルが発生しても、これなら安心です。

MAVICカー
こちらがマヴィックカー。すぐに駆けつけてくれるので、心強い存在です

例年4月と5月に開催されるAACR。グルメと絶景が好きな方はぜひ、参加してみてはいかがでしょうか?

Y’s Road オンライン アウトレットコーナー

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WRITTEN BYナベケン

ゆるポタやロングライドが好きな大学生。愛車はキャノンデールグリーンのCAAD12。荒川サイクリングロードの上流やちょっとした峠のような、探検したくなる道が好き。

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